下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

春キャンプ開始!プロ野球界の謹賀新年! そこで2019年の獅子軍団で気になることを今一度、書き綴ってみましょう。

今日から春キャンプ開始
ついにプロ野球界の新年が明けました。
そのような節目の日ですから、
今回は、年のライオンズに関して
気になる所を今一度、書き綴ってみましょう。
(今まで書いてきたことの再整理でもありますが)


1.投手陣
1.1 先発投手陣
今年の西武は、
いろんなポジションで穴が開いて
どこもその穴を埋める課題がありますが、
最も肝になっているのは、
ゲームを築く大事な役目を担う
先発陣の駒不足問題ですね。


1)主力の先発ローテ
雄星が抜けた今、先発陣の
一番手は多和田二番手は榎田です。
この二人については、
少なくとも昨年ほどの働きは欲しいです。
まあ榎田については、
イニング数が規定回数を超えて150回以上、
勝ち星があと2~3勝加えられるとベターです。


三~四番手には今井十亀あたりが該当ですね。
今井については、昨年、出遅れましたが、
今年は開幕から稼働して最後まで突っ走って欲しいです。
目標は2ケタ勝利を自ら挙げていますので、
その達成は最低限のノルマにしたいです。
12~13勝もしてくれたらベストですね。
まあ多和田も昨年は『2ケタ勝利』を目標にしていて
獅子威し打線の援護もありましたが、
最終的に16勝の最多勝利でしたから
そういう目標以上の嬉しい誤算は大歓迎です。
気になる課題消化するイニング数ですね。
少なくとも規定回数143回は超えたいですね。
(昨年は78回2/3)
とにかく、今井の課題は、
通年で毎試合長く投げられるスタミナ強化
制球力向上一発病克服ですね。


問題は十亀の方ですね。
イニング数は、昨年が124回1/3と、
ここ3ヶ年(2016~2018年)で最も多く投げました。
しかし、防御率は4.42で、
5勝8敗と不甲斐なく冴えなかったですね。
今年はFA権が取得可能になりますから、
FAドリームが発破になって躍動するかもしれませんが、
動機が不純でもいいから、
今年の十亀にはキャリアハイの成績を残せるような
大活躍を本来ならしてもらわねば困るところですね。
ただし、年齢的なものもありますから、
4年前のような活躍までは厳しいかもしれません。
少なくとも、
一昨年2017年くらいの働きは欲しいです。
(116回1/3 8勝7敗 防御率3.40 WHIP1.38)


でも、対戦相手は考えた方がいいでしょう。
ソフバンには、
昨年、2勝を挙げて防御率も3.76でしたが、
大天敵の熱男の存在で試合を落とします。
大不振だった2016年鷹だけが唯一好成績でしたが、
やはり鷹は基本的に苦手な部類に入り、
できることなら鷹戦は避けた方がいいです。
一方、昨年はハム戦で好投しておりましたが、
2014~2017年を見ればわかるように
ハム戦ではボロボロの成績であり、
その4年間は勝ち星を1つも得られず
基本的にハムとは相性が良くありません。
しかし、昨年は対戦無しでしたが、
楽天には相性が悪くなく、一昨年の2017年は
雄星に次いで鷲をカモにしており、
(3勝0敗、防御率1.78、WHIP1.11)
キャリアハイの2015年では、
2勝0敗で、防御率が1.64、WHIPが0.86
でしたね。
またロッテに対しては、
昨年が今一つでしたが、
それまでは良好な関係を築いていました。
すなわち、
楽天やロッテと今一つ球団が相手なら
比較的、力を発揮しやすい傾向があります。
それらを考えると、
少しでも好投して貢献してもらえるよう
鷹戦は回避しつつ、鷲戦や鴎戦を中心に使うと、
相手を選びながら先発させたいところです。
ただ、鷲戦で浅村
熱男のような天敵にならねばいいですけど。
あと、今シーズン幕開けの出鼻を
くじくような話ですけど
今年がFA権利取得可能年であり、
補償が無いCランクになってます
ので、
鷹が不在のセ・リーグ球団へ
上手く
トレードに出せるなら
それも選択肢の一つになると思います。
(地元(愛知)の中日とか)
もちろんトレード先からそれなりの
左腕など投手が釣れることが必須条件ですが。


