下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【3/21OP戦vs巨人(メラド)】メラド初の山川『どすこい!』が出るものの、獅子威し打線はタイムリー出ず、獅子投手陣は『投壊』となってワンサイドの大敗『まけほ~』

今日はメラドで巨人とのOP戦でした。
OP戦も残すところ3試合となり、
もう最終調整の実戦演習です。
今日は開幕投手予定の
多和田が先発しました、、、が。


今日のスタメンです。

が出てきましたね。。。
また銀の1打席目、
昨年、使用していた登場曲
流れていましたね。。。
まあOP戦で他リーグであり、
A村とは事情が違いますからね。。。

まあ銀には
「青の三連星」が2つやられて
ヒットまで打たれて、
巨人投手陣をきっちりリードされ
ちょっとお土産を持たせすぎたんじゃない
と思いますが。。。


さて、今日の結果については、
メラド初の山川『どすこい!』が出ましたね。

しかし、試合の方は、、、
獅子威し打線にタイムリー出ず、
獅子投手陣が『投壊』となって
ワンサイドの大敗『まけほ~』


まず獅子投手陣について、詳細は・・・


まずは何といっても
最大の注目は多和田ですね。


ところで、多和田については、
昨年から本格的に覚醒してきたわけですが、
その覚醒した要因としては、
次の3つが挙げられます。


安定してストレートを
 ホップさせること
 できるようになってきた。
 あの浮き上がる多和田のストレート
 ものすごく大きな武器です。
 これを安定して投げられるようになったのは、
 多和田が覚醒したことに大きく貢献しています。


曲がりすぎるスライダー
 制御することができる
 ようになってきた
 入団してきたころは、
 スライダーが曲がりすぎて制御できず
 暴れまくっていましたね。
 今ではそんな曲がりすぎて、、、
 なんてことはほぼなくなり、
 しっかり制御できるようになっています。


 また、ストレートは
 シュート方向へ変化しますので、
 それが左打者には
 フロントドアのような変化にもなります。
 ただし、それがコース中央へ甘く入ってしまい
 打ち込まれてしまう、ケースも多かったです。
 それだけ、諸刃の剣のようなタイプの球、
 ピンか、パーかのタイプの球
であり、
 不確実性要素が大きかったですね。
 しかし、今では
 このフロントドアもどきの球も制御でき、
 意図して投げ込むことができるように
 なったのも大きかったですね。


フォークをしっかり投げ込むこと
 ができるようになり、
 相手を翻弄しやすくなりましたね。
 フォークの投球割合については、
  2016年 全投球6%、
      追い込んでからは7%
  2017年 全投球10%
      追い込んでから19%
  2018年 全投球12%
      追い込んでから18%
 と頻度も増やしています。  
 フォークが活かせるようになれば、
 ストレートも相乗効果で
 さらに輝いてきます。

  それだけに多和田にとって、
 フォークアクセントとして重要な球種であり、
 しっかり織り混ぜた投球をしたいです。


今日もそうですが、
一巡目の序盤では、フォークを使わず
ストレートとスライダーを中心に投げておいて、
二巡目の中盤からフォークを織り混ぜて
相手を翻弄していくこと
一種の攻めパターンです。


で、今日の多和田は、
エースと呼ぶには踏ん張れず、
大炎上して試合を壊しました。

真のエースになるには、
状態が悪くとも踏ん張って欲しいところです。
そのような不安定要素を抱えているあたりが
まだエースとは呼べない状況にあります。


また花粉症の影響もあったでしょう。
昨年も花粉症にやられていましたから。


ただし、今日の投球内容を見ると、
2回表に岡本や亀井に
ストレートを打たれていますが、
今日のストレートに関しては、
そこまで悪い内容ではありませんでした。
6回表に陽から被弾したときは、
もう球威がなくなっており、
限界になっていた面があります。
ストレートに力が入っていませんでした。


今日の多和田のストレートについては、
フロントドアもどきは決まりましたし、
ホップ変化量の大きい
浮き上がる球質も見せました。
確かに、今日の球審の判定は
左側(左打者では内角、右打者では外角)の
ストライクゾーンが広め傾向にありましたが、
そのストレートが生きていたので、
緩いスライダーも
タイミングを狂わすのに効いていました。


しかし、相手打線の二巡目から
フォークを混ぜてきますが、
今日はそのフォークが
沈まず、抜け傾向にあり、
完全に『死に球』

になっていましたね。


低めに入っても
ボール球と明瞭に区別がつきやすいから
手をそう簡単に出してもらえず、
沈まず抜けてストライクゾーンに入れば
「長打を打って下さい」というばかりの
相手打者の餌食になってしまいました。


4回表からはフォーク頻度が増しますが、
抜け傾向、沈まぬ高め傾向と精度が低すぎ、
相手の餌食になっていましたね。
それでもう自分の投球リズムを崩しているから、
スライダーまでも抜けてしまうありさまに。


佐藤の悪送球の守乱もありましたが、
多和田自身、
そのフォークが全く使いものにならず、
むしろ、 相手の餌食 になって、
自分の投球リズムを崩すこと にもなり、
中盤は苦しい投球になっていました。


とはいえ、
そこをカーブで誤魔化すとしても、
多和田のカーブ決め球というより
見せ球の要素の方が大きい ですし、
カーブの制球精度はそこまで高くない ですからね。


