おかわり君のバッティングフォーム連続写真(週ベ)/昨年後半のような活躍を維持できるか? 一方、若手との争いにおいても、衰えて若手に譲るのではなく、高きレベルで争えるよう、若手に対する『高き壁』となれるか? おかわり君の働きは様々な意味でチームの将来性に左右する重要なファクターとなる。
週刊ベースボールで連載されている
「連続写真に見るプロのテクニック」で、
新年一発目の今週は「おかわり君」でした。
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おかわり君の構えは
肩を上げずゆったりと力を抜きながら、
上記にあったように、軸がしっかりしており、
肩を動かしながら、バットを軽く下げ(写真②)、
上記記事のように左足を早めに上げて(写真③)
それにより始動を早くしました。
そして、インパクト時においては、
写真⑩のように右足のかかとを上げながら
写真⑪のように両脇を締めながら、
頭を動かさず、無駄なく身体を回転させてます。
そのため、上記記事では
「押し込む」(写真⑨~⑪)と表現されていますが、
回転が無駄なく鋭くなっているので、
遠心力も加わって
バットを通じて球に力がロス無く伝わって
飛距離を増していると思われます。
昨年前半までは、長いこと不振に陥っており、
それまではどっしり構えていたところで
一気に振り切って打ち込む
『静→動の打ち方』をしていました。
しかし、年齢的に瞬発力が衰え、
その『静→動の打ち方』では
速いストレートに対応できなくなり、
大好きなストレートについていけず
いとも簡単に振り遅れて空振りをしていました。
しかし、構えたときに肩を動かしながら
バットを軽く下げてから振り出すという
『動→動の打ち方』に変更し、
それにより始動が早くなり、ゆとりができ、
速いストレートにも対応できるようになりました。
もし、振り遅れ、差し込まれたとしても、
バットの先でしっかり振り切っているので
ライトスタンドへぶち込めます。
また、始動を早くすることには、
バットの軽量化を図ることも促しましたね。
昨年後半、
おかわり君が奇跡的復活を果たしたことは
夏場に山川らが不調になっていただけに、
獅子の躍動に大きく貢献しました。
まあ、山川などの夏場の不振は、
山川らも、おかわり君の一発に刺激されて
本塁打を意識しすぎて大振り傾向になったことによる
可能性が考えられますが。
ただし、おかわり君自身が年を重ねる今年も
昨年後半のような活躍を維持できるか?
という課題は、
今年のチームの命運を左右する可能性のある
大きな影響要素の一つになります。
もちろん、
おかわり君にとって代わる若手も台頭せねば、
チームの将来はありません。
ただし、衰えから落ちぶれて
若手にレギュラーを譲るのでは、
若手らへ課すハードルも低くなり、
チーム底力は上がりません。
チームの底力を上げるためには、
おかわり君は、若手に対して高き壁となって
若手と高きレベルで争いたいところです。
そのようなことを鑑みると、
おかわり君の働きは、様々な意味で
チームの将来性に左右する重要なファクターとなります。
(↑↑↑桐蔭三兄弟!)
昨年、改善したバットの軽さについては、
もう慣れてしまっているでしょうし、
これ以上、軽くすることはもうできません。
さらに年齢的な衰えも待ってはいません。
特に肝心の下半身が甘くなったら厳しいです。
気を緩めてしまったらそのまま墜ちる一方です。
しかも、若手も台頭してきます。
(しなければなりません)
体力と気持ちを保つには、
並大抵の努力では難しいですからね。
そのように、衰えが待っているからこそ、
今まで以上に努力しないとならないですからね。


