下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

★★★★楽 天25回戦(仙台)★★★★ 3戦連続の土壇場で決める執念の一撃(今日は満塁弾)で10連勝M5『れおほ~』獅子も鷹も止まらん、この尋常じゃないチキンレース。双方ともブレーキ踏まずに地獄の頂上決戦・天王山へGo!「勝つぞ!メラドで優勝決めるぞ!」の意気込みは持って当然であるが、意気込み「すぎる」ことなかれ。前回の天王山と同じ心構えで『熱くなりつつも、冷静さを失わずに』結果を恐れず思い切って戦われたい。

明後日からの鷹との第二次天王山へ向けて
最後の他球団とのゲーム楽天25回戦。


楽天も若手育成モードに切り替えており、
2軍レベルのメンバーも多いだけに
楽天銀行から着実に白星を得ておきたいところ。
しかも、こちらは先発投手陣について
まだ後々の戦いのための布石となる
伊藤等の1.5~2軍レベルを投じる博打なら、
勝てて儲けもの、負けても明日以降頑張る!
でいいが、
後々のリスクを覚悟の上で、
間隔を詰めて無理させる布陣にして、
「絶対、必勝!」の勝負手となる博打
を打っているだけに、
惜敗「惜しかったね」では済まされぬ状況、
この勝負手の博打は勝つこと絶対必須の状況
でした。


一方、の方はオリに対して
序盤から先制して試合の主導権を握る
という十八番の展開で完勝、7連勝。


今日のスタメンは、


今日の榎田については、
正直、状態が良いとは言い難かったです。
投げるコースは、
真ん中ちょい高、ちょい低、ちょい内、ちょい外と
真ん中付近に集まりやすかったり、
高めに浮いてしまったり、逆球もあったり
中5日の影響
受けている懸念が見受けられました。


榎田も、
基本的にスタミナが豊富というわけでなく、
80球を超えると危うい面もありますから、
前回も7回100球超のところで
今日の中5日登板ですから、
疲れは残っていたおそれは大きいです。


正直、2軍メンバーが多い楽天で助かった
という面を否めませんでした。


しかし、援護もない中、粘投しながら、
5回以降は気力でギアを上げて
スライダーもキレが戻って
投球が変わり良くなりましたね。

そういうところがさすがです。
結果として、
勝ち星こそ得られませんでしたが、
7回2失点でHQS達成し、
打線による逆転を信じて降板します。


8回裏にはビハインド展開もあり、
増田を投入します。
ストレート&スライダーの
二者択一投球でまだ不安は抱えますが、
スライダーでカウントを稼ぎ、
ストレートで空振りを奪い、
詰まらせることも見られ、
ピシッと三者凡退で抑えて、
流れを奪い返すきっかけを築きます。
山崎とかではあまり価値は無いですが、
好調の島内&ウィラーを
抑えたのは良かったです。
これで6試合連続無失点となり、
勝利投手になりました。

一方、獅子威し打線については、


前回打ち込んでいた
楽天・古川の攻略に手こずります。
古川も連続与四球を出したり、
甘いコースの高めや真ん中も見られて、
打ち崩せそうな気がするのですが、
打つと凡打になってしまう。。。
結局、フォークスライダーのほか、
緩いカーブも上手くハマって
緩急にも惑わされながら、
逆にこちらは
打ち気になって
微妙に力みが入っているから、
完全に打たされてしまっている
という感じとなり、
攻略しきれませんでした。


しかし、最終回9回表
2点ビハインドの展開
楽天はストッパー
森原を投入してきました。
楽天も松井裕を先発で試すなどもあるので、
来年に向けて森原をストッパーで育成
という目的もあるのでしょう。


でも、ストッパーは
普通の中継ぎと重みが違うので、
やはり経験がモノを言いますから、
昨年はセットアッパーだった
森原のストッパーとしての
キャリア不足はこちらにとって利点でした。


8回に投げた青山は、
ストッパーというよりセットアッパー向きですが、
森原よりは経験がありますから、
正直、8回に森原、9回に青山でしたら、
ちょっと違った展開だったかも
しれませんね。


それでも、森原は、
先頭のおかわり君をボテボテ打遊ゴロコースに
次の森を投ゴロに打ち獲っているわけですが、
おかわり君の打球をショートが弾き
森の併殺打コースも、
森原自ら送球に手間取り、
森を一塁で刺せず併殺を奪えず
これら守備ミスで流れが転じます。


森原自身、
自ら併殺を奪えなかったことを
気にしているでしょうから、
当然、次の岡田が打ってピンチに陥れば、
その併殺奪えなかった後悔を感じ、
焦ること、力むこと必須。
まあそれを切り替えられれば立派ですが、
やはり、それがストッパーの重圧です。
それだけに
岡田の打席は超重要な熱視線に。


でも、岡田には、
初球、真ん中のちょい高めでカウントを稼ぐも、
2球目、3球目を外してしまい、
B2S1のカウントになり、
ストライク欲しさに投げ急ぎど真ん中に投げ、
それを岡田が力まず弾き返して中安打。
これで一死一二塁のチャンス。
こうなったら経験浅い森原も
心臓がバクバクであり、

ここは一気に逆転へ畳み込みたい局面に。


源田は内角の沈みきらぬフォークを打って
詰まるものの、二塁手頭上越の中安打で続き、
一死満塁で打席に秋山登場!


