下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【日ハム13回戦(MLD)】首位攻防の灼熱メラド決戦!ゴロアウトの魔術師同士の対決であったが、ウルフが打ち込まれ、獅子威し打線はマルティネス以下を前に残塁祭りの『まけほ~』/試合後スペシャルライブは3連敗で負けの鬱憤を晴らす『残念会ライブ』に。まあ明日はカード勝ち越しを!

今日は首位攻防の第二戦日ハム13回戦。


昨日は相手の失策により制すことがデキ、
とりあえず
今日か、明日かのどちらか1つを奪えば
カード勝ち越しを狙えます。


さて、今日のスタメンについては、

相手の先発マルティネスは、
獅子を相手に2試合登板して
6回2失点7回無失点と抑えられています。


マルティネスの球種というと、

(データで楽しむプロ野球さんのHPより)


とにかく、
多種多様の球種を駆使して翻弄してきます。
しかも、フライアウト率5.5に対し、
ゴロアウト率が12.7であるように、
打ち気になって打ちに行くと
ゴロアウトの餌食になります。


マルティネスの投球について、
回転数や縦横変化量は、次の通りです。
(米国時代のものですが、)
※Baseball Geeksより

【マルティネス縦横変化量】

2シーム、カットボールの両球種は、
ホップ成分が大きく、
途中までストレート(4シーム)に近く、
打者の手元に来て小さく分かれるような軌道で、
ゴロを打たせる感じになります。

またカーブは横に全く変化せず、
真縦に変化するボールです。
ストレート(4シーム)については
シュート成分が大きいです。


ただし、
獅子はマルティネスにやられていますが、
オリックスや楽天は打ち込んでいるんですよね。
オリ戦には4試合登板して
20回18失点で防御率8.10
楽天戦には2試合登板して
10回1/3 11失点で防御率9.58


また最近のマルティネスの成績は、
勝ち星(好投)から遠ざかっております。


すなわち、
オリックスのアルバースは
他のチームにも強い存在ですが、
マルティネスの場合、
獅子やカモメに滅法強い存在であり、
他球団が打ち崩しているのだから、
本来ならば、
決して打ち崩せぬ相手ではない
ということです。


一方、ウルフについては、
かなりの間隔を開けての登板になります。
久々の登板がどう影響するか?
吉と出るか?凶と出るか?が気になります。


ウルフも、マルティネスも
ゴロアウトを狙うタイプです。
ゴロアウトの魔術師同士の対決
勝利の女神はどちらに微笑むのか?


で、今日の結果については、、、


とにかく、今日は
獅子威し打線がチャンスを築くものの
残塁祭りで『あと1本が・・・』野球に。
その間、ウルフと田村が打ち込まれ、
最後はおかわり君の3ラン弾
球場一体で追い上げムードが高まるが、
反撃の時既に遅く、追撃途絶えて
『まけほ~』となりました。


まず獅子威し打線については、


今日のマルティネスには、
1~2回4者連続奪三振をやられたり、
ストレートやカットボール、
チェンジアップ、カーブに翻弄させられます。


ただし、今日の球数については、
20球/回、19球/回、20球/回、
14球/回、20球/回と5回まで投げ、
結構、嵩んだ状態にありました。
球数が増えた理由の一つとしては、
無駄なボール球が多く目立ったこと
が挙げられます。
早めに追い込みながらも、
球がボールへ外れ続けて
B3のカウント、フルカウントと
カウントを悪くする傾向が目立ちました。
そのように制球に苦しむ中、
甘い球が散見しており、
今日のマルティネスは
決して好調とは言い難く、
球数も増やしてスタミナを消耗しており、

3回以降になれば、
いつ打ち崩してもおかしくない状況でした。
実際に3回裏や5回裏には
チャンスも築きました。


でも、それでいて
与四死球がわずか2つであり、
被安打も3つしかありません。
チャンスも活かせず残塁祭りに終わり
結局、5回無失点に凌がれてしまいます。


獅子威し打線は、
マルティネスの多種多様な球種を絞れず、
荒れ球が武器になって、コースも絞れず、

チャンス時も含めて
マルティネスに要所要所を抑えられました。


橋上コーチ曰く、
「高めを狙い、低めを我慢」
と指示したそう
あながち間違ってはいませんが、
低めで餌食になっている打撃陣も見られ、
チーム内で対策対応の統一が図られいませんでしたね。
基本的に選手任せですから、
攻め方が個々でバラバラになるのも当然です。


