下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【鴎13回戦(千葉)】内海久々V!良くも悪くも終始『投手戦』の展開に! 前半は気の引き締まる『投手戦』、終盤はBB合戦の『投手戦』に。ただ、鴎のオジマは獅子の天敵へ仲間入りしてしまうか???

先々週、京セラのオリ戦で
内海久々に一軍戦・先発で投げましたが、
このときは、打線の援護も乏しく、
ジョーンズの一発攻勢に屈しましたが、
今日は、久々の勝利を得るために、
捲土重来で二度目のマウンドに上がりました。

とにかく、
今日は、終始、投手戦の展開でしたね。


内海小島
6回までは双方がなかなか譲らず
痺れる左腕対決の投手戦に!

ついでに、森脇も好投!


ただ終盤は互いに
与四球合戦のBクラス投手戦に・・・


結局、得点を決めたのは、
悪送球(&アップルラン)、
キムラン一発のほか、
あとは互いに押し出し合戦に。。。


こちらが先に1つ押し出すものの、
あちらが次ぎに2つ押し出し、
草野球並みに『押し出し』倍返しに!


この試合において、
まともに打って得た点は、
双方でタイムリーは無く、
木村のソロ一発のみ。。。


先制点などは、外崎の足で稼いでいますが、
基本的に、
木村ソロ以外の得点については、
双方で自滅競争と化した結果ですから。



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獅子威し打線は、ロッテ先発の小島を前に
渇水状態で水が溜まらず竹筒は動かず
ぐうの音も出ぬほど抑えられました。


4回まではノーヒット状態で、
5回に柘植により初ヒットが出て、
源田の振り逃げでチャンスを築き、
金子が左安打を打ち込みましたが、
レフト菅野の好返球により
ホームで柘植が刺されて、先制できず無得点に。


その後、6回表外崎のアップルランショー
ロッテ・ライトのマーティンの悪送球
ようやく先制点を挙げ、
7回表に木村の値千金となるソロ弾
追加点を稼ぎました。


まあ、先制点は、
外崎がセーフティバントで巧に出塁を決め、
山川の打席で、モーションを盗んで二盗を決め、
メヒアのライトフライで
三塁へのタッチアップを敢行して、
ライトのマーティンが三塁へ大暴投した隙を突いて
カバーに入った小島も捕球できず、
外崎はホームへ一気に生還しましたね。


悪送球で決まりましたが、
外崎が足でかき乱しましたね。


チームの盗塁成功率は、約64%(リーグ最下位)と低く、
源田とかが7割未満の状態であり、
盗塁の損得分岐点を下回っていますが、
外崎だけは、昨年と同様に
成功率8割以上をキープしていますね。


ただし、
何とか苦労して1点をもぎ獲りましたが、
このチャンスもこの1点止まりで、
内海の勝利投手の権利を守るには、
投手陣がゼロに抑えなくてはならず、

貴重な先制点を奪う援護になりましたけど、
失点を許せぬ投手陣にとっては、
あまりにも、しょっぱい援護になりましたね。


それだけに、
二番手・森脇の三者連続奪三振で勢いをつけ、
その直後、7回表、
木村のバックスクリーンへ打ち込んだソロ弾は
値千金の追加点
になりましたね。

しかし、獅子は小島に
3試合連続でQS達成を果たされ、
おまけに、
今日はHQS達成まで許しましたね。


初回は、先頭の金子も高低で揺さぶらて凡退。


栗山には高めに集まりますが、泳がされ、当てるがやっと。


でも、外崎にはあまり変化が大きくないチェンジアップ
アウトロー攻めで引っ掛けさせられます。


2回は、山川もB3S0とボール先行で有利でしたが、
ストライクゾーンに投げ込まれ続けファウルが続き、
ファウルでカウントを稼がれて、フルカウントに。
最後は、高めボールゾーンに抜けたチェンジアップ
強引に手を出して打ち損じ
ましたね。


メヒアやスパンジーにはそう厳しいコースではなく、
どちらかというと甘いコースでしたが、打ち損じました。


3回は、木村もB3S0とボール先行で有利でしたが、
4~5球目では、ストライクゾーンに投げ込まれ続け
カウントを稼がれて、フルカウントに。
入れに行った4球目を狙っても良かったですが、
B3S0から様子を見ましたね。
最後は、速いストレートが続いた直後で
緩く抜いたチェンジアップで緩急を活かされて
タイミング合わず空三振に。


柘植にはアウトローからのインハイ攻めで
内一杯で手が出ずの見三振。


4回は、外崎に甘いスライダーとかを投げて、
右中間を割りそうな打球を打ちますが、
快足の和田が間に合ってジャンピングキャッチでしたが、
角度が少しあり過ぎるとともに、
バットの先でしたから、それ以上、
センターを越えるほど打球もノビませんでしたね。


