下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

★★★ CSファイナル第4戦 鷹戦 ★★★ 連日完敗で王手をかけられ陥落寸前の崖っぷち。7回大失点がトドメとなったが、それまでのチャンスを焦りと力みから自分たちの野球ができず活かせなかったことが痛く、その焦りと力みは序盤から主導権を奪われたことが大きく響いた。鷹が狙う十八番の先手必勝の流れに持ち込まれれば勝つことは難儀。もう明日は結果を考えず腹をくくって開き直り、今年やって来た獅子野球を最後まで貫き通せ!自分を信じて突っ走れ!

王手を賭けたCSファイナル第4戦
シリーズ決着に向けて
今日のこの一戦を制した者が大いに優位となります

今日はメラドへ行って応援しました。
ここから観戦です。


今日のスタメンと控え(獅子)は、

十亀が抹消されて
今井と郭が昇格しました。
先発の今井は、
ブルペンからスタンドの誰かと話す余裕振りでした。
大舞台だからといって
ガチガチになっている感じはしませんでした。
ただし、今井の課題というと、
制球難一発病ですね。


郭の昇格は、
一瞬、第5戦の先発???と思いましたが、
今日のための中継ぎ待機であり、
早々にブルペンで準備をしていました。


に関しては、外国人登録枠の問題があるので、
第5戦がウルフ先発であるため、
今日使ったら、即抹消の可能性が高く、
結局、今日は最後に敗戦処理ででてきたわけで、
それで抹消になるとなると、
何か勿体ない使い方をしたな

という印象です。


せめて、今日使うのであれば、
4回表のピンチ時には
2番手が小川のワンポイントで良かったでしょうが、
その後の5回以降は、
郭を第二先発として投じても良かった

と思います。
まあ、首脳陣は
まだ郭を信頼できていないんでしょうね。


さて、結果については、、、


今日も鷹に序盤から先発が崩れ、
先制されて主導権を握られ、
捕手・森まで破壊され、
中盤のチャンスを逃しながら、
鷹の王手を許して
崖っぷちに立たされました。



今年の鷹との直接対決
(レギュラーシーズン)を見ると、
先制点を挙げて、
かつ序盤(3回終了時)リードの場合は、

鷹が6勝1敗獅子が8勝2敗です。
ちなみに、昨年2017年も含めると、
鷹は12勝1敗という成績です。


しかも、このCSで鷹は
先発二人体制を敷いているので、
第一先発投手が苦しくなれば、
すぐに第二先発が出てくることになるので、
鷹は序盤に主導権を握られると
逆転が難しくなる相手です。

鷹陣営はそれがわかっているから、
このシリーズで
「先手必勝」を強調してきました。


もし鷹に先制点を許したのならば、
その直後には
最低限、追いつかねば厳しいです。

もし獅子が先制したのならば、
最低限、そのリードを
死守しなければなりません。


鷹が序盤に主導権を握ると、
何故、逆転が難しくなるのか?

を考えると、
もちろん、
鷹には実力派の中継ぎが控えていること
鷹自身の勢いが増して手がつけられなくなること
が挙げられるでしょうが、それだけではなく、
鷹軍団が強敵であるだけに、
こちらがその脅威を感じて、
そこから焦り、力みが生じ

心の余裕が無くなってくる
ということも大きく響いてきます。


今日の試合については、
先発の今井自身、
緊張でガタガタになっていた
という雰囲気はあまり感じられず、

初回表の立ち上がりでは、
明石、上林と簡単に仕留めて
二死を奪いました。
球も走っており、良い球も放っていました。
ただし、球が高め傾向だった
というところはありました。


ところが、二死から
グラシアルには警戒しすぎて
いつもの制球難の課題を露呈して
簡単に歩かしてしまいます。

そして、次の柳田には、
いつもの一発病の課題
露呈してしまいます。
高めのボール球だったんですが、
外角高めのストレートを高々に打ち上げられて、
そのままレフトスタンドに運ばれ、
手痛い先制2ラン

被弾してしまいます。

まさに今井が現在課題にしている
制球難&一発病
立ち上がりから発してしまいました。


しかも、獅子にとって
さらなる悲劇が生じます。
次のデスパが初球に空振りしたとき、
振り切ったバットが森の左手に直撃し、
森が負傷により早期緊急降板になりました。
これは今日の試合にも大きく影響し、
(6回裏のチャンスを逃したこと)
後々にも響く懸念が想定されました。


