下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【5/21ソフバン10回戦(那覇)】最後までスリリングな那覇劇場。ただ鷹戦はやっぱり3回までが勝負?3回で決着する傾向?/試合は最後の最後までわからぬ展開で、命からがら危機一髪の逃げ切り『れおほ~』/有言実行の男が故郷に『どすこい』飾る!でも、森は反省要ですね。/ただ中継ぎ陣の疲労に伴う破綻の兆候が。。。

今日から沖縄・那覇鷹との連戦です。
こちらのホームですが、
鷹の応援も多く見られており、
こちらが山川人気でやや有利というところでしょうか。


ただ、現在、沖縄は梅雨期に入っております。
梅雨期の沖縄というと、多湿度環境になるので
冷房の建物から外へ出るとメガネは一気に曇り、
息苦しい状況に陥りやすいです。


でも、気象庁の那覇アメダスデータを見ると、
昨日は湿度が90%前後だったようですが、
今日は60%程度に下がっていたみたいですね。
まあ、暖かい地域として、
鹿児島の40%と比べると湿度はありますけど。


ところで、この2日間で
山川の親戚&知り合いの方の
合計300人が観戦に来られているようです。



さて、今日のスタメンです。

結局、十亀は中継ぎに向かないので
先発として使われます。


これで先発投手陣は、
多和田今井光成
松本を加えた獅子ドラ1四銃士
榎田十亀
昭和生まれ中堅の助さん・格さん
(黄門様は内海)
6人でまとまりそうですね。
その分、本田が弾かれて降格しました。
とは言っても、
安定した好投ができなければ、
本田らが控えています。


まあ今日の十亀にとっては、
大天敵『熱』苦しい男との対決
脅威ですね。。。

確かに鷹戦そのものの防御率は
そこまで高くないですが、
その『熱』苦しい男が暴れ出すと、
鷹は勝ちやすい処があるため、
その『熱』苦しい男が打つか、否かは、
かなり重要になってきますね。


十亀ではなかったですが、
昨年、M1で迎えたメラドでの最終戦
松田の2本で試合を持って行かれましたね。
松田とはそういう厄介な男です。


相手の先発は沖縄出身の東浜でしたね。
東浜も今年はパッとしていません。


で、今日の結果については、、、

試合の方は、
命からがら危機一髪で何とか逃げ切った
スリリングな那覇劇場『れおほ~』でした。
今日、観戦された方々は
最後まで大いに盛り上がったのではないでしょうか。


また今日の主役でもある山川
追加点がノドから欲しいときに
有言実行の一発を放ちました。
まさに凱旋『どすこい祭』
故郷に『どすこい』を飾りました。
本当に凄い男ですね。


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今日の先発・十亀については、
6回(96球)1失点、4被安打、2与四球、6奪三振で
2勝目を挙げました


腰高付近の甘い球は散見し、
相手の二巡目から増えていましたが、
全般的に低めに投げ込んでおり、
カウントB3というボール先行も少なく
 ※2回表、グラシアルの中安打
  4回表、松田の空三振、
  あとは甲斐、松田への与四球の4度のみ
試合をしっかり作りましたね。


また松田との対決については、
秋山のフェンス直撃となる好守にも助けられ、
与四球を1つ出しましたが、
 ※松田に対して与四球だったら十分OK
自ら空三振を奪っており、
結果は、中飛、空三振、四球
ヒットを打たせませんでした。
松田の場合、
打たれること鷹に勢いをつけて運をもたらすので、
とにかく、打たれないことが大事ですから、
打たれなかった今日は
十亀の勝ちで凌いだ
と思います。


特に、十亀自身、
松田への苦手意識は著しく
松田は、十亀にとって
意識しないつもりでも、
心の奥底で無意識に
認識してしまう大天敵なのであり、
昨年は、前の打者の打席で、
松田がネクストサークルに入っただけで
手元が狂っておりましたね。


それ故に、
とにかく、大天敵への自信を取り戻す
苦手意識を薄めることが最優先ですから、
どんな内容であろうが、
結果を出すことが肝心です。
今日は結果を出せて良かったですね。


