下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【ソフバン14回戦(MLD)】鷹猛攻による昨夜の倍返し&(点差が離れたとはいえ)初物・育成上がり左腕技巧派ルーキーにきりきり舞いの『まけほ~』。最後はお散歩自滅型満塁をサービス提供してもらってのグランドスラムはあったが、今日は完全敗北。ルーキーにプロの洗礼を浴びせるつもりが、返り討ちにあって逆に高木勇らが洗礼を浴びる。

昨日は千賀を沈めており、
今日もルーキーを打ち崩して、
プロの洗礼を浴びさせたい
わけですが、、、
返り討ちにあって
逆に高木勇や本田が鷹の洗礼を受けました。。。


まず今日のスタメンです。

今日先発の高木勇については、
「やっと出番が回ってきたという感じです。
 ただ、このチャンスをものにできなければ
 今季の出番はもうないと思う」
自分という投手のイメージを
 (周りの人たちに)残せないといけない。

 ただファームの選手が上に上がって、
 打たれて抹消とかではなく
 『高木勇が投げたんだ』というインパクトを
 残せるよう頑張りたい
」と、
かなりの意気込みで挑んだようですが。。。


一方、大竹については、
先日、ブログで整理しましたとおり、
技巧派左腕です。


さて、結果については、、、

ルーキーの立ち上がりを攻めて
山川2ランで先制しますが、
獅子威し打線はその直後から休眠すやすや。
ルーキーには全くぐうの音も出ず。
先制して良い流れをつかみかけそうだった直後、
高木勇が長谷川の同点弾を浴び、
中盤からは高木勇&本田が大炎上。


最後は3者連続四球による
自滅型満塁をサービス提供してもらい、
グランドスラムのおまけをつけたけど、
今日は完全敗北。


まず高木勇ら投手陣について。。。


まず先発の高木勇について、
初回表相手の早打ちもあってですが、
僅か6球で三者凡退に抑え、
上々の立ち上がりを示しました。


で、先制してもらった直後の2回表。
一死から中村
ボテボテのゴロ打に打ち獲りますが、
打球コースが浅すぎて
源田も捕球するのに手間取って
送球間に合わず、
内野安打の出塁を許します。
正直、ここはやむを得ないのですが、
次の長谷川には、同点となる2ラン被弾
よくありませんでした。

長谷川には、初球も危なかったですが、
ど真ん中チェンジアップでカウントを稼ぎます。
しかし、2球目が投げ急いでしまい、
外からシュート回転して
中へ甘く入ったところを
痛打されました。失投でした。
投げ急いでしまう傾向は、
高木勇にとっての前々からの課題です。
その後は、
松田の暴走秋山の好送球
逆転までは許しませんでしたが、
そもそも、
松田には抜けたチェンジアップを打ち込まれ、
長谷川の被弾による動揺が隠せませんでした。
また甲斐には、
詰まらせながらのポテンヒットを打たれ、
一見、打球方向がアンラッキーに見えますが、
打たれたインハイは
甲斐の得意コースなんですよね。
まだ低めを突ければ良かったですが、
勝負球は初球に空振りを奪った
外角低めのカットボールでしたね。


3回表上位打線には、
丁寧に低めを突いて
三者凡退に抑えましたが、
4回表は、
再び中村から崩れます。
中村は空振りが少なく、
苦手ではないけど、
打率が比較的低い外角はカットしてきて
嫌らしい打者ですが、
次の長谷川に
低めに外れるボール球初球で
きっちりとらえられて打ち込まれたことが
痛すぎました。狙い打たれましたね。

決して甘い球ではなく(ボール球ですし)、
長谷川の打撃が上だったわけですが、
初球のコースを読み切られていたのか?
高木の球筋が見極めやすかったのか?
(見極めやすかった気がしますが)


そして、一死二三塁で
次の松田を歩かして満塁に陥ります。
まあ一塁を埋めて満塁策からの併殺狙い
ということもあったでしょうが、
バッテリーは
簡単に歩かせるわけにいかず、
臭いところを突きながら勝負し、
結果、与四球になったらやむを得ず
というところだったと思います。
ただ、この松田の打席では
配球の面で1つ気になる点があります。
岡田だけではなく、森も銀も
いつも松田に対しては、
外角から攻めて行きます。
でも、
かなり遠めに投げないと打ってきますし、
遠めすぎたら明瞭なボール球になり厄介です。
この4回表の打席も、
外角から攻めてから内角を突きますが、
粘られてしまい、
結局、投げるところがなくなりました。


ただ、先日、楽天の嶋が松田に対し、
インハイの釣り球
最初の3球連続して投げさせて、
しっかり内への意識づけをしてから、
外角を際どく攻めて
松田に手を出させませんでした。
松田自身、外角球に手が出ず、
見三振になってしまった!と悔しがります。
でも、結果は、
際どく外れてボール判定になりますが。。。


松田は基本的に獅子に強いですから、
攻め方の選択肢を増やしたいです。
まあ3球も連続させるかは別として、
最初からインハイのシュートを活かして
最後に外へカットボールで勝負する
というようなリードが欲しかったです。


その後、甲斐にど真ん中、牧原に高めと、
甘い球を簡単に痛打されて大炎上します。


結局、今日の高木は、
3回のように丁寧に低めへ投げて抑えた
と思うところもあれば、
2回や4回のように
高め傾向だったり、投げ急いだり、
中に甘く入ったり、
特に走者を出してからそのまま崩れるなど
要所でピンチで踏ん張りが
きいておりませんでした。
意気込みすぎてしまったり、
熱くなりすぎたりするんですかね。
気持ちで投げるタイプなだけに、
バタつくと空回りしてしまうみたいな。
崩れるときは一気に崩れますからね。
(前回のオリ戦でも同様)


