【獅子の外国人】来季はどうする? その前に、CS権争奪戦線異状なし? 逆風時こそFA流出阻止を狙う? 若手も、、、ね!
さて、今日は試合が無く、明日から仙台で鷲戦ですね。
今年の獅子はビジターで勝ち星を稼ぐことがなかなかできず、ここ二ヶ月(9/8以降)でビジター戦は7ガード連続で勝ち越し無しです。6ガード負け越し、雨で2戦のみの鷲戦でイーブン一つでした。
ただ、鷲の方がCS 権消滅やB クラス確定の状況にあり、監督退任とか、荒れてますね。目標も失って、チーム内も荒れているなら、その隙を突きたいところですね。
まあ鷲も消化試合に突入しているから、岸ではなく若手を先発に立ててくれれば、と思っておりましたが、さすがにそれはありませんでしたね。
でも、岸も球数が嵩んでくれば、消化試合ですから、例えば、厳しくなる展開で球数を思い切り上限まで投げるなど、無理はしてこないでしょう。もちろんスイスイ投げられて抑える好投になったら、調子に乗って投げてくるでしょう。
できれば早期に叩けば早めに降りるでしょうが、確かに早期から攻めるのは難しい相手ですから、少なくともできるだけ『序盤戦から球数を嵩ませよ!』『敢えて球数を嵩ませられたい』で(それも簡単ではありませんが)を狙い、早くマウンドから降ろしましょう。
ところで、鷹は全球団の勝ち越しとなる『完全優勝』を目指していましたが、今日は鴎が安田のタイムリーなどで、快勝しましたね。
今日、鴎が負けていれば、獅子のCS 進出クリンチが『2』になっていましたが、さすがにそうも簡単には行きませんでしたね。
話は変わりますが、昨日の記事で誤りがありましたので、お詫びと訂正を申し上げます。
昨日の記事で、CS は14日から始まりますが、てっきり14日の曜日を『金曜日』と勘違いしておりました。正しくは『14日=土曜日』ですね。
CS の先発には、初戦に光成、二戦目に松本を立てたいです。
ただし、松本については、サンデー航なので、8日の日曜日・鴎戦に先発しても、中6日で普通にCS 二戦目の先発ができますね。
まあ、7日土曜日の鷲戦先発は誰にするの❓問題は残りますが😭
一方、光成の方は、9日月曜日の鷹戦で登板すると、CS 初戦の14日の土曜日に先発するなら、『中4日』になりますね。
まあ、この土壇場や日本シリーズなどになれば、『中4日』も珍しくありません。
ただし、そもそも光成を9日(月)に出すには、そこで『中5日』になっています。
そのまま次ぎにCS 初戦も出せば、『中5日』からの『中4日』でCS 初戦の先発になりますね。
普段から中4日、中5日をやっているなら、慣れてもいるでしょうが、普段からやっていなければ、心身共にかなりの負荷をかけ、パフォーマンス低下~敗戦確率アップを招きやすいです。
確かに日本シリーズで、第一戦で投げて、中4日で第五戦も出ることはあるでしょう。
しかし、CS については、鷹が相手で、苦手な福岡開催、アドバンテージ込みで2敗できぬ4戦で3勝1敗以上の成績が必須で、7戦で4勝3敗でもいい日本シリーズより一勝一敗の比重が重くハードな戦いですから、日本シリーズより大変な厳しい戦いになります。
そんなことから、中4日とかで、ましてや中5日からの中4日とか、パフォーマンスを低下させやすい日程で投げるより、普段から慣れている中6日で万全な状態で投げたいですね。
それを鑑みると、もし、CS出場権争いを最終戦となる9日(月)鷹戦までもつれさせてしまうと、その最終戦に光成を先発させざるを得なくなり、CS緒戦で光成を使いにくくなり、CSの戦いが苦しくなりやすいですね。
一方、鷹の方は9日(月)の獅子戦を残すのみとなり、CSへ向けて調整に専念できます。
そうなると、獅子の方も、CSへ向けた調整(温存)を1日でも早期に図りたいです。
そのためには、CS出場権争いを、理想は鴎との直接対決前で決着したく(この場合は獅子の自力だけでは無理)、遅くても、鴎との直接対決終了時に決着をつけたいですね(最終戦に持ち越さない!)。
直接対決で勝てば、CS進出クリンチナンバーは「2つ」消えます。
でも、万一、直接対決で負けるとすると、数字上は、勝率が同率でも獅子が上に行く分、獅子が優位ではありますが、今日、鴎が勝ったので、獅子が残り4試合を1勝3敗になれば、鴎は2勝1敗で獅子を上回ります。鴎は獅子戦以外は、オリ、ハム戦を残すところですから、ハムには勝つとしたら、2勝1敗の可能性はあります。
