下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

12球団監督査定<2016年>→そこから見える「いい監督の采配」って?

秋キャンプは厳しく、
山川など選手達もしんどそうですね。
しかし、その厳しさを乗り越えていけば、
来年が楽しみなると思います。
基本の習得、基礎体力の強化に励んで下さい。


辻監督は、早出組の木村、山川の
一塁守備練習に付き添い、
約1時間にわたって指導したそうですね。


辻監督は就任早々、田代や外崎、永江なども含めて、
若手・中堅を個別に熱心に指導されています


野球を通じて早々にコミュニケーションをとる姿
選手達と早くいい関係を築くのにいいと思います。


今のところ、辻監督は、
コーチとしてなら優秀な指導者
であるのだろうと想像されます。


あとは監督としてどうか?
ですね。


監督の資質は、キャンプ、
さらにシーズン中を通じて
問われる
のでしょうが、
今のところ楽しみですね。


田辺元監督は、
元々監督職に向いてなく、
コーチ職が適任の人でした。


辻監督もそんなことに
ならないことを祈ってます。


ところで、
今年2016年における
12球団の監督査定
という記事がありましたので、転載します。


もちろん、この査定は正式な評価ではなく、
この記事独自の評価ですが、
高いモノ順で並べると、残念ながら
西武の田辺元監督は11位でした。。。


1位 【日本ハム】栗山監督:100点→続投
2位 【DeNA】ラミレス監督:85点→続投
3位 【広島】緒方監督:80点→続投
4位 【ロッテ】伊東監督:75点→続投
5位 【楽天】梨田監督:65点→続投
6位 【ヤク】真中監督:60点→続投
7位 【ソフ】工藤監督:55点→続投
8位 【オリ】福良監督:50点→続投
8位 【巨人】高橋監督:50点→続投
10位【阪神】金本監督:45点→続投
11位【西武】田邊監督:40点→退任
12位【中日】谷繁監督:35点→退任


なお、その記事(各監督の評価記事)の中で
いい采配悪い采配ワード
ピックアップすると、次のとおりです。
これらワードは、
ただ並べているだけですが、
いい監督に求められる采配の
ヒントになりそうですね。


【いい采配ワード】
◇先入観にとらわれない
 柔軟で大胆な選手起用と、
 それによる若手の育成術
◇勝負に対する執念といやらしさ
◇地に足を付けながら、
 かつ大胆な作戦
◇選手育成にも手腕を発揮
◇ルーキーを積極的に起用
◇若手育成に方針を切り替え
◇選手との対話を重視したチーム作り
◇緻密なデータに裏付けされた采配
◇若手の起用にも積極的


【悪い采配のワード】
◇好き嫌いによる選手起用、
◇自らの指導法の押し付け、
 求心力の低下
◇コーチ任せの采配
◇采配自体も“待ち”の傾向が強く、
 「コーチに丸投げ」、

 「ほったらかし采配」
◇結局は「若手を起用しただけ
◇(藤浪に対する)161球の“懲罰采配”



<以下に記事を転載します>


【パ・リーグ編】


 日本ハムの10年ぶりの日本一で幕を閉じた2016年シーズン。新たなスターが出現し、多くの選手が活躍したが、その中で指揮官たちが果たした役割は非常に大きい。順位だけでなく、試合中の采配、若手起用、チーム作りも含めて、今季の監督たちを査定したい。


【日本ハム】栗山英樹監督:100点
 最大11.5ゲーム差を逆転してのリーグ優勝、そして2連敗からの4連勝で成し遂げた10年ぶりの日本一。その中での栗山采配は“マジック”と呼ぶに相応しいものだった。先入観にとらわれない柔軟で大胆な選手起用と、それによる若手の育成術に長け、これまでは勝負に対する“欲”の欠如が指摘されることもあったが、今季は勝負に対する執念といやらしさも見せた。何より、チームと地元・北海道への愛が選手を動かし、ファンの心に響いた。満点のシーズンだ。


