下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

もうすぐシーズン半分を消化。このまま、フロントは何もせずにダラダラ突っ走るのか?それで掲げている目標は実現するのか?「本気で」「真剣に」その目標(連覇&日本一)の実現を考えるなら、何かをしなければ望みが薄いのが現実では?

もう早いもので交流戦も折り返しており、
すでに64試合を消化して
もうすぐシーズンの半分が過ぎようとしています。


現在、64試合32勝31敗1分です。
首位の鷲とは3ゲーム差
強敵になる鷹とは2.5ゲーム差
追撃しております。


まだ現時点では、
これらの差なら逆転可能の位置にいます。
しかし、夏以降、
一気に置いて行かれる懸念も大きいです。


例えば、鷹については、
例年、夏以降に脅威のペースで駆け抜けることも多く、
昨年はお盆以降が勝率7~8割ペースで追ってきましたね。
鷲については、岸も復帰しておりますので、
今後の直接対決で、岸、塩見、辛島など
獅子の苦手タイプをぶつけてきますから、
そこで敗戦を積み重ねれば、
あっという間に差は開きます。


問題は最終的な優勝ラインが何勝になるのか?


過去のリーグ優勝球団の勝率の経年変化を見ると、
(下段は交流戦が始まった2005年以降)

昔は勝率が高い年もありましたが、
1990年以降は、概ね0.55~0.65で落ち着いています。
2005年以降に関しても同様ですね。


単純にその変動幅を見て、143試合で換算すれば、
最大0.65の場合は、約93勝です。
最小0.55の場合は、約79勝です。
その中間は86勝というところです。


残り試合79試合で優勝ラインを超えるには?
優勝ラインを86勝と仮定すれば、
→残り試合は54勝25敗(勝率0.683)
優勝ラインを79勝と仮定すれば、
→残り試合は47勝32敗(勝率0.595)
優勝ライン93勝は
考えるのも無駄になりな非現実的な数字に。


本気でリーグ連覇&日本一を考えるならば、
どこかで今までの遅れを取り戻すような
大型連勝
とかを挙げないと、
苦しい状況が見込まれます


まずは今週の中日戦は
3タテにしたいところです。


でも、今年は雄星、銀、浅村が消え、
球団が唱ったのは
「今年頑張った選手たちが
 もう一段階レベルアップすれば、
 穴は埋められる」
「若い選手にとってはチャンス」
とにかく、今いる選手で何とかする、
すなわち
『育成重視』の方針でしたね。


補強というか、一応、仕入れたのは、
◇新兵徴集(ルーキー)
◇人的補償で内海
◇新外国人でニール
のみです。


新兵徴集は、獅子だけではなく、
12球団皆が行っている対応です。
一応、即戦力重視の方針でしたが。。。


早い話、
『育成重視』の方針を隠れ蓑にして
『補強』はほぼせず、が実態
でしたね。


新外国人だと色々いますが、
少なくとも、
競争激しいFA選手の獲得はやらなくても、
投手陣が不足していても、
オリ金子、元鷹の寺原とかには
目もくれませんでした。


また野手においても、
古くから台湾との親密関係を築きながらも、
王柏融の獲得競争は
早々に高かと言って諦めていました。
ポスティング金額は、高価と言っても、
雄星のようなメジャー移籍ほど高いものとも思えず、
良いところ、数億円程度と推測されます。


今の総年俸は、優勝特需はあっても
雄星、浅村流出に伴って、
昨年より数億円の減になっていますから、
また雄星の売り上げ金もあるのですから、
数億円レベルで
「金が無い」とは言えません。


ちなみに、今の王柏融の成績(6/16現在)は、
52試合215打席196打数
打率0.301、本塁打3、打点28です。
得点圏打率は0.313
通算打率より高いですが、打点がやや少ない気はします。
出塁率が0.353,長打率が0.403で
OPSが0.757ともう少し欲しい面はあります。
でも、まだ25歳ですから、今後の成長が見込め、
しばらくはNPBで在籍します(メジャーはまだ先)。


もし獅子に来ていたら、
メヒアとの競合が課題ですが、
少なくとも木村が控えになって、
外野手か、DHかで栗山と併せて使え、
(守備とDHを交互にしてもいい)
獅子威し打線は、昨年ほどに回復して無くとも
もう少しマシになっていたことは簡単に想像できます。


そもそも台湾との親密関係に
力を注いできた成果
こういうときに発揮せず
いつ発揮するの?

です。


確かに『育成重視』は大事です。
今いるメンバーの底上げなくして
チームの中長期的な向上はあり得ませんから。


でも、当たり前ですが、
『流出』は一瞬ですけど、
『育成の成果』を得るには時間が嵩みます。


そもそも『育成』は、
たまにする対応ではなく、
本来、毎年すべき大事な仕事です。
正直、今まで怠っていたことのツケ
主力戦力流出時と相まってしわ寄せが来た

というのが実態です。


また真剣に本気で『育成重視』を図るならば、
本来は『育成成果』が
出やすい環境づくりも必須です。
しかし、実際には、
有能な指導者を獲得する対策とかの実行は皆無です。

そこに昨年以上のお金は
かけていない可能性が高いです。
もしかしたら、
二軍監督の年俸が減っている可能性が高いです。
(昨年の潮崎氏の年俸は二軍監督の中で破格だったので)