基本的に、鴎との直接対決は「クリティカルゲーム」(勝ち要)になりますね。少なくとも、獅子自身の手で2勝を挙げてCS進出クリンチナンバーを勝って2つ消しておきたいですね。それは残り4戦のどれでもいいわけですが、狙うは、極力、鴎戦を含む2勝であり、最終戦(9日の鷹戦)に持ち込ませないとすると、仙台の鷲戦では最低1勝1敗、そして、鴎戦で1勝ですね。
ちなみに、やはり今井を使う可能性は高そうですね。十亀、榎田はいないですし、平井も昨日、投げさせていますので、本田を使わなければ、消去法で今井しかいませんからね。
ところで、今年は榎田らを二軍戦で遊ばせて、一軍でほとんど使いませんでした。まさに『いねぇーんだよ!』ではなく『使わねぇーんだよ!』状態でした。
その要因として考えられるのは、「稼頭央率いる二軍」を助けるため?と思っても、二軍戦が終了したのに、今回、抹消しました。
基本的には、一軍首脳陣から信頼がほとんど無いから、今井の方が期待感を含めて信頼しているから、あたりとは思います。
ただ、FA権取得まであと何日?を見ていたら、榎田がFA権を取得するには、あと『1年+9日』なんですね。つまり、1年だったら、来シーズン戦った後のオフ(2021オフ)でFAですが、+9日あるから、FAはその翌年で1年先延ばし(2022オフ)できますね。
まあ、この日数も正確ではないかもしれませんが、まさか、獅子の首脳陣は、『榎田のFAの1年先延ばし』を見越して、今年、榎田を『使わねぇーんだよ!』だったのか❓❓❓
という気も。。。そこまで考えていないと思いますけど。。。そこまで気が回るタイプでもないですし。。。
それなら、十亀さんは❓❓❓
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ところで、話は変わって、こちらが本題になりますが、、、、
今日、スパンジーに関するニュースが色々と出ていましたね。
今朝、ゲンダイで「スパンジーが鷹入団も」という記事があり、結局、書いた記者の「あるかもね」の想像だけで書いたものでしたね。まあ、このブログと同様の妄想劇(^_^)でしたね。
それを打ち消すかの如く、東スポの方で「西武・スパンジェンバーグ来季契約決定的」という記事が出てましたね。まあ、読んで見ると、こちらも「辻監督が褒めてくれた=来季契約決定的」という感じでしたね。
「ゲンダイ」vs「東スポ」と、『どっちもどっち』という感じですが、現実的に考えれば、「東スポ」記事の方が実現性は高いですね。
鷹の方も、デスパ、グラシアル、バレンティン、バンデンと、35歳程度の高齢化になっていますから、来季は新外国人を獲得するとは思いますが、まあ、それがスパンジーとは限らないし、他外国人の方が高そうですね。
今年、獅子にはニール、ノリン、ギャレット、メヒア、スパンジーと外国人が5名いますが、来年はどうするのか? ここは興味深いところですね。
今年はコロナ禍の影響により経営的な打撃を大きく受けていますから、予算の重点化・合理化は図りたい所ではあります。
来年に戦力的な支障がなく、可能であるならば、中長期的視野に立って、外国人に支払う金は、FA流出対策につぎ込みたいところはありますね。
今オフの物件にはもう間に合いませんが、その先ですよね。
ちなみに、来オフ(2021オフ)以降のFA流出危機対象者は、次のとおりであり、問題は、2年後の外崎もそうですし、一斉に続出する3年後ですね。
〇1年後(2021オフ):岡田、木村
〇2年後(2022オフ):外崎、榎田
〇3年後(2023オフ):山川、森、源田、平井
FA流出阻止には複数年契約を結びたいわけですが、これが必ず当たるというわけではないし、交渉がまとまる保証はありませんが(断られることも十分あり得ますが)、意外と、その選手が逆風の時こそ、交渉が効率的にまとまることがありますね。
順風のときも、快くまとまることもありますが、順風ですから、選手の方も自信がありますし、他球団も含めると需要があるので、選手側が優位に立ちやすいから、まとめるには、金額が高価になりやすいですね。1億円と評価して打診しても、増棒を当たり前として交渉話を聞きますので、「もっともらえるのでは?」「1億円は安くない?」と欲が出やすくもなりますから。
