下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

辻監督、今週の天王山・大一番の勝負で不合理な大博打を打つ。合理性を考えるなら、雄星は鷲戦ではなく鷹戦であり、郭を使うならば鷹戦より鷲戦だと思いますが。不合理に身をゆだねてこそ、ギャンブル。その先はDEAD or ALIVE?「どうせ死ぬなら… 強く打って死ね!」そして流れを一気に転じよ!

明日から地獄の9連戦が始まります。


その日程は、
14日(金)楽天戦(MLD)
15日(土)~17日(月)
 ソフバン三連戦(MLD)
18日(火)~19日(水)
 日ハム二連戦(MLD)

20日(木)~22日(土)
 ロッテ三連戦(ZOZO)

です。


先発投手については、
先週の中6日のローテを踏襲すれば、
金曜日が雄星、土曜日は不在、日曜日が今井、
月曜日が不在、火曜日が多和田、水曜日が榎田
木曜日が不在、というところです。
とにかく、9連戦を乗り切るためには、
ウルフを筆頭に2軍からの招集が必須
です。


普通に考えたら、9連戦での大事なゲーム
15日(土)~17日(月)の
ソフバン三連戦であり、
今年、最大の山場、
大一番の天王山になります。


それを考えたら、9連戦の先発ローテは、
雄星が今年、微妙な結果続きで
不安を抱えているとはいえ、
チーム投手陣の中心柱であることは変わらず、
腐ってもエースであることから、
エースである雄星を軸に置いて考え、
金曜日の楽天戦には他の誰かを当てて、
土曜日のソフバン戦に
雄星を当てる、という
誰でも簡単に思いつく策が想定されます。
そうなれば、肩回復の遅さなどの不安を有し、
思い切り投げ続けることができぬ雄星にとって、
中7日で登板できるので、
土曜日の方が肩不安の面でも有効です。
そのまま土曜日に据え付ければ、
SB→ロッテ→SB→SBで投げることが可能です。
とはいえ、
昨年の勢いのない今年の雄星にとっては、
鷹戦に登板したといっても
鷹に対する勝算は大きく
見積もれないのも実態です。


しかし、雄星を外して
鷹戦に誰をぶつけるのか?
駒不足の現況
もあります。
まだ雄星に代わって
多和田や榎田をぶつける
というなら、まあ理解はできますが、
昨日や一昨日に登板済みですからね。


で、雄星に代わって鷹にぶつけるのは
郭 俊麟?!Σ(・□・;)


確かに前回のソフバン戦で
3回以降は良い感じで抑えた
ということもありますが、
その前に、
自滅に伴う大炎上(6失点)
していますからね。
しかも、その要因は、郭自身にとって
最重要問題であるメンタルの弱さ
にありますから、
当然、次も生じるリスクがあるため、
その自滅型大炎上は
見逃せない問題です。
その問題を勘案したら、
鷹以外のゲームで投げさせて、
そこで自信を積み上げたいところ
本音の希望です。


それはメンタルの弱い
光成なども同様
であり、
すぐ力む→フォームを崩す
→与四球等で自滅するタイプでは

地力があり、
誤魔化せぬ鷹を相手では
荷が重すぎます。


もしかしたら
台湾のお偉いさんが来日しているので、
その接待のために登板させる

なんていう仮説もあるでしょうが、
もしそうならば、
鷹戦は負けられぬ大事な天王山ですから、
私が監督だったら、
金曜日の楽天戦に高木でも出して
雄星を温存しておき、
土曜日はフロント命令で
郭を投げさせたとしても、
雄星を日曜日に登板させて
鷹戦の勝ち越しを
必死に成し遂げようとします。


稼頭央の営業面における1軍帯同とは
わけが、重みが違いますからね。
稼頭央の場合は、
影響を及ぼすことはあっても
即刻、致命的打撃にはなりにくい反面、
(他の要素の方が可能性が高い)
営業面の理由に重きを置いて
フロント命令だけで
大事な一戦に先発させることは、

即刻、致命的打撃になり得ます。


そのお偉いさんがアラブの大富豪であり、
莫大な資金を提供してくれる
というなら採算が釣り合いますが、
優勝を逃して
CSファイナル本拠地開催権を
失うリスクを踏まえると
費用対効果がマイナスです。


以前、西武鉄道のイベントで
台湾のお偉いさんが来たとき、
翌日はライオンズの台湾デーでしたが、
西武鉄道の方が翌日に用意したのは、
台湾デー観戦ではなく、
秩父観光だったらしく
台湾デーのことすら知らされていない
という話を聴いたときは、
鉄道と球団、なんと縦割りなんだろう
と笑わせていただきましたが。


話が脱線しましたが、
確かに考え方の一つとして、
雄星を当てても勝算が読めない
鷹戦の1つは捨て試合にしたとしても、
雄星で確実に鷲戦を勝ちに行けば、
明日は鷹が休養日であるため、
とりあえず、
0.5ゲーム差は広げられる
鷹に負けても縮められるゲーム差は0.5
ということもあるかもしれません。
楽天に負けたら1.5差なので、
昨日オリ戦に負けて
急遽、鷲戦の白星死守で守りに入った?