結局、OBで組み合わせ直しただけで
語弊はありますが、お上のような
天下り制度とか、異動制度を用いただけです。


当然、若手投手、若手野手の台頭が乏しい状況です。
 ※投手陣は、
  光成は急成長。他は本田、泰雄がちょっと?
  松本航は即戦力。森脇は???
  誠はいずこへ? そんな感じでしょうか???
  十亀が昨年より復調、、、
   オフには待望のFAドリームがありますし。
  増田&平井が雨にも負けず風にも負けず強靱化?
 ※野手陣は、
  木村や金子侑がほんのちょっと成長???
  でも、まだ右往左往していますね。
  森が捕手として昨年よりはアップ?
  戸川のバッティング?でも守備は閑古鳥
  あとは現時点で不在。。。


おまけに、
昨年に活躍した選手らが昨年より低迷状態です。
 ※投手陣は、多和田、榎田、野田が不振
  武隈が昨年&今年で活躍できてない
  ヒース&Kマートも昨年ほどは。。。
  巨だけど、昨年5勝の内海は離脱中。
  
若手投手、若手野手の台頭には、
時間がかかるわけですから、
乏しいのも当然と言えば、当然です。
それは今まで怠ってきたツケです。


また単純に勝ち星比較で考えただけでも、
昨年の雄星14勝、多和田16勝、
榎田11勝の合計41勝
光成の7勝、松本航の2勝、本田の2勝
榎田の2勝、多和田の1勝と
僅か14勝しか回収していません。
まあ今井が昨年よりペースアップしてますが、
カスティーヨの分も未回収です。


結局、『育成重視』という大義を
都合の良い言い訳(隠れ蓑)にして、
選手の補強らしい補強は、
行われてなく、

また『育成重視』と言う割には
精神論が主になっていそうであり、
有能の指導者を補強するなど
『育成成果』が
出やすい環境づくりも金を惜しみ

結局、今年は『貯金優先』している
というのが現実です。


そもそも『育成政策』
何年に一度重視するものではなく、
本来は、毎年、力を注ぐべき対策です。
そして、今まで怠ってきたツケを
早期に返上するためには、今からでも

外野から、育成のための
 投手、打撃アドバイザーの補強
◇メンタルトレーナーの補強

金を掛けて欲しいです。


まあ打撃アドバイザーは、
韓国にいる田辺氏を戻してもいいです。
田辺氏は監督としては???でしたが、
育成コーチとしては優秀です。
(というか、そちらの方が適性有りです)


メンタルトレーナーに関しては、
メンタル面の弱い投手陣のためです。
もちろん、選手が個々に雇うでしょうが、
球団として保有していても損はありません。
(1人とかでは機能せず。数人以上で組織化したい)
確か、昔、そういう人がいたような記憶が。。。
(うろ覚えですが)


また、昨年は、
榎田、小川、ヒース、Kマートの補強
破綻しかけた投手陣(特に中継ぎ陣)を救い、
リーグ優勝に導きました。


やはり『補強政策』は、
普段からもマメに行いつつ、
特に「主力流出」となったときは
確実に行うべき対策です。


補強期間〆切り(7/31)まで
あと1ヶ月ちょっとです


◇新外国人選手の獲
◇トレードの実施
しっかり進めて欲しい
ところです。


まあ、新外国人は、不確実性が高いですが、
トレードはある程度の力量がわかりやすいです。
ただし、
トレードは相手あって実現する話ですから、
今、トレードで使える獲物を釣れる弾が
こちらにあるか?という課題
もあります。
榎田のときのように
わらしべ長者みたいなトレード
そう簡単にありません。


例えば、木村を放出する場合、
敗戦処理投手をくれればラッキー?
木村レベル以上の選手の放出は
実現味に欠けます。
メヒアでは、年俸を日割りとしても、
2億5千万円以上の給料を払う球団がいる?
敢行するならば、
メヒア+2億円の放出が必要ですね。


来年、FA流出危機にあり、
ただ同然のCランクである十亀
十亀の行きたい球団とトレードも考えられますが、
今、十亀は貴重な欠かせぬ先発ローテですから
同等以上のトレードで無いと放出NGです。
(FA権を鑑みれば、十亀を下回るトレになる)


まあ、パ球団は敵に塩を送るハム以外、
(捕手不足危機の鷹に市川を提供)
同一リーグの敵が助長するトレードを
やることはないでしょうから、
トレード相手はセ球団が濃厚でしょうね。
セ球団を相手に金銭トレードしてもらうか、
 ※実現性を高めるのに
  価値以上の金は提示したいです。
  ただ、それに応じてくれる球団がいるか?
  の問題はあります。
  それ故に
  価値以上(価値の5割増、倍増等)必須です。


木村等を放出して、
得られる投手を釣るか、
獅子が打てなかった
ヤクルトの左腕・山田とか釣れないかな?
中日も投手も不足しており、
与田・伊東政権で小川のような例は無理です。
選手層が豊富な巨人が相手???


ギリギリまで諦めず
トレードを試みるとともに、
やはり不確実性が高いけど、
新外国人選手の獲得も必須ですね


まあオフに違約金を覚悟していたけど
獲得が実現しなかったですが、
現在、2Aで足掻くK.MAKITA
視野に入れて諦めず勧誘し続けるべきです。


確かに、将来、指導者等になるなどを見据えて、
2A経験は彼の人生に重要な糧になるということを
本人も考えて、2Aで足掻いていますが、
こちらは復帰を諦めてはなりません。
余っている金を積むのも辞さないで欲しいです。


最悪なシナリオは、
渡米時に口利きをしている奴が再度絡んで
帰国したら真っ先に東北行き
という事態であり、
十分あり得る危険な話です。