逆風のときは、選手側も成績不振に負い目も感じていますから、減棒も覚悟をしています。「今年は1億円だったけど2千万円減かな?」と。
そこで「確かに今年は不振だったけど、そんな年もあるのは当たり前。来季は巻き返して欲しいし、日本一になるために、チームの要として奮起してチームを引っ張ってもらいたい。その先行投資も含めて、微増だけど1億1千万でどう?」とけしかければ、覚悟していたこととのプラス方向へのギャップが生まれるので、話を聞く側の選手の方に、球団へのネガティブ印象は持ちませんね。上手く行けば、ポジティブ印象を抱きやすくもなります。
もちろん「複数年」の話を持ち出すとすると、選手側も一瞬、損得勘定を考えるので、もう少し金額は高めなければなりませんが(1億8千万円の3年など)。
鷹の柳田や、鷲の則本あたりも「逆風年」に7年契約を締結しましたね。
柳田は、負傷によって一軍での戦線離脱が長引いた年のオフであり、則本も、右ひじの手術をして6年連続の2桁勝利が途切れ、5勝5敗に終わった年のオフでしたね。
確かに彼らの場合、メジャー志向があったわけで、逆風によって、メジャー志向も弱まった(メジャー挑戦への不安が増した)面はあります。また、則本は弟が鷲に育成で入団し、弟が人質のようなものもあったのでは、という気もします。また、金銭を積み上げた効果も大きいです。
ただし、「こんな負傷して不振に陥った年なのに、球団が思っていた以上の良い評価をしてくれた」というところはあるでしょうね。もしこれが「順風年」のオフだったら、引き止めるには「もっと高額な年棒」が必要だったでしょうから、「逆風年」の方が成功するならば、「順風年」より安価(節減)でまとまる可能性が考えられます。
今年の獅子は、そのときの柳田や則本のようなメジャー志向があるわけでもなく、彼らほどの負傷をしているわけでもないですが、優勝年から下降して低迷しましたから、栗山や光成、松本、平良、宮川、増田、森脇ら以外は、不振時を経験して悩んだ『逆風年』だったわけですから、「逆風年」における『複数年契約の締結』をトライする価値はあると思います。
ただ、そんなお金がどこにあるか?はありますね。
本来ならば、若手がしっかり台頭・覚醒して、レギュラーを安心して任せられるほど活躍できるレベルに達していれば、外国人をアテにしなくて済むし、その分の金額(投資)を他で使えるわけですね。
源田、山川、外崎らは2017年に本格化しましたけど、将平や川越ら若手がその当時の外崎らくらい働けたら、外国人をアテにしなくても済むわけですね。
しかし、残念ながらそんな若獅子は出現しませんでしたね。確かに川越らも、何か台頭してきそう!という期待感を持たせる仕草は見せていますね。川越だったら、あのパンチ力は大物感を期待させます。
しかし、実際には、結果(数字)を残せていないですね。それは、一軍戦でもそうですし、二軍戦でもです。
「一軍でチャンスが無いから」と良く言われますが、プロですから、少ないチャンスでもモノにする、数字で片鱗を見せるくらいでないと生き残れません。もし一軍から呼ばれず、二軍生活が長かったら、その二軍で高レベルの結果を残さねばなりません。
確かに、二軍戦でも高レベルの成績を残すのは「わずか」です。でも、その「わずか」に入れなければ、上のレベルの一軍での活躍は遠いです。一軍と二軍では、相手レベルも違うから、二軍でその「わずか」に入っても、一軍の壁に当たって活躍できずのパターンも多々あります。
確かに、当たり前の話ですが、二軍成績が一軍成績に直結しないケースは多々あります。一軍の壁に激突すれば、二軍成績が良くても一軍で活躍できぬことも多々ありますし、逆に二軍成績が悪いけど、一軍に出たら活躍する選手もいますね。
(まあ、基本的に二軍で結果が出ぬ者は、一軍でも出ませんが)
投手だと、そのときの調整(例えば今日ストレートを試そうなど)により、二軍では炎上しても、それを糧にして一軍で活躍することはあるでしょう。
