下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【チームWAR】WARマイナスの選手らの合計値を球団別で見ると、獅子は?

コロナ騒動の方は、
緊急事態宣言が全国区へ拡大
になりましたね。


一律10万円のためへの布石、口実の礎にはなりますね。
特に、前例のない予算の組み換えも行いますから、
その必要性強化を見据えている気はします。


まあ配るのにも、全国的に広がっているから、
という位置づけは欲しいんでしょうね。


一律一人10万円給付で前例のない予算の組み換え
宣言対象の拡大に伴って
金のやりくりが大変になるでしょうが。
 ※30万円給付時4兆円→10万円12兆円
 ※補償も全国規模になるので予算は嵩む


一律10万円給付などは、
基本的に本当に生活に困る方々を対象にしたく、
でも、倒れる前の救済ということで
スピードアップが求められますから、
そのスピードを上げる意味では一律もやむを得ません。
倒れてからでは単なる死に金にしかならず
しかし、総予算(借金)が膨らみ、
予算も無尽蔵にあるわけではないですから、
後々に騒動が落ち着いたら、
最終的な所得等を勘案し、
ある線引き以上の者は返済させる

というのは必要である気はします。
 ※中堅層以上は返金対象など  


対象が一人一人なので、
それはそれでその精査作業がまた大変でしょうけど、
その作業費を勘案しても回収費を鑑みれば、
費用対効果はあると思います。


最近は地方での感染数も増え、
自治体自ら、独自の宣言をする府県も
見られるようになりましたからね。


ただ、地方の方は
東京等と比して意識の温度差が見られたりします。

 ※個人的にも、現にそれは身近に感じており、
  自粛だから出張延期を申し出ても
  お宅の会社もコロナになったからなの?とかも
  結構、聞かれました。
  感染してないならいいじゃん的な。
  (検査してませんが)
  地方は気をつけていても普通に営業してますからね。
まあ、中には逆に『東京人=コロナ』
過度に神経質な顧客
もいますけど、
宣言対象の全国区への拡大は、
地方の意識高揚の効果はあると思います。


確かに数がいない岩手県とか、鳥取県とかは
「えっ?」という面はあるでしょうが。
 ※岩手はゼロなので点灯させるな!
  の空気はあるみたいですが。
学校が休校の話が出たときも、
過疎地の全校生徒10人もいない学校も休校で
逆に学校に来ていた方が健康状態がわかる
なんて声は聴きましたが、
教育委員会も何かあったらヤバイということで
「無難に」従っていたというところだったみたいですね。


ただし、今回の宣言対象の拡大は、
地方も事前にどれだけ聴いていたのか?わかりませんが、
今ごろ、慌てている自治体も多いでしょうね。


地方に応じて、各々温度差がある
のはやむを得ないですね。


逆に、この宣言対象拡大により、
過度な神経質になって慌てても困りますね。


愛媛県知事は、「正直言って突然のことで、
朝令暮改ということばが思い浮かぶ」と述べつつも、
 ①あわてることなく冷静に
 ②本質を見極め的確に
 ③変化に対して迅速に
と述べられていましたね。


地方の場合、とにかく
他県からの流入を水際で防ぎが大事で、
あとは愛媛県知事の仰るように①~③が重要でしょうね。
(都内等の都市部でも①~③は重要ですが)


とにかく、1日でも早く
騒動となる根源のコロナ菌を抑えること、
根源の悪化傾向を食い止めることが
何よりも最優先と思います。
事態悪化が長引けば長引くほど
コロナも経済も被害は甚大
ですから
事態を収束させるために
やれることは徹底してやりたいですね。


このコロナは、感染スピードが速すぎ、
特効薬が早期にほしいですが、時間を要す反面、
既に3つに型が別れているように、
ウイルスの変異も速いみたいですね。


こういう感染症は先手必勝がカギであり、
持久戦では焼け野原に突入します。


まさに戦いだと思います。


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さて、コロナの話はこれくらいにして、本題です。


下表はパ・リーグ6球団投手・野手別のチームWARです。

「WAR(Wins Above Replacement)」については、
打撃、走塁、守備、投球など
あらゆるプレーによる貢献度を総合的に評価し
最終的に選手たちががどれだけチームの勝利を増やしたか?を
評価するのに目安の指標であります。
チームのWARはそれを合算したものですね。
また、打撃だろうが、守備だろうが、
貢献度の総和で表現できるので、
その値1つで総合的かつ統合的に貢献度を把握できます。