5回はチャンスを築きましたが、
低めで仕留められていましたね。


結局、球も暴れたりはしているんですが、
コース際に決まったりもするもんだから、
そこが厄介であり、絞り切れず、
手を出すと凡打を打たされてしまいますね。

甘く入る球もあるんですが、
タイミングが合ってなく、
仕留められず、打ち損じもしてしまう。


どうも、こちらもバラバラに攻めて、
バラバラで個々に抑えられていった感じですね。



下表は、今日を含めず、
小島の対戦チーム別成績です。


防御率の面からは、
西武が最も抑えられていますね。
WHIPや被打率ではオリに続いて抑えられています。


小島は、援護率が西武戦で低いことから、
援護が乏しい中でも、
獅子を着実に最も抑えている状態ですね。


この雰囲気で行くと
ロッテ小島が獅子をお得意様とし
獅子の苦手な新たな天敵に仲間入りしそう
という感じであり、
次ぎもヤバいですね。


上表の対戦チーム別成績が示すとおり、
他球団は小島から得点を
獅子より稼いでおります。
正直、そこまで抑えられてしまうほど
高いレベルの相手でもありません。
それなのに
獅子が苦手としていることは、
「獅子に問題あり」
ということですね。


しかも、
獅子にはそういう苦手な天敵が
あちこちに多く見られますね
だから、相手次第で結果が変わりやすいんですが。。。


しかし、小島については、
他球団が得点を稼いでいる相手ですから
小島が苦手!小島や良い投手!
だから「打てない」とは言っている場合では無く、
獅子も着実に点を稼がねばならず、
小島を「天敵」にしている場合では無いですね。



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そんな打線の援護が無い中、
内海の方も小島に負けじとばかり、
4回までノーヒットに抑え、

初回裏は、先頭を与四球で歩かせますが、
その直後、源田が低めライナーをスライディングキャッチし、
一塁を飛び出していた走者の隙を突いて好送球で刺しましたね。
源田の好捕球&好送球による併殺で内海を助けましたね。


2回裏
抜いた害宅高めで井上を三振に仕留め、
菅野もボテボテの内海真正面の投ゴロで
きっちり要所を抑えて失点を許しません。


とにかく、
序盤1~2回の先頭で与四球を出しましたが、
カーブは緩く大きく縦に曲がりますし、
スライダーはクロスしますし、
チェンジアップも落とすほかに、
緩めで相手をかわすようにタイミングを狂わしたりと、
キレのある変化球を駆使しながら、
ストレート系(2シーム含む)と混ぜながら、
緩急や軌道変化を活かしつつ、
相手を翻弄させていきましたね。


制球面に関しては、
前回のオリ戦の方が変化球でも相手を誘いやすく、
ストライクカウントを稼いでいましたが、
今日は、前回と比して
ストライクカウントを稼げずが目立ちました
が、
大崩れすることなく、
ある程度は、意図する処にも投げ込むことができており、
基本的に、制球の良さも発揮しましたね。



5回裏は、菅野に詰まらせてボテボテに打ち獲るものの、
一塁手メヒアと内海が息が合わず
初ヒットとして、内野安打を許しましたが、
小島同様に、
二死から初ヒットを許して、ピンチも背負いましたけど、
和田を詰まらせてファウルフライに仕留めて、
5回75球を投げて無失点、
被安打2、与四死球2、三振6個と
素晴らしい投球内容で試合を築き、
6回表に先制できたので、
勝利投手の権利を得てましたね。


制球力を最も武器にしたい技巧派タイプなら
内海の投球はかなり参考となるでしょうし、
違うタイプ(例えば速球派など)と言えども、
内海の粘り強さ(簡単に崩れぬ)や勝負強さ、
勝つための投球術など、
投球そのもの以外でも学べることが多くあるでしょう。


それだけに、若獅子や他の中堅も、
素晴らしい生の教材になる内海から
色々と学ばれたいですね。


技巧派に転じた松坂も
内海はもの凄く勉強になると思います。


松坂巧みに投げようとしていますが、
やはり、制球力の悪さがネックですからね。
制球力が伴って来れば
武器であるカットボールも駆使しながら
だいぶ、良い方向へ変わってくる可能性がありますからね。


しかし、6回裏から森脇へスイッチしましたね。


確かに、ここは、内海ももう1~2イニングは
行けそうな投球状況を5回裏も見せていました
が、
リリーフを1人でも休ませるためにも、
6回裏もそのまま続投させたかったです。


しかし、両脚のハムストリングを
つって降板
したみたいですね。


まあ、森脇、いつでも登板できるよう、
スタンバっていたでしょうが、
ある意味、
内海のアクシデントによる緊急登板となり、
準備の方も大変だったでしょうが、
地味ながらも、
中村、藤岡、マーティンと
三者連続三振でビシっ!と抑えましたね。


最後のマーティンにはカウントを悪くしましたが、
B3S1から歩かせることなく、フルカウントに戻し、
自慢のフォーク連投で空三振に仕留めましたね。


森脇も、今年、最初は
点差が開いていればOK、競っていると危うい状況でしたけど、
最近は、展開に関わらず、安定した好投を続けていますね。
8月は、中継ぎ陣で最も良い成績を示していましたね。


