下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

『2019プロ野球名鑑』もうそんな季節です。また今年も色々出て何冊か買うわけですが、まずは今日発売の週ベから。巨人N上さんへの寸評『すっかり影が薄くなってしまった。』/まあその前に冒頭のスペシャルトークで辻監督のインタビュー記事『常勝軍団への鼓動』にも興味津々。(記者)「多和田をエースと呼んでは、、、」→( 辻監督)「ダメでしょ」

今年もいち早く週刊ベールボールから名鑑が出ましたね。
まあ他にももっとデータ等が充実したものも多く
そろそろ発売日が迫ってきますね。

その中に
各選手に関する番記者寸評があります。
そこで、巨人の野上さんの寸評が、、、失笑。
『昨季FA移籍選手もすっかり影が薄くなってしまった。
まあ今は『誰ですか?』状態ですね。悲しいですね。。。


ただ、その名鑑よりも注目なのが
冒頭にあった辻監督へのインタビュー記事ですね。


話している内容は、いつもの如く
チーム内で競争が激化して
チームが成長していかないと云々ですが、
監督の考えを再認識させてくれるのに
ありがたい記事です。


特に補強もありませんでしたから、
(ニールくらい)
現場は今の戦力で最大限力を発揮させること
で頭が一杯ではあるでしょう。
大変は大変です。
ただ、優勝チームなのに、良くも悪くも
今年は誰にでもチャンスがあるわけで、
こんなチャンスはめったにありません。
レギュラーチャンスを獲ると獲らないでは
選手達も今後のプロ野球での人生に大きく左右するでしょう。
このビックチャンスをモノにすれば大きいし、
もしこれだけのチャンスをモノにできなければ、
正直、今後も芽が出るのは怪しくなるかもしれません。


でも、低レベルの競争では困りますが。。。

さて、インタビュー内容をどうぞ。
(グレーの文字は一言感想です)
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『常勝軍団への鼓動』
Q:キャンプインにあたり監督1年目は「不安」、2年目は「楽しみ」と口にしていましたが、今年は?
辻:今年は浅村、炭谷、菊池と主力3人が抜け、もちろん不安はあります。しかし、新加入やキイ損の選手への期待もあるのも確か。彼らがどのような気持ちでキャンプを迎え、シーズンに向かっていくのか。まだ、どういった布陣で戦っていくのか決まっていません。みんなが競争する立場にあります。チーム内の競争が激しければ激しいほど、チーム力は上がると思っているので、そういう意味では楽しみですね。


Q:そこには実体験もある。
辻:はい。私もプロ2年目、鈴木康友、行沢さんとセカンドのレギュラー争いをしていました。みんなどんぐりの背比べ。そのなかで自分は足と守備範囲では負けないと思っていました。それで開幕戦は鈴木、2,3試合目は行沢さん、4戦目は私がスタメンで試合に出たんですよ。後楽園での日本ハム戦。私も必死でした。バットを折りながら内野安打を2本放って、チャンスをつかんで。その年は130試合中110試合に出場。未来が見えてきたシーズンになりました。でも、結果を残せたのは競争があったからこそでしょう。
(行沢さん、懐かしいですね。ハムから補強した選手でしたね)


Q:今年は浅村選手がFA移籍し、正二塁手が不在となりました。
辻:まず年齢面から考えても栗山をレフトで起用し続けることはできない。DH、代打もある。そのとき、外崎をセカンドで起用したら、両翼のポジションが空きます。現時点では金子侑司、木村が候補だろうけど、まだわからない。外崎をライトで使うこともあるだろうし、そうするとセカンドが空く。そこで金子一輝であったり、山野辺であったり。でも、山野辺もルーキーですから未知数。とにかく、しっかり見極めていかないといけません。


Q:外野を含めてキャンプ、オープン戦を通して判断していく、と。
辻:ただ、私は今回再契約しましたが、もしそれが1年契約だったら「今年、絶対に勝たないといけない」と思うのが監督の常。しかし、2年契約となりました。それを考えると今年は冒険もできるシーズンかもしれないでしょう。
(今年は再び一からの始まりですからね)


