下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【CS1st緒戦(鷹vs公)】大舞台で意気込みすぎて力んで『自滅』という怖さを示す一戦に。これはファイナルを控える獅子にとっても教訓になる一戦に。/鷹は十八番の先手必勝展から力で公をねじ伏せる。鷹は第一先発ミランダ→第二先発武田→第三先発石川から最後は抑え森で盤石にハム打線を抑え込む。ハムさん、開き直って勝って第三戦まで持ち込んでくれ!/ところで、捕手の森くんは、CS1stをリアルタイムでしっかり観戦して欲しい。

今日からCSが始まり、
まずファーストの舞台として
ソフバンとハムが戦いました。


今日のスタメン


結果については、案の定、
鷹が序盤から
得点して主導権を握る
十八番の先手必勝展開

ハムをねじ伏せて頭を奪いました。


今日の試合については、
上沢、ミランダの先発で始まりましたが、
双方とも意気込みすぎて力んで
いつもの投球ができません
でしたね。


初回は近藤のソロ弾でハムが先制しましたが、
初回裏の上沢が酷すぎましたね。


投げる前から
上沢の表情はガチガチで
死刑台に上がるような様相。
まあ、ハムは上沢で負けたら大痛手なので
上沢自身もそれをわかっているが故に
『絶対に負けられない!』
意気込みすぎていましたね。


1回裏の結果を示します。


【1回裏】
上林
初球セーフティバントで動揺を誘う。
高めをレフト前に落とされ
近藤も処理をミスする。
結果は左二塁打。
近藤もガチガチ。上沢も高め傾向
明石
ガチガチで力みストライク入らず与四球。
中村
初球を強引に引っ張りボテボテで
上沢がラインを切れると思って様子見るが、
結局、切れることなく投安打
この時点でハムに流れがありません。
で、満塁で柳田を迎えます。
低めでも落ちきらない初球フォークを
積極的に打ち右安打で1点奪って追いつきます。

で、まだ満塁でデスパ
デスパも打ち気で初球の甘い高めスライダーを
タイミング合わずの大空振りしています
が、
2球目、上沢の球が抜けて高めに外す。
3球目は外角高めの甘いカットボールだが、
見逃してもらえる。
4球目も外角高めに甘く入って
グランドスラムを被弾。


これで鷹が得意とする先手必勝の展開に。
序盤から得点を奪って
主導権を握る十八番の展開
になりました。
正直、この序盤で決着しました。
しかも、上沢はこの後も
力んで修正できずですから
獅子のように打力が優れていないハムにとっては
初回でThe End状態に。


松田
2球で追い込みますが、
その後が大きく抜ける球も続きフルカウント。
5球目、高めスライダーの絶好球
松田が振り急ぎファウルで助かりますが。
最後はど真ん中の甘いスライダーも、
遊撃手真正面で遊ゴロで
ようやく1つ目のアウトに。

ミランダ
4球とも全て高めで
外角高めを簡単に流され右安打
髙田
真ん中やや低めの甘いカットボールで
初球はカウント稼ぐが、
次のチェンジアップが入らず。
3球目フォークを空振り。
最後は半端なスイングで浅め中飛
甲斐
初球、外角低めストレート、
2球目外角スライダーで外し続ける。
3球目は真ん中スライダーでカウント稼ぐ。
4球目も外角のやや高めスライダーを右安打
上林
初球、外角低めチェンジアップで空振り奪うが、
その後も球が高い。
フォークが抜けて高めに入るが、
上林も読み違いなのか、空三振


結局、今日の上沢は、
『絶対勝たなきゃ』
『絶対負けるわけにいかない』と
あまりにも力んでいたので、
低めに決めることができず、
打ち込まれて当然の
高め傾向、抜け気味傾向。
とにかく、
開き直らない以上、
どうしようも無い状態でした。


それでは勝てるわけがありません。



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一方、ミランダについては、
要所で覚悟を決めて
大胆かつコース一杯に投げ込む
ストレートで連続見三振を奪う
なども
踏ん張る面を見せておりましたが、
全般的に力みすぎて
制球苦しみ、ボール先行で

いつものミランダでは
ありませんでした。
獅子との第一次天王山のときのように
状態がボロボロでしたね。


まあCS緒戦を任されて
『絶対勝たなきゃ』
『絶対負けるわけにいかない』と
あまりにも力んでいた
ので、
得意のヤフオクでも崩れました。
まさに獅子との
第一次天王山のときと同じでした


