【3/12OP戦:対オリックス(姫路)】光成、最後は魔法が解けてしまったかの如く5点差ひっくり返されるサヨナラ負けも、ダイナミックな好投も魅せ、先発ローテ入りに期待。多和田・今井・松本航らと共に先発勢『獅子ドラ1四銃士』は整ってきそうか? ニールもベールを脱ぎ、ゴロアウトの魔術師振りを魅せる。これで先発陣5名は揃えば、開幕後も4月下旬までは何とか形になるかも。
今日はオリックスとのOP戦(姫路)で、
ニール&光成が投げました。
2人とも不足する先発陣問題を改善するのに
必要なピースであり、
今日の試合の最大注目点は、
何と言っても、ニール&光成の投球ですね。
試合結果については、、、、
最終回に6点を奪われて
5点差を逆転されるサヨナラ負け。
特に酷かったのは、
獅子&猛牛ともに
失策合戦の低レベルな守備だったこと
ですね。
今回、先発のニールは、ウルフのように
ゴロアウトを打たせて獲るタイプですから、
そうタイプが投げるときに
『守乱』は厳禁です。
どうも、最近『守乱』が目立ちますね。
そこはしっかりしてもらわないと
今は練習試合でも、
いずれ本番で痛い思いを味わされます。
さて、ニール&光成の詳細成績については、
まずニールについては、
4回57球を投げて1失点、
被安打2、奪三振3、無死四球でした。
今日は、低めをしっかり攻めて
ゴロアウトに打ち獲ることが
十分できていましたね。
ゴロアウトの魔術師の
本領発揮です。
4回でアウト12個のうち、
8個がゴロアウトであり、
そのうち、6個が低めで処理しています。
2回表の
山川がしっかり捕球していればの三安打や
山川の守乱となった一失についても、
ゴロで打ち獲ってはいました。
制球力に優れているとの評判通り、
意図した通りに
低めを着実に投げていることが効いていました。
与四死球も無かったです。
また2シームに角度もあって、
シュート方向へ上手く球が逃げるので、
またスライダーも
落ちるように大きく曲がっていくので、
相手のバットに空を切らせることもできていましたね。
まあ盗塁を許しやすいのは、
外国人特有であるのでしょうがない面はありますが。
ただし、気になる点が2つあります。
まず一つ目は、
スタミナはどのくらいあるのだろうか?
ですね。
これは今後のお試し事項です。
もう一つは、
制球力が優れている割には
森が構えているところとの
逆球が目立ったことです。
2回裏、先頭のT岡田には、
初球がインへの逆球となって
甘く入ったところを痛打されました。
4回裏、小田の打席の2球目も
逆球になって、
森も捕球から送球に一歩遅れ、
杉本に盗塁許します。
初回も2度も逆球が見られていました。
57球を投げて8球が逆球でしたね。
でも1つ腑に落ちないのは、、、
4回裏、小田の打席では、
森が外に構えるものの、
森のリードを無視するかの如く、
4球連続で内角への逆球を
投げ続けていました。
すなわち、
今日見られたニールの逆球は、
制球乱れの球もあったでしょうが、
実は、森のリードに関係なく
自分で投げたいところに投げている?
例えば、その4回裏、小田の打席では、
ニール自身は、
内角を徹底して攻めたかった?
とも考えられます。
すなわち、
ニール自身が意図した逆球です。
最終的に森と組ませるのか?
岡田と組ませるのか?はありますけど、
また、まだ始まったばかりでもありますが、
森にせよ、岡田にせよ、
ニール&捕手とで
意思疎通は
しっかり図っておきたいですね。
今後、どんな感じになって行くのか?
研究されて
公式戦本番でダメになってしまうのか?
