下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【たま~にの臨時号】山川よ、不振に陥っているときこそ「どすこい!」をすべし!

ご無沙汰しております。

今年2021年は

散々な一年に終わった年になり、
最下位ライオンズで幕を閉じましたね。
まあこれから魔のストーブリーグがあるわけですが。


もともと投手陣が良くない中、
取柄であった攻撃面でも得点を稼げなければ、
最下位になるのも当然ですね。


再び浮上してその雪辱を晴らすためには
補強も含めて色々と課題が山積するところですね。


気が向いたので、久々にブログにログインし、
久々に書くブログで何を書こうかな?と思ったとき、
それら山積する課題を書くのが「妥当」とも思うわけですが、
それらは色々と他でも書かれてもいるところでもありますので、
今日、ここでは、

山川の「どすこい!」パフォーマンスについて
書きたいと思います。


獅子打線の山賊復活には、山川の活躍が欠かせません
中村が4番を務め、

栗山&中村が踏ん張った2021年ですが、
やはり山川が中心になってこその獅子打線です。


山川もここ2年パッとせず、
ある意味、スランプが長期化していますね。


内角への脆弱性を露呈し、そこに迷いが生じ、
その悩める半端な状態が長期化して続き、
山川自身、

それを乗り越えることができるか?否か?
本当の一流スラッガーになれるのか?否か?

の分岐点にもなっています。


それで調子の良いときは
「どすこい!」パフォーマンスも明るく出ていたわけですが、
調子を崩す中、恥ずかしさからか、
「どすこい!」を封印する方向に走っていましたね。


もちろんコロナ禍の影響も大きかったでしょうが、
傍から見ても、
彼自身の不振続きがパフォーマンスを控えめにし、
その封印傾向を促していたことは明瞭
でした。


本人曰く「謙虚にやっていきたい」


昨年は
「成績が悪すぎるので、
 どすこいをすること自体恥ずかしくなってきた。
 乗っていたら、いいんですけど、今年のこの成績じゃ
 どすこいどころじゃないなという感じです」


しかし、苦しい時ほど
パフォーマンスをやって欲しい
ところなんですよね。
それは本人自身のために、そしてチームのためにも。


良い時は明るくパフォーマンスをやれるけれども、
苦しい時はやれずに暗くなっているのは、
正直、誰でもそうなるところで「普通」なんですよね。


しかも、暗くなっていく一方で
周囲もネガティブ方向へ助長しやすくなり、
あとはその苦境が過ぎるのを待つだけ

になってしまいがちです。


苦しんでいることは周囲もわかっているわけですが、
そこで「暗くドヨーんと沈んでいる」状態で

ベンチに座られても、
周囲もチームも盛り下がり、

負のスパイラルへ陥りやすいですね。


しかし、不振続きでも
「パフォーマンス」を続けることで、
本人自身には、活躍するための

良いプレッシャーをもたらして奮い立たせ
声を出すことで心理的にも暗さを吹き飛ばし
そもそも「パフォーマンス」をするときというのは、

打ったときなどですから、
良いときのイメージを

脳裏に強く焼き付けやすくなる可能性が出てきます。

周囲に対しては、

それが鼓舞する材料になりやすく、
ネガティブ方向からポジティブ方向に

動かしやすくなる可能性が出てきます。



来年からハムが新庄氏を監督に迎えました。
新庄氏というと

「パフォーマンス」が目立つタイプです。


なぜ彼は「パフォーマンス」を好むのか?


本人が目立ちたがり屋ということもあるでしょうが、
「ファンが楽しむから!盛り上がるから!」が
パフォーマンスの目的として大きいでしょうね。
やはり周囲を盛り上げますからね。
チームだってそれで盛り上がりますし。


でもそれだけではないですね。
「本人自身が活躍するために」

「チームが活躍するために」
というところも大きいですね。


新庄氏曰く
「ボク、いろいろなパフォーマンスをやるじゃないですか。
 でも、あれって凄く勇気がいるんですよ。
 いろいろ目立つことをやっても結果を出せなければ、
 ただのバカですから。


パフォーマンスをやるときは必ず勝つ。
 負けられないプレッシャーがある」
という持論も持っていますね。


すなわち、
パフォーマンスをすることにより
自分を追い込み奮い立たせ、
それで活躍を果たして結果を出す!


逆境になればなるほど燃え、
逆境が好きな新庄氏らしいやり方でもあるわけですが、


それは「熱男!」でお馴染みの
ソフバン松田も言っていますね。


「パフォーマンスにはリスクも伴います。
 結果が出なかったら、見られ方も変わってきます。
 『あいつ、打てないのに

  パフォーマンスだけは立派だな』って。
 だから自分自身にプレッシャーをかけるためにも
 『熱男』のパフォーマンスを行っていきますし、・・・
 『熱男』をやるために結果を出し続けていく、
 そのくらいの覚悟でやっています。

(「熱男のことば―球界最高のモチベーターが
 実践する究極のポジティブマインド」松田宣浩より)


不振の中でパフォーマンスをすることは
山川が言うように「恥ずかしい」ものです。
しかし、それでそのパフォーマンスを辞めてしまったら、
それでは「普通の人」と同じであり、
活躍するための原動力を一つ失うこととにもなります。


しかも、彼のように勝負の世界で活躍していく存在なら
なおさら「逆境」を好むくらいでないと辛いです。


「結果が出てないので恥ずかしいから、
 パフォーマンスをやめました」では、
心理的にはバックギア状態

「逃げ」状態になっており、
負のスパイラル方向へ陥りやすいですね。
結果が出ない→恥ずかしい

→だから「どすこい」をやめる!


