下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」 伝統は本家本元の我々ではなく、他家が引き継いでいます(恥)。


今日から世間はCSで盛り上がっています。
しかもCS第一ステージは、三連休中ですからね。
盛り上がらなければ、プロ野球そのものが危うい。


まあ応援するなら、個、人的には
パリーグは①ロッテ、②日ハム、③ソフバン、
セリーグは①DeNA、②広島、③巨人
ですね。


それ故、全国的に盛り下がるであろうけど、
ロッテvsDeNAの下剋上日本シリーズが希望しています。
まあ、どちらでもいいですが。。。


さて、試合を見ていませんが、
どうやら、DeNAは逆転勝ち、
ロッテは、涌井が踏ん張るものの、
2番手の内が自滅パターンでやられ
(安打+死球+四球の無死満塁→2点タイムリー)
ソフバンが先手を奪ったみたいですね。


まあ今日、書きたいのは
CSのことではなく、
次の記事に関してです。



【記事転載】
 ロッテ伊東勤監督がCSに向けて「いつも以上に粘れ」と指令を出した。
 ソフトバンク武田、千賀ら、今季苦手にした投手陣に対し、球数を投げさせることで攻略の足掛かりをつくりたい考えだ。「CSに限らないことなんだけど、今まで以上にそういう戦い方をしてほしい。シーズンと同じ考え方をしていては、同じようにやられる」。
 
 西武辻発彦新監督が就任。西武黄金時代に選手だった監督が増えたことに「当時の西武の野球が見直されてる。いい野球をやっていたと評価されているということだと思う。モリシゲさん(中日森繁和監督)もそうだし。」


ー日刊スポーツー


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まあ上記記事の内容は、
苦手な投手を相手にするときの定石でありますが、
頭ではわかっていても、なかなか実行は簡単ではないですね。
今日、結局、ロッテは千賀を完全に打ち崩せなかったし。


しかし当然の話ですが、
意識をしているのと、していないのでは全く違います。
していなければ、当然、できるわけがない。


今年のライオンズは、一瞬、その意識はあったかもしれませんが、
元々、そのような考えに対するアレルギーが強いため、
結局、そのような戦法は諦めて、ガンガン!行け行け!
ドンパチ野球でGo!Go!
でした。


まあ難しいことを考えることを辞め、
ガンガン!行け!行け!Go!Go!
に切り替えたから、終盤戦は成績がアップした

ということも否めません。


そのような勢いのある
ドンパチ野球でGo!Go!という
豪快な野球が必要なときもあります。

そのような豪快な野球は
ハマれば、大きな旋風を引き起こし、
効果も抜群に出ます。

短期決戦もいい方向に出たりします。
しかし、それだけでは
Bクラスの大将が関の山で、
優勝なんかできるわけがないです。


そのような野球だけで行くなら、
まだ、相手が二線級の時ならOK、
まだ、勢いがついているならOKだけど、
1年は長い戦いなのだから、
そんなに都合がいい時ばかりではないだけに、
Bクラス卒業は遠いでしょうね。


広島の黒田が、
「調子の悪い時は悪いなりに結果を残す」
と言っているように、
優勝するにはそのような意識が重要です。


優勝するには、
どんな相手でも
勝たないといけない時に
勝たなければならなく、

このために、
勝つべくして勝つ戦略・考え方が必須です。


当然、上記記事のような粘る野球は
その手段の一つになります。


最終戦の大谷相手の内容が
象徴的でしたね。
このときは頭脳となるべき橋上C
打撃を指揮する嶋Cといった指揮官が
「どうせできないから」という理由で、
はじめから、上記のような考えを捨て
特攻作戦に打って出ましたよね。
いわゆる、突撃玉砕作戦です。


そんな場当たり的な犬死的な作戦に
戦略も、戦術も、思想も、理論も、
何もあったもんじゃない。
少なくとも、どうせ消化試合なんだから
大谷というビック投手を相手に、
粘る野球の実践練習だってできる

いい機会だったはずなのにね。


今年の首脳陣は、
元々そのような野球は
「どうせダメダメ!無理無理!」と既に諦めており、
今後もやるつもり・意識はなかったのでしょう。


また、橋上Cは、
ドンパチ野球だけで優勝できない
という意識は、さすがに有ったでしょうが、
元々、優勝は夢のまた夢と諦めていたのでしょう。


似非ID野球の申し子の橋上C
来年も引き続き、
ライオンズの頭脳になります。
しかも、昨年より出世してヘッドコーチに。
このまま誰も黙っていれば、
来年も今年と同じ戦略・戦術無き、
思想・理論すら無い、
場当たり的かつ犬死的な作戦で
同じことを繰り返すでしょう。


そこで新監督の出番であり、
新監督がどこまで粘り強く
粘り野球を浸透させるか?、

その他、適切な作戦を実行させられるか?
ですね。


でも、他球団は黄金期の西武野球を
取り入れようとしているけど、
本家本元の自球団は、
今の我々に向かない・できないと言って
今年はそれを捨てましたからね。


だから武田、石川、ディクソンなどなど
同一の相手に連敗を山積される恥行を
重ねている結果になるわけですけど。


このようなことは、
フロントによるチームづくりも同様です。


もちろん金の使い方が今昔で違いますが、
今のフロントの選手補強の考え方には、
採用するときの洞察力・観察力も含めて、
昔のいいところは完全に喪失しており、
むしろ、他球団の方が見習ってますからね。


平家物語の冒頭にある
「祇園精舎の鐘の声、
 諸行無常の響きあり。
 沙羅双樹の花の色、
 盛者必衰の理をあらはす。
 おごれる人も久しからず、
 ただ春の夜の夢のごとし。
 たけき者も遂にはほろびぬ、
 ひとへに風の前の塵に同じ。 」
世の中の常でありますが、


まあ衰退して低迷することは、
どの世界にもあるので、
やむを得ない面はありますが、


さすがに、
自分たちの伝統を
自分たちが受け継ぐ

ことなく捨ててしまい、
逆に他人たちがそれを引き継ぐ。

そりゃ低迷して当たり前であり、
恥ずかしい限りですね。。。