ただし、課題も多くあります。
まず「これ!」と定まった計算方法がないため、
その方法次第で算出にバラツキが見られたりします。


ここでは、DELTA社の
1.02ESSENCE of BASEBALLの値を参考に整理します。


ところで、DELTA社のメルマガ
1.02 Weekly Report Vol.408(2020/4/6)において、
「2014-19年球団別WARマイナス推移」
という特集が組まれていました。


各球団各年度において、投手、野手別で
WARマイナスを記録した選手のWARの合計を示しています。
すなわち、各球団における
リプレイスメント・レベル未満の選手が
どれほど出場しているか状況を考察しています。


まずWARマイナスを記録した選手のチーム合計WARを示します。


これに関する西武の考察について、
1.02 Weekly Report Vol.408(2020/4/6)記事から抜粋します。


<西武>
 西武は投手陣が課題となったが、
実はWARマイナスがそれほど大きいわけではない。昨季でいうと-1.6とオリックスよりも低かった。つまりある一定のレベルを下回るような投手は少なかったということだ。投手陣の課題はその最低限から上積みをもたらすことができる投手の確保だ。


 圧倒的な野手陣を抱えているが、野手のWARマイナスも-4.1と少ないわけではない。西武は一部の選手に高いWARが集中しており、それ以外のポジションではリプレイスメント・レベルを下回る選手も出場してしまっているためだ。昨季でいうと右翼レギュラーを務めた木村文紀はWAR -1.4とかなり大きな弱点となってしまった。秋山翔吾退団もあり、外野にはまだかなり上積みの余地があると考えられる。


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投手陣については、例えば、昨年2019年を見ると、
全合計となるチームWAR
17.6とパの中で断トツの最下位でした。
リーグが異なるので比較は乱暴になりますが、
単純に13.3の中日以外のセ5球団も20以上なので
西武は12球団の中でブービー賞というところですね。


ただし、WARのマイナス値の選手ばかりを集めた合計WARは、
西武の場合、-1.6だから、他球団と比して
意外とそこまで低い値ではなかったということのようですね。


もちろん、
WARだけを見ている話ということは前提になりますが、
その-1.6という数字は、上記考察にあるように
「落ちこぼれは少なかった」と言える反面、
それでいて合計WARが断トツのリーグ最下位ということは
「WARを稼げる投手も少なかった」と言えますね。


確かに西武の中で最も高かった増田でも+2.8であり、
パ・リーグ(イニング関係なく全投手)の中で9位です。
ニールが+2.6でリーグ11位、
光成が+2.0でリーグ18位、
平井が+1.9でリーグ20位
今井が+1.6でリーグ28位です。


逆にマイナスWAR選手らの合計が-1.6と
西武と同じロッテの場合、
合計WARは22.6と西武より5も高いですね。


ロッテの場合、マイナスWARは
有吉が-0.7、高野が-0.4で響いていますが。
西武の場合、マイナスWARは
低い方から見ると、
大将が-0.5、國場が-0.3でしたね。


でも、ロッテの場合、
石川が+3.1でリーグ5位、
種市が+2.9でリーグ6位、
増田が+2.8でリーグ9位と
3人がリーグ十傑に入っており、
そのようにプラスWARで西武より稼げてますね。


結局、西武の場合、
マイナスWAR選手らの底上げも必須ですが、
上記考察にあるように、
上積みをもたらすことができる投手の確保
すなわち、
WARを稼げるレギュラー投手を多く確保すること
チーム投手陣の柱を太く多く築くこと
が重要な課題になりますね。


例えば、先発投手陣であれば、
ニール、光成、今井、松本などが
シーズンを一貫して
不動の固定枠に入って
着実に稼ぐこと求められますね。


でも、例えば、先発の場合、
光成、今井、松本(できれば多和田も)あたり
ドラ1三(四)銃士は
エース格になれる逸材ですから

(12~13勝以上、防御率2点台又は3点程度)
彼ら三(四)銃士が化ければ
チーム投手陣の太き大黒柱を3(4)本を築ける
んですよね。


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一方、野手陣について、昨年2019年を見ると、
合計WARは一昨年2018年より下がっていますが、
まだ30は得ており、12球団で断トツのトップです。
(セ球団では中日が25.1でリーグトップ)


WARのマイナス値の選手ばかりを集めてみると

その合計WARはー4.1とパの中で4位
なんですよね。


それはまさに上記の考察通りであり、
レギュラー陣の主力選手は高値をマークしている者が多いけど、
 ※リーグ十傑:4名、20位以内で6名
  森 7.8(1位)、外崎6.3(2位)
  秋山5.6(4位)、源田4.7(8位)
  山川3.3(14位)、中村3.1(17位)
彼ら以外は、低迷していると、
すなわち、レギュラー陣と非レギュラー陣で
大きな格差が生じているから
なんですよね。