とにかく、今日の試合については、
6回までは、投手が凌ぎ合う
良い「投手戦」を演じていました。


しかし、こちらは平良が、あちらは東妻
制球を乱す状況に陥り、
平良が押し出しで1失点を許してしまうと、
その直後、
東妻が押し出しを繰り返して、
結局『押し出し倍返し』により
ロッテを突き放しましたね。


結局、獅子は6個、カモメは8個と
双方で合計14個の与四球を出してしまう
ある意味で、
与四球合戦と化した投手戦の展開でもありましたね。


平良に関しては、
球が暴れまくって乱調状態でしたね。
ストレートも150km/h前半しか出ず、
ストレートに力があまり感じられず、
抜け気味になった分、制球も乱し
柘植も、
ストレートに自信がなかったからか、
変化球ばかり投げさせますが、
その変化球も意図したところに制球できず。。。


最後は、押し出しした直後、
一死満塁の状態で宮川にスイッチしましたね。


宮川も負担が嵩んでいる状況にあり、
しかも、ルーキーであり、新人の酷使は危険ですが、
ルーキーに頼らざるを得ぬ状況に陥りましたね。


しかし、宮川は、角中に対して、
4球目、鋭いファウルを打ち込まれて肝を冷やしましたが、
次の5球目は、外角低めの隅一杯にストレートを決めて
角中も全く反応できない見三振を奪いましたね。


その三振を決めたストレートは、
走っていましたし、コースの隅を突く見事な球でした。


しかも、三振が欲しい大ピンチで
着実に三振を奪えたことは評価が高い
です。


その後の中村もバットの先で引っ掛けさせて
見事に満塁の大ピンチで
失点を許しませんでしたね。


しかし、次のギャレットも、増田もピンチを背負い、
増田に至っては、ゴロアウトの間でも失点も許しましたね。


ギャレットにしては、制球が暴れるとともに、
ストレートに良い時の勢いがありませんでしたね。


増田に関しても、先頭の加藤には、
高めストレートで空振りを奪うどころか、
簡単に捉えられて弾き返されましたね。


確かに今日は、接戦展開となっていたから、
しかも、内海がアクシデント降板になったため、
勝ちパを投入してもおかしくない采配でしたが、
平良、ギャレット、増田と勝ちパに関しては、
溜まり続ける勤続疲労により
パフォーマンスを低下させていますね。


そのまま、今まで通り使い続けていたら、
今年は、最後まで毎週6連戦と厳しいだけに、
終盤は、昨年の平井の如く、
パフォーマンスを下げて不調に陥り、
下手をしたら、鷹の甲斐野などのように
潰れている懸念も残しますね。


それだけに、回復も見据えながら
無駄な投入を避け
適切な適用・運用をすべきですね。


また、最近では、宮川や森脇も
頭角を現すようになっています。


まあ、平井をどう扱うか?がありますが。
それだけに、
7回を平井、森脇、
8回をギャレット、宮川、
9回を増田、平良
勝ちパを3人2班で構成し、
その2班を交互に使うなど

工夫もされたいですね。
やる気にさえなれば、
駒数を鑑みると、十分、実現可能な話です。


ギャレットも、
開幕当初は、来日してアピールもしたく、
お子さんも生まれて張り切っており、
不慣れな連投でも奮起していました
が、
そもそも『連投』経験に乏しいタイプであり。
疲労が蓄積してくれば、張り切るだけでは
それを乗り越えられないのは
当たり前の話です。


それだけに、
安定して高いパフォーマンスを発揮できるよう
ギャレットの特性も踏まえながら
できれば、連投は避けて、
適切な適用をされたいですね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
明日については、


まず、今日は、
森脇~平良~宮川~ギャレット~増田と、
明日、先発する平井以外の
勝ちパ&その候補を注ぎ込みました。


確かに、宮川jは、球数こそ少なくとも、
あの大ピンチで投げ、凌いだわけですから、
凌いだことにより、
だいぶ精神的な疲労の追加がやられた時より少ない
とは言えるんですが、
まだ今週は、試合日程を2戦しか消化しておらず、
明後日以降も札幌へ遠征する
ハム戦が控えています。



平良に至っては、やられての降板でしたから、
少し様子を見て上げた方がいいかもしれませんね。


いずれにしても、
明後日以降のハム戦も見据えると、
明日は、できる限り
森脇、ギャレット、宮川、
増田、平良は温存しておきたく、


明日は、平井が5~6回を投げ
残り3~4イニングは
ロング要員の十亀を駆使されたいですね。



すなわち、明日は中継ぎを
湯水のように無駄に使わず、
明後日以降のハム戦も見据え、
平井&十亀の『二人』で
乗り切られたいですね。


一方、ロッテの岩下については、
基本的に、
苦手な天敵ではありませんね。



今日のように閑古鳥ではなく、
しっかり序盤から大量援護をされたいですね。