下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

★★★★楽 天24回戦(仙台)★★★★ バットでGo!Go!反省弾4発で野球の神様がミスを見逃してくれた9連勝『れおほ~!』本来ならアカンが、結果オーライの勝ち。でも「なんじゃこりゃ?」と思うほどマンガのようなゲーム展開。まあこれが天王山だったらヤバいですが、今年の獅子は勝負強くなりました。さあ鷹とのチキンレース、ブレーキ踏まずにGo!Go!

目下8連勝中で走る獅子は
今日から仙台に乗り込み楽天2連戦。


楽天も若手育成モードに切り替えており、
着実に白星を得てマジックを減らしたいです。
しかも、今日は先発投手ローテの谷間ですが、
主力先発投手陣に後に楽な間隔で登板させるために、
ここを伊藤などの
2軍レベルを先発で試す博打を打っているなら
勝てば儲けもの、
逆に負けることも致し方ない面はあります。


しかし、獅子の首脳陣
鷹の脅威からの焦りからなのか、
後々に疲労の影響を及ぼすリスクを覚悟の上、
先発投手ローテ間隔を詰めて
無理する強行策の博打
打つことを選択しました。
多和田&榎田を中5日で楽天戦
 郭を中4日でソフトバンク戦


このような博打は、
もし負ければ
その試合を落とすのみならず、
後々にも影響を及ぼしかねないことになります。
すなわち、
自らを窮地へ追い込む
『DEAD or ALIVE? 』
を賭けた大博打

今、このような博打を打つかどうかは別として、
そのような博打を打つ以上は、
惜しかったでは済まされず
『絶対、必勝』にしなければ、
絶対に取りこぼしを許されないものに。


まあ今日は大反省を要するゲームとなり、
反省の結果を行動で示して
野球の神様には許しを得て
9連勝を決めてマジックを6に。


反省猿!

反省猿CM(新三共胃腸薬)


反省獅子!

↑この顔は絶対に反省してないな。


今日のスタメン


今日の結果は、


今日の楽天・藤平は、
ストレートが走っていましたが、
獅子威し打線前に力んでおり、
制球が定まらない面
もありました。
しかし、初回表三者凡退に終わり、
2回表は山川が与四球で歩きますが、
栗山が二ゴロ併殺となり、
おかわり君がいつもの空三振
3回表は、金子お散歩して
二巡目となり秋山が
藤平の逆球をとらえて
右二塁打を打ち、チャンスを築きます。
しかし、源田は内角低めカーブの
難しい初球に手を出してミスショットし、
このチャンスを活かせませんでした。
本人も打った直後、
この初球拙攻を悔やむ表情を見せました。


一方、多和田の方は、
中5日の強行登板でしたが、
その影響はあまり感じさせぬ投球でした。
ストレートもいつものようにホップしながら走り、
スライダーもキレはありました。
ただ、フォークは、
落ち方は甘いところや、
ワンバンする明瞭なボール球が見られましたが、
それほど影響は及びませんでした。


またほぼ毎回のように
出塁を許すことが多かったですが、
渋太い投球を繰り広げました。


課題である立ち上がり初回表においては、
島内にファウルで粘られながら
着実に中安打を打ち込まれ、
ウィラーに三安打を許しピンチになりますが、
続く銀次は、
甘い真ん中で抜けたフォークで危うかったですが、
その前の速いストレートとの緩急により、
タイミング狂わせて打ち損じらせました。


ただし、3回裏
先頭の田中を打ち獲りますが、
山川がまさかのぽろり!
そして、山崎がバントで田中を二塁へ送り、
次の島内を打ち獲りますが、
浅村がまさかのトンネル!
このミスで先制点を許します。


このような守乱をすれば、
当然、流れは楽天に傾きます。

ウィラー、銀次に連打を浴びて
一死満塁のピンチに。
しかし、多和田は崩れることなく
内田から空三振を奪い、
(ここで欲しいのは併殺or三振)
山下を中飛に打ち獲り、
大ピンチを凌ぎました。

でも、今日は若手育成モードに
切り替えた楽天が相手だった

ので助かりました。


あのような連続守乱
流れを喪失しやすいきっかけになり、
実際にウィラーや銀次に連打を浴びましたが、
本来ならここで1軍レベルの打者が続くので、
危なかったです。
今日は、その直後
一発屋の資質が大きいですが、
外角低めに投げておけば大丈夫という内田、
初回に二塁打を打ち込まれましたが、
正直、打撃面はそれほど怖くない山下
だったことが大きかったです。


ここの守乱話は、
おかわり君のものも含めてまた後述します。


何やかんや言っても、
多和田が最少失点で凌いだことが
とにかく大きかったです。


その直後の4回表
獅子威し打線は、
そのミスを獲り返す反省弾3連発
一気に逆転します。


トンネルを反省する浅村の30号同点弾!
ポロリを反省する山川44号逆転弾!
ゲッツーを反省する栗山レジェンド弾!