ミランダの押し出しがあった4回表です。


【4回表】
アルシア
初球はボール球から。
3球目、高めボール球を強引に打って中安打
渡邉
初球、外角低めにチェンジアップ一杯に決める。
2球目はフォークが高めに抜ける。
3球目は外角低めチェンジアップで空振り
4球目は決めに行くが、
力んで外角高めに大きくすっぽ抜ける
5球目、外角高めストレートを流してファウル
6球目、内角低めチェンジアップを引っ張り
鋭い当たりのファウルに。
でも7球目、外角低めチェンジアップで空三振
横尾
初球、真ん中ストレートを振り遅れファウル
2球目、外にストレートを外す
3球目、外角高めストレートを打ち上げてファウル
4球目、外角チェンジアップを打ち上げてファウル
5球目はチェンジアップをワンバン
6球目、外角チェンジアップをファウルで粘る
7球目、真ん中に入るストレート左安打
おにぎり君の粘り勝ち
清水
2球続けて内角低めに外しボール先行。
3球目も高めに外してボール3
結果、ストライク入らず与四球
一死満塁で中島
初球は外角低めにスライダーを決めるが、
2球目は外角にチェンジアップがワンバン
3~4球目も低めにストレートを外す

5~8球目、中島の十八番の流すカット
最後は低めに際どく外れて
中島も見極めてバットを止めて
与四球から押し出し1点
再び満塁で西川
3球続けてボール球
4球目はストライクに入れていくが、
連続で与四球から押し出し1点
ここでミランダ降板


結局、上沢、ミランダ双方とも
CS緒戦という重責を任されて
その重さに耐えきれなかったですね。


まあ上沢も経験が浅いですから、
しょうがない面もあるでしょうが。


こういう大舞台では、
『勝ちたい!』という
熱い想いを持つのは当たり前。
その想いが薄ければ、
当然、勝負になるわけが無いので。

問題は、そこから先の話であり、
如何に頭を冷静にして、
覚悟を決めて(腹をくくって)

対応するか、が肝心です。


大舞台での大勝負では
心は熱く、頭は冷静に、
覚悟を決めて大志を抱け!
です。


もちろん、それは難しい話ですが、
王者を決する頂上決戦ですから、
その難題が求められる
わけで、
それをクリアできた者が
頂点に立つ王者の座を
手中におさめることができる
わけです。


今日の試合は、
その教訓を改めて

認識させてくれた一戦でした。


当然、CSファイナルを迎える
獅子にとっても重要な教訓
です。
獅子も雄星からスタートしますので、
変に『雄星では負けられない』
『勝たなければいけないんだ』と
意気込んでしまったら
上沢の二の舞になります。

留意されたいです。


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ちなみに、話は変わりますが。
獅子の方は今日まで宮崎で合宿しており、
今日も調整試合をしておりました。


もちろん調整試合も大事ですが、
特に森あたりは、テレビで良いから、
CS1stの鷹vsハム戦を
リアルタイムで観戦し、
自分ならどうする?も含めて
研究に専念して欲しいところです。

CSや日本シリーズといった
頂点を争う短期決戦は
捕手力を向上させる良い機会ですから、
練習試合よりも大きな授業になります。


もちろん後でビデオを観るのもいいですが、
結果がわかってしまうし、
飛ばしてみてしまう面も出てきますし、
観る集中度も違ってきます。
余計な解説は消音にしてかまいませんが、
リアルタイムで観るからこそ
自分ならどうする?
のシミュレーション
瞬時で真剣に集中してできます。

第二戦からはしっかり集中力を持って
リアルタイムで観戦して欲しいです。


ちなみに、獅子たちも今日の試合を見ることで、
ハムも、鷹も、緊張していることは伺えるだけに
「敵もみんな緊張しているんだ」と感じることができ
本番では少し楽な気持ちになれる可能性もありますから、
他メンバーも、是非とも試合を観て欲しいですね。



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話を戻しますが、
4回表に一死満塁の状態
ミランダから武田に交代して、
その武田が冷静に火消しをして
8人をピシャっと抑えましたね。


今年の武田は、波が激しく
良いときは完封を連続するなど絶好調も
悪いときは簡単に打ち込まれたりしています。
最近は、最終戦で
獅子も抑えられたように、
復調気配でした。


今日の武田については、


【4回表】一死満塁
大田

打ち気になって外角低めの難しい
スライダーに手を出し三ゴロ。

二死満塁で近藤
初球、内角にストレート決める
2球目も内角ストレートで追い込む
3球目は1球外へ外し
4球目は内角低めに
落とすフォークで空三振


【5回表】
中田

2球目高めストレートを
振るタイミング合ってのファウル
しかし、最後は外角低めスライダーで
ハーフスイングの空三振

アルシア
2球目内角ストレートにタイミング合わず空振り
3球目内角高めストレートを詰まらされてファウル
4球目、高めに浮くカーブをファウル
5球目、高めに抜けたフォークだが、右飛
渡邉
初球は外角高めにスライダー外す
2球目真ん中スライダーを
振るタイミング合ってのファウル
3球目、低めにストレートを外す
しかし、内角ストレートで詰まらされて遊ゴロ


