下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【7/24楽天10回戦(仙台)】奴に、鷲にカモられる獅子。鷹の前に鷲を何とかしないと。現実はそう甘くない。『獲った直後に獲り返される』これは勝負でやってはいけない。心理的に劣勢になり流れを失うの必定。しかも今井はそれを3試合連続でやらかし、今日は2度も繰り返す。また則本攻略は、調子に乗られる前に、エンジンが掛かる前に、序盤に畳み込むことが鉄則。今日は雨で少し助けられていたが、、、

奴に、鷲にカモられる獅子。
鷹の前に鷲にそんな状況じゃ。。。


鷲を崩せぬようでは、
鷹は崩せるわけがない。


1点差で勝つ鷹と鷲
1点差で負ける獅子。
それは惜敗とは言いません。
『勝負強さ』の差、
すなわちそれが実力差です。


わずか1点差でも、されど1点差です。
鷹にこれで6ゲーム差ですが、、、
鷲には3勝7敗、借金4です。


勝てば官軍!負ければ賊軍!
それは勝負事の常識。
特に勝負が全てのプロの世界。
勝った者が称えられるの世界です。
決して、勝った者はケチをつけられぬ、
勝った者は正義である世界です。

あのネコ、ちょろい!ちょろい!とカモられる。。。
奴の笑いが、鷲の笑いが高らかと。


「悔しい」のは当然です。プロなんですから。
何度もやられる!これほどの屈辱はありません)
それが無ければプロを辞めた方が良い。
でも、「悔しい」だけではダメなんです。
『結果』を出さないと。


さて、今日の試合について、、、
まず今井ですね。
勝負において、
『獲った直後に獲り返される、逆転される』
これは一番やってはいけないこと。


何故って、これをやってしまえば、
こっちは、
いくら獲っても獲っても
「追いつかれるんじゃないか」
常に相手追撃の脅威を感じざるを得ない。
倒しても倒しても
這い上がるゾンビを相手にするようなものです。


一方、あっちは、
いくら獲られても獲られても
「追いつくから大丈夫。よしやるぞ!」
自信にみなぎり、逆転に燃える勇気が沸く。
(昨年のうちもそうだった)


ましてや、
今年、逆転勝ちが得意な鷲ですから、
ただでさえ諦めませんので、
なおさら「やってはいけないこと」です。
しかも、一番打たれてはダメな相手に、
一番ダメな打たれ方をしてしまいました。


そういう心理的な差異
試合の流れを大きく左右します。


「試合の流れ」とは、
運任せとは違います。


流れというものは、
相互の心理状況が最も左右するものですから、
如何に心理的に
優位に立てるか?がカギです。
上記のようなことをやっては、
前述したような心理的差異が生まれるので、
劣勢にならざるを得なく、
流れを失うことは必定です。


『獲った直後に獲り返される』
今井は3試合連続でやらかしており、
今日は2度も繰り返しました。


確かに、今井も、多和田ら他のドラ1勢のみんなも
まだまだ発展途上中ですから、
波があって失敗も繰り返すでしょう。


本格化して安定するのは、
早くて来年開幕頃と考えています。


しかし、彼らは
エース級と高みを目指して欲しい存在です。
3度もやらかすのはさすがに、です。
猛省されたいです。


確かにマウンドの影響はありますが、
それは則本も同様です。
今井には則本に投げ勝つ存在
になってもらわねば困るところですから、
それは言い訳になりません。


4回裏の奴に浴びた一発。。。
奴が一番大好きな外角高めを繰り返し、
しかも抜け気味の球ですから、
奴は見逃してくれませんね。


6回裏は、慎重になりすぎたのでしょうが、
奴にもう逃げ腰で逆球あり、制球乱して与四球。
ブラッシュには高めストレートで空三振を奪いましたが、
銀次に初球の腰高内角のストレート狙い打たれて
思い切り引っ張られてライトスタンドに逆転2ラン弾に。


銀次の場合、インローならまだしも、
腰高以上の内角は、
ボール球の悪球も含めて打ちますからね。
(今年は戦前で29打数12安打、打率0.414)


でも、『一発』はダメですね。せめて単打です。
大事な処で
持病の『一発病』を発症してしまいました。


まあ、気になるのは
逆に「獲ってもらった直後」を
意識しすぎている?という気もしますが。
その分、萎縮してしまっているのか?
という気もしますけど、
今井はそんなタマではないですからね。
(光成とか、誠や本田とかならわかるけど)