※写真:スポニチ・アネックス


ただし、獅子威し打線は、
その後、藤平を打ち崩すことできず、
追加点を得られませんでした。
チャンスは築きますが、
タイムリーが出ず
「あと1本が・・・」野球
になり、
打ち崩せそうで崩せぬ藤平は、
結果的にQS達成を許しました。


多和田の方は、5回裏に捕まりました。
二死から好調ウィラーに二塁打を打ち込まれ、
銀次に死球を与えます。
まあ銀次の与死球は、
当たってなく暴投と思いますが、、、、
当たってないアピールする銀次を無視して
主審が一塁行け!と指示していました。。。
内田にタイムリーを浴びました。
この内田には、
内田が苦手とする外角低めを攻め続け、
B2S2からの5球目、
裏をかいて内角を攻めたことが
裏目になり痛打されました。

読まれたというよりは、
内田が反応してしまった、というところでしょうか。
浅はかな配球になりましたね。


で、多和田は、
中5日で100球超えており、
そろそろ代え時でしたが、
7回も続投しました。
まあここで代えるか否かは
難しい面がありましたね。
多和田が鷲打線を抑えていたので、
楽天から見たら、
代えてくれてありがとう
となる可能性もありますからね。
その前の6回裏に田中には
抜けた球もみられましたが、
まだストレートも走っており
限界には見られませんでしたからね。


しかし、7回表
島内には内角を続けて打たれますが、
次の好調・ウィラー
三ゴロ併殺コースで打ち獲ります
おかわり君がまさかの悪送球!
ここで多和田から小川に代わりますが、
次の銀次にポテンヒットの同点打を打たれ、
多和田は白星を稼ぐことできずに。
(まあ可哀想でしたね。)


その直後の8回表に、
満塁チャンスが残塁祭りになり、
その後は、
流れは楽天が握ったままで進みますが、
9回楽天・森原、こちらのヒースが
双方とも三者凡退できっちり抑えて締め、
流れは均衡状態になります。


ヒースについては、島内に対して、
最後が甘い真ん中ちょい下の
スライダーでしたが、
速い直球を意識させていたので、
タイミングを狂わすことができ
左飛に打ち獲りました。

ここがヒースの真骨頂でもあります。
変化球が制球乱れて使い物にならなくなると、
ストレート一本勝負になりやすく、
それではストレート狙い打ちされて厳しくなります。
その逆も然りです。
速いストレートと変化球の双方を活かし、
タイミングを狂わせる投球
なら
多少甘くとも、打ち獲ることができ、
実際に打ち獲ってきました。


延長戦に突入し、10回表二死になって
悪送球を反省するおかわり勝ち越し弾!


ただし、試合の行方はまだ決まらず、
こちらの自滅(連続与四球)で
鷲追撃の危機を招きます。


平井も最後は外れ方が際どかったですが、
内田を歩かしてしまい、
野田も直人にきっちり歩かれます。
野田に関しては、
その前のファウルで粘られた6球目は
クロスファイヤーを見舞っても良かったのでは?
と思いましたが。。。


ただ、平井&野田ともに
疲労度が限界を超えて
制球面に疲れの影響が

露呈されていますね。
これは今日だけでなく、
ここ何試合かの投球でも
伺える話です。
で、この2人の疲労は、
この終盤の土壇場なんだから
しょうがないよね、
という見方
もあるでしょうが、
今までの
平井&野田依存症により
見境なく投入してきたことが

蓄積してきたものと思います。
でも、先発陣に関して、
中5日、中4日の強行策
まだ講じていきますので
中継ぎ陣の負担は
余計に嵩むリスクは残ります。


最近は小川にも負担が増しておりますが、
少なくとも、平井&野田は
鷹戦の天王山のみの使用とし、
それ以外は、明日は休ませたい

です。


一応、十亀を中継ぎ起用する
報道が出ていました。

鷹戦の第二次天王山では、
松田の打席を外す必要がありますが、
また今の状態がわかりませんが、
通じるならば、
この十亀の中継ぎ参戦は
ありがたいです。


で、二死一二塁のピンチ
オコエに対し、増田を投入しました。
オコエはまだ覚醒していないですが、
全球ストレート勝負
2球目に空振りを奪い、
最後は空三振で凌ぎました。
これで増田は、
5試合連続無失点となり、
交流戦以来でセーブを挙げた。


