下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【臨時号】Goodbye Akiyama!まあこの条件ではさすがに無理ですね。で、残る問題は・・・重いよ。

ご無沙汰しております。


敵地仙台で鷲に三連勝して
気分良い週末を迎えるも
それもつかぬ間で、
その直後に西武関係者&ファンの我々に
あまりにもショッキングな悲報が走りましたね。


やはり衝撃的な話でしたので、
久々に投稿させていただきます。


『秋山、広島へ移籍決断!』








「金銭よりも熱意」とありましたが、
提示条件はソフバン>広島>西武でしょうから、
金銭はソフバンのこと、
熱意は広島ということですね。


地元のDeNAとかは手を挙げない中、
まあ縁もゆかりも無かった広島も
急遽参戦してきたところを考えると、
ある程度の「勝算」はあったかもしれませんね。
もしかしたらマエケン等の影響もあったかもしれません。


それで、広島が提示した条件は、
マスコミ各社で異なっていますが、
少なくても『3年契約』は確実であり、
(今年を含めてだから『実質2.5年』)
金額は総額で3.5超~5億円と言われています。


だいたい4億円に出来高プラスで5億円と推測されますが。


年間ベースで言えば3年で割って
1.2~1.7億円/年というところですね。


米国での給料は置いておいて、
渡米前の年棒は2.3億円/年です。
ただし、この頃、ある意味で安価な契約だったため、
「柳田が高い」などとTVで発言していましたね。


また渡米時にFAで西武が提示した金額が
4年総額20億円です。


それから比べると大いに安価になっています。


ちなみに牧田の渡米前の年棒は7500万円でした。
帰国後の楽天での年棒は1.1億円でしたから、
額面から見れば、秋山の方が上ですけど、
価値としては、秋山の方が下落していますね。


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で、秋山曰く「新たな挑戦」ともありますけど、
「自分が2000本への思いを持っていることを
フロントの方が認識してくれていたのが、
ありがたかったし、うれしかった」
と述べていますね。


実質2.5年で2000本に達するか?はわかりませんが、
少なくとも、今回の3年契約の『後』も見据えた
広島の熱意(理解)が大きく響いていそうですね。


広島の方は
「今年の戦力だけで考えてない。将来への投資。
レギュラーでもベンチにいても、2軍にいてもありがたい」
とも言っていました。


少なくとも『契約年数』というのは
大きな決め手の判断材料になっていたということですね。


一方、西武の方は、金額が不明ですけど、
『2年契約(実質1.5年)』らしいです。


確かにコンタクトを密にしていたんでしょうが、
「来年が終わったら一旦白紙」の状態ですから、
当然、正直、球団の熱意は感じられませんね。


むしろ今まで密だったからこそ、
「えっ?来年までしか見ないの?」と
ギャップ差もあるでしょうから、
秋山側が感じるショックも大きいでしょう。


今はコロナで年俸が出せず安くても
3~4年契約にしておいて
後で出来次第で見直してもいいわけだし。


さすがに「来年が終わったら一旦白紙」の
『2年契約(実質1.5年)』では、釣れませんよ。


栗山のときは2000本安打を見据えて3年契約でしたね。
コロナ前で優勝景気もあり、年齢が違うとはいえ、
金子でも4年契約(5億円超)でしたね。


そもそも一方、秋山獲得のメリットは、
①衰えているけど今の西武に秋山を超える者が欠乏
②他選手への波及効果
(そこが秋山の損失が浅村より大きい一例)
③指導者やフロントとしての貴重な人材の確保
にあります。


上記3点のメリットの中でも、最も大事なのは③です。
①②は「代替が育ち切れていない」という別の問題の話でもあり、
世代交代は必ず訪れるので、その別問題の解決が最優先です。
ただ、秋山自身がコーチのような機能を果たしてもいたので、
②の問題が今のチームに大きく反応しています。
③に関しては、
源田や山川は秋山と似た部類に入るかもしれませんが、
もし浅村が秋山の立場だったら、
③まで見据えた固執をする必要もないでしょう。


最近は他所へ行っても、稼頭央Cや豊田Cのように
引退後で出戻ってくるケースが散見されています。
しかし、他所へ流れれば、戻ってこない可能性が
高いことには変わりません。


組織はやはり「人」です。
せっかくの「縁」を得た必要な人材は、
基本的に「手放さない」が組織づくりにおいて鉄則です。
(出向等で勉強を兼ねて外回りさせることは別です)