1打席目:秋山好守による中飛

2打席目:自ら奪う空三振

ただし、松田を抑えてホッとしたのか、
次のグラシアルに中安打、左本塁打を打たれましたね。
2回表は、グラシアル、明石に連打を浴びました。


でも、十亀は、対戦数が少ないですが、
グラシアルも苦手な方なんですよね。。。
試合前が3打数2安打であり、
今日を含めて6打数4安打になりましたね。。。


一方、今日の東浜は、今の不調振りを示すように、
制球に苦しみ、抜け球もあり、球数も嵩み、
正直、苦しい投球をしておりましたね。


とは言っても、こちらも先制しますが、
山賊の大猛攻を仕掛けるまではできませんでした。


しかし、鷹戦では序盤の3回までに
リードしていることが大事なので
2回裏栗山による
先制2ラン弾は大きかったです。
森が一死から出塁しますが、
おかわり君が打てそうにない感じでの
相手をリズムに乗せる三球三振に終わりましたから、
序盤の主導権、流れを鷹に
奪われるおそれがありましたからね。


それを阻んで、
こちらに流れを引き込み、
十亀にも貴重な援護射撃
になる
ありがたい一撃になりました。

3回裏追加点のチャンスがあり、
ここで追加点を奪えれば、
試合が楽になるところでしたが、
最後は、東浜が意地を見せつけて
渾身のストレートで山川をねじ伏せました
ね。


4回裏は、
金子侑の与四球秋山&外崎の連打
最後は満塁からの与四球押し出し
中押しの2点
追加できたのも大きかったです。


そして、2点返されて
1点差に迫られた7回表の直後の7回裏
どうしても追加点が欲しかったところで、
秋山が中安打で出て、外崎がバントで送り、
源田が与四球で歩き、
値千金の『どすこい弾』の一撃
チームを救いましたね。

まさに4番打者の底力を見せつけました。


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問題は、十亀から引き継いだ
平井以降の中継ぎ陣
一杯になってしまった捕手・森ですね。


平井に関しては、
今までの無駄な残業疲れ
もろに今日の投球へ響きましたね。


もの凄く過酷な多湿度環境ではなかったですが、
沖縄は暑いことに変わりませんから、
沖縄の暑さも影響を促したことも否めません。
すなわち、
今まで蓄積した疲労が
沖縄の暑さで一気に露呈した可能性です。


所々で気迫だけで思い切り投げ込んでいましたが、
全般的に、
腕を思い切り振れず、

リリースも早いから、
シュート回転も目立ち、

制球も苦しんでいました。
まさに疲労してきたときの平井そのものです。


疲労の兆候は、
GW過ぎのハム戦(札幌)あたりから
投球に見られるようになってました。

それでも、その後も点差が広がった展開でも
無駄な回マタぎの残業とかありましたね。


平井については、
昨年は交流戦前の5月末ハム戦で噴火しましたが、
今年ももう臨界点を越えて
破綻しかけている様相が伺えます。


正直、今日は平井が炎上しましたが、
平井を責めることはできませんね。
逆に
追いつかれずリードを保てただけでも
平井には頭が上がりません。


最後、平井がベンチに帰るとき、
切り抜けて、どっと疲れが出てそうな表情でしたね。

ただ、ベンチに帰ってから、
お礼(お疲れさん)と言われているんでしょうか???
悪かった理由の事情聴取ですかね???
(何を話されているのかはわかりません)


また最後に守護神として登板した増田は、
森の守乱による明石の捕安打がありましたが、
やはり苦しい投球になっており、
逆転されても
おかしくない展開に陥りましたね。
最後は、気迫だけ渾身のストレートを投げ続け
危機一髪逃げ切ることができましたけど。
内川も不調だったのも大きかったですが)
増田にも頭が上がりません。

でも、増田もアップアップに
なりつつある様相が伺えます。


ところで、今年の投手陣については、
①平井&増田の回マタぎ
 (特に平井)
②先発の130球以上投球
チーム方針として
決定事項(マスト)にしているのでは?
という気がします。


この方向性は、
昨年との大きな違いでもありますから、
投手コーチが変わったことが大きいことは否めません。
小野コーチも
時代に逆行する『昭和式で育てる』
というような話もされていますから。

今の事態に関しては、
今年から就任した小野コーチの存在は大きいと思います。


ただ、1つ気になるのは、
辻監督もその方針に同調されている可能性が高く、
結構、積極的なのかな?という疑問も感じています


先日、中5日で登板した今井が炎上して、
5回まで投げたときがありました(5/11ハム戦)。
このとき、初回で流血するアクシデントがあり、
中5日でもあり、今井自身、故障持ちですから、
正直、5回まで投げたことが呆れました。