そのWARが示す傾向は、
まさに西武野手陣の問題を的確に表現している
と言って良いですね。



レギュラー陣非レギュラー陣の成績を見ても
格差はありますし、

※野球データノート(2019年)さんのHPより


一軍戦では12球団一の成績を誇りましたけど、
二軍戦ではリーグ下位を彷徨っていますね。
例えば、下図は二軍イースタンL
チーム出塁率・長打率の関係図です。
http://www.baseball-lab.jp/league/farm/

出塁率&長打率は上図のように
リーグ最下位という結果です。
当然、出塁率と長打率の総和になる
OPSも最下位です。


イースタン・リーグ7球団で
得点数はブービー6位でした。


しかも、秋山が抜けたわけですから、
補強もスパンジーを入れただけですから、
中村、栗山らも年齢が嵩んでいますから、
若手らの底上げ猛追の実現が
獅子の命運を握っている
と言っても過言では無いですね。



結局、今年はコロナ騒動に伴って
シーズンが始められませんが、
春キャンプ~OP戦の間、
川越や龍世らが一軍投手相手でも結果を出すようになり、
今年は若手も例年と違って芽を出す兆候を見せ
一軍相手に安定して活躍できることが大事ですが)
木村も若手に負けず、
金子は一番打者を餌に奮起
をしていましたから、
(合コンに行っちゃたけど)
今年はその格差を埋めて、
戦力層を厚くしたい
ところですね。


ちなみに、
下表はポジション別&年齢別の選手構成の一覧表です。
(※西川は外野手転向)


川越や山野辺あたりは、呉や恭平もですが、
26~27歳と、結構、崖っぷちの年齢です。
今年の成長が必須であり、
その是非がプロ野球選手寿命に関わってくる可能性は高いです。
まあ、川越(野手として)や山野辺らは一つだけの救いとしては、
まだ経験年数が浅いというところはありますが。


野手の実力を見極めるのに必要な二軍打席数(年数)は?
育成に必要な打席数(年数)は?について、
もちろん一般論の話になりますけど、
ある意味で、覚醒へのリミットの参考(目安)として見ると、


知見①:野手の実力を見極めるのに必要な二軍打席数(年数)は?

知見②:育成に要した打席数(年数)は?


打席で見ると(捕手は除く)、覚醒するリミットは
高卒入団選手は900~1,000打席それ以外はその4~5割

という目安が挙げられます。


愛斗や山田、戸川あたりは、まだ23~24歳と言えども、
その覚醒リミットの目安は超えています。
彼らも、今年の成長(一軍戦で通じる成長)が必須であり、
それの是非が
プロ野球選手としての寿命に関わってくる可能性は高い
です。




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(追伸)
ところで、
今日、新庄の話がテレビで放映されていました。


プロ野球選手復帰を目指して、
ハングリー精神を養うために
家も売り払って、質素な生活を送りながら、
トレーニングを重ねているようですね。


まあ年俸は最低レベルでも
もしオファーが来れば行くと思います。


もし西武に入団するとなったら、
チームのことを優先して観ると思いますので、
厳しい評価をすると思いますが、
まだ、ゆとりがあればまだ良いですが、
今の西武には、コロナ不況に伴う経済面の影響
&支配下枠数の面からそのゆとりは無く
「育成枠」からスタートでないと厳しいと思いますが、
(育成でもグッズ販売は必須)
新庄自身がチャレンジすることそのものは大いに応援しています。
(同じ誕生日の同じ年齢の者としても)


まあ、一軍戦で出場できる実力が伴うか?が必須条件になりますが、
もし復帰して一軍戦での出場が実現することができれば、ですが、
このコロナ騒動で暗くなっている社会の中、
球場で明るいことをやって楽しませたいと、
本人も言っているように、
明るい話題作りにはなると思います。


NPBは挑戦で終わったとしても、
規模は一部地域に限定されるかもしれませんが、
独立リーグでもいいから、
復帰して明るい話題を築いて盛り上げてくれるだけでも良いと思います。


まあ、本人は、独立リーグではなく、目指す山は高く、
あくまでNPB、プロ野球選手としての復帰を見据えているでしょうが。



ガンバレ、剛志!
このコロナで沈む社会の
暗くなった空気を吹き飛ばす
明るい新庄劇場を魅せてくれ!