Q:3年後、4年後のチームを見据えた選手起用も考えることもできる、と。
辻:無責任なことはできないですからね。自分が監督を務めているときだけ勝てばいいというわけではありません。ライオンズは黄金時代を経て、その後も次から次と年代別に選手が育っていった。だからガクンと成績が落ちることはなかったじゃないですか。とにかく、私は常勝チームっを作らないといけないと考えています。ライオンズはそういうチームであってほしいというところですよ。そのために、今年はいろいろなことを考えさせられるかもしれません。
(常勝チーム、、、茨の道が続きますね)


Q:辻監督がセカンドに求めることは?
辻:やはり守備力ですね。それと足がある程度あればというところでしょう。あと、セカンドは野球を知らないといけないポジションです。ただ、今チームにはショートに源田がいますから。今年が3年目。もう内野の中心として先頭に立って引っ張ってもらわないといけません。いろいろコミュニケーションをとってくれれば、若手にも勉強になるでしょう。
(源田はコミュニケーションなら大丈夫ですね)


Q:しかし、内外野をこなす外崎選手は頼もしい存在ですね。
辻:心強い。彼の本心か分からないけど、本当は外野をやりたいと考えていると思うんですよね。やはり、内野は外野より考えることが多く、疲れますから。でも、セカンドが決まらない状況なのでキャンプでは内野守備の練習が多くなる。申し訳ないですけど、彼なら急に外野となっても対応できますから。ホント、外崎はただの便利屋じゃない。内野も外野も高レベルでこなす選手ですから。
(確か外野転向もちょこちょこと準備してあとはオン・ザ・ジョブで身につけましたね)


Q:今年もどのような打線を組むか楽しみですが、山川選手の四番は変わらない?
辻:もちろん、打線の軸ですから。山川の昨年の打撃内容を見ると、本塁打や打点のタイトル争いをしていて、それを狙いがちになるけど、試合の重要局面では四球を選んでいた。私はここに大きな価値があると思っています。
(山川の好調・不調のバロメータはHRではなく四球ですからね)


Q:秋山選手も従来の一番ではなく、浅村選手が担っていた三番に、という話も取りざたされていますが。
辻:当然、三番も考えています。ただ、打順に関してはいろいろな兼ね合いがありますから。栗山、中村といったベテランもどれだけやってくれるか、体調が心配な面もある。昨年くらいやってくれれば十分。栗山は非常に勝負強いですから、どこで起用しても期待に応えてくれます。中村は夏場以降、体のサビが取れたような感じで、新しい中村剛也っを見つけてくれた。それをさらに磨いてくれればいい。とにかく、ケガをせずに、力を発揮してくれる体調で臨んでもらいたいです。
(打順がモノを言うのは初回。相手投手が不安を抱えているのは立ち上がり。それを考えると、秋山は1番を外せない。相手に楽させてしまう。秋山以外に一番をやらせるのならば、その前にその選手にはどんな打順だろうが『出塁率を高める』結果を出させるよう努力をさせたいです)


Q:秋山選手はキャプテンにも就任しました。
辻:ユニフォームに「C」マークがついたといっても、秋山に要求することは何もありません。プレーにしても、野球に対する姿勢についても、今までどおりやってもらえればいい。ただ、キャプテンになって発する言葉は選手の受け取り方も変わってくるし、本人の意識にさらに変化が起こるかもしれない。それが楽しみです。とにかくキャプテンを任せたんですから、好きなようにやってもらって構いません。もちろん自身の成績も第一。昨年以上の数字を残してくれることも大いに期待しています。


Q:昨年、リーグ最低の防御率4.24に終わった投手陣に関してはいかがでしょうか。
辻:昨年の数字は想定内ですよ。それから今年、少しでもレベルアップしてもらえれば。最多勝を獲得した多和田も防御率が3点台後半で打線に助けられた部分が多々ありました。とはいえ、多和田はほかの投手より完投能力が高い点が強み。それを活かしながら防御率をもっと良くして欲しい。
Q:多和田をエースと呼んでは、、、
辻:ダメでしょ。ウチにエースはいませんよ。まだまだ。やっぱりエースは1シーズンを通してしっかり先発ローテーションを守って投げ切れる体力、技術っを持った投手が第一条件。さらに究極は連敗しても明日、こいつが投げるから大丈夫と思わせてくれる投手でしょ。今の球界でいえば、ジャイアンツの菅野じゃないですか。