先発五番手の1議席には
登録枠数制限のある外国人三人衆が賄う形で
(ファビオ、郭俊麟、ニール)
その3人で
170イニング以上を消化
してくれるとありがたいです。


このように、
先発5本柱を用意するのがやっと
というのが獅子の現状です、
上記以外の投手から六番手、七番手、、、と
続いてくれないと
1年間の優勝争いを戦えません。


2)新手の先発投手は?
前述した投手の後に続く存在については、
実績だけを考えれば内海が一番手でしょうが、
昨年ほどの働きができれば
先発で昨年の82イニングも消化できたら
御の字ではないでしょうか。


しかし、実績・実力を考えれば、
今年、高木勇には頭角を現して
先発ローテ入りする活躍
してもらわねば困りますね。
豪州修行では、
内角へのシュートを磨くと言ってましたが、
カーブを習得して帰国しましたね。
本来ならもっとやれる存在です。
ただし、気持ちで投げるタイプであるだけに
功を焦って余裕が無く一杯一杯になり、
投げ急いで雑になってしまい自滅しています

とにかく、
その焦りからの空回りを克服したいです。
まあ今年は内海加入に伴う相乗効果
高木勇に上手く効くといいのですが。


そして、資質だけは十分の光成
今年はクリティカル年として
もう頭角を現さないと厳しい
です。
多和田、今井とともに
エース格の中心的な三羽ガラスを担いたいです。
光成が覚醒するに、
何度も書いていますけれど、
ダイナミックに投げ込むための
フォームの安定性・固定を図ること
と、
苦しくなって弱気にならぬよう
メンタル問題を改善すること

重要な課題ですね。
今年は結婚もしたし、
背番号も西口の13番に変わりますから
著しい成長を見せて台頭したいところですが。


あとは2年目の伊藤崖っぷちのあたりでしょうか。


伊藤については、思い切りが良いのですが、
球質が軽い分、甘いコースでは、
スタンドまで持って行かれます
から、
今井と同様に、
厳しい処に意図して投げられる制球力アップ
先発して4回になると
スタミナ切れの様相が見え始めますから、
スタミナ強化が重要な課題ですね。


については、
昨年、ストレートに力強さが身につき、
成長の片鱗を見せることができました
が、
自信の無さから、
ピンチになると、一杯になってしまい
投げ急いで打ち込まれてしまう
という
メンタル面の弱さを改善して
本格化したいですね。


あと泰雄とかも候補でいますが、
泰雄はとにかく制球力がカギですね。


ルーキーの松本航などは
所詮ルーキーですから
正直、計算外で考えるべき
です。
もし活躍してくれたら、
それは嬉しい誤算と考えるべき
です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー
1.2 中継ぎ陣
1)主力中継ぎ勢
メンバーを考えると、
勝ち負けを争う展開中の主力については、
(ある意味で、勝ちパターン
抑えヒース増田二枚看板を、
その前
Kマート平井野田小川武隈大将

というところでしょうか。
あとは大石も加入すべき存在ですが、
故障持ちでもあるから、未知数でもあり、
通年で活躍するのは厳しい
でしょうか?


いずれにしても、
前述した9名の主力中継ぎ陣については、
登板時にしっかり抑えてくれることが必須です
最も懸念すべき課題は、昨年も見られたように
ブラック酷使による
疲労蓄積・調子下降を
回避する適用方法
ですね。
平井は70試合登板を目標に掲げ、
頼もしいことを言ってくれていますが、
昨年のように過労になって
途中でパンクされても困ります。
首脳陣による彼らの使い方が問われます。


例えば、抑えについては、
ヒースと増田を交互に使っていく、
そのための二枚看板体制です。
その前の中継ぎ陣も
好調者に偏りすぎないよう
分散させながら使っていきたいです。
(ローテを組んでもいいし)