一応、その後、立川の病院に行ったそうですが、
診察の結果、打撲と診断されました。
骨をやられたか?とも思われただけに
そこまで被害が大きくなかったのが幸いでした。


本人は、
(デスパイネは)いつも"下がって"と
 声をかけてくれる。
自分の不注意です。
 痛みはあります。明日は出るつもり」と話し、
自分でハンドルを握って運転し、
球場を後にしたそうです。


外国人の場合、リーチが長いため、
振り切ったバットが捕手へ直撃するケース
見られやすいです。
メヒア振り切ったバットが捕手の首に直撃し、
もの凄い危険な状況だったこともありました。


とにかく、
今後、他の捕手も注意されたく、
本人は明日も出るつもりのようですが、
確実に大丈夫とならない限りは
慎重に対応した方がいいと思います。


ただし、負傷直後で診察前に
自分で運転して
病院に行ってはダメです。
身体が資本のアスリートなんですから、
球団職員に連れてってもらうとか、
少なくともタクシーを使って行くとか、
もう少しご自愛下さい。
昨年の骨折時に
森自身も、球団の方も配慮が足りず、
完治に大きく手間取った経験があるのですから。。。


で、試合の方に話を戻すと、
2回表さらに余計に
致命的な追加点を許しました。
中村や内川を仕留めて二死まで持ち込みましたが、
8番西田には
セーフティバントヒットを決められ、
9番甲斐には
痛恨の2ランを被弾しました。


雄星も、多和田も、榎田も、今井までも
4戦連続で序盤に
8番西田や髙田、9番甲斐と
鷹下位打線にやられたことが
痛恨の極みとなり続け、

そこからの失点が
最後まで重くのしかかりました。


今年の甲斐については、
松田や上林らの陰に隠れて
獅子キラーぶりを発揮しております。
今年の打率や出塁率は、
西武戦成績が通算成績より高く、
特にメラドでの方がヤフオクよりやられています。
 ※甲斐打率(2018)
  通算0.213、
西武戦0.259、ヤフオク0.222、メラド0.303
 ※甲斐出塁率(2018)
  通算0.274、
西武戦0.317、ヤフオク0.281、メラド0.343


とはいえ、下位打線でやられてしまうと、
そのまま勢いやチャンスをもって上位打線へつなげられ、
一方、こちらもアウト稼ぎやすい場面を喪失します。


そもそも下位打線の活躍や、
二死からの得点奪取は、
獅子威し打線にとっても
十八番の展開であり、

相手へのダメージも大きく与えやすい
です。
それをこのシリーズで
鷹打線にやられ続けている状態です。


この甲斐による痛恨の一発被弾については、
今井の一発病によるところが大きいですが、
今日の甲斐は、次の打席(4回表)でも
木村の好守により右飛で仕留めましたが、
打球は今井の球を
しっかり捕らえる当たりたったように、
完全に今井の球に適合していましたね。
今年の甲斐の今井との対戦成績が
7打数2安打でしたが、
今日の甲斐は今井の球を
読み切って打ち込んでいましたね。


一方、序盤戦(1~2回)の獅子威し打線は、
東浜が中4日の強行登板にも関わらず、
東浜自慢のシンカーや
カットボール、ストレートに翻弄され続け、
三振祭り、凡打祭りで勢いに乗れず、
その間に、差を広げられていきます。


それでも、3回裏
昨日の打席で復調してきた外崎
外角低めを上手く打って斬り込み、
今日スタメンに入った木村
低めシンカーを体勢崩しながらも
ライナー性の打球でレフトスタンドに運び、
ようやく
2ラン弾で反撃の狼煙を上げます。

しかし、その後の秋山、源田、浅村と
三者連続で三振を奪われ、
主導権を奪い返すことができず、
むしろ焦りとストレスを溜めることに。


このように獅子軍団は、
今日も序盤から失点して
追いつくことができず、
試合の主導権を握られ、
鷹の十八番である
先手必勝展開に持ち込まれます。


それでも3回裏に2ランを放った木村
4回表も好守で今井を助け、
いいリズムに乗れそうにあり、
今日のラッキーボーイ
になりそうな雰囲気を醸し出しました。
こういう短期決戦は、
興奮状態にもなりますから、
いい具合にリズムに乗ると、
アドレナリンが発して
いつも以上に力を発揮することがあります。
だからラッキーボーイなんですけど。


