下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

パの他球団と一通り対戦して7勝7敗の五分。まあ今の状況なら妥当な成績か。データで振り返る。ところで、今週は鷲&鷹へのリベンジ週間です。鷲&鷹を撃墜し必殺すべし!

昨日のオリ戦カード
パの他球団と一通り対戦して一巡面が過ぎました。


今年は主力先発投手陣の負傷等の離脱により
今の状況を鑑みると、
開幕して一巡した今の成績が
7勝7敗の五分というのは、
まあ妥当な結果
と思います。

今年は、主力が復帰する頃から
一気に追い上げる差し馬の展開

見込まれますから、
それだけに
シリーズ序盤は、
首位を射程内に入れておくよう
中団を追走していたく、

交流戦前までの4~5月
最低限、勝率5割以上で凌いきたいです。

それなら、26勝25敗なので、
85勝するに
必要な残りは59勝33敗(勝率0.641)であり、
実現可能な数字を望めます。


7勝7敗そのものは構わないのですが、
少し気に入らないとしたら、
強きを助け 弱きを憎む
タケちゃんマン
のような試合結果なんですよね。


上位の鷹、鷲には5戦全敗。
最下位の鴎には3戦全勝。
ハム&牛には2勝1敗で勝ち越し。
わかりやすいです。

Takechan


さて、これまでの成績を挙げてみましょう。


得点はリーグ1位失点はリーグ最下位
相変わらず、高打低投の傾向です。
また打率、出塁率、OPS、得点圏打率、
得点圏打点率(=得点圏打点/打数)と
どれもリーグ1位であり、山賊らしい成績です。


ただし、4/6ハム戦&4/14オリ戦
その2戦で荒稼ぎしており、
その2戦の得点が全得点の約32%を占め、
その2戦を除くと、
得点は55点、失点は58点と
失点の方が上回ってます。


一方、投手陣については、
防御率先発5.036中継ぎ2.700
当初から懸念されていた
先発陣が崩れてます。
ただし、WHIPを見ると、
先発、中継ぎともに

1.50でリーグ5位です。
まあ失点に繋がってませんが、
中継ぎも与四球が多いんですよね。。。


さて、個人成績を見てみましょう。


投手陣で最も気になる先発陣について、
まずはドラ1三銃士
多和田今井光成ですね。


多和田は、最初の2戦がダメでしたが、
前回、4/12オリ戦において、
1点失った者負けの展開になった投手戦
圧巻の投球を魅せて投げ勝ちました。
この日はまさにエースの投球を魅せたと
評価していい好投でした。


ただし、昨年も好投したかと思えば、
ボコボコに打ち込まれる投球もあり、
まだまだ安定しないところが
エースになりきっていない課題です。


また多和田は、オリに対して、
一昨年は苦手でしたが、
昨年7戦6勝で他球団より防御率も良く、
お得意さんにしていました
から、
また相手も多和田への苦手意識から
早打ち拙攻をしていたこともありますから、
前回のような好投を魅せても
おかしくはない話でした。


他球団を相手にしても
堂々と前回のような好投を
安定して続けたいですね。
まずは来週の鷹戦リベンジですね。


今井については、多和田ほどでなくとも、
吹き上がるストレート、
変な落ち方をするチェンジアップ等を有し、
若いながらも、堂々とした強気を兼ねています。
意外と、ピンチになっても
臆せず奪三振など自力で凌ぐ面もあります。


ただし、その才能の片鱗を魅せているのですが、
制球難の課題を有していますから、
無駄球も多く、球数を嵩みやすく、
だから、当然、中盤でへばりやすくなります。
また球質も軽いから、甘く入ってしまうと、
スタンドに放り込まれやすくなるように
一発病の課題も有しています。


確かに岸のような制球力を身につけたいけど、
それには時間を要し、実現的ではありません。
しかし、無駄な球数を嵩ませないよう
努力することは必須です。
少なくとも、前回のように
力みっぱなしで自滅する投球
無くしていかないとなりませんね。


