下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【3/5OP戦:対ソフバン(ヤフオク)】地獄の一丁目にガチ・スタメンで挑み、獅子威し打線が大暴れ!本番での鷹の逆襲が怖いけど。。。それよか最大の注目点は『光成』の投球。結果の数字はまずまず。ただ内容は危なっかしい状態で良く2点に抑えたなという印象。でも今、忍び寄る大危機(先発陣崩壊)の兆候を鑑みれば、光成が踏ん張って形にしたことは大きな収穫。今は獅子ドラ1軍団(多和田?・今井・光成・松本航)中心に乗り切って行くしかないか。。。光成も積極的に1軍戦で使って実戦を重ねながら覚醒していきたい。でも不慣れの松本航には、潰さぬよう細かい配慮は必要。

今日は苦手意識のあるヤフオク
ソフバンとのOP戦でした。
ヤフオクでは
一昨年が1勝11敗、昨年が3勝8敗。。。
2ヶ年で4勝19敗(勝率0.174)
2軍レベルの選手の
1軍戦打率より低いです。。。


でも開幕戦カード
ヤフオクでのソフバン戦ですから、
また連覇を見据えるのであれば、
そうそう苦手とも言ってられぬ状況です。


さて、この地獄の一丁目ヤフオクへは、
今日先発の光成のほかに、
所沢で調整中だった
栗山、おかわり君、ヒース、マーティンまで招集し、
スタメンは次のとおり、
ガチの面子を揃えました。

ヤフオクの苦手意識を払拭しようと
獅子の気合いを感じるスタメンです。

ただ、残念ながら残業で
リアルタイムに観ることはできず、
帰ってから録画を夜な夜な観ました。


結果に関しては、
初回に源田秋山のチャンスメイク
が返して先制するものの、
その直後に光成
牧原の三塁打&柳田2ランを痛打されて
逆転されます。
しかし、光成
その後、毎回出塁を許しながらも失点許さず。
その間に3回表に
栗山2ランを含んで5得点を奪い、
6回表
山川グランドスラムが出て
ヤフオクで初ドスコイ!

最終回も愛斗のタイムリーが出て
獅子威し打線は、
木村以外のスタメンが安打を放ち、
 ※木村も死球で出塁。
  故障が怖いから死球は喜べませんが。
始め良し、中良し、終い良し
13安打11得点の大暴れ。
また、かつての獅子キラー武田
宮崎での練習試合に続いて撃破します。


まあ獅子威し打線は、
ヤフオクの呪縛・苦手意識を忘れるくらい
気分良く大暴れしましたから、
それはそれで良かったと思います。


練習試合で大暴れというと
打てないよりはマシで
それに越したことはないですけど、
本番の開幕カード
ミランダとかが出てきて
封じられて借りてきたネコ状態になって、
投手陣も炎上してしまう、というような
鷹の逆襲がちょっと怖いですが。。。


いずれにしても、
内海離脱ということにより
先発陣不足に伴う大危機
獅子に迫りつつある現状
があります。


しかも、放送の録画を観ましたが、
途中で多和田の監督談話が入っていましたけど、
「扁桃炎により開幕は難しいかもね。。。
マジ?!


その大問題を鑑みれば、
今日の試合に関する最大注目点
先発する『光成』の投球ですね。


若手が台頭しきれず、
中堅の十亀まで凹んでいる状況ですから、
潜在能力は高い光成の活躍
チームにとって、絶対に欠かせぬ
クリティカル要素
になってきます。


もう光成については、
「やればできるんだけどな」と
悠長なことを言っている余裕はチームに無く、
潜在能力の高さを考えれば、
今年は本格的に覚醒し、
『救世主』にならなければならない状況です。
それだけに、
今日の熱視線対象には
光成が真っ先に挙げざるを得ません。


さて、光成について、
録画を観た感想を簡単にとりまとめます。


1点先制してもらった初回裏の立ち上がりは、、、
先頭の上林には、
2球目のフォークが少し抜け気味で
高めに入って外目に外れます。

3球目は高めのボール球ですが、
詰まらせて打ち上げさせて
三邪飛で最初のアウトを奪います。


次の牧原には、
初球のスライダーが高めに甘く入って
思い切り引っ張られて
ライト方向に大ファウル
を浴びます。
牧原も結果を出したいからか、
張り切って思い切り振ってきます。
その後、2球を外目に外し、
3球目のフォークは上林のときと同様、
少し抜け気味で高めに入ります。

そしてB2S1のカウントで、
森が外に構えるけど
逆球でやや内角の高めストレートを
思い切り引っ張られて三塁打を浴びます。

ただ牧原も暴走気味で、
中継を介してアウトに仕留めたように見えましたが、
タッチが遅れて判定がセーフでした。


そして、一死三塁次の柳田には、
低めを内角に突いたスライダーでしたが、
相手が強敵ということもありますけど、
完全に内角へ投げ切れてなく、
そのまますくわれて
ライトスタンドのラッキーゾーンに運ばれます。


