下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【2/24:ロッテ戦(春野)】大荒れの初回スタートも、2回以降はゼロ行進と消沈展開。先発の高木(勇)は出鼻をくじかれボロボロの立ち上がりで課題残す。でも今年はやってもらわねばならぬ存在。ファンクラブもできたわけだし。一方、獅子威し打線の4番打者による今年初『ドスコイ!』披露/ルーキー粟津、憧れの潮崎氏の前で登板!あれれ?!潮崎氏、居眠りしているよ。。。。/さあ来週からは『九州巡業の旅』なので着実に戦力を整えたい。

今日は高知・春野における
プレシーズンマッチのロッテとの2戦目でした。

今日のスタメンは、、、
高木勇が先発を担いました。

今日は、
今年最初の山川『ドスコイ!』
高知で炸裂しましたね。

ただ、今日も連敗『まけほ~』でしたね。
まあこの時期ですから、勝ち負けよりも
今年、1軍で活躍できそうな選手の目処を
1人でも多くつけることが一番ですけど。


今日の投手陣は、
高木勇~粟津~大将~森脇~平井とリレーしました。


そのうち、高木勇については、
当然、先発ローテの駒として台頭して欲しい存在であり、
一応、昨年までの実績を踏まえれば、本田や泰雄らと比べて
先発ローテ候補者の中では上位の存在
しっかりやってもらわねばならぬ存在です。


解説者・兄ヤン先発に関する評価では、
多和田、榎田、今井の3人に
新戦力となる内海、ニール、松本航
6名を推していましたが、、、


とにかく、高木勇の場合、年齢も考えれば、
今年は結果を出してもらわねば困る
というところであり、
本人もその覚悟はあるでしょう。


今日も「結果を求めて投げる」という意気込み
マウンドに上がったようです。
ただし、昨年もそうでしたが、
昨夏のソフバン戦のように、
「このチャンスをものにできなければ
 今季の出番はもうないと思う」と

覚悟を決めての登板はいいのですが、、、
(実際に最後の登板になりましたが)
意気込みすぎて気負いすぎて
崩壊しちゃいやすいんですよね。。。

また力任せで窮地をどうにかしようと考えがちな分、
雑になって投げ急ぐところもありますし。
どこかで「ラストチャンス」と考えるから、
「打たれちゃ、絶対にアカン!」と
気負ってしまうんでしょうね。


昨年の高木勇を見ていると、
覚悟することはいいけれど、
結果をどうしても考えてしまって気負いする
ネガティブのことを考えてしまって気負いする
 ※昨年開幕前に見せた「どうせ僕は2軍ですよ」
  というようなネガティブさ
という面は見られます。
明るい性格ですが、ネガティブに考えがちでもあるので、
意外と本番でのメンタルメンは
そう強い方ではありません。


さて、今日の高木勇の結果は、、、

とにかく、今日の高木勇は、
立ち上がりがボロボロでしたね。


初回の先頭打者・岡には、
初球で右本塁打をいきなり被弾しましたね。
森が外に構えましたけど、
それがど真ん中に入って失投でしたね。


それで切り替えて終われば良かったんですが、
続く加藤にも
中へ甘く入ったところで右安打を打ち込まれ、
中村には、森が構えた外へ投げ込みましたが、
完全に狙い打ちされて合わされながら
右安打を痛打されてます。

高木勇の立ち上がりは、
あれよあれよと三連打で炎上し始めます。


さらにバルガス、安田、清田には、
2つ押し出し有りの三者連続与四球
余計に2点を献上します。
まさに出鼻をくじかれてから
『自滅』の一途を辿る立ち上がり
になりました。


一番最初のアウトは、
7番を打っていた鈴木を左飛で仕留めたところですが、
鈴木にも3球目が
ストライク欲しさのあまり、甘くど真ん中に入り、
ポール際の大ファウルを打たれ、
あわや『グランドスラム被弾』の大惨事
した。
鈴木が少し振り急いでくれた分、
紙一重で首の皮が一枚つながった
というところでした。


また初回の最後は、
田村の右飛から、愛斗が強肩を魅せて
タッチアップするバルガスを本塁で刺して
併殺に仕留めて
窮地を脱しました。
高木勇もバックに助けられましたね。