光成については、
3戦連続で試合を作って好投し続けており、
いずれも、味方の援護が乏しくとも、
冷静かつ堂々とした投球粘り強さを示しています。


目方を増やして重心が、体軸が安定し、
背番号13や家族を持った重みから責任感を増し、
また、春キャンプから自信を積み重ねること
以前のような制球難問題を低減しつつ、
大人の投球ができるようになり成長しました。


ただし、さらなる高みを目指すためには
課題が1つあります。
右打者に対しては、
38打数3安打と被打率が0.079と低いですが、
左打者に対しては、
37打数17安打と被打率0.459と高すぎます。


まあ、もともとから左打者に弱いです。
昨 年:右0.217(46-10)
    左0.250(28-7)
一昨年:右0.181(83-15)
    左0.344(61-21)

3年前:右0.270(215-58)
    左0.315(241-76)


ちなみに、
光成の左右別投球マップを見ると、

まあ左打者には、
内角攻めが多いわけですが、
昨日、吉田正に被弾したように、
その内角攻めが
甘く中へ入ってしまったところを打ち込まれる

ということは一因かもしれません。


それでも臆せず内角攻めは続けて欲しいですね。
ただし、その制球力を向上させることもそうですが、
外角も巧みに使いながら、抑えて行きたいです。


先発陣について、
問題なのは、ニール、5~6番手ですね。


武隈が負傷で離脱しました。
今のところ、本田が繰り上がりでしょうか。
(今週の鷲戦2試合目も本田?)


まずニールについては、
良いとき、悪いときが明瞭になっています。
ゴロ率:フライ率=15.5:2.5と
ゴロアウトタイプらしい結果を示し、
与四球も2つで与四球率1.636ですから、
それなりに制球難問題は濃くないです。
ただし、与死球も2つありますが、
何よりも
被打率が0.289,WHIPが1.545と高いです。
確かに、米国時代3Aでも被打率は高かったですね。


その分、球数も11回187球と
1イニング平均17球/回と多いですから、
長いイニングを消化しにくいですね。


球威が優れている
というわけではないですから、
甘く入れば打ち込まれやすいです。
とにかく、低めをできる限り突いて
ゴロアウトを重ねていくしかありません。


ところで、
現在、ヒースが戦線離脱しており、
それはそれで痛すぎるのですが、
もうしばらくかかりそうです。
一方、郭俊麟
今、調子が上がってないようですが、
外国人投手の枠がヒースの分1名余ってますので、
もし調子が上がるようであれば、
駒不足の先発として、積極的に使いたいです。


本田については、
前回、ロッテを相手に好投しました。
課題の一発病はあったけど)
覚えたてのカットボールを含めて
前回同様に、緩急を上手く活用して
相手打線を翻弄させてたい
ですね。


まあ、正直、投げみないと
わからないのが実態ですが。


ところで、
敗戦処理班のロングとして、
左の泰雄、右の高木勇が1軍入りしてます。
まだ泰雄もポカはあって安定してなく、
高木勇与四球で走者を貯める癖がぬけてません。
でも、ここで結果を示せば、
先発陣への昇格チャンスがありますから、
頑張って欲しいです。


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中継ぎ陣については、
増田が昨年と比べて復調気配にあり、
Kマートも前回、形にはなっていましたから、
ヒースの穴は痛いですけど、
その2枚体制で抑えていかないとなりません。


あとは平井、野田、大将、小川といます。
ただ、最近、回マタギの適用傾向が目立ちます。
昨年も回マタギや登板過多で疲労を蓄積しつつ、
また下手に先発等の前投手を引っ張りすぎ、
イニング途中の致命的なピンチで投入し
リズムを崩してしまったり
により
不振に陥るようなことは避けていきたいです。


当然、敗戦処理、勝戦処理の展開であれば、
前述の泰雄や高木勇の敗戦処理班を中心に使い、
それ以外は極力使わないようにし、
もしその敗戦処理班が疲労したら
すぐに2軍と入れ替えること、を見据えたいです。