また、その前の打席に座る外崎
今までの鬱憤を晴らすように
今日は調子を上げてきます。


獅子は序盤戦を制することができず、
鷹が序盤から主導権を握っているわけですが、
中盤にその流れを一転させる勝機
舞い込んでくる局面が見られました。


まず5回裏
鷹の方は第二先発の継投策を打ち、
武田をマウンドに送り出します。
ただし、武田自身は前回が中3日で投げ、
今日が中2日と間隔を詰めておりました。
先頭の外崎は
最初タイミングが合っていなかったですが、
外角低めスライダーを泳がされながらも、
上手くバットに当てて中安打を放ちました。
これにより無死一塁となり、
前の打席で2ランを放った木村が登場します。
その後は秋山、源田、浅村と上位へ続きます。


ただし、ここは2点差ビハインドでしたが、
獅子軍団は木村バント作戦を講じてきます。
チームとしては、
ここで確実に1点返すことに専念し、
手堅くバントで進めたいという意図であり、
それも一手であるでしょう。
まあここが岡田の打席だったら、
しょうがないかな、という気はします。
しかし、相手投手が交代したとはいえ、
この打席は、
今日一発が出ている木村であり、
しかも、今日の木村は
4回表に好守で今井を助けており、
今日のラッキーボーイ
になる可能性を秘めていました。


この局面では、
逆転が難しい鷹が主導権を握って
鷹の流れになっている状況
であり、
鷹もその流れを失いたくないから、
このイニングから第二先発を投じてきたところですが、
その第二先発が立ち上がりから
嫌な雰囲気を醸しだしている状況でした。
すなわち、
流れを転じる機会が訪れますが、
その機会を逃せば、
鷹の流れがさらに強まる懸念がある状況
です。


流れを転じるためには、
この局面は1点返すだけではダメで、
最低限、追いつくことが必須、
できれば逆転したいところであり、
相手の流れを打破するには、
ラッキーボーイによる活躍が
大きな武器になります。


それを考えれば、この局面は、
ラッキーボーイになりやすい木村
バントをさせるのではなく、
積極的に打たせる博打に出て
それにより流れを一気に取り戻すこと

が望ましかった
と思います。
もちろん、その博打は
大失敗するかもしれませんが、
成功したら流れを一気に転じ、
主導権を奪い返すこと
期待できます。


まだ走者は一塁にしかいませんでしたが、
上記の状況を鑑みれば、
ここは大きな勝負処だった
と思います。


ところで、今年の獅子威し打線は、
バント作戦もやってきてはいますが、
犠打がわずか48個とリーグで断然最小だったように、
※犠打:オ118、ロ108、ソ102、日84、楽76、西48
積極的に打って出て、
それで成功してきたことが
強さの一つでもありました。


しかし、この局面では、
今までやってきた獅子野球を
貫くことがデキませんでしたね。


もしかしたら、第三戦の3回裏で
4点ビハインドの中、
無死一二塁から金子に打たせたとき、
金子が三振で走者を動かせなかったこと
を反省したからなのか?
木村を信頼しきれなかったからなのか?
早く1点が欲しいという気持ちが強かったのか?
その真意はわかりませんが、
少なくともベンチでは焦りがあり、
その焦りから消極的な攻撃を選択し、

今までやってきた自分たちの
獅子野球を行うことができなかった
という印象を持ちました。


一応、木村がバントを成功させて、
木村の足が速く、相手の送球が遅れた分、
バントヒットが成立しそうなセーフ判定
を得て、リプレー検証に入りました。
もし検証結果で
セーフ判定のままとなれば、
無死一二塁と大チャンスを迎え、
結果的に流れを一転させる勝機
になっていたでしょう。
しかし、一瞬の差により
検証結果は判定が覆りアウトとなり、