2)敗戦処理班の役目
そして、負け戦の試合展開になったときの
敗戦処理班をしっかり設けて活用し、

そういう展開になった試合では
前述の主力9名は絶対使わない
という我慢心を強く持ちたい
ですね。
※ただし、上記の主力9名でも
 落ちぶれて敗戦処理班に格下げになったら別
とにかく、負け戦の展開では、
敗戦処理班だけで対応し、
他の主力投手陣を温存することが大事です。


極端なことを言えば、負け戦ですから
いくら打たれても構いません。
とにかく敗戦処理班だけで済ますために
フルボッコに大炎上しようが、
少しでも長く投げることが重要です。
そして、使った後は、
当然、疲労が蓄積するわけですから、
2軍としっかり入れ替えて
敗戦処理班のリフレッシュ化を図りたいです。


つまり、
使っては2軍の別の者と交代、
使っては2軍の別の者と交代

次々に繰り返していきます。
もちろん2軍戦線に影響が生じるかもしれませんが、
極端なことを言えば、2軍戦の結果は
どうでもよく消化できればいいのですから。
でも、若手にも1軍戦の貴重な経験を
詰むことができるようになります。


極論を言えば、敗戦処理班は、
基本的には誰でもいいですからね。
でも入れ替えを増やす、回転率を増すことに配慮し、
疲労蓄積しないようリフレッシュ化は図る必要はあり、
それに伴って若手にもチャンスが回ってきます。


とにかく、中継ぎ陣については
使い方のマネージメントがカギですね。


また昨年、平井らを酷使したのも
どんな試合でも勝ちに行こう
としたところが一因
でしたね。
しかし、全て勝てることはあり得なく、
一番肝心なのは、最終的に他5球団より
勝っていることであり、

それがゲーム差無しでも
勝率が僅かにでも上回っていればいい話です。
それ故、捨て試合にする勇気も重要です。
もちろん、
どこで捨て試合と判断するか?
も展開次第で難しい面があります。

捨て試合の適正な判断については、
流れを読み切る勝負感
大きく必要になります。


3)増える1軍枠の有効活用
ところで、今年から1軍登録人数枠
選手会の要望により1名増の29人になります。
(ベンチ入りは25名のまま)
先日、その増加した1名枠を
西武は
控え野手で使用するスタンスである
という報道がされていました。

辻監督は「去年までは投手12人のところを
13人でやっていたから、野手が助かる
」と、
野手強化の方針を示されたようです。


正直な感想を述べれば、
昨年だって
13人の投手陣でも足らず、
平井や野田らが酷使されて
実際に途中で
疲労蓄積に伴い、
中継ぎ陣が不振に陥りましたね。

そのような投手陣の疲労による影響を鑑みれば、
今の西武にとって、
増加された1名枠は、
野手ではなく、投手陣に当てるべき
と考えます。
投手は、控えでもブルペンで投げ込み、
中継ぎとして、連日の登板もあり、
控え野手と比べて、疲労度は大きいです。
たとえ、敗戦処理班ともいえど、
熊代などのような控え野手より疲労は大です。


また敗戦処理班で1名加えておくことにより
その投手にロングリリーフを任せて、
他投手を温存することもできますし、
また、疲労蓄積により一時休ましたいけど、
2軍へ降格させて10日も開けるのはもったいないから
数日だけ休ませるのにも
この増加された1名枠を有効に活用することができ、

そのようなケースは、スタメン以外の場合、
野手陣より投手陣の方が該当しやすいです。


今年、増加された1名枠は、

是非とも投手陣を対象に
有効に活用されたいです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2.野手陣
2.1 捕手陣
1)真のプロ正捕手になれるか?