一方、打者も、今日はストレートに絞っていこう!とか、内角だけで勝負!とか、流し打ちに専念しよう!など自分に課題を律して調整をしていることもあるでしょうが、基本的には投手と違って受け身側なので、来る球で勝負せざるを得ない面があります。また一日、何打席も回ってくれば、勝負機会が投手より多いので、勝負機会が多い分、その打者の実力も露呈しやすくなりますね。
そのため、野手に関しては、投手よりはまだ二軍成績が一軍での活躍に直結しやすいです。二軍で打てなければ、一軍で打つのは難しい可能性が高いですね。
打者に関して、一軍と二軍の差異に関する結果をまとめられている知見※を参考にして、単純にその比率に着目すると、二軍選手が一軍で出場したら、パフォーマンスを7~8割程度まで落とす(三振率は5割増)可能性があるということが伺えます。すなわち、一軍で打率3割を打ちたければ、二軍戦では4割以上は打ちたいところです。
http://baseballconcrete.web.fc2.com/alacarte/major_minor.html
もし二軍での打率が0.280程度であれば、一軍では2割程度でという換算です。
例えば、川越(2020/10/15現在)の場合、二軍で打率0.267、OPS0.794です。そこから一軍の成績を類推すると、それに7掛けすれば、打率0.187、OPS0.556です。実際に一軍での成績は打率0.167、OPS0.575と、類推値と似たレベルです。
一方、昨年の獅子主力選手(秋山、山川、中村、栗山、外崎、岡田ら)の一軍戦でブレイクする前の二軍成績を見ると、粗削りでも『一軍で活躍しそう!』と期待できる優れた成績(数字)を残し、その期待の『片鱗』を見せております。木村でもそれなりの成績を残しています。
今年、金子が負傷・不調で二軍へ降格しました。しかし、二軍では本調子ではない7月を含めても通算打率0.344、OPS0.801、復調気配のあった8月は打率0.429、OPS1.026をマークしており、若手らに「格の違い」を見せつけていました。
鷹の内川は、今年、一軍戦の昇格がありませんでした(鷹はレベルが高いから、はありますが)。それで現役続行を優先し、他球団へ移籍しそうですね。
今年、一軍での出番が無かった高齢者・内川ですが、
二軍戦(119打席)では、打率0.327、出塁率0.418、OPS0.830であり、「格の違い」を見せていましたね。
この高齢者・内川の成績を下回る若手は、獅子にも、鷹にも、多々いますが、彼らは本気で出世したいならば、「おちゃん」を下回っていることを猛省すべきですね。
二軍の方はフェニックスリーグが始まります。アジアウインターベースボールリーグとかも、今年あるかわかりませんが、これらのレベルでは打って当たり前、ここで打ったて一軍で活躍できるほど甘いものではない、ですね。
話はだいぶ脱線しまくりましたが、、、
結局、今年は若手もまともに覚醒した者はいませんでした。野手なら木村を超えられませんでした。
そんな状況下ですから、外国人もアテ(投資)にしないと、戦力を保つことは苦しいですね。もし外国人が活躍できなかったら、大惨事は避けられませんね。
それ故に、外国人も用意して、彼らにも活躍してもらわねばなりません。
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今年は、ニール、ノリン、ギャレット、メヒア、スパンジーの5名がおりました。そのうち、ノリン、ギャレット、スパンジーが一年生外国人でした。
そのうち、ノリンは、負傷離脱してほとんど登板できず、そもそも16~17年も負傷で棒に振っていましたから、普通に考えたら、リリース対象になりますね。
ただし、一年目外国人については、「全くダメ」「年齢的に下降線」「元MLB高給取り」などでなければ、「使えそう」という側面を残している(今年の新外国人3人はそれに該当、ノリンも負傷していなければ通じる可能性を見せている)のならば、次の理由から、基本的に『残留』させるべきと個人的には考えています。
1)クビ切り後の後任の不確実性
外国人は新たに獲得しても、全くダメなど「ハズレ」の確率が高いです。
もし「使えそう」という側面を見せながらもクビを切ったとして、次に招聘した新外国人がもし「ハズレ」だったら「いねぇーんだよ」となって目も当てられません。逆にクビ切りはいつでもできます(お金は返ってこないけど)。