光成については、
高め傾向でもありましたが、
柳田には低めを突くものの
内角に入り切れてなく半端でしたね。
柳田相手になれば、
球1個分でも中に入るとやられますね。
恐るべしです。
課題は、そのまま炎上してしまうのか?
何とか踏みとどまることができるのか?
ですね。


さらにグラシアルには、
高め傾向が出てしまいます。
腕を畳みながら高めストレートを
軽く当てて流され右安打
なり、
三連打を打ち込まれることになります。


ただし、中村晃には、
外角高めのボール球
強引な早打ちで打ち損じてもらえます。
中村晃にしては珍しいです。


次の内川には、
初球、低めスライダーで空振りを奪い、
内角攻めを敢行しますが、
高めのストレートでは
空振りを奪えずカットされ続けます。

そして、6球目、グラシアルに走られます。
ボール球の低めストレートでしたが、
森も二塁へ速く投げたくて、
球を掴むときに立ち上がってしまい、
球をぽとりと落としてしまい送球できず。

最後は内川が真ん中の甘いフォーク
遊ゴロに打ち損じてもらって助かります。


このイニングはよく2点でおさまりましたね。
中村晃、内川の打ち損じで助けられましたね。


2回表は、
先頭の松田に対して、
外角低めのフォーク連投で追い込みます。
ところで、
2球目のケンケン空振りを奪ったフォーク
落ちていますけど、
回転数は1580rpmだったようですね。
(放送中に表示された数値です)
フォークは回転数が少ないほど落ちます。
回転が小さければ、空気抵抗を受けますから、
空気抵抗によって失速し、落ちやすくなります。

一方、4回表に木村を一飛に仕留めた
中田のフォークは、
あまり落ちてなかったように見えましたが、
回転数が945rpmと低かったですね。。。
当然、一概に比較はしにくいですけど、
単純に比較したら、
光成の方が回転が残っていることが伺えます。
ある意味で、
光成にはもっと磨ける余地があるとも考えられます。


最後は外角ストレートで
泳がせながら二ゴロで処理します。


次の甲斐には、内角攻めを敢行しますが、
最後はインハイのストレート
上手く腕を畳んでおっつけながら打ち込まれ、
打球は詰まらせながらも二塁手外崎を越えて
右安打になります。

内角は読まれ、高め傾向は把握されているので
狙われた球ではありますが、
空振りを奪えていないのが手痛いです。
持ち前のダイナミックさが不足しているんでしょうね。


一応、次の今宮
外角低めのスライダーで、狙い通り
三ゴロ併殺打を打たせて
火消しをしたのは良かったです。
しっかり火消しができるか、否か
1軍で登板できるか否かの
大きな判断材料になりますからね。


3回表は、
先頭の上林
真ん中寄りの甘いスライダー
打ち上げてくれて一飛で処理します。


次の牧原には、
引っ張りまくっていた前打席で
内角注意になったので、
外角攻めを敢行しますが、
外へ抜け気味に3球続かせて
ボールが先行
してしまいます。
でも、5球目の外角高めストレートで
二ゴロに仕留めます。


そして、さっき被弾した柳田には、
力みまくってストライク入らず与四球。。。
ベンチが映ったときの辻監督の表情も曇りがち。


でも、次のグラシアルには、
内角ストレートの初球詰まらせて
左飛で処理し、この回も無失点で終えます。


ここまで3回が43球とまずまずであり、
まあ鷹の早打ちもありましたが、
球数はあまり嵩まず3回を投げ抜きます。
内容は危なっかしいですが、
何とか踏みとどまっています。


4回表は、
先頭の中村晃には、
高めスライダーを見逃させ、
2球目の内角スライダーをファウルされ、
2球で追い込みました。
ただ、その後の3球が暴れ続けて
フルカウントまで至ります。

しかし、最後は高めのストレートでしたが、
手を出してくれて左飛に仕留めます。


次の内川については、
スライダー連投で見逃し続けさせて
ここも2球で追い込みます。
2球目は高めの甘いスライダーで
見逃してくれてラッキー
でしたが。
(ストレートを待っていたのか?)
ただし、B2S2の6球目、
インハイのボール球になるストレートを
詰まらせながらも
センター前に落とすヒットを打たれます。
内川の技あり打でもありますが、
ダイナミックさ不足を感じます。


でも、次の松田には、
当然、外角攻めを敢行しますが、
2球目外角ストレートは
振り遅れの空振りを奪います。

さすがに同じ球を投げた
3球目はカットされますが。。。

でも、もっと中寄り、高めに抜けた
甘いスライダーの4球目は、
振り急いでくれて助かりましたね。
タイミング合ったら一発被弾が懸念される球でした。
その後、エンドランを仕掛けていたのか?
ワンバンするフォークで見送った次の5球目で
二塁に走った内川を刺しました。
松田に対しても、
外を意識させておいて、
最後はインハイに力一杯投げ込んだ
ストレート
で詰まらせましたね。