また上林は抑えましたが、
やられた中村、長谷川、牧原らは左打者です。
高木勇は左打者に
課題がありますからね。
今年は
右打者0.222(27打数6安打)
左打者0.324(34打数11安打)です。
昨年は、右0.158左0.282です。


獅子軍団では、多和田やウルフ、ファビオと
左打者への課題を抱える者が多いですが、
そこは考えていかないとなりません。


高木勇に話を戻せば、
右打者には内角へのシュートが
えぐるように入るので効果を発揮しますが、
左打者にはそのシュートが
外から中へ入りやすく甘くなって打たれる
というところでしょうか。
まさに長谷川に打ち込まれた同点弾がいい例です。
シュートをフロントドアもどきのように
投げ込める精度を持つようになれば
もう少し改善されてくると思いますが、
とにかく、制球力がカギですね。


今の状況では、
正直、敗戦処理班(ロング)か、
相手をロッテ戦などのように
選んで先発させるか、
使用用途が限定せざるを得ないでしょう。


本人は、
「このチャンスをものにできなければ
 今季の出番はもうないと思う」
と言っていましたが、
今の投手陣の台所事情を踏まえると、
今季はもうお休みと、2軍生活Onlyと
悠長なことは言っているわけにはいきません。
敗戦処理班(ロング)か、
相手を選んで先発させるか、

を考えて使っていくことを見据え、
結果が良くなってくれば、
他でももっと使うかを
考えていくべきでしょうね。


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2番手の本田については、
変化球は決まらず制球に苦しみ、
コースも甘く、球威が無いから、
いとも簡単に長打を被弾しまくりました。
今の状態では、
松本や伊藤の方が上かもしれませんね。
良くて敗戦処理班(ロング)を
脱することはできませんね。


それでも、今日は打たれよう
少しでも長く投げて主力温存に貢献する
という敗戦処理班としての働き
はしておりました。


3番手のについては、
鷹が明日に疲れを残したくないから、
早く帰りたいのでは?
と思わせるほど
相手の早打ちが目立ち、
それが助けてくれました。


それでも、高め傾向もありましたが、
自滅はなく堂々と投げる好投し、
被安打1程度で無失点に凌いだあたりは
評価できます。
引き続き、今の役目を果たされ、
結果次第で役目を変えていきたいですね。
とにかく、
今の投手陣は一人でも
頭角現せば助かるから、
台頭して欲しいです。


4番手の武隈は、無失点に抑えますが、
内容はまだまだ復調途上であり、
復活するにはまだ時間を要しやすいです。
武器の一つにしている
チェンジアップが決まらないのも厳しい
です。


ただ、今日は完全敗北の展開でしたから、
誠を最終回まで投げさせたかったです。
武隈をこういう点差のあるビハインドの展開で
ゲームで登板させるのは、勿体ない
です。
まあお試し登板の意図もあったでしょうが。


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一方、大竹vs獅子威し打線の結果は、


確かに大量リードを許してしまって
野手の方もテンションが下がったので
やられてしまった、という面はあるでしょうが、
それにしても打てなさすぎでした。


まさに、獅子が苦手とする
キーワード満載のような投手です。
◇初物
◇技巧派
◇左腕
◇制球力優れる


今日の鷹・大竹は、
高めに抜けるフォークが目立っており、
これをとらえることができれば、
長打も含めて打ち込めること
が期待できます。
でも、カーブ等の変化球が良く、
緩急も効いているので翻弄されました。
そのため、高めフォークでも打ち損じたり
でした。


優れた変化球を活かしつつ、
ストレートの威力を増すタイプです。


とにかく、
制球力に優れ、カーブ等のキレも良く、
緩急を使って相手のタイミングを狂わしたり、
制球力のある技巧派ですから、
獅子の天敵となる要素は
十二分に有しております。

今後も獅子戦へぶつけてくるでしょう。
8月は次が週後半になるので、
9月以降やCSででしょうが、
次は打ち崩さないと
本当の天敵になってしまいます。


ただし、今日も90球を超えてから
逆球も目立って怪しくなっています。
2軍戦でも終盤に打ち込まれでいます。
とにかく、球数を嵩ませて
投球が怪しくなる球数
(80~90球超)を
早期に迎えたいところ
です。


せっかく初回は22球を稼いだのに、
気づくと3回には41球に修正され、
しかも高木勇と同じ球数になっている状況でした。
(2回が11球、3回が8球)
これでは早々に80~90球超と
球数が嵩みません。


なお、
最近、先頭の秋山が今一つですが、
その分、早打ちが目立っており、
さらに悪くしている気がします。

源田も、秋山にシンクロして
最近、早打ちで傾向で、
粘りまくるファウル劇場も
あまり見受けられません。


ところで
最後の森のグランドスラムは、
やはり森は魅せてくれる打撃の天才児ですね。


ただ、お散歩+お散歩+お散歩
中塚式(ワグナー式)自滅型満塁
献上してもらってますからね。
サービスショットとなる余興の花火でしたね。
まあ、こちらは
満塁ランニングホームランもどきを提供しましたが。。。


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明日は、天敵・石川が対峙します。
今日の敗戦で
負け越しがかかってくるリスクが高まりました。


とにかく、
今週を3勝3敗で見据えるとすると、
もし明日、負ければ、
ハム戦で上沢、マルティネスのどちらかから1つ
双方が登板しない試合を着実に1つ
奪わなければなりません。


まあそのような星勘定もありますが、
石川に何度も繰り返し
やられていますからね。
やり返さないとね。。。


今井の方は一発被弾の警戒でしょうね。