Q:若手投手の成長も必須です。
辻:昨年、5勝をマークした今井でしょうね。これまでは高卒2年目の選手として扱っていましたけど、今年は高卒3年目とは思わない。先発ローテーションの一角として、柱として、大人扱いする、と。本人に冗談で「2ケタ勝てなかったら丸刈りだからな」と言ったら、「エ-ッ」と答えてましたけど(笑)。でも、それくらいの力はある投手です。昨年は大事な場面でホームランを打たれることも目立ちましたが、そういった経験も糧にしてもらいたい。今井がどこまで成長するか、今年は楽しみですね。
(今井は急激な覚醒を期待したいですね。あっ、当然、光成も)


Q:ドラフト1位右腕の松本選手も注目を集めています。
辻:そうですね。無理はさせられないですけど、面白い存在だと思います。やはり大卒ですし、高卒と比べると、どっしり感が違う。体幹が強いところもあるので、とにかく試合は作るピッチングをしてくれそうな気がします。


Q:球団では1997年、98年以来となる連覇のカギは?
辻:今は球団の力も拮抗していて、連覇だけではなく、優勝するのは非常に難しいことです。でも、ほかのチームをどうこうというよりも、やっぱり自分のチームがやるべきことをやるだけ。その中でまずは本当に選手が故障をしないことです。選手が万全な状態はほとんどないですが、試合ができる体でみんなが1年間戦えることが重要なところですね。
Q:昨年も離脱者が少なかったですからね。ただ9月に離脱した外崎選手は自分が試合に出ていなくても勝ち進んでいくチームを見て、うれしさもありつつ、歯がゆい気持ちだったそうです。
辻:いいことです、いいことです。私自身も現役のとき、代わりの選手が打つと「クソー」と思いましたからね。「ケガが治ったら試合に出られる」という気持ちではなく、そういう意識があるのはいいことです。それも1つの競争じゃないですか。山川も昨年「ちょっと悪くなったらメヒアに代えられる」という危機感を持ちながらプレーしていたはずです。そういった競争の意識がウチの強みであり、チーム力を上げてくれる最大の要因になると思います。


Q:パ・リーグの戦いは激しくなると思いますが、チームスローガン「CATCH the GLORY  新時代、熱狂しろ!」のような戦いを期待します。
辻:2位、1位と来ましたから、われわれも熱くなって、もう一つ上のステージまで行って、日本一になれるよう頑張りたいと思います。


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仰られていることは、まさに正論であり、
現場の最高責任者の立場として
まさに選手全員に望んでいることですね。
ただ茨の苦難な道は続きます。

その行きつくところは?
DEAD OR ALIVE ?
獅子のあしたはどっちだ?


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さて、名鑑については、
各選手の番記者寸評を抜粋します。


11今井
1年間先発ローテーションを務め、背番号と同じ11勝が目標。イニング数と防御率にもこだわっていく。
12渡邉
MAX149キロ右腕。力強い直球がセールスポイント。将来のエース候補で「埼玉の星」になることを誓う。
13高橋(光)
今季は万全な体調で先発ローテーションを守りたい。
14増田
中継ぎへの配置転換は野球人生の中でも最も悔しい瞬間だったという。その悔しさを今季にぶつけていく。
15大石
チームは優勝を果たしたが、そこまで喜ぶことができなかった。奮起するだけ。
17松本航
スピンの効いた球筋の良い直球を投じる。
18多和田
今季、真のエースへ。
19齋藤(大)
今季も任されたところで力を尽くす。
20高木(勇)
豪州で新たなカーブの握りを教わり、それをアレンジさせて自分のものに。球威が強くなった直球と回転数が増したカーブでアピールする。
21十亀
2ケタ勝利は大前提。少しでも多くのイニングに投げ、中継ぎの負担を減らすことも誓う。
22中塚
メンタルを強化して一軍で能力を発揮したい。
23野田
自身に物足りなさが残った。今季は内容のある登板を増やし、躍動感もさらに出す。
25平井
防御率も最低でも2点台にし、安定感のある信頼される中継ぎ投手を目指していく。
26粟津
潮崎氏の映像を参考にして磨いたシンカー。曲がり幅と落差を自在に操ることができる。
27内海
円熟味のある投球が持ち味。交流戦で好成績を挙げている。パ相手に好投が期待できそうだ。
28森脇
MAX152キロの直球とフォークのコンビネーションで勝負する。
29小石
今季は18年の倍の登板を目指す。制球力もさらに磨いて2点台の防御率も誓う。
30榎田
今季も2ケタ勝利が期待できる左腕だ。
34佐野
無駄な四球を足掛かりにピンチを広げたことが反省点。
36伊藤
最低でも7回まで投げられるようにスタミナ強化に余念がない。
40田村
シュートで右打者の内角を突く投球に磨きをかけて、相手にとって嫌な投手へ成長すれば。
41相内
直球の質も向上している。激しい先発陣の競争を勝ち抜きたい。
42マーティン
今年も勝利の方程式としてチームを優勝に導き、最優秀中継ぎのタイトルを獲得したい。
44小川
昨季は左打者に対して被打率0.320と高かった点を今季は修正したい。
45本田
今季こそプロ初勝利を。
47カスティーヨ
開幕に間に合う見通しだ。
48武隈
30歳を迎える今季、あらためてフィジカル強化に努める。
50廖
チームには同郷の許コーチなどが在籍しており、才能が開花する条件はそろっている。
54ニール
コントロール良く投げ、試合を作れることに優れる。変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ。
57國場
自主トレはあこがれの存在・東浜と。東浜の得意球(2シーム、カットB)習得が大きな目的。
59南川
打たれ出したら止まらず。
61平良
制球に課題が出た。ただMAX150キロの直球、シンカーに魅力はあるだけに。
66松本(直)
シュートの精度向上を目指し、さらに一軍での登板を重ねる。
67藤田
スリークオーターからサイドスローに転向。
68ヒース
今季も抑えでチームに貢献する。
69郭
今季は開幕から存在感を発揮する。