ということもあるかもしれません。
でも、鷹の残り試合は、
獅子より3つ多いですから
負けない鷹の状況を鑑みれば
簡単に1.5差は縮められてしまうことを
見据えて直接対決でゲーム差を広げること
が必須
です。


すなわち、
万一、鷲戦に負けたとしても、
(まあ鷲に負けてはダメで打ち勝たないと)
鷹に勝てばゲーム差は広がり、
それだけ鷲からの1勝と
鷹からの1勝では、重みが異なります。

それを踏まえれば、
金曜日の楽天戦で郭
(前回2軍登板は6日なので中7日で登板可)、
土曜日のソフバン戦で雄星
とした方が無難です。


また報道では、雄星のコメント
「本当に大事な9試合が始まる。
 勝つのと、負けるのでは
 (連戦の)流れが違う。
 是が非でも勝たないといけない試合
と気合が入っていたようです。


すなわち、首脳陣の方でも
9連戦全体を見渡して考え、
その連戦の流れを決めそうな
緒戦
・楽天戦を、
ある意味、
大事な開幕戦と捉え、
シーズン開幕戦のように重いと考え、
その開幕戦に
エースである雄星をぶつけてきた

ということも推測されます。


ただ、それも
鷹が他に負けてくれるならいいですが、
なかなか負けないことを懸念すれば、
獅子が鷹以外の6戦を勝ったとしても、
天王山で鷹に3連敗したらヤバすぎます。
それを鑑みれば、
9連戦最初の一戦も大事でしょうが、
天王山の頭、緒戦は、天王山を占う上で
もっと大事な一戦になります。
頭を落とせば、鷹の尋常ではない勢いが
ゾーンに入って「とまらん」状態
になるおそれ
もありますから。


逆に金曜日の鷲戦で負けたとしても、
本来、負けてはダメですが)
追う側の鷹が狙うのは絶対三連勝ですから、
獅子が天王山の頭を奪えば、
鷹の焦りを触発させて
鷹の勢いが止まる、空回りさせる
可能性もあり、
ホーム開催でもありますから、
地の利も活かして
天王山三連戦全体で
戦いやすくなること
が期待できます。


首脳陣は
9連戦の開幕戦となる鷲戦、
鷹との天王山の頭となる緒戦の
どちらを重き置いているのか?

また、鷹戦への勝算について、
雄星郭俊麟のどちらに
重きを置いているのか?


まさか、
雄星の鷹への苦手意識
&鷹の雄星への大好物気分の方が
郭のイップス問題より重い?
と考えられているのでしょうか???


郭俊麟については、
メンタル面の弱さを露呈しなければ、
内角をしっかり投げ切ることができれば、
ストレートが走っており、
その分、変化球も活かされており、

ダークホースとして面白い存在になり得る
可能性は秘めております。

ただし、イップスはいつ発症するかわからず、
それを克服するのは楽ではないのも確かであり、
前回のような自滅に伴う大炎上もあり得ます。
それ故、
当然、ギャンブル性が高い采配になります。
その結果が
吉と出るか?凶と出るか?
上手く行けば、先発駒不足問題の低減となり、
救世主になるかもしれません。

下手をすると、鷹の勢いが助長され、
2戦目、3戦目に響くリスクもあります。


また前回はヤフオクで投げていますから、
郭のデータは完璧に収集されているので、
初物効果は減じるでしょうし、
理想としては、
前回と違った引き出しで力を発揮したいです。


一方、雄星の鷹戦は必勝体勢であり、
そもそも雄星鷲キラーとして
今まで名を馳せてきましたが、
今年の雄星は、
鷲をお得意様にできてなく、

下手をすると、
カモられることも
あり得る状態です。


雄星自身、
ストレートに勢いが低下しており、
変化球で誤魔化している面を否めません。


メジャースカウトのコメントの一例ですが、
投球フォームが1試合ごとに違う。
◇もともとディープカウント
 (フルカウント)が多く、
 コントロールが(メジャー)
 平均より劣る。

◇環境が変わって突然、
 ストライク先行になる
 とは想像しづらい。
左肩の機能低下から復帰して、
 どこかセーブして
 投げている。
 それが投球自体をおかしくしている。


という評価は、今年の雄星なら
十分理解できるものです。


また、鷲の方も雄星に何度もカモられており、
対戦頻度も尋常ではないほど多いから
雄星対策をきっちり講じてきており、
直人が今江らに伝術したように、
雄星の二大武器の一つとなる低めスライダー
(右打者には内角、左打者には外角方向)
鷲は手を出してこない策を講じてますので、
雄星が鷲戦に登板したとしても、
その勝算は思うほど高くなく
(良くて五分五分)
落とすおそれもある
と見ています。
※むしろ対戦経験が少なく、
 得意な雄星への警戒心が薄い

 鷹の方が手を出してくれます。


最悪なシナリオは、
必勝のつもりの鷲戦も落とし、
鷹緒戦も落として三連敗し、
それに伴って、
若い獅子らが「勝たなきゃ!」と
焦って空回りしてボロボロになり、
続く鷹の2~3戦目も落としてしまい、
首位を明け渡してしまう

ということですね。


もしかしたら、
今年の優勝争いでキーになる投手は
今井かもしれませんね。
今井がチームを救う???


さて、今の鷹の勢い&戦力を踏まえれば、
一度、首位を明け渡したら、
巻き返して差し返すのは相当厳しい

でしょう。
戦力では鷹にかないませんから、
獅子は得意とする「調子乗っちゃって」の勢い
鷹の勢いを止めなければなりません。


やはり、合理性で考えれば、
郭俊麟を使うなら楽天戦、
雄星は鷹との天王山・緒戦

です。私ならそうします。


しかし、辻監督は、誰が何と言おうと
この大一番の天王山で
不合理な大博打に打って出るという。
不合理に身をゆだねるという。
それであるならば、もう述べることは、
「どうせ死ぬなら…
 強く打って死ね!」

そこを掻い潜ったとき、
流れが一気に転じるか?
鷹の流れを止めて
獅子の流れを引き起こせ!