下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン13回戦(MLD)】次期エースの連続完投&獅子大砲連射により鷹を窮地に叩き落とし、狭山丘陵に轟く獅子の雄叫び『れおほ~』/勝って兜の緒を締めて明日に向かってGo!

今日から4週連続週6連戦シリーズに突入します。
暑さもありますから、
しかも、投手陣に問題を抱えているだけに
当然、厳しい戦いを強いられること必須です。
優勝するには
この地獄のような激戦を
どのように乗り切るのか?

その8月激戦の反動を9月以降に
如何に残さないようにするのか?

が課題となります。


【日程】


上記の29試合については、
まずハム、鷹ともに6戦ずつあります。
そのハム戦、鷹戦を各々3勝3敗で凌げば、
追う立場のハム、鷹にとっては痛手です。
残りの鴎、牛、鷲戦については、
まず鴎戦3試合2勝1敗で勝ち越し、
牛戦9試合6勝3敗又は5勝4敗
鷲戦5試合3勝2敗又は2勝3敗で凌ぎたく、
(8/10~12を1勝2敗、8/28~29を連勝又は1勝1敗)

それで行けば、
29試合を15勝14敗~17勝12敗という勘定になり、
8月終了時に117試合を消化し、
67勝49敗1分~69勝47敗1分
勝率0.577以上を確保となります。


一方、ハム、鷹は8月一杯まで25試合あります。
獅子が8月29試合を15勝14敗、
67勝49敗1分(勝率0.577)で8月を終えた場合、
もしハムが8月終了時点で首位を獲るには、
その25試合を最低限16勝9敗が必須です。
そのときハムは66勝48敗1分(勝率0.578)
であり、ゲーム差無しです。
正直、ハムの16勝9敗は現実味のある数字です。
ただし、頑張られて19勝6敗(勝率0.76)が
やっと?と思います。このときは3ゲーム差です。
でも、9月以降で直接対決が8試合ありますので、
3ゲーム差は取り返すことができる範疇です。


すなわち
8月の29試合を1つでも勝ち越せば
9月の残る26試合で
優勝争いのデットヒートを十分できます。


また鷹については、
もし鷹が8月終了時点で首位を獲るには、
その25試合を最低限22勝3敗が必須ですが、
鷹の方は極めて厳しい条件となります。


とにかく、
うちは8月一杯までの29試合
1つでも勝ち越すことを見据え、
最低限15勝14敗以上を目指し、
8月激戦の反動を9月に残らぬよう
無理に全てを獲りに行かないことも大事です。
捨て試合もつくる気構えも大事)


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さて、本題の今日のソフバン戦についてです。
まず今日のスタメンです。

柳田が不在なのは
大きなアドバンテージです。


なお、多和田については、
イニング別被打率を見ると、
前回のヤフオクでの大炎上が響いてますが、
やはり立ち上がりは課題です。


で、今日の結果です。


まず獅子威し打線vsSB千賀について。

とにかく
千賀の厄介なところは、
やはりお化けフォークです。
ストレートと同じような軌道
ストライクゾーンから
低めボールゾーンへ落ちる
のが
とにかく厄介であり、
わかっていても手を出してしまう。
手を出してしまうと、
空振りしてしまうか、
バットに当てるだけで精一杯になるか、
とにかくアウトの山を築いてしまいます。
如何に我慢してそのフォークに
手を出さないようにするのか?

がカギとなります。


ただし、フォークが落ちきれず
ストライクゾーンに残っていたり、
そのまま高めに抜けたりすれば、
長打を含めて打てるチャンスがあり、
明瞭なボール球であれば、
余裕で見送ることができます。


で、今日の千賀の配球を見ると、
ストライクゾーンから
低めボールゾーンへ落ちる
厄介なフォークについては、
右打者の場合、外角低めへ
左打者の場合、内角低めへ

偏っています。


前回の7/16ヤフオクでのゲームも見直すと、
1回表の秋山には中央で落としますが、
上記のような傾向が全般で見受けられます。
7/24のロッテ戦を見てみると、
4回表の角中は外角&中央、
福浦の中央で落とす以外は
上記のような傾向が全般で見受けられます。
ただし、5/8の大宮での試合も見直すと、
中央で落とすことが多く、
上記のような傾向と異なりますが。。。


で、今日の獅子威し打線については、
まず初回直球狙いであり、
追い込まれたらフォークが来るので、
それを防ぐための早打ち作戦

を繰り広げていましたが、
打ち込めず僅か7球で終わってしまい、
先行きが不安な初回攻撃になりました。


しかし、2回裏では
山川や森はフォークで空三振しますが、
山川は初球の外角低めフォークは我慢しました。
また、千賀の制球も怪しくなっていました。
先頭の山川の打席では、普段なら
3球目に内低め一杯にストレートを決めて
追い込むわけですが、それが外れます。
外崎や栗山にはボール先行します。


3回裏では先頭のメヒア
いつもならフォークをぶんぶん丸ですが、
4球目の外角低めフォークを我慢します。
これでB2S2なのですが、
もう1球見送られてもフルカウントですから、
千賀ももう1球フォークを投げてくる?
と思いましたが、
フルカウントになるのを避けたかったのか、
ストレートで勝負してきました。
しかもそれがど真ん中に入る失投となり、
先制本塁打を放つことに成功します。


