「強いチームづくり」のためのヒントの一つがあるのでは? vol.2
明暗を分けた日ハムとソフバン。
勝者は称えられ、敗者はけなされることは多い。
優勝を勝ち取った栗山監督
優勝を逃した工藤監督との
比較が記事になっていました。
まあ今回はこの比較に関することではなく、
ここに書いてあった栗山監督のことに着目します。
栗山監督は常に選手最優先。どうすれば選手を気分よく働かせることができるか、選手の個性をいかに生かすかを考えている。だから、メディアに選手の悪口や愚痴は絶対に言わないし、身を挺しても選手を守ろうとする。シーズン中、抑えの増井を先発に配置転換したときも、リスクが高いという周囲の反対を押し切った。このままでは救援失敗が続いていた増井が潰れてしまうと判断したのでしょう。増井が先発として芽が出なかったら、今季の成績にかかわらず辞任する覚悟もあったそうです。かつて近藤が送球イップスで捕手失格の烙印を押されたときも、全責任はオレが取ると三塁手として起用して打撃を生かしたこともありました。(日本ハムOB)
今年のシーズン中、
ライオンズ首脳陣の場合、
田辺監督も潮崎コーチも
完全に責任転嫁ばかりでしたね。
(最後に田辺氏は責任を取りましたが)
しかも潮崎コーチの方は、
メディアを通じて自チームの選手を
こきおろす場面が多々ありましたね。
まあ本人は悪気が無いというか、
単にデリカシーが無いんでしょうね。
よく言えば正直者なんでしょうね。
褒めるときは褒めますからね。
でも、結局は
人を使うことに無能な愚か者でしょう。
<潮崎語録(抜粋)>
◇(十亀に)あそこまで崩れるかね。
あれでは先発投手としては駄目。
◇(十亀に)ピッチングもできない。
ベースカバーもできない。評価のしようがない。
◇(光成に)あんまり良さは感じなかった。
打たれ出したら止まらない。見ていて怖さがある。
◇光成のフォームは全然だめ。
◇(11戦勝ちのない野上に)
おはらいに行けと言っているんだけど…
◇(岸に)自分でエラーしたなら
自分でケツをふけ。
など。。。
また潮崎コーチは、
今年、投手陣をとんでもない使い方をして、
(ある意味では「独創的采配」でしょうが)
結果はもちろん出せず、故障者も続出させましたが、
責任を取ること(辞任)はありませんし、
フロントも元の2軍監督に落としただけで、
監督昇格のチャンスを先送りにした。
当然、栗山監督とは正反対です。。。
まあ低レベルの次元で差がついており、
そもそも「人として」の問題でもあるでしょう。
以前、ナベQも若い人の使い方に定評がありましたが、
この人の場合、「甘え体質」を残し、
今のライオンズの課題の一つになっています。
これに対し栗山監督は
慣れ親しむ面を見せつつ、
厳しい面も見せる。
選手個々の性格に応じた
接し方、使い方にも長けている。
人に任せることは任せ、
相手のことも尊重するする。
でも監督自身の信念も強く、
責任は全て自ら負うことを自覚している。
人の心理を知り、
人の使い方が上手いですね。
来年のライオンズ首脳陣には、
栗山監督の人の使い方を
少しでも見習ってほしいですね。
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(追伸)
ところで、日ハムの近藤が
最近、捕手をやらなくなったのは、
送球イップスが原因だったんですね。
ライオンズの金子も
送球イップスが懸念されますよね。
本来なら内野手(特に遊撃手)を
任せるべきであったが、
外野に転向して気が楽になって
いい結果を出すようになった。
不慣れのサードを任されたため、
エラー等のミスも多発していたが、
やはり一番ネックになっていたのが
送球であり、それに関しイップス化している。
このオフでどこまで改善できるか?
まずは本職の遊撃手に専念させ、
自信を取り戻させるよう
対応してほしいです。