【6回表】
横尾

初球、低めにストレート外す
2球目、真ん中やや高めにストレート見逃す
3球目、スライダーをワンバン
4球目、外角高めストレートをファウル
5球目、高めストレートをファウル
振るタイミングは合っている
6球目、外角低めにストレートを外す
7球目、内角ストレートをファウル。粘る
8球目、外角に外すストレートを二ゴロ。
回り込んでジャンピングスローと明石の好守
清水
初球、内角高めにカーブが抜ける
2~3球目、外角スライダーをファウル
4球目、外角にフォークをワンバン
5球目、外角ストレートをカット
6球目、内角ストレートで二ゴロ
バットを折らして詰まらされる。

中島
2球で遊ゴロ。粘れず。
8者連続でアウト。



獅子から見ると、昨年くらいから
武田自身の不調で打ち込んでいましたが、
基本的には
獅子が苦手とする資質が満載ですから、
調子が戻れば
天敵復活の懸念はあります



さて、今日は、ミランダが早期降板
という結果になったからはありますが、
ミランダが第一先発、
武田が第二先発とした
先発二人体制で鷹が凌いだ結果
になりました。
まあ石川も中継ぎというのが贅沢さを感じ、
第一先発ミランダ→第二先発武田
→第三先発石川から最後は抑え森で
盤石にハムを抑えた、という印象がありました。


で、気になるのは
ミランダらのファイナルでの登板日です。


もちろん、1stステージが
2戦目で終わるか、3戦目で終わるか
で大きく違ってきます。
3戦目までもつれれば、
東浜を1st第3戦で消費しますが、
2戦で終われば、
東浜もファイナルへ投入できます。


ただし、今後の展開次第でしょうが、
今日の戦い方を見ると、
武田石川は先発ではなく、
中継ぎでフル回転しそうですね。

松本はまだ一軍に登録されてていないので
松本の処遇はどうなるのか?わかりませんが。


となると、鷹の先発陣は、
ミランダ、千賀、東浜、
バンデン、大竹と

1名足りないんですよね。
となると、
やはりミランダの中4日登板が
ある可能性が高そうですね


ミランダの場合、中5日は十分OKです。
今日は3回1/3で94球を投げています。
一方、武田は35球石川は23球です。


ミランダの球数は
中4日するには微妙な多さですが、
武田を上手く温存することができれば、
中4日でファイナル第2戦に
ミランダ~武田の先発二人体制
十分ありそうですね。


当然、中4日で出てくるというのならば、
獅子にとっても悪い話ではありません。
もちろん、そのときは
早打ちは厳禁であり、
カットしたり、我慢して球を見極めたり
球数を稼ぐ戦術で挑み、
疲れてきたところを

狙い打ちすることが必須です。


ただし、今日も鷹の方は、
序盤から得点を奪って
主導権を握る十八番の展開

持ち込みましたが、
天王山のときの如く
その十八番の展開に
極力持ち込まないよう努めたいですね。



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ところで、鷹の打撃陣については、
気になっていた一つには、
グラシアルは
まだスライダーが苦手なのか?
苦手スライダーを克服していないか?

でした。


今日のグラシアルは、
4打席3打数2安打1四球でした。
1打席目の右安打は外角高めストレートでした。
ただし、2打席目の遊安打は
外角高めスライダーでしたが、
ボテボテでしたから、打ち獲ってはいます。
3打席目は低めカーブで見三振。
4打席目は四球でお散歩になりました。


スライダーに関しては、
高めで遊安打を打ちましたが、
ボテボテなだけにそこまで心配必要ないでしょう。
逆に、4打席目は歩かしましたが、
外角低めスライダー
タイミングが合わず
見事に空振りしてくれていました。


グラシアルについては、
まだスライダーは苦手のようであり、
特に外角の低めが有効
ですね。


ちなみに、
熱男も外角低めは
相変わらず攻め処であり、
クルクル、ケンケンしておりましたね。


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さあ、これで鷹が
CS1st突破に王手となりました。
まあ鷹がこのまま突破して
ファイナルでは獅子と当たる
でしょう。


確かに昨年の獅子も
CS1st緒戦を大勝しました後に
連敗して敗退しましたように
勝負は最後までわかりませんが、
あのときは、
こちらが雄星でカモの則本を相手に快勝しても、
相手にはまだ岸という天敵が残っておりました。


戦力差を鑑みれば、
今のハムは相当厳しい状況に追い込まれました。


少なくとも、1stの舞台で
鷹の消耗を増してくれるだけでも、
ありがたいですけど。。。


ハムさん、開き直って
勝って第三戦まで持ち込んでくれ!