そのため、「控え」外国人として「キープ」しておきたいです。
確かに「キープ料」としては高価な無駄遣いになるかもしれませんが、次が「ハズレ」だったら、それがわかってから後から探す後手にまわるか、そのシーズンを棒に振るかを天秤にかければ、その「キープ料」も支払う価値は出てきます。
そもそも、12球団の外国人人数を見ても、獅子やハムはギリギリ人数の傾向ですが、他球団は6~8名程度を確保しています(もっと多い球団はありますけど)。
前述したように外国人は「ハズレ」も多々ありますし、「当たり」だとしても、外国人だって人の子ですから、波があって当たり前であり、常に通年で活躍し続けるとは限りません。また外国人の出場枠は限られていますから、外国人同士の競争~底上げにもつながりますから、「控え」外国人も保有しておきたいところはあります。
まあ、外国人の場合、余裕ができると、油断して手を抜きやすいですが、競争になって生き残りを賭けるとハングリー精神が高まりやすかったりしますね。
獅子とハム以外の他球団は、その「控え」外国人を用意するために、外国人を6~8名は確保しています。獅子はリスク感覚が薄いので、ギリギリ人数(計算が狂ったら一気に窮地)で抱えることが多いですが、本来なら獅子もそうしたいのが個人的な本音です。
ただし、へりくだる必要はありません。その選手に見合った契約交渉(減額もあり)はすべきであり、その結果、交渉決裂はやむを得ずです。
2)そもそも欠陥があるから来日する
外国人には、「助っ人」として即戦力を求めますが、正直、彼ら(米国からの外国人)も何か「欠陥」を抱えているから、NPBへ来るわけですね。
世界的にもNPBよりMLBの方が上位です。欠陥が少なく、米国で需要があれば、わざわざ海を越える必要はなく、米国に止まるのが普通です。NPBで需要がある日本人選手が台湾や韓国野球へ行かないのと同じです。
日本野球で成功するには、日本野球や生活などに慣れなければならない中、「欠陥」を有していますから、最初から大活躍するとは限らず、苦しむ可能性も高いです(だから、「ハズレ」の確率が高いです)。
しかし、日本野球に慣れ、その「欠陥」を改善すれば、大きく変わる外国人もいます(オリのディクソン等もそうですね)。
それを鑑みたとき、「使えそう」「変わることができるかも」という側面を残しているならば、一年でクビするのはもったいなく、最低、二年は残して雇用しておきたいですね。もちろん、その外国人の教育は必須ですけど。
ただし、外国人の場合、成功させたいという想いから「ハングリー精神」が強い者も多いですが、「安心」してしまうと怠ける者も多いので、契約は複数年ではなく、単年にしておいて、それを繰り返した方が「がんばり」も違ってきます。
3)NPB他球団へ奪われないこと!
少なくとも「来季、契約しない外国人」を日本NPBの他球団(特にパ)へ拾われないようにされたいですね。
そのまま米国へ帰国してくれれば、その後の「害」も少ないので構いませんが、日本NPBの他球団(特にパ)に行けば「敵」となって「害」を及ぼすリスクがあるからです。
また現在、米国マイナーは、昨年から「球団削減」の話が出ており、コロナ禍でそれが加速すれば、米国マイナーの需要も減るので、安価な年棒で日本NPBの他球団(特にパ)が獲得しやすくなります。
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それらを鑑みると、ニール、ノリン、ギャレット、メヒア、スパンジーの5名は基本的に残留を視野に入れたいです(ニールは2ヶ年契約の2年目ですけど)。ただし、現状維持、減俸はあっても良く、その結果、交渉決裂したら、それはやむを得ないです。
もしリリースするならば、日本NPBの他球団(特にパ)へ拾われないようにされたいですね。
では、個別で見て行きましょう。
〇ニール
2年契約のため、今のまま。でも、再起に奮闘されたいです。
〇メヒア
今年、もし、いなかったら、打撃陣は、チームは早々で地に墜ちていましたね。メヒアの長打力と長年のキャリアは魅力です。
ただし、今年、活躍しましたが、試合数で鑑みれば、年俸1億円は現状維持が良いところではないでしょうか。