またハム投手陣の2番手以降に対して
攻撃がとまどったことも問題でした。
加藤、玉井、公文、浦野と
ストレートが走っていましたが、
ボールカウントを
簡単に増やしてくれていました。

チャンスも毎回築きますが、
こちらも残塁祭り
歯がゆい攻撃が続きました。


結局、おかわり君の3ラン弾のみ


それでも、このおかわり君の一発により
球場全体は追撃ムード一色に変わりました。
しかし、点差が開いていたこともありますが、
『あと1本が・・・』野球になって
残塁祭りだったので追撃届かずに終わりました。


正直、その前に
チャンスが多々ありながらも、
あれだけ残塁祭りでしたから、
この3ラン弾は
遅すぎた反撃になりましたね。
(もちろん無いよりはマシですが。。。)


ところで、今日、源田の打席が
チャンスの場面で度々訪れましたが、
俊足を活かして2つ内野安打となりましたが、
今日の打球は、ほとんどが遊ゴロコースでしたね。
源田も打撃面では状態が今一つでしたね。


いずれにしても
ハムとの直接対決はあと11試合もあり、
CS短期決戦でも対戦する可能性が高いです。
特にCS短期決戦では
1勝の重みが大きすぎるので、
天敵をぶつけられるのは影響が大きいです。
それ故、天敵は1人でも
少なくしておく必要があります。

そのためには、
マルティネスに何度もやられるわけに行かず、
次回はしっかり打ち崩しておきたいです。


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一方、ウルフら投手陣については、


まずウルフについては、
球が低めに集まりにくく、
高め傾向、甘め傾向となって
確実にとらえられて

痛打されていましたね。
制球も苦しんでおり、支援もなく、
厳しい状況に追い込まれていました。


特に3回表
中島は打ち獲って2人で二死に持ち込みましたが、
その中島に粘られてから調子が一気に崩れました。
中島も、調子が良くなかったこともあり、
自慢のファウル劇場が減っておりましたが、
今日はこのウルフや後のワグナーに対して
自慢のファウル劇場を上演しまくっており、
状態が上向きになってきたんでしょう。
これは厄介です。


最後の6回表
下位打線ということもありましたが、
ウルフらしい投球をすることができました。
まあ時既に遅しでしたが。。。


ただ、ウルフ自身は、試合前に
球速も出ていて調子良いと言っていたそうですが、
銀の話では、
ウルフの場合、球が動いていることが肝要ですが、
141~143km/hの2シームが
球は一番動いている
ようです。
逆に145km/h以上と球速が上がると
球の動きが減じられる
という懸念があるようです。


いずれにしても、今年のウルフは
ムラが大きくなかなか安定しません。

現在、先発陣は
ウルフを入れて

6人カツカツの状態です。
※雄星、多和田、十亀、ウルフ、今井、榎田


中継ぎ陣も大事ですが、
先発陣の駒数を増すこと
肝心な課題になってきており、

この週6連戦が続く8月は
その課題
がさらに重要となります。


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2番手の武隈については、
調整登板を含みビハインドでマウンドに上がります。
今日はストレート中心で攻めつつ、
最後に変化球で料理する
という形で
三者凡退に抑えました。
ただし、気力的な課題を残していますから、
もうしばらく経過観察要と思います。


逆に3番手の田村最後のワグナー
まだ不安は残りますね。


まず田村については、
ソフバン戦と違って、
もともとからの
持病『一発病』を発症します。
レアードへの2球目に
カットボールが高めに甘く入り、
レアードが振り急いだからファウルに切れましたが、
かなり大きなファウルを打ち込まれました。
そこから崩れましたね。
カットボール、チェンジアップ等の変化球、
ストレートと制球が今一つであり
アルシアにはカットボールが
失投となりましたね。