流れを転じるまでには至らずでした。


それでも木村はバント成功で仕事を果たし、
一死二塁のチャンスを得るわけですが、
次の秋山は、
低めカーブに手を出してしまい
初球拙攻で倒れ、
次の源田も二ゴロに処理されて、
この回は得点を許されませんでした。
これでは流れは転じません。


秋山については、
このシリーズで大不振に陥っております。
第三戦でも初球拙攻でチャンスを潰しており、
あれこれ考えるタイプなので、
大不振によりに焦り、さらに不振にハマると
完全な負のスパイラル状態に陥ってます。


源田もこのシリーズは好調でしたが、
今日はどこか力みが生じていましたね。
その力みから
バットの出が悪かったです。
まあ栗山らも含めて獅子全体で
そんな状態でしたね。


そもそも今日の第4戦は、
タイでイーブンだったはずでしたが、
勢いに乗る鷹の方は
心にゆとりがあってノビノビやっていたのに対し、
獅子は何か追い詰められて
テンパってどこか力んだ状態にあり、
それが初回に先制されてから
さらに焦り、力み、
序盤から主導権握られて
後手後手となって
さらに焦り、力み
という負のスパイラルでした。
それ故、チャンスを前にして
鷹の方はボール球を見極める余裕あり、
しっかりチャンスを活かしますが、
獅子の方は、
余裕がなく難しい球にも手を出し、
三振含む凡打の山で
チャンスを活かすことが
できませんでした。


一応、6回表にも
浅村のヒット、山川のお散歩で
チャンスが再び到来するわけですが、
好調だった栗山力みが入って凡打となり、
走者を進めるのがやっとであり、
おかわり君については、
バットを全く振ることができずの三球見三振、
岡田については、粘りますが、
結果的に外角低め一杯に決められて
手が出ない見三振に終わり、
ここもチャンスを活かせずの無得点に。


確かに鷹の方は、ピンチになって
甲斐がグラブのヒモが切れたとか言って
間を開けているうちに、山川は歩かしましたが、
武田が腹をくくってコース一杯に決める好投に
やられたところはあります。
まあ武田の場合、
以前も2度くらい見たことがありますが、
ピンチになると指が痛いとか言って、
一旦ベンチに下がって間を置く習性があります。
確か武田以外でも1人見たことがあります。
その一環で甲斐が武田への配慮で
察して間を開けたようにも見えました。。。
帰って録画を観ると、
山川への2球目を投げた後に、
武田が甲斐をマウンドへ呼んで間を取り、
4球目を投げる直前に
武田が甲斐に目で何か合図をして、
甲斐がタイムを取って
審判が甲斐に背を向けている間に、
甲斐がグラブのヒモをつかみながら
一旦、ベンチへ下がってグラブを変えに行きます。
まあルールの範囲内ですから、
何とも言えないのですが。


またおかわり君の打席でも
審判がおかわり君に厳しかった面も伺えました。
まあ、今日の審判は、
鷹甘獅厳の判定がいくつかあった気がします。
3回裏の秋山が見三振したときの球や
4回裏のおかわり君への2球目のストライク判定とか、
7回表の増田が上林に四球を与えたときのボール判定、
このほか、西田ハーフスイング(バットを止めたと判定)
など目立ちましたね。


いずれにしても、
中盤に流れを転じる勝機も訪れますが、
それを活かすことができず、
結局、力尽きて7回表に
増田&Kマートがやられて
The End!となりました。


--------------------
今日の試合については、
7回表に試合を壊したことが
致命的になりましたが、
中盤で流れを転じる勝機を
活かせなかったことが痛かった
です。


そして、その中盤に
その勝機を活かせなかったのは、
序盤から主導権を奪われたことが
大きく響いており、

それに伴う焦りと力みが
痛恨となりました。


やはり鷹に勝つには、
序盤からリードして
必ず主導権を握ること

絶対条件です。
それは明日も同様です。


ただし、もう後が無くなりました。
とにかく、もう明日は
結果を考えず
腹をくくって開き直り、

今年やって来た
獅子野球を最後まで
貫き通すしかありません。
自分を信じて突っ走れ!

いくぞ前進 その先へと!
敵を蹴散らせ
薙ぎ倒せ度胸魅せろ獅子よ!



【MIDI】 埼玉西武ライオンズ応援歌メドレー2018チャンテ他付