それではメヒアも「断る」かもしれませんが、交渉時には、メヒアの愛球団精神に甘えるところはありますが、それを活かして、来年メヒアも35歳ですから、西武で引退→引退後の職業保証を上乗せしたいです。
〇スパンジー
ピンか、パーかのタイプ(一か八か、1or8?)です。しかし、学ぶ姿勢は熱心であり、実際に日本野球に慣れてきて成績も向上させてきました。
しかも、そのピンのときの勢いはすさまじく、それは大いに魅力です。
クビを切るのは簡単ですが、新たに探して代替させる方がハズレのリスクが高いですから、スパンジーをキープしておきたいです。
〇ギャレット
絶対に切ってはダメです。当然、獅子の勝ちパでも必要な人材です。
現在、米国3Aも需要が乏しくなっているので、また今年、能力の高さは示していますから、NPB他球団に奪われる懸念が残ります。
もしNPB他球団に奪われれば、サファテの二の舞もあり得ます。ギャレットは、使い方を誤らず、適切に使えば、化けるだけの資質を備えていますから、投手起用の上手い他球団に行ったら、危ないです。
今年の年棒5千万円なので、残留には+αして2~3千万円くらいはアップが必要でしょうが。
〇ノリン、
二度の負傷により戦線離脱しました。米国時代16~17年も棒に振っている負傷持ちですから、当然、来年にも不安が残ります。普通なら「リリース」「Good bye!」です。
ただし、もしNPB他球団に奪われれば、獅子が苦手にする技巧派左腕ですから、獅子は打てません。まず対戦することになれば『新天敵』になると思います。
巨人時代の内海やヤクルトの石川あたりに打てなかったのと同様です。
しかも、他球団の方が獅子より投手運営が上手かったりするため、ノリンの戦力を上手く使う可能性もあります。
負傷で多くは登板させることができなくても、「控え」外国人として雇い、登板できるとき対決することがあれば、獅子にとって、かなり厄介なタイプになります。
ただし、交渉時に減棒はやむを得ないですね(6千万円→5千万円以下)。
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ところで、来季の新外国人については、今の5人に、あともう2人くらいの「控え外国人」が欲しいところはありますね。まあ、コロナ禍の打撃により、そのようなことはしないでしょうが。。。
前述のとおり、「控え外国人」は他球団も重視しており、駒数をゆとりを見据えて、外国人の総人数で6~8人を有しています。
獅子の外国人人数は、いつも他球団より少なく、ギリギリ最小限の傾向があり、今年も5名しか雇いませんでした。
でも、通年で戦っていれば、不振・不調、ときには負傷もあり、他球団が用意しているように『代替要員』も必要ですから、あと2名程度を加えたいです。
新たにもう若い2名(投手1、野手1)を招聘・補充したいです。
ただし、コロナ禍の影響により球団も経営難になりそうな懸念があり、コストを高めることが困難です。
しかし、現在、米国メジャーは、もともとからマイナー球団を減らしたく、このコロナ禍の影響に乗じて『球団数減』を促すおそれがあります。
そうなればマイナーの若手選手らは余ることが想定されます。
すなわち、球団数減⇒選手の需要減⇒供給過多⇒年俸安価、若しくは3A球団経営難⇒年俸安価となりやすく、例年より安価に獲得しやすくなる可能性があります。
それ故に、獲得を狙うのは、3A又は2Aの安価な若手外国人ですね。 ただし外国人の身体能力の高さも見込みながら、また「欠陥」もあります。入団後の獲得後の育成も見据えなければなりません。
また今年はマイナーリーグがコロナ禍によって中止になっていますので、今年の状態を観察しながら獲得したい選手の見極めすることが難しいです。
そのことから、昨年までの観察結果も加味しながら判断しなければならず、当然、そこにはフロントの洞察力・見極め力の高さが求められます。
一方、マイナーリーグが中止に追い込まれたこともあり、獲得したい外国人の「見極め」が難しいからこそ、来季の新外国人は、例年以上に「ハズレ」外国人になりやすいかもしれません。それだけに、今の外国人をリリースして、新たに後任の外国人を雇うにしても、「控え外国人」を用意する、しないで、大きく違ってきやすいですね。
なんか、まとまりのない文章を長々と書いてしまいましたが、、、今はやはり、、、