でも愛斗も強肩であり、見事な送球でしたね。
ただ、バルガスが足遅すぎる
という見方の方が適している気もしますけど。。。


とにかく、立ち上がりの初回は、
先頭打者の岡から初球本塁打を被弾し、
あとは、
逆球、抜け球などオンパレードであり、
制球云々というレベルにもない状態でした。


厳しく突こうとすると、
明瞭なボール球になって見送られ、
ゾーンを攻めようとすると、
置きにいってしまうから、
甘く入って痛打されてしまう。
典型的なダメパターンでした。


本人の試合後のコメントは、、、
初球にホームランを打たれてしまって自分を見失ってしまった。本当にクソみたいな初回でした。問題点としては、本塁打を打たれた後の連続安打はストライクを入れるのを怖がっていた感じかなと。ヒットを打たれてもどんどん(打者と)勝負していくことは(オーストラリア・ウインターリーグでも)やってきたことだったんで、しっかり思い返してやりました。(この先も)一軍にいられるなら、2回以降の打者と勝負していくことを忘れずにやっていきたい」とのこと。


辻監督は
もっと怖がらずに投げないと。攻めていこうという気持ちが感じられないし、投げっぷりが悪い」とのこと。



結果が結果でしたから、やむを得ないでしょうが、
「(この先も)一軍にいられるなら」と考えるあたりが
彼のネガティブさです。
それ故に、打たれたときの結果のことを
投げている時に考えてしまい、

『怖さ』が生じてしまい、
気負ってしまう、、、
まさに自分を見失ってしまっています。


すなわち、
投げる前『ここで結果を出さねば後が無い』と意気込み、
投げる時『打たれちゃいけない』と恐がり力み、
投げた後『やっぱり僕は2軍なんだな』と落ち込む。
一応、『次は頑張るぞ』の気持ちはあるので、
次のチャンスまで頑張ることができるわけですが、
また次のチャンス時には、
『ここで結果を出さねば後が無い』と意気込み、、、
悪循環で繰り返されつつある気はします。


そこが本番での弱さとなるわけですが、
まあ一般的に見ても、私も含めて
こんな悪循環はやってしまいがちであります。
でも、プロの世界は最高峰の争いをしているわけであり、
一軍で活躍するなら、それは克服しなければならなく、

そのメンタルコントロールは難しいところです。
だから、成功する人が一握りの世界なんでしょうけど。


それでも2~3回は
ともに三人で終えることができました。

ただ2回表は、岡に初球を叩かれており、
盗塁失敗に助けられましたね。
3回表は、だいぶ落ち着いてきて、
バルガスから見三振を奪った球は、
構えた所にピシャリと
内角低め一杯にシュートを決めており、

良い球を魅せました。
次の安田には、
コースが甘い高めで、一瞬、冷やっとしましたが、
球の力で打球を飛ばさせず、右飛で打ち獲りました。


3回表のような投球を踏まえると、
レギュラー(先発の座)を争う者たちの中で、
実績的に、実力的の観点から、
高木勇は有力上位に位置している存在なわけですが、
とにかく、
安定して活躍できるレベルに達しないと
今年も苦しいです。


もともと制球難のタイプではありますが、
逆球のオンパレードは3回まで見られました。
抜け球オンパレードは2回まで
もちろん、制球を気にする余り
こじんまりされるのも困りますけど。。。
(これは十亀や光成らにも言えます)


少なくとも、
投げるときの気持ちの持ちようは
変えていった方がいい気はします。
投げるまでは
『絶対、結果を出すんだ!』の意気込みでいいですが、
投げるときは、結果を恐れること、考えること無く
『打てるもんなら打ってみろ!』くらいの気持ちで
強気に攻めて行ってもらいたい
ですね。
(ただし『やけになる』とは違います
一発被弾が怖いかもしれないけど、
内角一杯をめがけて
シュートを一発ぶち込んでやる