とにかく、2軍とは常に連携を図りながら、
1軍と2軍の入れ替え頻度
昨年まで以上に増やしたい
です。


そして、1軍メンバーについて、
今年1名増えた29人目の枠
には
野手ではなくて、
投手を起用して欲しいです。
野手は昨年同様に余らしており、
使い切れてない状況にあります。
一方、火の車の展開になったとき、
投手はあと1名が不足しています。
そこは昨年と同様ですね。


その1名は敗戦処理班で構いません。
できればロング可能タイプが望ましいですけど。


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一方、野手陣の打撃については、
昨日、山賊の光明が差してきましたが、
まだ山賊らしさが
あまり見られていません。
特に相手に応じては
山賊がおとなしいネコになり、

強きを助け 弱きを憎む
タケちゃんマン
のような山賊
であることを否めていません。


やはり昨日のように
中軸が打てないと破壊力は増しません。


山川については、
今まで内角を意識しすぎて
身体も開いており、
外角球を攻められると、
バットの先で当てて凡打も目立ってました。


コース別打率を見ても明瞭です。


内角は昨年も苦手コースでしたが、
昨年、外角は高めなら打っていました。
(アウトローは苦手ですけど)
しかし、今年は中央に来る球は打っても、
外角球が全く打ててませんでしたね。


でも、自ら辻監督らへアドバイスをもらい、
昨日、今年の中でも自信を持って
3ランを放ちました。


自らの欠点に気づいて打った本塁打ですから、
今後、変わって上昇してくれると思います。
昨年までもそうでした。
山川自身、一歩一歩積み上げて
2軍の4番から1軍の4番へ頭角を現し、
さらには日本を代表するスラッガーに育ってます。


ただ、内角を意識しすぎて
身体が開いているのは、
また打ちたい打ちたいの気持ちが
先行しすぎている
のは、
誰の目から見ても明瞭でした。
一昨日、自ら監督らにアドバイスを求めて
自分なりに悩みを解決しました。
今まで、それを指導すべきコーチ陣
どうしていたのでしょうか?
まあ、山川クラスになると
コーチ陣も口を出しにくく、
本人任せのところは、
やむを得ない面もあります。


でも、少し話の種類が異なりますが、
以前、デーブ大久保氏も
かつて、おかわり君は
一流のスラッガーだっただけに、
周囲のコーチらが口を出せなかったことが、
老化を速めたかも、と言ってました。


デーブ大久保氏は、
いくら成功した選手だからといって
練習を本人任せにはしてはいけない
と語っており、その通りと思います。
そのためにコーチらが存在するのですから。


また、今年3番を任されていた秋山
全く打っていないわけではないですが、
打率が低く、秋山らしさが出ておりませんでした。


まあ昨日、源田の負傷に伴うスタメン落ち
打順が繰り上がり2番を任され、
力みが減ったのか、わかりませんが、
2点適時三塁打を含むマルチ安打でした。


本人は、
「変化を与えてもらったので結果で返したかった。
 数字があんなだったし、どんな形でも
 ヒットが出たことで精神安定となり、
 続いてくれれば」とコメントしていました。


まあ秋山は我々の想像を超える
打撃に関して高次元の考えを有しているので
自分自身で解決していくでしょうが、
考えすぎる感がありますから、
(しかもネガティブに)
そこが心配です。
そういう点で3番に向かないところが
あるのかもしれませんが。。。


ところで、秋山の成績に関して
データを見てみましょう。


昨年と今年の
コース別打率球種別打率です。


昨年のコース別打率(参考)

今年のコース別打率


まあ、今年はまだ試合数が少なく
データ数が揃っていないから、
昨年と比較するのも粗い比較になりますが、
一応、見てみましょう。


コース別打率を見ると、
昨年は穴が少なく、内角は打っていました。
でも、今年は、アウトローは打っていますが、
打数が少ないけど、内角が打てていません。


球種別打率を見ると、
昨年5割以上だったカットボール
今年は2割未満と低下しています。

シュートも打率が低下しています。


東京ドームのハム1回戦の6回表で、
上沢の初球カットボールは、
真ん中高めの甘いコースでしたが、
打ち上げて右邪飛に終わってました。


またチェンジアップも打率低下しており、
ハム3回戦で有原に3打席連続で
チェンジアップで仕留められていました。


以下は秋山の成績です。
そこで着目したいのが
ゴロアウト、フライアウトの比率です。
ちなみに、参考として16、17年も併記します。


データ数が少ないですけど、
昨年まではゴロアウトの方が
フライアウトより多いわけですが、
今年はフライアウトの方が多い
という違いがありますね。
(ゴロ:フライ=1:1.36)


