【オリックス20回戦(MLD)】双方の投手陣が総力を尽くして踏ん張るロースコアの大接戦、裏を返せば双方決め手に欠ける残塁祭りで『どろほ~』負けなくて良かったですが、最近多い延長戦などの消耗により明日以降のハムとの首位攻防決戦に反動が出なければいいですけどね。。。
獅子風流ユニ着用期間は延長されてますが、
ライオンズ フェスティバルズ 2018は
今日が最終日でしたね。
で、今日はメラドで開催する
オリックス戦の最終戦
もうそんな季節に突入なんですね。
もちろん、優勝に向けて心躍る季節ですが、
少し寂しいところも。。。
武隈さんがセンターになるも
まだ不振中であり、
増田も金子も今は第二に。。。
さて、今日のスタメンについては、
先発の今井については、
前回、吉田正にグランドスラムを被弾し
沈められていますから、
今日はその借りを返上したいところでした。
ディクソンについては、
以前、天敵として苦手な存在でしたが、
ディクソン自身の不調も伴って
ここのところ打ち込んでおり、
脱・天敵という雰囲気はありました。
しかし、最近のディクソンは復調しつつあり
前回の先週は
ナックルカーブ等に翻弄させられる面を露呈し、
得点は奪っておりますが、
QS達成を許しております。
今年は新天敵・アルバースも加わり、
昨日の山岡にも(一発で得点をするものの)
復調ムードで嫌な抑えられ方をしたので、
『ディクソン天敵復活』だけは
避けねばなりません。
ところが、今日の結果については、、、
最終回、サヨナラ決めれず
とぼとぼ帰る森。
【結果概要】
【辻監督談話】
「追いついたら、そこから勝ちたいのは
人間の心理だね。ミスもあったけど、
投手が頑張って抑えてくれた。
中継ぎ陣が点を与えなかったから、
引き分けに持ち込むことができた」
今日はハムも、鷹も敗れており、
一応、各々に0.5ゲーム差を広げました。
色々、述べたいところはありますが、
結果としては「負けなくて良かった」
というところだと思います。
ただし、今日は投手陣が総力を尽くしましたから、
また一昨日や先週日曜日に延長戦を戦ってますので、
明日以降のハム戦首位攻防の直接対決に
疲れの反動が出ないか?が、
気になるところです。
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まず獅子投手陣について、
振り返りましょう。
まず先発の今井について。
結果としては、前回の雪辱を晴らし、
7回1失点の結果は上々でした。
(被安打4、与四球3、奪三振7)
決して、今井が好調だったとは言い難く、
打撃陣の援護ももらえずさらにしんどい中でも、
粘り強くオリ打線を抑えて踏ん張りました。
まず立ち上がりの初回は、
先頭の宮崎をわずか2球で追い込みますが、
その後、ストライク入らず簡単に歩かせます。
この先頭打者に対しては、
昨日の光成と同じような展開になりました。
次の大城には、併殺に仕留められずも、
二ゴロで打ち獲りますが、
昨日の光成と同様に
次の中島により先制点を許します。
でも、昨日のような2ラン被弾とかではなく、
レフト前に落ちる左安打でした。
しかし、レフト斉藤が落球位置を見誤り、
その打球を後ろへそらしてしまい、
一塁走者の本塁生還を許しました。
正直、この失点は今井に気の毒でした。
ところが、その後、今井は崩れることなく
吉田正、伏見を抑え込みました。
特に吉田正には、
バットを折りながら中飛で処理します。
(吉田正の打ち損じもあるが)
ただし、伏見に関しては、
内角狙いが中に入ったり、
逆球もあったり、制球が苦しく、
最後は、ど真ん中のスライダーと
失投気味の球を弾き返されますが、
源田の好守により助けられました。
なお、初回では、ストレートよりも
変化球主体で投げ込んでおりました。
2回以降は、しっかりとゼロを
スコアボードに並べていきます。
内角をしっかり攻めて
相手を窮屈そうにして詰まらせたり、
大きく曲がるスライダーや
沈むチェンジアップ(シンカー?)で
相手に空を切らせたり、
緩い球でタイミングを狂わせたり、
コース一杯のストレートで
見三振を奪ったり、
良い球が散見しておりました。
また今日は、ストレートもありますが、
変化球にキレがあって
それで仕留めるケースも多かったです。
ただし、
良くない球も散見しており、
良い悪いが
混在しているような感じでしたね。
宮崎には初回&3回の先頭で、
安達には2回&5回で
制球が乱れてボール先行と
カウントを悪くしてしまい、
宮崎には与四球2つ、
安達には与四球1、被安打1と
出塁を許しております。
また抜け球や逆球も
散見されました。
そのような無駄球もあったことから、
余計な球数を嵩ましてしまいました。
まあこれら反省材料もあって経験です。
辻監督の今井に関するコメントは
「ブルペンでは荒れていたが、
マウンドでしっかり試合を作ったし、
よかった。」とのこと。
でも、前回の借りをきっちり返上し、
(今日の吉田正は後続も含めて5タコ)
苦しいながらも踏ん張っているのだから、
やはり今井は楽しみな存在ですね。