くらいの気持ちで攻めて欲しいです。

もちろん、制球難ですから、
それで中に入って一発被弾はしやすいでしょうが、
そんなことは終わってから考えればいいです。


インハイへシュートをぶち込み、
相手に内を意識させながら、
覚えてきたカーブを
アウトローで引っかけさせる、
カーブの精度はまだまだですけど)
そんな投球をすることはできる、
できるようになってもらいたいです。


ところで、最近の練習試合において、
紅白戦といい、統一ライオンズ戦といい、
今日もそうなんですが、
登板したときの
先頭打者から一発被弾
というケースが多く見られますね。


紅白戦では多和田が初回先頭打者に、
統一ライオンズ戦では
伊藤十亀が登板最初の先頭打者に、
そして、今日は高木勇が初回先頭打者に、
一発被弾の出鼻をくじかれています。
まだこの時期ですから、結果はしょうがないですが、
それだけ警戒心の薄さ、
慎重さの欠如を感じます。
投手陣&捕手陣とも一体となって
立ち上がりには細心の注意を払いたい
です。


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2番手、4番手には、ルーキーの
粟津が2イニング、森脇が1イニングを投げ、
無失点で凌ぎましたね。


粟津については、
先頭の清田から簡単に打ち込まれ、
1軍戦でのレベルの高さを思い知らされ、
次の鈴木の打席では、
牽制悪送球をしてしまいましたね。
それでも次のイニングを含めて
動揺せず炎上せずに抑えたこと
ルーキーですから、褒められる結果です。
今日は得意のシンカーをあまり使わず、
スライダーやカーブとかを試し、
岡相手にはバットをへし折って詰まらしており、
ストレートで空振りも奪っており、
それを考えると、
そこにシンカーが加わって将来が楽しみです。


ただし、そのまま即戦力で使えるか?
となると、何ともいえないですね。


井上とかには、コースが甘いんですが、
バットの芯を外して右飛に打ち獲ったり
また腕を振り上げてから、
腕の動きがリリースまでが速く、
微妙な変則になるので
打者から見てタイミングが取りにくそう
という感じああります。
それで打ち獲っているのだから、
いいわけなんです
が、
相手もプロの一軍ですから、
粟津の投げ方に慣れてくるでしょうし、
致命的ではないですが、
抜け球(特にカーブ)も目立ちます。
一軍で安定して活躍するには、
当然ながら、まだまだレベルアップが欲しいです。


ところで、粟津潮崎氏に憧れ、
シンカーを身に付けて武器にしてきました。
今日はそんな潮崎氏が観に来ています!!

あれれ?!?!

潮崎さん、、、
居眠りしているよ!!!


森脇については、オールドルーキーですから、
のんびりしている時間が無いわけですが、
今日は無失点に抑えたとはいえ、
与四球2、被安打1で
満塁ピンチを築きました。
まあ、それでも
まだプロ生活が始まったばかりの1年目
ということを考えると、
一死満塁のピンチを
無失点に抑えた精神的なタフさ
今後への期待につながります。


また変則フォームで打者を翻弄するタイプですが、
ストレートに力があり、安田を詰まらせたり、
フォークも落差をみせて、
藤原にしっかり空を切らせたりしており、
良い球を有していますから、今後が楽しみです。


ただし、今日は他球団の一軍を相手にしてか、
抜け球明瞭なボールが目立っていましたね。
制球力は向上させたいですね。


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今日は3番手の大将が好投しましたね。
6回表、鈴木に与死球で歩かせましたが、
また荒れ球傾向は相変わらずですが、
最大の課題になっている
いつものような制球難からの自滅
ありませんでしたね。


田村には出塁を許してますが、
バウンドがイレギュラーで
外崎が処理できなかったけど、
外角低めのスライダーで打ち獲っています。
ストレートも走っております。


とにかく、
ノーコン病さえ発症しなければ、
このくらいはやってくれる
ということを示しています。

安定して活躍するためには、
その制球難の改善が最大の課題
です。


解説者・兄ヤンの話では、
インステップからスクエアステップに修正し、
無駄な動きが小さくなったと述べていました。
確かに、今までは頭のブレなど
無駄な動きが大きい分、