10森
捕手として先発出場し、バッテリーで勝つ試合を増やす。
37岡田
2番手で終わるつもりは毛頭ない。幅広い活躍でチームに勝利をもたらす。
38牧野
中学時代には海に潜り、モリでタコなど獲っていた野生児。強肩、俊足。
62駒月
今季は初の一軍への最大のチャンス。課題のキャッチングは磨きをかけたい。
64中田
まずは第3の捕手として存在感を示したい。


0水口
二塁手の座を狙って行く。
4山野辺
守備、足が水準以上のレベルにあれば、打撃には目をつぶって起用していく方針も。
5外崎
今季はフルイニング出場っを視野に入れ、自己最高の成績を残す。
6源田
今季は出塁率0.350超えに狙いを定める。塁に出る可能性が上がれば、盗塁の機会も増え、念願のタイトル獲得にも近づく。
31佐藤
チャンスになると燃える勝負強さ満点のスラガ―。
32永江
打撃で進化して、、、
33山川
松井以来、日本人打者が届いていない大台突破を成し遂げてみせる。
39呉
得意の打撃をさらに磨き、守備の安定感をアップさせること。
51西川
二軍で打撃0.226に終わったが、随所に非凡な打撃センスを見せた。
52山田
チームを盛り上げる「獅子男」
56金子(一)
一軍で戦う体力不足を痛感。バットを振る力をもっとつけるなど、全体的に力強さを手に入れたい。
60中村
今季は開幕から爆発する。
63綱島
あらゆるものを吸収する。
99メヒア
契約最終年となる今季、長打力をアピールしてレギュラーの座を奪還する。


1栗山
背中でチームを引っ張っていく。
8金子侑
昨季は打率0.223に終わったのは反省点。
9木村
打率を高め、強力打線のラインアップに加わりたい。
46鈴木
今季は1軍デビューを必ず果たす意気込みだ。
53愛斗
二軍ではチーム一の13本塁打をマークしたが、打率0.250には満足できない。精神面を鍛え、今季こそ発揮の年としてみせる。
55秋山
連覇を果たす原動力となる。
58熊代
訓示で注目を集めたが、自身の結果は無安打に。
65斉藤(彰)
打撃好調で一時期スタメンを張った。さらに打撃をレベルアップさせ、勝利に貢献できる試合を増やしたい。
71戸川
守備、走塁にも力を入れ、、、
72川越
投手から外野手へ転向。生き残るためには打撃、守備、走塁に関してすべて向上させないといけない。何事にも懸命にトライするだけ。
73高木(渉)
オフに育成から支配下に。基礎体力、守備力を向上させ、さらなる成長を目指す。あこがれの選手は秋山翔吾だ。