今日の秋山は当たってなかったですが、
お膳立てはできただけに、
秋山決めてくれ♪ 全力で闘え♪
というシュチュエーション。
森原には荷が重い局面ですから、
最低でも犠牲フライ+1点、
若しくは、同点2点タイムリー
あたりを期待できる場面でした。


森原は、秋山に対して、
初球に力んでストレートを
ワンバンさせるものの、
2球目が見事な低めストレートで
空振りを奪います。

秋山、合ってないか???
森原、開き直ったか???
(開き直られたら、こちらは不利)
でも、次の3球目、秋山は
高めのストレートを
ジャストミートで振り切り、
逆転グランドスラム!
まさに想像を超越する逆転劇
(ホームランは想像してませんでした)
一振りで決めてしまう大逆転劇。
おいおい、こりゃマンガかよ?!
という印象。。。

秋山『思い切り行きました』
それまで古川には打たされていましたが、
ここはコメントにあるように
吹っ切れていて思い切り振り切りましたね。
次の第二次天王山では、
その前の天王山と同様、
そのような思い切りの良さは大事です。


ただ、秋山について気になるのは、
その前の空振りも含めて、
強振傾向で調子を崩す懸念ですね。
昔、秋山は、本塁打を打つと、
納得せずに『悪い兆候』と良く言っていましたが、
不調に陥ったときを見ると、
強振だったり、早打ちだったりしていますね。
まあ秋山のことですから、
問題視するまでに至らないでしょうけど。


でも、これで3試合連続で
終盤・土壇場での
勝ち越し劇となりました。
昨日も記述しましたが、
今年の獅子は、
本当に勝負強くなりましたね。


で、最後はヒースで締めるわけですが、
直前までビハインドの展開でしたから、
ヒースは肩ができているのかな?
という不安
はありました。
先頭の銀次に対する最初の2球
警戒したというよりは、
制御できていないな、という印象でした。
まあ今江にはソロを被弾しますが、
(秋山は満塁弾で良かった。。。)
スライダーに迷走する内田を、
オコエに代打で送られた
新外国人の方のオコエも
ストレートを見せながら、
スライダーで手玉に取り、

連続奪空三振で逃げ切ります。


ヒースは三振を奪える点が凄いです。
奪三振率も12.19と高いです。


これで破竹の10連勝を果たし
マジック5に減らします。


ただし、鷹の方も目下7連勝。。。
これで前回の第一次天王山以降、
獅子も、鷹も全く負けずに
次の第二次天王山で直接対決へ。


獅子も鷹も止まらん
尋常じゃない
このチキンレース、

双方ともブレーキ踏まずに
地獄の頂上決戦・天王山へGo!


まあ下位4球団がCS出場権を競い、
まだどこも諦めていないセ・リーグと比べると、
パ・リーグは二強体勢になっただけに、
下位4球団が戦意喪失したところもあるわけですが、
広島の優勝へのもたつき方を見ると、
獅子と鷹における
最後の優勝争い直線勝負は
セより高いレベルで
壮絶な叩き合いになっているなぁ
という印象を持ちます。
それだけに、
鷹の脅威は嫌な存在ある反面、
この優勝争いを通じて
若き獅子軍団も地力強化ができるし、
優勝した暁にはうれしさも倍増します。


さあ、頂上決戦の第二次天王山です。
の方は前回以上に
「負けられない!」という気持ちで
挑んでくる
でしょうが、
前回の三連敗で
吹っ切れたところがあるでしょう
から、
一度死んだ身なのだから、
思い切って挑もう!