制球もばらついていましたから、
改善するのに良いと思います。
あとは、それを安定して制球できるか?
ですね。


大将が頭角を現して安定して活躍してくれれば、
野田や武隈の負担も軽減できますから
どうしても活躍して欲しい存在です。


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最後に投げた平井については、
昨日に続いて連投となりました。


平井の場合、
普通に投げることができれば問題はなく、
やはり連投のとき、疲労が蓄積したとき、

身体が開く投球になりがちになり、
制球を乱すなどが大きな課題です。


今日は大崩れすることはなく、
岡に与四球で歩かしましたが、
後続をしっかり抑えました。


ただし、大崩れはしていませんが、
先頭打者の岡に対しては、
微妙に制球乱れましたね。
また、後続は加藤、平沢、宗接と
格下感は否めませんので、
抑えて当たり前、と言えば、
当たり前ですが。。。


最後の宗接には、
2球目が構えているところに
ピシャリと投げ込んで手を出させず、
3球で空三振を奪って締めましたが、
最後は、外に構えていましたけど、
ど真ん中へ入りましたね。
まあ、球は走っており、
レベル低の相手でしたから、
空を切らせました。


一応、兄ヤン情報によると、
今日はストレートを試すことを課題にしており、
ストレートを中心に投げることにしているので
多少の制球乱れは構わない、と考えていたようです。
まあストレート中心と言っても
スライダーも多く織り混ぜて
緩急を活かしていましたが。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、獅子威し打線については、
山川の一発が出ましたが、
それ以降、ロッテに付き合って
ゼロを並べましたね。。。


今日のロッテの先発はボルシンガーでした。
ただ、今日のボルシンガーは、
何か目的を持って投げたようで、
ストレート系ばかりを投げ込んでいましたから、
タイミングを合わせやすかった面は否めず、
シーズンに入ったら
手こずることに変わりは無さそうです
けど。


主力については、
『金子侑の一番』以外は、
あまり心配していません。


問題は愛斗、鈴木、金子一、呉らの若手ですね。
若手については、
内野&外野で各々1名以上
台頭してもらわねば困りますから。


内野手に関しては、二塁手のほかに、
三塁手(おかわり君)のカバー(代用)も必要です。
外野手に関しては、
金子侑と木村の活躍は必須ですけど、
レギュラー争いが金子侑と木村で
そのまますんなり決まってしまっては、
(木村と金子侑がベストの最上位)
チームは頭打ちになってしまい、
チーム全体のレベルも低迷します。


鈴木は、内角ストレートを詰まらしながらも
ポテンヒットを打って盗塁も決めました。


愛斗は、酒居から手玉に取られましたが、
1打席目が清田のダイビング捕球で止められましたが、
良いスイングで打ち込みました。


金子一は、一死二塁の8回表、
内角で詰まらされて一ゴロの進塁打で精一杯でした。
ただし、しっかりファウルで粘りながら、
またB1S2と追い込まれている中、
外角高めで僅かに外れていた6球目
しっかり見極めて見送りました。
安定した活躍のためには、
そういう見極め率を高め続けて欲しいです。


ルーキー佐藤は、
ボルシンガーのストレートには力負けしましたが、
酒居からは、粘りつつ、甘く高めに入ったところを
きっちり弾き返して中安打を放ちました。
また最終回の打席は、
ショートの平沢に上手く捕球されましたが、
しっかり弾き返して
もう少しで二遊間を抜けそうな当たりでした。
まだ一軍投手の球への対応力が微妙ですが、
森のように振り戻しがあるくらい
勢いのある鋭いスイングが魅力です。

将来が楽しみです。


呉については、
山川が下がって一塁手で出てきて
今日は1打席だけでしたが、
二死満塁のチャンスで回ってきました。
相手が2軍レベルの成田に代わりましたから、
正直、このチャンスをモノにして欲しかったです。
しかし、成田も2球続けて逆球で制球を乱し、
球が絞りにくいところがあったでしょうが、
内角ストレートの難しい3球目
簡単に手を出して詰まらされて打ち上げ
あっさり遊飛に終わってしまいました。



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さて、これで今年も高知のキャンプも終わり、
来週から宮崎に戻って
練習試合&OP戦による
『九州巡業の旅』が始まります。
開幕まで着実に戦力を整えて欲しいです。