やはり、多和田においては、
ストレート、スライダーのほかに
フォークもきっちり活かして混ぜていきたく、
それができれば、好投できます。


次回の本番・開幕戦では、
そのフォークをしっかりと活かせるように
なっておいて欲しい
ですね。


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2番手には、大将が出てきましたね。


多和田KOの形で
イニング途中のスクランブル登板となり、
苦しい登板になりましたが、、、
そんな中で
抑えた結果は立派なんですけど、、、
投球内容は
大将自身が最も課題にしている
制球難問題の片鱗を露呈していましたね。


ゲレーロや吉川尚は打ち損じ、
銀にはたまたま良いコースに入ったこと
結果に効いていたと思います。
相手から奪ったアウトの決め球は、
それを意図して自ら制御して投げたというよりは、
球が荒れて相手が絞り切れず、
しかも、きな臭いところに入ったのも
たまたま感を否めませんでした。


大将については、
OP戦で好投を続けていますが、
今日は、抜け球が目立って制球に苦しみ、
どちらかと言えば、
状態が悪いときの大将の
制球難タイプの投球
でした。


本番で安定して活躍するには、
その制球難の問題を
極力、見せぬような投球
が欲しいです。
ただし、かなりハードルが高い課題
でもあるのが現実ですが。。。



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3番手の田村については、
OP戦前の練習試合では
脆さを露呈していましたが、
OP戦5試合で防御率が2点台で
そこそこ結果を残しています。


しかし、今日は
3人目の岡本の初球まで
8球連続でボール球になっており、
(丸の二塁打はボール球)
制球難の投球を見せていました。


岡本やマルティネスの初球では
カーブやチェンジアップで
タイミングを狂わせていましたが、
マルティネスには甘く入ったところを
痛打されました。


残念ですが、
現時点では、実力不足です。


でも、今のチームは、人手不足の状況ですから、
敗戦処理でも、経験を積まして
オンザジョブで成長させたいところ
ですね。



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4番手の平井については、
2本ヒットを打たれますが、
実力の高さで失点は許しませんでした。


しかし、最後に投げたKマート
大炎上をしましたね。
今日は制球に苦しみ、
ストライク欲しさに
置きに行ったところを打たれ、
大きな落差を武器とする
サークルチェンジ
今日は落ち方が不足して
抜けた感じにもなり、
大城やゲレーロから見三振を奪いますが、
その球も逆球で
「たまたま感」が溢れていました。


昨日とは別人のように違いましたね。
連投の影響があった可能性
否めません。


ただし、Kマートやファビオ、
一昨年にいたシュリッターとかは、
前述した大将とかも、
もともとから制球力がそう高くないので
今日のように
急性制球難症状を発症しやすい
不安定さはありますね。


今日は練習試合ですから、
連投したときの様子見もあったでしょうが、
疲労が蓄積すれば、
その弱点が露呈されやすくなりますから、
負担過多にならぬよう配慮したいですね


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一方、獅子威し打線については、、、


まず山川については、
不振が続いていましたが、
2回裏に
『どすこい!』が出ましたね。
ただし、山川の場合、
「ホームランが全て」みたいなことを
本人が言っていることから、
ホームランを打てれば好調
とも言えるわけですが、、、
山川自身、そうは言っても
何でもかんでも本塁打だけ
見ているわけではなく、
状況に応じた打撃をしてくれます。
(ヒットが欲しいときはヒットを)


山川の好調・不調のバロメータ
昨年の成績を見てもわかるように、
『四球を冷静に選べるか?』が大事の指標になります。


好調のときは
きな臭いところを見極めて手を出しません。
そうなれば、相手も投げるところがなくなり、
ストライク欲しさで甘く入ってしまい、
山川はその甘く入るところを見逃さず
打ち込みます。

それ故に、出塁率も長打率も高まり、
OPSも高い値をマークできます。
逆に不調のときは
視野が狭くなって見えてなく、
そのような見極めができません。


それを考えると、
今日の山川については、
『どすこい!』の1打席目も価値はありますが、
6回裏の3打席目、
しっかりと球筋を見極めて歩いた四球
見られるようになったことに価値があり、
それが復調気配につながっていきます。


また8回裏の4打席目、
強引に本塁打にこだわらず、
球筋に合わせた左安打も価値は高いです。
外角低めのカーブを
バットの先で上手くすくって打ち込みました。
山川自身、球筋を見極めている証であり、
そのように
しっかり球筋を見ることができれば、
好調時に近づいている、
と考えられます。


また、今日は森も一発が出ましたね。

森の場合、
打撃に関しては天才児ですから、
『無』になって感性(野生の勘)
打つことができているか否かが肝心です。
考えすぎは、
捕手にとって必要ですが、
森の打席には
逆なマイナス要素になってしまいます。



さて、全体についてですが、、、
今日は8安打4四球
得点はソロ弾の2点のみ。。。
タイムリーはゼロでした。。。
残塁数は8個もありました。
(巨人は5)


まあ残塁数は、
昨日が9、一昨日が10ですから、
1つづつ減っているとかではなく、
今日も
獅子威し打線が
線になっていない問題
露呈しましたね。。。


次のDeNA戦では
山賊らしさが欲しいです。