とにかく、
経験を積みつつ結果を残すしかありません。


ところで、レアードに
外角高めのカットボールで
大ファウルを打たれた次の3球目、
銀は、もう一度、
外角高めの釣り球を要求しました。
結果として、
田村も銀の構えた所に投げましたが、
レアードに弾き返され中安打を打たれました。
正直、外角高めの釣り球は疑問でした。
2球目が惜しい当たりだったので
もう一度、手を出してくるだろうから、
そこで速い直球で空振りを狙った
と思いますが、
銀も田村の実力(状態)を見誤っていましたかね。
ここはカウントがB0S2と有利になっており、
レアードも高めを意識しておりますから、
低めを要求して欲しかったですね。
できれば、カウントに余裕もあったから、
手を出さない場合のボール判定も覚悟して
チェンジアップか、カーブかで
落としたかったです、
どうしても釣り球を使うなら
せめてインハイのボール球で
レアードをのけぞらせたかったです。


ワグナーに関しては、
おかわり君の3ランにより
逆転への期待も高まりますが、
ビハインドの展開であり、
終盤の終盤ですから、
逆転できず負けるリスクも高い状態でしたから、
ここは敗戦処理の意図も含めて
ワグナーの適用はやむを得ません。


今日のワグナーについては、
四球狙いの中島がカットし続けますが、
粘り勝って二ゴロで打ち獲りました。
西川も一ゴロで処理して
二死まで漕ぎ着けます。
でも、次の松本を出せば、
その次で近藤に回って中軸に入りますので、
松本も処理して三者凡退が欲しい展開でした。


ところが、松本には
ストライクが全く入らず
簡単に歩かしてしまい、
いつもの急性ノーコン病を発症します。
ここが最大の欠点で有り、
信頼性を損なっており
ワグナーの使い処を
悩ましております。


結局、近藤も歩かしてしまって
ピンチを拡大したところ
中田を迎えるわけですが、
この時点で
ワグナーは限界に来ており、
フォークも高めに抜けるので、
そこを痛打されたら
3ラン被弾を
覚悟しなければならぬ危機でした。


結果として、
山川の好反応により一直で処理しましたが、
打球は完全にヒット性のライナーであり、
少し打球方向がずれていたら
タイムリーになっていました。
とにかく
ラッキーアウトで凌ぐことができましたが、
やはり勝ちを諦めていないゲームでは
使いにくいことを否めません。


新外国人投手のカーボーイ
『Kマート』(マーティン)
早く試したいですね。


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試合終了後は、
渡辺美里のスペシャルライブでした。


夜10時を過ぎていたから、
音をあまり出せずアカペラで歌われていましたが。


今年は40周年記念のため、
松崎しげる氏の2回も含めて
試合後のスペシャルライブが
3回行われていますが、
その3回とも負けてしまっており、
残念会ライブになってしまいましたね。
そのうち2つは東京ドームもあわせて
ハムに2つ負けています。。。


まあこればっかりはしょうがありませんね。
現地の方がこのライブで
少しは負けのストレスを発散してもらえれば、
というところでしょうか。


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さて、明日のカード第三戦
先発が榎田vs高梨です。


カード勝ち越しは重要ですから、
是非とも、明日は勝って
勝ち越しを決めたいですね。


高梨というと、
あの8点差を覆したゲームを思い出しますが、
このときは7回2失点
高梨自身には抑えられています。
その次は試合に負けたものの、
6回2/3で4失点とまずまずでしたが、
中盤の3~6回をゼロで抑えられています。


高梨の被打率は
右打者が0.281に対して
左打者が0.233ですから、
明日のDHは栗山ではなく、
メヒアでしょうか。。。


前回の交流戦前での対戦では、
高梨は、立ち上がりが不安でしたが、
途中から
高梨の球が走り、
カーブやフォークのキレも増して
復調の兆しが見えてきました。

しかし、球数が嵩んだ最後の方は、
カーブ、フォークも少なくなってきて
ストレート中心で淡泊になって
粘りやすくなっていました。

早々にその状態に持ち込みたいですね。