とにかく、
『繰り返さぬよう』注意されたいです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
で、今井が7回も続投しました。


6回にはもうフラフラで一杯の状態でした。
球数は100球ちょっとでしたが、
雨中の試合になっており、
おまけに、この凹む逆転劇の展開です。
同じ100球でも
普段より疲れが溜まっている状況です。


しかし、今井を続投させて、
案の定、ボロボロで出塁を許し、
②左打者が続くから
左投手(武隈)の投入
でも、武隈もまだ本調子でないから、
一死を奪いますが、
奴の前に島内へ与死球でピンチ拡大。
そこで奴を迎えるところで
③次の投手にスイッチ。


この①~③の流れは、そうです
いつもの後手後手パターンです。


今井は一番体力があるから続投ok!
「左には左でしょ」神話崇高!
もう飽きるほど
誰でも簡単に予測されるほど
単勝1倍に近いオッズの手堅いほど
皆が指摘する
毎度の後手後手パターン継投。
もう指摘するのも疲れるくらい。。。


今井の投球状況を見れば、
限界であるのは簡単に見抜けるけど、
それを見抜けないのか?知りませんが、
武隈を二番手で投入するなら、
7回からの方が武隈も楽なのに、、、


で、上記③は『平井でしょ』と思ってました。
しかし、ここは予想を裏切ってくれて
単勝オッズ15倍の
中穴『森脇』が来ましたね。


本来ならピンチを背負っての接戦ですから、
平井投入もあり得るわけですが、
いつもこのパターンの
後手後手継投になった時点で負けです。
このような後手後手継投は、
現にロクなことになってません
ので。


またビハインドの展開ですしね。


そういう意味も含めて、平井を温存し、
育成につながる森脇投入は評価します。
※でも後手後手はダメですけど。


そして、森脇は、
奴に対して僅か2球で追い込み、
最後はカーブで引っ掛けさせて左飛に打ち取り、
このピンチを無失点で凌ぎましたね。
これは森脇にとって
大きな自信になりますね。


一方、打線について。


相手の則本は、
エンジンが掛かってしまって
勢いに乗られてしまう
と、
もうノリノリで調子の乗っちゃって
もう手がつけられなくなるタイプです。



昨年まで、獅子は則本をカモにしていました。
次は昨年のスコア別失点です。


ちなみに、一昨年も含めて、
抑えられたのは17年10月2のみなので、
それも参考に併記します。
また、その日に最も近い
17年のCS第1戦(10/14)も併記します。


まあ則本は6回程度しか投げませんが、
少なくとも2~3回の序盤までに
先制点を奪っておきたいところっです。
逆に抑えられた17/10/2は
4回になってようやく1点を奪取した形で、
結局、抑えられましたね。
(今日と似たような展開)


今日の則本については、
1~2回は制球が乱れており、
その2イニングで
2与四球、2与死球もありましたね。


確かに初回の森に見三振を決めた
外角低め一杯のストレートは良かったですけど、
則本を調子に乗らせないために
1~2回で攻め落とさねば、
少なくとも、先制点を奪わなければ
なりません。


結局、3回表、
源田、外崎、山川を相手に
三者連続奪空三振!
外崎、山川には
連続三球奪空三振!


則本はエンジンを掛けはじめ、
調子に乗っちゃって
スイッチがオンになりましたね。



ただ、助け船になったのが『雨』でした。
4回頃から雨が激しくなってきて、
則本が3回表から一変して
雨の影響、泥々マウンドの影響により
本調子になりきれませんでした。


死に物狂いで、なんと搾り取るように
先制2点をなんとかかんとかもぎ取ることに。
でも、その直後に、今井が奴の一撃により
あっさりと獲り返されてしまいますが。


やっとこさ獲った得点でしたから、
あっさり簡単に獲り返されてしまうことは、
当然、獅子側は大きく凹みますね。


ただし、則本を序盤から
攻め込めなかったことも見過ごせません。
序盤から叩くことが則本攻略法ですから。


おかわり君は、先日の自打球の影響が感じられず
今日はマルチ安打で一発出たことは良かったです。


ただ8残塁祭で僅か3点しか奪えず。。。


もちろん本来なら
投手陣強化によって
チームの安定性向上が本筋の対応ですが、
今の獅子は『打って勝つ!』しかなく、
1試合のノルマ得点は最低5点です。


明日は天敵左腕・辛島が相手ですね。
鷲の前にネギを背負って行きますか?