ただし、ここ3試合で中6日が続いています。
しかも、111球、115球、113球と
110球超が続いております。
(もちろん7回まで投げて助かってますが)
もともとから故障持ちであるので、
万一、肩をやられてしまったら、
という懸念は残っております。
これだけの逸材ですから、
潰してしまったら元も子もないので
肩への配慮をしながら
必要に応じて休息や間隔開けを見据え
慎重に起用していきたいところはあります。
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中継ぎ陣については、
平井~ヒース~Kマート~野田~大将で
リレーしました。
(誠、武隈、伊藤は登板なし)
まあ今日は延長戦になってしまい、
平井は登板せざるを得なかったかも
しれませんが、
1点ビハインドの時点(8回表)では
平井を使いたくなかったです。
間隔が開いている野田や、
昨日、投げていないKマートから使い、
ハム戦を見据えて、平井は最後の方で
やむを得なかったら出す、
というくらいの気持ちが欲しかったです。
平井については、連投を重ねると、
パフォーマンスを下げる傾向が見受けられます。
このため、ハム戦に向けての温存を見据え、
昨日、今日のオリ戦は自重したいところでした。
例えば、
7/9ロッテ戦では1軍復帰戦となり、
リフレッシュしていた分、
気合の入る好投をしましたが、
7/10、7/11と
連投するに連れて投球内容が微妙になり、
パフォーマンスを低下させていました。
今日も三者凡退に抑えましたが、
宮崎には初球打ち損じで助けられ、
中島には、逆球があったり、外へ抜けたり、
制球に苦しむ面を見せており、
最後も下手をしたら一発長打になり得るような
ど真ん中の甘いスライダーを投じていました。
(中島が打ち上げてくれたので良かったですが)
危なげなく三者凡退を見せた昨日と比べ
今日は危ない面も見せながら
パフォーマンスを低下させていました。
このままハム戦も連投していったら、
一発被弾もあり得るリスクを否めません。
少なくとも、
明日のハム戦は休養日にせざるを得ません。
ヒースについては、
足下を気にしてマウンドを掘り続けていましたね。
ヒースの場合、
速いストレートが基本ですが、
調子のバロメータとしては、
変化球が有効に投げ込めるか?
にあります。
先頭の吉田正に対して、
もちろん警戒して外すことが重要ですが、
最初の2球の変化球は、
警戒したというよりも
制球を乱したという印象で外しました。
(そのため、マウンドを熱心に掘ってましたが)
このような変化球の制球乱れが修正できないと、
その日のヒースはストレートしかなくなるので、
危険な状態になっていきます。
とにかく肝心なのは、
速いストレートと緩い変化球で惑わすこと、
ストレート一本でも、
変化球一本でも絞られたら厳しいです。
そのため、
変化球を有効にすることが必須です。
一応、吉田正や伏見には
そこを修正しつつ、
速いストレートと緩い変化球で
翻弄して抑えました。
吉田正のときのように、
速いストレートと緩い変化球で迷わせれば
多少甘い変化球でも
タイミングを狂わしてくれて
打ち損じやすくなります。
そこがヒースの
最大の武器になります。
でも、鈴木には、初球のスライダーで
タイミング合わずの空振りを奪いますが、
最後に勝負球で来るのがスライダーと読まれ
スライダーに絞られていましたね。
(速いストレートを捨てられた)
問題は、その後の小田、安達の打席であり、
小田にはスライダーで死球を与え、
安達には初球スライダーを外し、
変化球の制球が再び乱れます。
一応、安達の2球目以降は修正し、
スライダーを低め一杯に決めると、
変化球を意識した分、
次の速いストレートで振り遅れの空振り、
最後は、その振り遅れをもう一丁狙っての
内一杯のストレートで見三振に抑えます。
これでヒースは
11イニング無失点となります。
ただ、そろそろ疲れが出てきてもいい頃かな
という懸念がありますが。。。
Kマートに関しては、
角度のある重く速いストレートは
なかなか簡単に打ち込むことが難しく、
サークルチェンジの落差が
ものすごくあって
空を切らせていましたね。
急性ノーコン病を発症しなければ、
十分、勝負できる存在ですね。
野田については、
間隔を開けていたためか、
タオルが完売したためか、
豪快に危なげなく
三凡を決めていましたね。
文句なしの投球でした。
大将については、
打たれはしましたが、
きっちり無失点に抑えました。
光ったのは、前回の楽天戦のように
小田のバントで投ゴロから
二塁を刺したところでしたね。
源田の好捕球&タッチも貢献もありましたが、
バント処理のフィールディングが
素早くて、正確であり、
榎田のように上手いですね。
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一方、獅子威し打線については、、、
今日は投手陣が踏ん張りましたが、
得点を挙げないことには
勝つことはできません。
辻監督のコメントは、
「ディクソンは変化球にキレがあって、