この回では浅村に対しても、
2球で追い込みながら、
3球目に外角低めフォークを投げますが、
浅村が我慢して手を出さずボール判定に。
結局、メヒアと同様に
我慢されてフルカウントになることを
嫌がったのか?
ストレートで勝負してきて、
それが中へ入ってしまい、右安打を放ちます。


とにかく、メヒアも浅村も
フォークを1球我慢して手を出さなかったことで
千賀&甲斐バッテリーに迷いを生じさせて
ストレート勝負で来てくれて助かりました。


4回裏には
千賀のフォークの制球が怪しくなります。
結局、おかわり君が初球ストレートをとらえ、
逆方向に追加点となるソロ弾を放ちました。
この追加点は貴重な得点となって助かります。

5回裏になると、
千賀の制球が完全に乱れます。
終いには満塁から与四球で押し出しで
もう1点奪います。
ただし、このイニングは
2アウトからのチャンスでしたが、
1点止まりになったのは勿体なかったです。


しかし、100球を超えた6回裏には、
千賀はもうボロボロになっていました。
もうフォークも通じなくなったので、
カーブで誤魔化しますが、
秋山以降は高め傾向になって
3本塁打4安打の連打で
一挙に4点を稼ぎます。
試合はここで決着しました。


秋山

浅村

山川(2者連続HR)


結局、獅子威し打線は、千賀を
6回126球、11安打、4四球、
5本塁打で7失点と轟沈します。


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一方、多和田については、

多和田自身、カーブは制球定まらず
使い物になりませんでしたが、
オリ戦同様に
ストレートスライダーフォーク
十二分に効果を発揮しておりました。


ただし、立ち上がりは完調とは言い難かったです。
初回表三者凡退に凌ぎますが、
カーブが定まらず、ストレートも中へ入る感じ
制球が微妙であり、今宮にも打球を飛ばされます。


また2回表には
デスパ、中村に
甘く入ったところで
いきなり連打を浴びて
無死一二塁のピンチに陥って
松田を迎えることになります。
しかし、松田にも
ど真ん中のストレートを投げてしまいますが、
松田自身が振り急いで
三ゴロに打ち損じてくれます。
そして、おかわり君が三塁を刺して
併殺打に持ち込みます。
この併殺打は多和田を大きく助けました。
でも、次の牧原には
再び甘い外角を流されてピンチを築きます。
結果としては、無失点に抑えましたが、
多和田もせっかく松田の拙攻で
流れが変わる局面だったのに
再び出塁を許すことは反省材料になりました。
下手をすれば、
相手にミスを帳消しにされて
そのまま流れを獲り返されますから。


しかし、3回以降
人が変わったかの如く
十二分の好投を見せるようになります。
リズムも取り戻しておりました。
もちろん、栗山のジャンピングキャッチや
浅村の反転スローなど、
野手陣も好守で支えたことも大きかったです。
また荒れ球も武器になって、
相手の鷹打線が絞り込めていませんでした。


もちろん、
調子の悪いカーブを諦めて
(使っても見せ球程度)
3回から使い始め、
4回以降に駆使するようになった
フォークの効果が発現したこと
大きな要因です。
今年の多和田の覚醒には、
フォークを上手く使えること
大きな要因になっています。


ただし、終盤80球を超えるようになってから、
球筋が甘くなり始めて、
牧原に痛打されて、福田にもファウルですが、
3球目では鋭い当たりをされるようになり、
最終回9回は、
ヘロヘロ状態で一挙4点を返上されました。


確かに「完封を意識してしまい」と
本人も言っておりましたが、
90球を超えてからは
多和田自身、限界に達していました。

もちろん90球では、
いつもの多和田なら問題無いですが、
前回のオリ戦で127球完投の影響
相手が鷹ということで
緊張度のある中を投げていました
から、
スタミナ消費が
いつもより速かったでしょう。
その分、
今日の90球はいつもの110球くらいに
相当していたと思います。
9回表は球威も制球力も
怪しくなっておりました。


しかし、多和田も
2試合連続完投で
前回の雪辱を晴らしました
ので、
まだ発展途上ですが、
次期エースへの期待は
膨らみつつあります。


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とにかく、今日は激戦シリーズの
鷹相手に獲れたのは大きかったです。
しかも、完投してくれたのが
また大きかった
ですね。


ただし、9回表鷹の猛攻
さすがに侮れないことを示しました。
ちょっとでも隙を見せると、
一気に電撃で猛攻を繰り広げてきますから、
最後まで集中力が必須ですね。
とにかく、
勝って兜の緒を締めて
明日に向かってGo!
です。


さて、明後日は石川であり、
ハム戦では上沢&マルティネスと当たりますから、
明日は、技巧派の初物で不安を残しますが、
大竹を立ち上がりから
しっかり攻め落としたい
ですね。


もちろん、
こちらの先発・高木勇については、
あまり意気込みしすぎないよう
明日を楽しみにしつつ、自分の球を
思い切り投げ込んでもらいたい
ですね。


カード2戦目までに鷹への勝ち越しを決めて、
その後、ハム戦1勝2敗
今週を最低限3勝3敗で
終えられればまずは御の字
ですね。