銀を失った現時点では、
森、岡田が中心的な二大柱です。
もうアドバイスしてくれる存在がいないので
森&岡田は、コーチ等との相談をしたとしても、
今年、双方とも基本的に独り立ちが必須です。


特に心配なのは、リード、配球面ですね。
(岡田は盗塁阻止対応にも課題)
森は、身体能力が桁違いに優れているので
盗塁刺しや捕球等の身体をつかうことは
あまり心配していません
が、
とにかく、頭を使う対応がネックです。
ところで、森の頭脳には
相手球団のデータは既に入っており、
酔っ払っていても答えられる
くらいに
なっていますでしょうか。
まあこれは最低限の準備ですけど。
そういうのを土台にしつつ、
生の現場で心理面も含めて
駆け引きしながら相手を追い詰める対応力

実際の経験や頭の中でのシミュレート等により
養っていかねばなりません。

1年やそこらで身につけられる代物ではありませんから。
とにかく、
24時間、四六時中、寝ても覚めても、
捕手としての頭脳をフル回転し続ける癖
つけないとなりません。
ホラ貝を吹いている暇はありません。


2)1軍で戦う第三捕手は出るのか?
また捕手陣の大きな課題には
『1軍戦の第三捕手の台頭必須』があります。

正直、今の西武では
1軍戦の第三捕手となると、適材がいません。
それ故、森&岡田は
負傷等により戦線離脱している暇はなく、

通年で働かなければなりません。
やはり捕手はチームの要であるだけに
もし森&岡田のうち1人でも欠けたら、
チームはかなり窮地に追い込まれます。


とにかく、中田や駒月、その他の若手と
誰でもいいから台頭して欲しいです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2.2 捕手陣以外の野手陣
1)若獅子よ、這い上がれ!
今年はポジション獲得競争
激化するシーズンです。


現在、外崎が
二塁手後継候補の一番手です。
とは言っても、
外崎はもともとレギュラーですから、
外崎以外も台頭しなければ、
チームは上向きません。
外崎が二塁手に収まれば、
外崎が抜けた外野ポジションの穴を埋めるべく
金子侑、木村、愛斗、鈴木などなどが争います。
一方、金子一、山田、呉などは、
外崎を蹴落として二塁手の座を狙うとともに、
金子一や山田は三塁手等もできるので、
彼ら若手は、内野のポジションなら
選択肢を広げてチャレンジできます。


まあ呉の三塁手はNGレベルですが、
金子侑、木村、愛斗、鈴木、
金子一、山田などは
守備面への不安は小さく、
彼らがレギュラーチャンスをつかみ獲るには、
やはり、安定した打撃ができるか否か、
がカギになります。


昨年、獅子威し打線は
尋常じゃない猛威で駆け抜けました。
しかし、スタメンとスタメン以外で見比べると、
    スタメン   スタメン以外
打 率:0.276  0.200
出塁率:0.355  0.279
OPS :0.813  0.602
「スタメン」と「スタメン以外」の格差が大きいです。

※得点圏打点率=得点圏打点÷得点圏打数
※野球データノート (2018年)さんのデータより
(http://npb.sakura.ne.jp/index.html)


また2軍戦のチーム打撃成績を見ると、
打率0.246、出塁率0.315、
OPS0.656と、
2軍戦であることを鑑みれば数値は低く、
熊代や斉藤彰の方が愛斗らより上の成績です。
打率トップはちびっ子ライオンズの水口です。
1軍と2軍の格差が大きいのが現状です。
2軍戦の打率や出塁率について、
少なくとも、熊代や水口の打撃レベルは

余裕を持って超えなければ話になりません。


ソフバンの場合は、
スタメン成績スタメン以外成績
あまり乖離はありません。
(得点圏関係はスタメン以外の方が上)
それだけ打撃陣の層の厚さを感じます。
鷹の2軍の方は、打率0.267、
出塁率0.341、OPS0.748とまずまずです。


西武の場合、
少数精鋭と言えば聞こえがいいですが、
層をもっと厚くしたいのが本音です。


愛斗、鈴木、金子一、山田などの若手は
将来性が魅力であり、十分期待できます。

バットを積極的に思い切り振ってくるので、
次期世代として、面白い存在です。
ただ、彼らに共通して言える課題は
ボール球の見極め率が低いことであり、
それが安定性を欠く一因になっています。
 ※ボール球の見極め率について、
  愛斗ら若手の1軍戦における数字を見ると、
  (データで楽しむプロ野球さんのデータより)
  山田が67.7%、金子一が62.1%です。
  愛斗は一昨年を見ると66.7%です。
  (愛斗の今年は0%ですが、それは4球しかないので参考外に)
  すなわち、彼らは三人とも
  1軍戦でのボール球見極め率が
  70%を下回って低いです。