どちらが良いというわけではありませんが、
『昨年までと傾向が違う』
ということが気になるところ
です。


最近、フライボール革命とかありますけど、
基本的にはゴロアウトの方が
フライアウトより多くなります。
昨年、柳田の成績を見ると、
ゴロ:フライ=2:1の比率でしたね。
フライの方が多かったのは、
森、山川、ハムの中田、SBの松田くらいでした。
(ただしゴロ:フライ=1:1.3未満)


秋山自身、ホームランは狙ってませんが、
3番を任されただけに、
長打は狙っていたからなんでしょうか?
その真意は、わかりませんが、
数字では昨年までと違った傾向になっている
ということです。


また秋山の構えについて、
過去のものと見比べてみましょう。
昨年までの構えの写真は、
プロ野球ニュースで放送されていたものです。


もともと2014年までは
高い位置でグリップを握ってましたが、
2015年に低くして、216本を打ちましたね。
14年以前は、高かった分、
バットの軌道とボールの軌道がクロスしていて、

軌道が重なる範囲が狭かったのに対し、
15年では、低くしたことにより、
バットの軌道がボールの軌道に近くなり、
軌道が重なる範囲が広くなったことで改善された
というのは有名な話ですね。


2014年のバットと球の軌道

2015年のバットと球の軌道


その点は15年以降、今でも変わっていません。


ただし、今年の構えは、
バットが寝た形になっており、
昨年と違って2015年に近い様相です。
2016年もバットが寝た形ですが、
背筋が伸びている様相ですね。


今年の構えで2015年などと違うのは、
2015年や昨年などは、
55の背番号が1桁目の5のみ見えるのに対し、
今年は1桁目のみならず、
2桁目の5が半分見えている状態です。
少し猫背になっている印象です。


2桁目の5が半分見えているということは、
それだけグリップを握った手
後ろへ行っていることが伺えます。
その後ろへ反った分だけ、力が入り、
またバットの出も鈍ってしまう?
という心配はあります。


まあここで終わるような男ではないですから、
今後、成績は上げてくると思いますが。。。


ところで、
3番を打つかもしれない外崎については、
ハム戦から打率を上げてきました。


まあヤフオクでは、
内角攻めで差し込まれ悩まされ、
その分、翻弄させられて、
半端なスイングの空三振とか目立ちましたね。


コース別打率(左右合計)を見ると、

昨年は内角で打っていましたが、
今年は外角の方で打てています。


ハム3回戦の最終回に
打ち込んだ逆転3ランも外角高めでしたね。


逆に内角攻めに合うと
開幕カードのヤフオクのように心配は残しますが、、、
昨年のように内角も打てれば、
内外で打てるようになりますから、
昨年よりレベルアップします。


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なお、今回使用したデータの出典に関しては、
◇データで楽しむプロ野球さんのHP
 (http://baseballdata.jp/
◇野球データノート (2019年)さんHP
 (http://npb.sakura.ne.jp/index.html
◇2019プロ野球カラー写真名鑑
 (ベースボールマガジン社)
です。


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さて、今週は、
鷲&鷹へのリベンジ週間
になります。


仙台の鷲戦カードについては、
『意地』の見せたい処です。


メラドの鷹戦カードについては、
鷹を相手には、
ヤフオクで稼ぐことが困難です
から、
所沢で稼げるときに
稼いでおきたい処です。


勝つのは楽ではないですが、
それらの背景を考えると、

鷲&鷹を撃墜し必殺すべし!
ですね。