もちろん、
ストレート一本勝負しかないのが
不安を抱えますが、
今は復調傾向にあり、
まだ上昇中であれば十分です。


--------------
さて、今日は
守乱がありながらも、
一発攻勢でそれをカバーしました。
しかし、これは若手育成に切り替えた
楽天が相手だったことは大きく

これが鷹との天王山だったら
その場でThe End!の懸念大です。


この守乱続きについては、
グラウンド状態にもよりますが、
負けぬ鷹の脅威が迫っているだけに
「何が何でも勝つんだ!」と意気込みすぎ
中々、先制点を挙げることができぬ展開の中、
どこかで焦りがあって
空回りしてしまったと推測します。


先発投手陣の間隔を詰める強行策
首脳陣の焦りから来ている
と思います。


「負けられぬ!」という気持ちは当然大事です。
その気持ちが無かったら勝負になりません。
でも「負けられぬ!」と意気込みすぎると、
力みが生じてしまい、
空回りしやすくなります。


最近でいい例が前回の天王山です。
こちらは結果を恐れず
ノビノビと野球をしましたが、
鷹の方は、
「絶対に勝ってやるんだ!」と
意気込みしすぎて、気が入りすぎて

空回りして自滅しました。


心配なのは、
次の鷹との天王山です。
の方は前回以上に
「負けられない!」という気持ち
挑んでくるでしょう
が、
ある意味、前回の三連敗で
吹っ切れたところがあるでしょうから、
開き直って結果を考えず
挑んでくると思われます。
すなわち、
一度死んだ身なのだから、
思い切って挑もう!

という姿勢で立ち向かってくる懸念があります。


逆にこちらは
優勝が目前に来ているだけに、
意気込みしすぎて、
気合が入りすぎて、
力んで空回り、

なんてなりかねないです。


こうなってしまったら、
ただでさえ、
先発ローテの問題もあるだけに、
前回の天王山と真逆の結果
になるおそれは十二分にあります。


今は「負けられぬ」の気持ちを持ちつつも、
普段通りやってきた野球をしてほしい
と思います。


ただ、今日は失策後
その直後に浅村からの攻撃でした。
そのとき、1点差だったので、
「俺が一発決めてやる!」
なっていたらヤバいな、
と思ってました。
しかし、浅村は、
打たないといけない状況でみんな打てた。
 自分の失策で先制され、嫌な流れ。
 塁に出て後ろに繋ごうと思っていた
とコメントされていました。


ミス(守乱)はしましたが、
その後の攻撃では、
「獲り返してやる」の気持ちは持ちながら
彼らは冷静に挑んでいましたね。
流れを失う逆境で
冷静に対処できた点が

良かったと思います。
その結果が
ヒットの延長線のホームランという結果
になったんでしょうね。
まあ後ろに反省弾が
繋がった結果になりましたが。


でも、ミスをきっちり獲り返す
という勝負根性が立派です。

楽天が相手だったとはいえ、
なかなかできる
芸当ではありません。
まさにマンガの世界です。


辻監督は
すごいなぁ…ほんとにあいつら。
 中村のHRは予感してたけどね、
 2人(浅村・山川)がエラーを取り返してたから」
とコメントされています。


でも、今年の獅子は
本当に勝負強くなった

と思います。


もともと1点差ゲームと接戦の展開
それほど強いチームではなかったでした。


1点差ゲームの勝敗数については、
昨年は14勝20敗、勝率0.412、借金6
でしたが、
今年は20勝9敗、勝率0.690、貯金11
であり、勝率なら鷹を凌いでいます。


まあ山賊化した大暴れで
大量得点で押し切ることが目立ち、
辻監督がおっしゃっていた
「1点をいかに取るか守るか」
はいずこへ?

という印象もありますが、
このような1点差ゲーム勝率の向上
「1点をいかに取るか守るか」
の辻野球が獅子に浸透していること

を示していますね。


明日は榎田が中5日で先発します。
後々のリスクある博打を打つのですから、
そのような博打を打つ以上、
明日もその博打に勝たねばなりません。

このチキンレースでは
ブレーキをかけずに
突っ込みましょう。
鷹との根競べ、我慢比べです。
目指せ10連勝、マジック5!