愛斗らの若手については、
何でもかんでも手を出してしまい、
ボール球の見極め率が低いからこそ、
2軍戦にも関わらず
打率や出塁率が低迷しています。


逆に金子侑は78.4%、木村は74.1%、
斉藤は71.1%、

1軍戦ノーヒッターの熊代でも75.0%、
メヒアが70%を下回っていますが、
68.9%と愛斗らより高く、一昨年は70.6%でした。
すなわち、愛斗、金子一、山田よりも
金子侑、斉藤、熊代、メヒアの方が
ボール球を見極めていること
になります。
1軍で活躍するには、
70%以上のボール球見極め率が欲しいです。


四死球で出塁する参考の一つとなる
IsoD(=出塁率-打率)を考えれば、
(IsoDは0.07以上欲しいです)
2軍戦において
愛斗は0.032、山田は0.040と低いです。
金子一は0.069、高木渉は0.070ですが、
1軍経験のある
熊代でさえ0.082、斉藤彰は0.112あります。


とにかく、愛斗らが台頭するには
フルスイングも良いけど
球をしっかり見極めよ、
最も喫緊な課題になっています。


ところで、育成枠を脱して支配下登録された
高木渉も期待できる存在です。
2軍戦では、250打席で打率0.278、出塁率0.348、
本塁打6本、OPS0.796と
2軍メンバーでは上々の成績でした。
そして、とにかく前向きで
何でもかんでも吸収しようとするタイプであり、
成長速度が速いことが魅力です。


2)チームの命運を握る
  おかわり君&メヒアの働き
昨年後半、おかわり君の大復活
チーム優勝へ大きく貢献しました。
問題は、今年もその働きができるか?
ですね。
もしおかわり君が再び低迷してしまうと、
獅子威し打線の戦力は
昨年と比べて大きく低減します。

それ故に、おかわり君には
引き続き今年も活躍してもらわねば
困ります。


おかわり君については、
年齢はさらに嵩みます。
年齢に伴う下降線の波は否めません。
少しでも気を緩めてしまえば、
その下降線の波にのまれてしまいます。
それ故、ベテランになればなるほど、
その劣化を食い止めるためには、
1年1年で覚悟を決め、
若手以上に努力をしなければなりません。


また常にサードをこなして
試合に出場していますが、
年齢も嵩んでいますから、
常に疲労度に注視しながら
ベストパフォーマンスを見せられるよう
使い方に配慮しなければなりません。


一方、昨年まで不甲斐ない成績で
終えているメヒアについては、
契約最終年となる今年、復活して
チームの窮地を救って欲しいところです。
メヒアについては、
昨年まで活躍できなかったことを鑑みれば、
来年、来日1年目や3年目の働きをすれば、
爆発的な復活を遂げることができれば、
チーム打撃面で、
浅村流出の穴をある程度は埋められるでしょう。
それを考えると、
メヒアの復活はチームにとって大いに有益ですから、
何が何でも復活して欲しいですね。

メヒアの場合、今年が契約最終年なので
今まで以上にモチベーションがアップするかもしれませんが、
今までの不調はモチベーションの問題ではなく、
功を焦って意気込みしすぎ、イレ込みしすぎ
力み、空回り、迷走している点
にあります。
それだけに、契約最終年ということは、
モチベーションUPで上向きの欝憤材料になるといいですが、
逆にもっと焦りを生み、ドツボにハマる危険性は残ってます。


また、現在、左手首のクリーニング手術により出遅れており、
開幕に照準を合わせてゆっくり調整中です。
もしそれが間に合わなければ、危ないです。
ただし、昨年は通年で痛みを感じながらやっていただけに、
今回の手術でそれがクリアし、開幕に準備が間に合えば
一気に復活の狼煙を上げて上昇気流に乗る
という朗報もあり得ます。