ただ、試合後の監督コメントでは、
最低でも7回ぐらいは
 いってくれると思っていたけど」でした。
すなわち、
正直、5回までの続投だって引っ張り過ぎ
と思いましたが、
監督は5回までは短すぎるという感覚をもたれていた
(5回降板でも甘い?)
と考えられます。


まあ、小野コーチの試合後コメント
うちでは一番、投げる体力がある投手」
と今井のことを仰っていたのは、
新人1年目に張り切って投げすぎて
1年間で3度故障したことを知らないの?
何をとんちんかんなことを言っているの?
という疑問を持たせてくれましたが。。。


その故障続きが、本人をやさぐれて腐らせて
あの事件の一因に繋がった可能性も否めませんからね。


また今年、ブルペンに布陣している
投手陣の人数は他球団より少なく、
確かに「投手がいない」という実情がありますが、
敗戦処理班すら不足する懸念がありましたね。
(泰雄の酷使)
それでいて、ベンチ入りする野手が余っており、
1試合で野手全員使い切ったというのは、
強引に水口代打とかで使った1試合くらいしかありません。


昨年も不足する傾向はありましたが、
今年からは一軍メンバーが29人に広がり、
(ベンチ入り人数は25人のままですが)
その増加分1名枠を投手で使うか?
野手で使うか?が判断の分かれ目になるのですが、
辻監督は『野手で使う』を早々に公言され、
実際にそうなってますね。

今の獅子には投手陣が最大の課題であり、
投手陣を数だけでも多くしておきたいわけですが、
監督の中では、
投手陣には増加枠を使う必要は無い
という考えられていることが伺えます。
すなわち、裏を返せば、
今の人数で頑張れ!
という思いがあるということが伺えます。


また北九州球場で平井が登板する前に、
ベンチで西口コーチと監督が何か話されていましたね。
確かに、球場にブルペンとベンチを繋ぐ電話が無いので、
ベンチに行って確認する必要があるから、
ベンチで話していること自体は問題ないです。


ただ、西口コーチが何か言おうとしているところを
監督に諭されて、西口コーチもブルペンへ帰りますが、
帰るとき、後ろ髪を引かれたように
もう一度ベンチへ戻ろうとしますが、
結局、戻るのをやめて反転してブルペンへ帰っていきました。


これらを考えると、
小野コーチそのものもそうですが、
辻監督も、それをコーチに任せているというよりは、
同意見で前述の適用方針を進めている
という気もします。


監督も投手ではなく、野手出身であり、
昔は、酷使も当たり前でありましたからね。
ここまでやると潰れるかも、
という認識が薄い
おそれはあるかもしれません。


こうなると、大惨事が生じる前に
『働き方改革』を実現することは

なかなか難しいか?
という気もします。


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ところで、8回表に登板したヒース
森と一緒にバタついて炎上しましたね。


まず大きかったのは、
森の2度に渡るパスボールですね。


2度目は
ヒースのフォークが無回転状態だったので、
それで意表を突かれてアタフタしましたね。
正直、その前に1度目パスボールがあったから、
それを気にしすぎて身体が硬くなっていたのは
否めないと思います。


まあヒースの無回転フォークというのも
まさに魔球で凄いですが。。。


最終回の明石の捕安打も
森がライン上の球を捕球し損ねて許しましたね。
8回裏のミスを引きずっているとともに、
最終回の追い詰められた状況から
森自身、アップアップしていましたね。


まさに、焦りから空回りしながら落ちていく
ミス連発が生じやすい負のスパイラル状態ですね。
切り替えることができていないんですよね。


打撃の場合だったら、天才児でもあるから、
本人が得意とする
『無』になることができる
のですが、
(※逆に考えると打てなくなる
守備(捕手)の場合だと、
それができずに
アップアップになりやすいんですよね。


もちろん、
プロ捕手業は経験がモノを言うので、
そういうミスを糧にしていくしかないのですが、
そう簡単に慌てないように
メンタルメンを改善されたい
ですね。
メンタルトレーナーとかも活用されているのか?
わかりませんが、積極的に活用されたいです。