内角も攻められたし、
今日みたいな投球をされると
なかなか打てないね」とのこと。
確かに今日のディクソンは、
要所を抑える形で復調していましたから、
監督が言うことも理解できます。
しかし、
昨日も山岡らを前に
タイムリーが出てなく、
結局、連日で
天敵(苦手)タイプを前に
残塁祭りを繰り広げたことが
今日の最大の問題点になりましたね。
しかも、ディクソンには
無失点のまま抑えられてしまい、
天敵復活の狼煙を
上げられてしてしまいました。
(山岡には復活の兆しですが)
ディクソンには、
ナックルカーブやチェンジアップで
完全にタイミングを
外されたりしており、
初回の立ち上がりあたりは、
ストレート中心で攻められますが、
まだ投げぬナックルカーブの幻影に
惑わされたか、の如く
チャンスを活かせませんした。
しかも、その後も
ストレートが
ナックルカーブの幻影により
響いてきているんですよね。
そして6~7回には
スライダー有効になってきて
チャンスなのに
さらに惑わされていきます。
またオリ中継ぎ陣についても、
山本にはカットボール、
比嘉にはスライダー、
岸田にはチェンジアップ、
増井にはフォークを駆使しながら、
獅子威し打線を翻弄していきました。
とにかく、
ここ連日のタイムリー無しによる
残塁祭りを踏まえると、
選手任せの戦法で
各自が個々でバラバラに
右往左往してしまっている
という気がします。
最近はホームランも出ており、
ホームランはホームランで有効ですが、
逆に攻撃が荒々しく雑になっていないか?
という懸念もあります。
今日も四球は3つはありましたが、
西武の1試合平均四球数は4つです。
獅子威し打線が
山賊になっている強みの一つとしては
変化球等を見極めて我慢し
四球で出塁する強さが
大きく有効な武器になっています。
すなわち、獅子威し打線は、
球を見極めてくるから、
相手投手も投げるところが無くなり、
甘い球も引き出しやすくなり、
そこを痛打して行く
というところが長所でもあります。
オリの各投手が武器としている
主な変化球を如何に見極めるか?
そこがおざなりになっていないか?
ということが気になります。
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ところで、8回裏に
栗山の右安打により
森がホームへ突っ込んで
結果、リクエスト検証により
ベースにタッチしていないことから
セーフ判定がアウトに覆りました。
そのときの写真を見ると、
捕手の若月が
走路で外野からの返球を捕球し、
走ってくる森を走路で構えているのですが、
落球をしてしまって
ボールを持たない状態で待ち構えていました。
上記写真の時点で、既に
若月捕手は球を落としており、
(写真のおしりの真後ろ部分に球が)
その状態でホームベースをふさいでいますので、
「ボールを保持していない捕手が
得点しようとしている走者の走路を
ブロックする行為」に抵触するかな?と考え
これはコリジョンじゃないの?
と思いました。
しかし、Twitterでご指摘をいただいたのですが、
コリジョンルール変更後は、
捕球の一連の動作でなら
走路を塞いでもしょうがなく、
森は若月を避けずに接触していれば
コリジョン成立の可能性があった
かもしれないんですね。
新ルールでは、
「明らかに」衝突が発生するプレーを
行ったかどうかを重視するので、
森がそのまま突っ込んで接触したら
コリジョンも視野に入ってくることになりそうです。
ただし、故障したら逆に痛手であり、
バカを見ますから、
今日のように若月を避けて
最後に鬼ごっこをやる程度で
懸命だったと思います。
ちなみに少し調べてみると
今年4/29ロッテvsハムで
コリジョンが成立しており、
このときは走者のロッテ清田と
捕手のハム清水が捕球後に衝突しており、
結果捕手のブロックと判定されてました。
もちろん、
もし接触があった場合、
禁じられている故意のブロックと
見分けが難しければどうするのかなど
曖昧さは残っておりますが。。。
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ところで、今日はイベントとして
試合後にスペシャルライブをやっておりました。
ただ、残念ながら
今年は試合後に東京ドームを含めて
4度やって未だ勝ち無し
の結果になっちゃいましたね。。。
残念・・・
でも、22時過ぎて鳴り物がダメで
アカペラで歌われていましたが、
逆にアカペラの方が良さが出ていたかな
とも思いました。
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さて、明日からハムと首位攻防決戦です。
こちらの先発は雄星、
あちらの先発は堀です。
堀は前回の楽天戦で炎上していますが、
U25のWBCでも好投していたように
経験が浅くとも能力はかなり高そうです。
オリックス戦では5回無失点でした。
獅子軍団は
このような初物に弱い方ですから、
いきなり重要な決戦で
抑え込まれてしまう
なんて無いようにしたいですね。