いずれにしても、おかわり君&メヒアの働きは
チームの命運を握る重要な一要素になっていますから、
是非とも二人仲良く大暴れする活躍を見せて欲しいです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.首脳陣
首脳陣については、新たに加わる
小野一軍投手コーチ、松井稼頭央二軍監督

について、言及しておきたいです。


小野コーチについては、
低迷している獅子投手陣を導く重責を担ってます。
問題は、小野コーチにその資質があるか?
ですね。
もともと、榎田に目をつけて
榎田のトレードを発案した成果
コーチに復帰した要因のようですが、
現時点のイメージとしては、理論派というよりも
ガンガン投げ込め!という昭和型のような印象
が今のところ濃いです。


もちろん、
投げ込むことも大事でしょうが、
適切な指導をするには、
それなりの理論と策が欲しいです。


ちなみに、小野氏について、
1軍投手コーチ時代の
チーム順位と防御率順位は

98年近鉄5位、防御率6位
99年近鉄6位、防御率6位
00年近鉄6位、防御率4位
01年近鉄1位防御率6位
04年近鉄5位、防御率3位
05年楽天6位、防御率6位
06年楽天6位、防御率6位
08年西武1位、防御率2位
09年西武4位、防御率3位
11年西武3位、防御率4位
でした。


で、西武時代は防御率はそこそこも、
与四球数は5位、6位、4位であり、
6位の09年は5位の鷹より77個も多かったです。
まあこの年は、涌井が沢村賞を受賞し、
岸も新人から3年連続2ケタ勝利で
2人で18個の貯金を稼ぎました
が、
リリーフ陣が
日替わり守護神の自転車操業で
対応するものの不調でした。

ちなみに、
失点数で言うと4位、4位、5位でした。


当時から10年弱の時間が経過していますので、
もしかしたら、何かを学んでステップアップしている
という可能性もありますが、
「与四球を減らすために投げ込ませる」とか、
新入社員のようなルーキーの松本航に
「早めに仕上げてほしい」とか、
まだ発言が少ない中で
『?』と疑問符がつく発言が目立っているので
現時点では『不安先行』を否めないですね。。。


一方、稼頭央二軍監督については、
ファン感で引退セレモニー時に
メッセージを頂いた東尾氏から、
「投手を育てること」が大事であり、
稼頭央は野手出身だったから、
「如何に投手を育てられるか?」
課題に挙げられていました
ように、
『若手投手の育成』には大いに注目です。


ただ、今回、言及したいのは、
1軍と2軍の連携を強く図って欲しい
1軍優先を見据えた2軍運営に配慮して欲しい
ということです。


昨年は、潮崎氏が2軍監督を務めていましたが、
1軍戦で投手の駒が不足している中、
例えば、Aという投手を1軍戦の先発で使いたいかな、
と思っても、
そのAという投手は、
ちょっと前の2軍戦で先発させているので、
その1軍戦で投げることができない、とか
Bという投手が1軍へ昇格して先発するけど、
実は2軍戦で投げているので中4日だった、とか
ありましたね。




また中継ぎ陣が不足している時期、
大石が2軍戦で好投して1軍でチャンス大でしたが、
頻繁に2軍戦で登板して1軍に昇格する気配が全くなく、
ようやく1軍に上がってきたときには、
既に下降線を辿っており、1軍で活躍できず、
そのまま2軍行きになって
その後も2軍戦で不振が続きました。

まさに1軍へ上げるタイミングを見誤ったケースです。


こんな感じで、潮崎氏が二軍監督を担った昨年までは
1軍と2軍の連携が薄い2軍運営
されていましたね。


今年に関しては、稼頭央に二軍監督が交代しました。
また稼頭央は、昨年、1軍ベンチに帯同し、
辻監督とも親密度は高く、
監督の思考も目の当たりにしていたわけですから、
今年は1軍と2軍の連携を高めた2軍運営
しっかりして欲しいです。