で、一番問題だったのが
1度目のパスボールですね。
というのも、
その要因がサイン違いの可能性が高いからです。


サイン違いのミスは、今回に限らず、
今年、何度も見られています。
森自身、捕り損ねて手首を痛めたときもありましたね。
ヒースのときは以前もあったと思います。


それがヒースの時だけなら
ヒースの問題でもあるわけですが、
ヒース以外でも何度も見られてますね。


サイン違いは、
投手とのコミュニケーションで
改善できる初歩的な問題です。
何度も繰り返す問題ではありません。
しっかり改善されたいです。


そして、ヒースについてです。
やはり地方球場のマウンド
合っていないですね。


大宮や北九州でもそうでしたが、
マウンドが緩すぎて左足が
しっかり踏み込めていません。

逆に札幌ではそれなりに投げていました。


先頭のグラシアルは、
外角高めストレートを中飛で料理しましたが、
バットの先で打ち損じてくれたから良かったですが、
投球そのものは、
しっかり踏み込めていないから、
腕だけで投げている感じになって
力の入っていない
棒球気味の危険なストレート

になっていました。
おまけに、角度もついておりません。


確かに独立リーグでは
そんな球場で多く投げていたでしょうが、
戦っている相手のレベルが違いすぎますから、
今は誤魔化しながらの投球では通じません。


問題は、Kマートも同様、
いやそれ以上に危ういということです。
角度がつけられぬとともに、
サークルチェンジも落ちず、
制球そのものが大乱調になって
超スリリングな西部劇
『荒野のマーティン』
を演じやすくなります。


Kマートは、今日、登板が無かったので
明日、出てくる可能性が高いですが、
出てくれば、大乱調の可能性も高いと思います。


今の投手事情から、
地方球場でやるからと言って
両外国人を使わないというわけにも行きません。
そうなると平井&増田の酷使が加速しますし。
ただし、地方球場では、
小川とか他の投手を
もっと積極的に活用されたいです。
まあ野田、武隈が帰ってこないと辛いですが。。。


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ところで、今日は最後の最後まで
結末が見えないハラハラドキドキする
スリリングな那覇劇場になったわけですが、
結果論で「終わってみたら結局」という話になりますが
鷹戦の場合、
3回までの結果試合結果に
そのまま反映されやすい傾向
今日も見られましたね。


下表は、一昨年から今日までの鷹戦の結果一覧です。
CSも含めて64試合あります。


試合途中で流れが右往左往しても、
獅子が3回終了時にリードを奪えていないと、
獅子の勝率は0.162(鷹の勝率は0.838)であり、
獅子が試合に勝つことは
かなり難しい(ほぼ勝てない)傾向
にあります。


逆に獅子が3回終了時にリードを奪えていると、
獅子の勝率は0.750であり(今日の結果を含め)、
獅子が試合に勝つ可能性が高い傾向
にあります。
しかも、今日のように
獅子が2点差リードで3回終了すると、
今日の試合を含めず16戦14勝(勝率0.875)
今日の試合を含めると17戦15勝(勝率0.882)と
勝率が9割弱あるように、
獅子が試合に勝つ可能性が
かなり高い傾向
にあります。


極論ですが、鷹戦の場合、
3回終了時で試合の行方が把握できる可能性が高い
3回で試合は決着する可能性が高い
とも言い換えられます。


その傾向は、獅子vs鷹に限りません。
今年、鷹をカモにしているロッテも
その傾向が見られています。


鷹vs鴎は、今年9戦行われており、
その9戦中7戦(77.8%)で
3回までに先制していた方が
試合を制しています。

また鴎は7勝のうち5勝の試合で
初回の得点奪取を実現
しています。
今年の鴎が鷹に好調ですが、
鴎は鷹の先発陣を打ち崩していますね。


獅子は、投手陣が不安を抱えていますから
4回以降がどう転ぶか?
もちろん、今日のようにわかりませんが、
また、獅子が3回終了時にリードしているからと言って
『試合に勝てる』とは限りませんが、
3回終了時のリードは勝つための十分条件にはならぬ
獅子が勝つためには、少なくとも、
3回終了時にリードすることが

必要条件
になると考えています。


やはり獅子が3回終了時にリードしていないと、
①ソフバンの勝ちパの中継ぎ陣が強靭であるため、
 逆転が困難になる懸念がある。
 ※今のモイネロは手がつけられませんね。
鷹の先制展開なら、
 先発が強靭で長めに投げることができ、
 そのまま勝ちパに直結させてしまう
心理的優位性の問題
 鷹も先制していれば、
 気楽に力まず戦うことができる。
 一方、獅子は先制されていると、
 苦手意識があるから、
 どうしても焦って空回りしたり、
 弱気になって
 ネガティブ思考になりやすい
などにより、
鷹に試合を持って行かれやすいこと
推測されます。


明日も、先手必勝
打ち勝って行きましょう。

その先手攻撃は、
光成への心強い援護射撃にもなりますから。