結果が出ない→恥ずかしい
そこまでは人間ですから当たり前のことです。
「恥ずかしい」と感じるのは、

避けることができず、しょうがないことです。


しかし、そこでその「恥ずかしい」心理を恥ずかしがって
その恥ずかしい一因である

「どすこい」をやめて取り除くのではなく、
『恥ずかしさで辛いけど
「見返してやるために」続ける』

という気概が欲しいところです。


確かに「打てないのにふざけていやがる!」などを
周囲から言われたりするでしょう。


それが本当にふざけている、怠けているのであれば、
悔い改める必要が出てくるでしょうが、
実際、ふざけているわけでもなく、怠けているわけでもなく、
いい加減にやっているわけではないのですから。


パフォーマンスをすることで
負けられないプレッシャーを

自分自身にかけていくというのは、
ある意味

「ビックマウス」と類似しているところがありますね。


どちらも活躍できなければ
単なる「赤っ恥」に終わるわけですから。
何としてでも活躍せねば!

自分を追い込むことに変わりありません。


パフォーマンスをすることにより、
ビックマウスを叩くことにより、
自己を暗示にかけることにつながり
「プラシーボ効果」を促す可能性が期待できます。


もちろん、逆に「功を焦る」あまりに
力みを助長させて空回りする副作用の懸念は残ります。
また、自己暗示をかけても
自信が皆無状態の心理状況ではすぐ解けてしまい
「プラシーボ効果」への期待も薄まります。


それだけに「プラシーボ効果」を高めるには
「自分の成功している姿を想像すること」
「それを声に出して自分に言い聞かせること」
が大事になってきますね。


パフォーマンスにしても、ビックマウスにしても、
「それを声に出して自分に言い聞かせること」
につながります。


一方「自分の成功している姿の想像」については、
「良かったときのイメージ」を

如何に思い描けるか、ですね。


しかも、不振が続く中で
「どすこい!」など
「パフォーマンス」をするというのは、
不振なスランプ時に数少ない「活躍」ができた場面
になるわけですから、
「どすこい!」をすることにより
その打ったときのイメージを

脳裏へさらに強く焼き付けやすくなり、
「自分の成功している姿を想像すること」への近道

にもなります。


それが「まぐれ当たり」でも良いんです。


「まぐれ当たり」でも、その打てた行動には、
何かしら良かったことがあるはずですから、
(例えばフォームがスムーズだったなど)
そこからスランプ脱出の糸口を

何かつかむ可能性もあるかもしれないし、
その打ったときのイメージを

自分自身に強く印象付けやすくなりますから。


極論を言えば、
自分自身に暗示させて奮い立たせるためには、
悪いことは忘れてしまい、
良いことのみを覚えておく
ということも
(自分自身への大本営発表)
「あり」ということです。


もちろん「反省」というのは欠かせない対応ですが、
自分自身を「前向き」に奮い立たせるという意味では、
そういう自己への暗示、洗脳

「手として「あり」」ですね。


山川の場合、妙な真面目さがあります。
(「真面目」というのは褒め言葉ではない)


彼自身「自分を許すという表現でいえば、
ホームラン打った日以外は許してない。」

とも言っていましたね。


打てない日々が続く中、
かなり悩み、様々な人に意見を聴き
自分を許すことなく遅くまで練習に励み、
とにかく生真面目すぎるくらい実直すぎです。


そんな性格が故に、
「結果が出てないので恥ずかしいから、
 パフォーマンスをやめました」
となるのも自明の理とも言えます。


しかし、今シーズンの終盤には
改善の兆候を見せましたが、
やはりスランプが長期化しており、
本人は迷走状態が続いて空回りし続け
「暗くドヨーんと沈んでいる」状態

続きましたね。


山川が一発を打った時に
ハルキチがパフォーマンスをしても
山川自身「やるなよ!」的な雰囲気を出していましたね。


それでは、
周囲もチームも盛り上がるわけがなく、
負のスパイラルへ陥りやすい
ですね。


やはり山川が中心になってこそ
の獅子打線です。


それは山川自身が打ちまくること
当然の必須事項ですが、
彼はチームを引っ張る、盛り上げる、

勝ちに導く立場でもあるから、
その双方を期待したい存在です。


それだけに、良いときだけではなく、
不振の状態が続いているときこそ、
山川自身のためにも、チームのためにも
「パフォーマンス」は

堂々と明るくやり続けられたい
ですね。



さて、来年は
この悔しさを晴らすべく、
獅子に快進を繰り広げてもらい、
皆さんと一緒に「喜び」を
分かち合える年にしたいですね。


それでは皆様、またいつか。