下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

CS制度の是非


ベースボールキングの中で
CS制度の是非に関するコラム
がありました。


https://baseballking.jp/ns/column/88370?yahoo
(記事の内容は最後に転載します。)


今年の広島のような独走的な優勝をしても
日本シリーズにはCSを通らねばならない
今のCS制度。


これは昨年、圧倒的に強かったソフバン
でもそうでしたが、
確かにぶっちぎった優勝チームにとって、
CSで散る場合もあり、
面倒なシステムです。


どんなに負け越していても、
優勝チームと大差がついていても、
3位(Aクラス)に入れば
日本シリーズへの挑戦権を
得ることができるのだから。


でも、12球団のうち半分の6球団に
チャンスが与えられ、

プロ野球は盛り上がるし、
個人的にはCS制度は賛成です


ライオンズは、
ここ3年はCSに縁がないですが。


ただ、個人的には、
以前、パリーグで設けられていた
前期・後期のシステム
が一番好きでしたね。


このような意見は、
CS制度ができた頃から
CS制度の是非が議論されたり、
前期・後期制度がいいとう人も
いらっしゃいますよね。


前期・後期の制度は、
前期戦で争いその優勝者を決め、
一度リセットして、
後期戦で争いその優勝者を決め、
双方の優勝者がプレーオフ
(今のCSみたいなもの)で
リーグ優勝者を決めて、日本シリーズに挑む
ものです。


これなら王者同士がぶつかって
最終決戦・日本シリーズへの出走権を
勝ち取るという形になるし、
前半不調でも、一度リセットされますから、
再び、後期に順位争いを楽しめます。


確かにシーズン最後に行う
プレーオフでは、
後期優勝者の方が有利に見えますが、
短期決戦のため、
前期優勝者にも分があります。


ただし前期、後期ともに優勝したら
当然、プレーオフは行いません。


もちろん前期・後期制度の場合、
プレーオフには2チームしか出れない。
年間を通じての苦しみこそ乗り越えてこそ、
リーグ優勝の価値がある
などの考え方もあるでしょう。


でも参加チーム数の話はルールを決めれば
何とでもなるでしょう。
例えば、前期、後期の2位チームで、
優勝者との差が小さいほうが出るとか、
2位チームは前後期の合算で成績がいい方がでるなど、


また通年を克服しての優勝ということも、
一つの楽しみ方でしょうが、
やはり優勝争いをしているときが、
一番盛り上がるのでは?


今年のライオンズのように、
早々と諦めムードになると
盛り下がるから、
後期戦で再度チャンスをもらえると
再び盛り上がる可能性が高いと思いますが。


昔みたいに
前期・後期制度にもどらないかな?


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(記事の内容)


広島の圧倒的優勝で再燃?
「CS制度」の是非



広島が圧倒的な強さで優勝も
 待ちに待った瞬間が訪れた。1991年以来の歓喜が広島の地に戻ってきた。黒田博樹、新井貴浩らのベテランや若手の鈴木誠也、さらに菊池涼介、丸佳浩といった中堅選手らが年間を通じて活躍。広島東洋カープが25年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした。


 しかし赤ヘル軍団が、すんなりと日本シリーズに出場できるわけではない。広島は、リーグ2位と3位が戦うクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの勝者と最大6試合(4戦先勝)のCSファイナルを戦い、勝ち抜く必要がある。全試合をホームで戦い、さらに1勝のアドバンテージを得るが、短期決戦では一つのプレーが流れを変え、勝敗の行方を大きく左右することもあり、圧倒的な戦力を誇る広島といえども油断はできない。


 元はといえば、今季のセ・リーグのように1チームが独走した場合、優勝が決まった後のいわゆる消化試合を減らすことがCS制度導入の主目的だった。現在3位のDeNAは借金5ながら3位で、CS進出の可能性が高いが、4位ヤクルトとの差は3.5ゲーム。3位争いから目が離せないのは事実だ。


 しかし仮に借金を背負った3位チームがCSを勝ち抜き、日本シリーズに進出した場合、どのチームのファンも複雑な心境になるのではないだろうか。広島ファンはもちろん、勝ち抜いたチームのファンも心の底から喜べるだろうか。


 ルール上は今季のセ・リーグ覇者は広島であることに変わりはない。CSはあくまでも日本シリーズ出場権を懸けた争いだ。2位と3位のチームは、ルールにのっとったうえで日本シリーズ出場の権利を懸けて戦う。もし勝ち抜いた場合は称賛されるべきだろう。しかし、もしそうなった場合、やはり何かしっくりこないと思うファンは多いはずだ。


 一方、パ・リーグは日本ハムとソフトバンクが熾烈な優勝争いを繰り広げている。パ・リーグがこのまま僅差で優勝が決まったとすれば、どちらのチームがCSを勝ち抜いてもほとんどのファンは納得するのではないだろうか。逆にパ・リーグも現在2位から10ゲーム離れた3位チームがCSを勝ち抜けば複雑な心境を抱くだろう。


CS制度の見直しも必要?

 現行のCS制度が始まってちょうど10年。よくファンの間でも議題になるのは「ゲーム差」によってアドバンテージを変える方法だろう。優勝チームから10ゲーム以上離されたチームにはCS出場権を与えないというやり方も一つの案だ。


他にも、たとえばCS出場枠を上位3チーム、かつ優勝チームから5ゲーム差以内と決めてしまう方法もありだろう。1位チームと3位チームとの差が5ゲームを超える場合は1位と2位チームだけで行えばいい。


 さらにゲーム差がちょうど「5」なら、2位チームが勝ち抜く条件を6連勝とするのはどうだろうか。ようは公式戦とCSを含めて勝率が1位のチームを作るということだ。今季の両リーグに照らすと、セ・リーグはCSを行わず、パ・リーグは仮に3ゲーム差で終わった場合、2位チームは4連勝する必要があるということになる。


 興業的な側面からも試合数が不確定となる制度が難しいのは百も承知。しかし各リーグ6チームずつという“小規模”のプロ野球界にCS制度はそもそも必要なのか。理想論をいえば、すべてのチームがシーズン終盤まで優勝を争い、最終的にリーグの最高勝率チームが日本シリーズに出場する制度であるべきだ。


 やはり12チームのうち6チームに日本一の可能性がある制度には違和感を覚えざるを得ない。まずは戦力均衡化を優先的に考え、ドラフト制度やFA制度の見直しを行っていくことも大事ではないだろうか。


文=八木遊(やぎ・ゆう)
2016.09.12. 12:15