という姿勢で立ち向かってくるでしょう。


一方、獅子の方は、
昨日の守乱や今日の古川攻略できず、
先発陣の間隔を詰めた強行策などからもわかるように
選手&首脳陣に焦りが見受けられています。
「勝つんだ!」の気持ちは当たり前の話であり、
そもそも、
その気持ちが薄ければ
勝負にならない、無気力試合になるわけで
また天王山で三連勝すれば、
ホームでの胴上げが可能だから、
10年振りのVですから、
できることなら、
ホームで胴上げをしたい気持ちもあるし、


前を向かって突っ走るために、
「ホームで決めてやる!」
という意気込みも欲しい
ところです。
とはいえ、
「何が何でも三連勝してホームで決めたるで!」
と意気込みしすぎる、気合いを入れすぎると、
逆に焦りを、力みを生み、自滅しやすく、
前回の第一次天王山のときの
鷹のようになる危険性が大きいです。


現在、広島も
久々にホームで決めたいと
意気込みすぎて
変に力み、足踏みをしています


ちなみに、馬で言うと
「イレ込む」と言います。

鼻息荒くイレ込んだら、
まず勝負には勝てません。


『熱くなりつつも、
 冷静さを失わずに』
結果を恐れず
思い切って戦いたいですね。
それが出来るようになれば、
勝負処でもっと勝負強くなり、
チームも強くなって行きます。


なお、優勝ラインについては、

※マジック5


一応、最終戦の鷹との決戦は
ヤフオクであるだけに分が悪いから、
さすがにそれより前には決めたいです。
そのため、最終戦は含めず考えると、
また鷹は獅子以外を全て勝つと仮定すると、


この第二次天王山で
三連勝すればそのまま優勝決定です。
2勝すればマジック1となり、
残るハム&鴎の5戦で1勝すれば良く。
1勝のみであればマジック3となり、
残るハム&鴎の5戦で3勝2敗でOK。


これを踏まえると、
理想は三連勝、最低で勝ち越し以上
というところであり、
常に目の前の試合を勝ちに行く気持ちは大事ですが、
心のどこかに
『まずは1勝することろから』
『最悪1勝すればいい』くらいの
開き直りを置いておきたいです。


とにかく、獅子軍団は
調子乗っちゃうと
どこまでも昇っていきますが、
焦り出すと力んで
空回りして自滅しやすいという
わかりやすいチーム特性を有しています。


昨日の楽天戦の守乱のように
それが実際に
見られていることからも伺えます。


まあ百戦錬磨の優勝慣れした
鷹軍団鯉軍団でも見られていますからね。


こちらは
優勝が目前になっている
だけに、
前回以上に守りに入りやすくなりますが、
(優勝を決めたい、死守したい)
前回以上に緊張度が高まってきますが、
(鷹の戦力もアップしているし)
できる限り、少しでも
前回の第一次天王山のときと
同じような気構えで挑みたいですね。


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ところで、この第二次天王山から
十亀を1軍に昇格させて
中継ぎ起用する予定
のようです。
通用するくらい復調しているならば、
今、疲弊している中継ぎ陣にとっては、
朗報になります。


またスタミナはありますから、
ソフバン以外なら第二先発も可能です。
ハム戦以降の5戦で有効です。


ただし、ロングが可能な存在とはいえ、
天王山においては、
十亀の大天敵であり、かつ
打てばチームに最も勢いをつける存在の松田
いますから、
十亀起用は松田以外で
最大8人までにしないとなりません。
(まあ上林やデスパも苦手な方ですが・・・)


もし松田と勝負したら、
一昨日のハム戦もそうですが、
絶好調で打てばチームを盛り上げる存在なので、
試合の勝利をそのまま持っていかれます。
当たるなら全打席敬遠にすべきです。
(満塁時なら押し出しをしてでも)


それ故に、天王山において、
十亀はそう長くは投げさせることが厳しい
という課題が残ります。
それだけに、十亀を上げる代わりに
誰を下げるか?が最大の問題点です。


首脳陣が考えそうなところでは、
まず伊藤や誠、小石あたりと交代するでしょう。
右投手なので伊藤や誠が濃厚と思われます。
でも、十亀は誠や伊藤よりスタミナがありますが、
前述の通り、天王山で十亀のロングは危険であり、
例えば、誠と交代しても
単にロングの入れ替えにすぎません。


それであるならば、十亀については、
疲労目立ってその疲労も限界を越えて
投球が怪しくなってきた野田平井と入れ替え、
その下げた方をCSに向けて調整させたいです。


ただ、十亀野田又は平井と交換は、
今の首脳陣の頭の中にはないでしょうから
実現をすることはなさそうであり、
結局、野田&平井依存症
最後まで治らず投与し続け、
CSの頃には
使いものにならなくなって、、、
ロング可能なあたりを2軍へ下げてしまい、
投手陣が不足するようになって
十亀を松田に
ぶつけざるを得なくなって、、、
これより先の未来は、
考えたくもありませんね。。。


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(おまけ)
数年前、在籍していた
文武両道で熱い男・カーターから
ライオンズへのメッセージ↓↓↓