もちろん、獲得しても引退後は離れるリスクは
ゼロではありませんが、手放す方がそのリスクは高いです。


当然、選手としての「人宝」も大事ですが、
強い球団づくりには
「指導者」や「フロント」としての「人宝」も大事です。


そういう「将来性」の話もしているのか?
(広島のように)
しているかもしれませんが、
『2年契約(実質1.5年)』という提示では、
話をしていても「口だけ」となりますし、
秋山自身、西武での
「将来性」のビジョンも見えてこないし、
球団の秋山に対する「将来性」ビジョン伝わりませんね。


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さらに金額も広島より下回っているようですね。


2年と3年では総額が変わって当然ですが、
広島が3年総額3.5超~5億円で
1年当たり1.2~1.7億円/年です。


それを下回っているということは
2年2~3億円とか、
頑張っても2年4億円は無さそうですね。


ということは、2年2~3億円として
1年当たり1億円前半/年くらいが想像されますね。
(1~1.5億円/年)


もし1.5億円/年だったら、3年間で4.5億円です。
それが出せなかったから2年に短縮したとも考えられます。


いずれにしても、
1億円前半/年(1~1.5億円/年)くらいと推測されます。


今の西武選手の年棒を見れば、
増田が3億円、森が2.1億円、中村2億円、
栗山が1.8億円、山川&金子が1.3億円、光成が1.1億円です。
山川は不調から大幅減で1.3億円ですが、
ある意味、金子と同レベルの金額である懸念も残りますね。


少なくとも金額は別としても、
契約年数はある程度欲しいところでしょうね。
(1.5億円×2年だったら、1億円3年で見直し含むとか)


しかし、正直、広島の提示した金額は高価ではありません。
むしろ「安価」な方でしょう。
渡米前が2.3億円ですから。
もちろん年齢が嵩み、向こうで結果を出せず、
コロナ不況もあり、渡米前と同程度は厳しいでしょうが、
少なくとも、対広島で言えば
『マネーゲーム化』はしていないレベルですね。


それすら支払えないというのが
今の西武の経営状況の酷さとも言えますね。


ある意味、ソフバンは金銭があった。
広島は金銭が無かったけど、秋山を口説く熱意があった。
西武は金銭も無いし、熱意も乏しく、親しさのみであった。


正直、それで振り向いてくれるのは苦しいですね。


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それだけ今の経営状況が厳しすぎるだけに、
正直、その条件はGMとかも不本意ではあったのかな?
という可能性も推測されます。


少なくとも、秋山自身、
古巣への感謝はあったでしょうから、
移籍先が「セ・リーグ」だったのはせめてもの救いであり、
そこは「秋山の古巣への最大の配慮」だったのかな、と思います。


「(引退後)将来性」の逸材として惜しいですが、
リーグが違うだけに、普段は敵になるわけではないから、
ある程度、諦めはつきます。


Goodbye Akiyama!



しかし、残る問題としては、
『マネーゲーム化』はしているとは言えないレベルの
争奪戦に提示条件で負けている、
確かに1~2億円という金額は高価ですが、
企業規模に比べれば、そこまで高価ではなく、
何が何でもどうしても欲しい人材でもあるにも関わらず
(秋山はそこらの助っ人外国人とは違いますから)
「1~2億円レベルが支払えない」状況というのは
やはり相当苦しいということですね。


確かに榎田や獅子也の3千万円レベルが支払えず解雇するほか、
数百万円レベルの選手を集めれば、
二軍の投手不足にも陥らないのにも関わらず、
そこすら節約せざるを得ない状況でもあったわけですから、
(中小企業並みに百万円レベルでも余裕がない)
苦しいですね。


当然、近々に迫る大量FA流出危機には
この様子だと耐えることができなさそうな状況ですね。


今度のオフには森、山川、外崎らが、
(武隈は二軍塩漬けなので大丈夫?)
その1年後のオフには、源田、平井らが
一斉に流出危機に該当します。



ただ、それだけに限らず、
このような金欠状態では、
場合によっては、
球団の行方(身売り等)も危ういですね。


何とかしないとですね。


我々はやれることが限られてきますけど、
球団に金を落として熱心に応援する!
そして球団は
今年、若手が育って本格化するとともに
しっかり優勝→日本一を実現する!
(勝つだけではダメ。育って勝つ!)


長々となって申し訳ありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまたいつかお会いしましょう。