まだ1戦のみですので、
不確実性は大いに残りますから、
現時点で『当確』は与えるのは早計ですが、
今日のような投球ができるならば、
という条件付きですけど、
先発ローテとしても期待できそうです。
(前向きに考えられそう)
まあ、今のチーム事情もありますから、
この後、よほど底を見せない限り、
開幕時のローテ入りはせざるを得ない、
むしろ、もう入れてくるでしょうね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2番手の光成については、
8回裏までは4回53球を投げて、
無失点、被安打2、奪三振3、無四死球でした。
ところが、試合が終わってみると
最終回だけは、2/3回35球を投げて、
6失点、被安打7、奪三振1、与四球1であり、
サヨナラ打を浴びてしまいました。
まあ最終回は、
T岡田、杉本の2ランまではしょうがないとしても、
山野辺のファンブルもありましたけど、
光成自身も打ち込まれてしまった感は否めません。
球は走っていたりするんですが、
8回までと違って、崩れて止まらなくなります。
例え、足を引っ張られたとしても、
6失点はやられすぎです。
ニュー光成が、
いかにも魔法が解けたかのごとく、
オールド光成に戻ってしまったか?
みたいな。。。
特に、ピンチ時における白崎への与四球は
余計でしたし、自らピンチを拡大することになり、
光成自身が前々から課題になっている踏ん張り弱さ、
力んでしまうメンタル面の弱さを露呈しましたね。
それらの現況を踏まえれば、現時点では
当然、公式戦本番でも、
そのような炎上、炎上が止まらず
になるおそれは否めないです。
光成が大きく覚醒していくためには、
ピンチでも臆さない投球が欲しいですね。
また駒月もアップアップでしたね。
ボテボテ打球を掴み損ねて
「捕安打」となっていましたね。
とはいえ、光成については、
5回裏の1イニング目は制球にバラツキあって
無駄にカウントも悪くしていましたが、
2イニング目の6回裏からは、
無駄な球も減ってカウントをあまり悪くせず。
球数も13球/回とそれほど嵩まず。
でした。
特に手元で球が伸び力のあるストレートを
ダイナミックに投げ込んで、空振りを奪ったり
ダイナミックな分だけ、投げ終えたとき、
余韻として残るドスコイも見られました。
まあ、自主トレ期間、雄星のアドバイスを信じ、
目方を増やして重厚感、重み、ダイナミックさを
身に付けたことも効いているでしょうね。
8回裏には、
そのまま投げる度に勢いに乗って投げてましたね。
またストレートがダイナミックさを魅せている分、
フォークも活きていました。
※ストレートとフォークは両輪ですから、
ストレートも光っていないと
フォークは効き目が低減しますね。
今日の最終回は、
それまで球数も嵩んでいなかったので
「スタミナ切れ」の要因は薄いでしょう。
ただし、今日は4回2/3でしたが、
実際に今後の公式戦で先発することになれば、
もっと長く投げざるを得ないですから、
その観点で気になるのは、
光成のスタミナですね。
先発投手の場合、
長く投げられるよう、
どこかで手を抜くこと、スタミナ温存することが
考えられるわけですが、
光成の場合、そのような手抜きはできず、
いつも全力投球なんですよね。。。
そうなれば、スタミナも自然に消耗します。
その全力投球派ということを踏まえると、
もし、度胸がある性格ならば、
後ろを任せられますが、
実際にそのような性格でないですからね。
先発登板時、
手を抜く、スタミナ温存するところは
少しでも含めていきたいですね。
でも、今日の光成ならば、
チーム事情を鑑みると
開幕時の先発ローテンションに入れたいですね。
開幕に向けて、多和田・今井・松本航らと共に
先発勢『獅子ドラ1四銃士』は整ってきそうです。
そして、ニールについては、
今日のような投球なら、
先発陣の目処が十分期待できます。
となると、
『獅子ドラ1四銃士』&ゴロアウト魔術師で
先発陣が少なくとも5名は揃いそうです。
開幕以降の日程を鑑みますと、
3月末の開幕カードの次週4月1週目に
6連戦を控えていますから、
ここは6人の先発が欲しいです。
でも、4月2~3週目(4/8~4/21)では、
5連戦の週であり、
GW直前の4月4週目(4/23~30)も
変則にはなりますが、最大3連戦であり、
ロッテやオリのカードの合間が
休みの日になったりします。
それを考えると、
榎田&内海が復帰するまでは、
『獅子ドラ1四銃士』&
ゴロアウト魔術師の5人を軸としつつ、
4月1週目の6連戦だけ、
6番手を誰でもいいからを選ぶ、とするならば
(結果を考えず、)
先発陣が5人揃えれば、
GW突入までの4月成績は、
何とか形になるのはないでしょうか。