ここは森、光成とも良かったと思います。


この4回までが62球と、
可もなく不可もなくの球数になってます。


最後の5回表は、
先頭の甲斐には、
フォークがすっぽ抜けて
肘にぶつけて死球で歩かしてしまいます。


次の今宮には、
ストレートを駆使して追い込みましたが、
B2S2の4球目のフォーク
高めに抜けて左安打を打ち込まれます。

これで無死二塁のピンチに。。。


70球近くなって
フォークが抜けたりして
使えなくなっていますね。


ところで、この今宮の打席で
3球目の見逃させたストレートについて、
回転数が表示されていました。
67球目でしたが、
回転数は2199rpmでしたね。
今日の武田の投球では
頻繁に回転数が表示されており、
武田のストレートの回転数
立ち上がりが2100rpm台であり、
2~3回には2300rpm台で安定していました。
でも獅子打線は打ち込みましたが。。。
(※今日の武田の投球数は66球)


ストレートの回転数については
メジャーの平均が約2240rpmくらいです。
NPBの平均が2200rpmくらいとも言われてます。


もちろん、その回転数は2199rpmは、
クイックで、かつ67球目
ということもありましたが、
特出しているとは言い難く、
今の光成のストレートは平均的な回転数である
可能性が考えられます。
いい頃の回転数は不明ですけど、
持ち前だったダイナミックさ
まだ不足している懸念
は残ります。


ちなみに
菅野とかで2500rpm超をマークします。
雄星も2400rpmとかはマークしていました。
当然、彼らと比較するのは酷ですが、
光成の潜在能力の高さ
やってやれない器ではないことを信じるからこそ、
今年は何が何でも本格的な覚醒して欲しいからこそ
欲深く厳し目に言いますけど、
光成はまだまだこんなものではダメ
と思います。


まあ回転数が少なくとも、
オリのアルバースのように
ホップ変化量とかがあれば
それで勝負はできます。
ただ、光成のストレートは、
多和田やアルバースのような
ホップする感じではありません。
回転数は欲しい所です。


しかし、無死一二塁の場面で、
次の上林には、三球三振で仕留めましたね。
最後、見逃しを奪った内角ストレート
回転数は2156rpmでしたが、
内角一杯一杯に決まったのが良かったでした。
上林も、制球難タイプの光成であるだけに、
3球目は外れる確率が高いかも、
と考えているでしょうから、
内角一杯一杯に入ったとき、
腰を引いて避けていましたね。
結果的にたまたまもあるかもしれませんが、
光成自身、森のミットをめがけて
強気で大胆に思い切って
投げ込みましたね。


次の牧原には、
高めの甘いストレートを強く打ち込まれて
二遊間を抜けそうでしたが、
外崎がジャンピングキャッチ二直でその打球を止め、
飛び出した走者・甲斐も走塁死の併殺となり、
5回裏を終えました。


今日の光成は、
5回79球、2失点、1奪三振
6被安打、1与四球、1与死球
でした。


正直な感想は、抑えて試合を作りましたが、
内容は危なっかしい状態
良く2点に抑えたな、
という印象は否めません。
結果がわかっている録画を見ていても、
危なっかしいな、、、と思うほどでしたから。


でも、今回は鷹を相手に、また前回登板も含めて
以前のような
一杯一杯になって自滅や炎上崩壊はなく
弱気から崩れることも見らず、
踏ん張って形にしました。


光成の場合、元々、
ダイナミックさ、大胆さを
取り戻すことが大きな課題でもありますが、
メンタルの弱さも重要な課題であり、
踏ん張っていることから、
その後者の課題克服は前進しているように見えます。
その踏ん張ってくれるか?否か?
大きな判断材料になるだけに、
そこは収穫と言えます。


まあ本来だったら、正直、
まだいい頃の投球から遠ざかっていますから、
もう何試合か投げさせて試したいところです。
しかし、今、忍び寄る
大危機(先発陣崩壊)の兆候を鑑みれば、
そんな悠長なことを言ってられぬ状況であり、
少しでも使えると思える投手
スクランブル出撃させていかねばなりませんから、
光成が踏ん張って形にしたことは
大きな収穫です。


今回、多和田が開幕に間に合わないかも?
という不安が大きく感じられますが、
今は獅子ドラ1軍団中心で
(多和田?・今井・光成・松本航)
他の投手らも付加しながら
乗り切って行くしかないですね。。。


光成も、今後は1軍戦でどんどん使って
オン・ザ・ジョブ方式で実戦を重ねながら
覚醒して行ってほしいです。


ただし、松本航については、
使えるところは使っていきつつも、
まだ不慣れな新入社員一年生ですから、
強引に無配慮で使い続けると
潰れる可能性は高くなります。
それ故、ルーキー松本航には、
潰さぬよう細かい配慮は必要
です。