【ソフトバンク】工藤公康監督:55点
 巨大戦力を有し、今季も圧倒的な強さで首位を快走していたはずが、まさかの大逆転を食らって完全な引き立て役に回った。勝っているときはいい部分ばかりが取り上げられたが、負け始めると重箱の隅をつつくように敗因を探られ、それによって工藤監督の好き嫌いによる選手起用、自らの指導法の押し付け、求心力の低下など多くの批判の声が聞かれるようになった。来季は勝負の3年目。ドラフトで田中正義(創価大)を引き当てたように、まだまだ“運”は持っている。


【ロッテ】伊東勤監督:75点
 今季も決して前評判は高くなかったが、やり繰りを続けながらシーズン終盤に執念の戦いを見せてAクラス入り。監督4年目の今季は、地に足を付けながら、かつ大胆な作戦でライバル球団を苦しめた。選手育成にも手腕を発揮し、特に田村を正捕手に育て上げた点は、高く評価できるだろう。年々、戦力は整ってきており、昨年のドラフト1位・平沢、そして今年のドラフト1位・佐々木千隼(桜美林大)が1軍で活躍できれば、さらに楽しみ。優勝争いの中での采配を見たい。


【西武】田邊徳雄監督:40点
 2014年6月の監督代行から、昨年は正式に監督に就任して4位。飛躍が期待された今年だったが、主力のケガに泣かされて一時は最下位に沈むなど優勝争いに絡むことはできず、9月に今季限りでの退任が発表された。選手には基本的に自由にプレーさせてきたが、不甲斐ない成績コーチ任せの采配、そして地味で話題性を欠いたことが物足りなさを助長した。気の毒な面もあるが、タイプ的には監督よりもコーチ向きだったと言える。


【楽天】梨田昌孝監督:65点
 シーズン終盤にNPB史上19人目の監督通算700勝を達成した梨田監督。就任1年目の今季は5位に終わったが、過去2年が最下位だったことを考えるとプラスに捉えることはできる。選手起用に関しても、開幕から打順をほぼ固定し、ブレイクした茂木を始め、オコエ、吉持、足立などのルーキーを積極的に起用。戦力的に整わない中でもしっかりと“梨田色”を見せた。劇的にチームに変化をもたらすことのできる監督ではないが、少しずつ前進していくことは確かだろう。


【オリックス】福良淳一監督:50点
 昨季途中の監督代行から今季は正式な監督としてチームを指揮したが、結果は4年ぶりの最下位。外国人がことごとく期待外れに終わり、シーズン途中から若手育成に方針を切り替え、若月や吉田正が頭角を現し、T-岡田も復活気配。この布石が、来季以降のチーム成績にどう反映されるかが重要なポイントになる。ただ、監督としては地味であることは間違いなく、“次”への繋ぎと見られている面もある。最下位という結果を鑑みても、合格点は与えられない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【セ・リーグ編】

【広島】緒方孝市監督:80点
 監督就任2年目で見事にチームを25年ぶりのリーグ優勝に導いた。ここ数年の選手たちの成長に、黒田、新井のベテランの奮闘などに助けられた部分があったにせよ、昨年の反省を生かして選手との対話を重視したチーム作りは評価に値する。何より、快進撃のキーワードになった「神ってる」の言葉を発信したのは他でもない、緒方監督なのだ。だが、日本シリーズでは再び監督としての経験不足を露。まだ信じきれないファンも多く、優勝監督としては低めの点数となる。


【巨人】高橋由伸監督:50点
 現役引退後、即監督に就任して新たな役割に挑戦。40歳の青年指揮官の下、新鮮味のあった開幕直後こそ好スタートを切ったが、次第に黒星が重なって勢いをなくすと、ベンチ内で険しい表情で腕組みをする姿ばかりが目立つようになった。采配自体も“待ち”の傾向が強く、一部で「コーチに丸投げ」、「ほったらかし采配」と揶揄されもした。それでも結果は2位。敗れはしたが、クライマックスシリーズ(CS)で見せた“攻め”の采配は来季への期待を抱かせるものだったが……。


【DeNA】アレックス・ラミレス監督:85点
 外国人監督、しかも監督経験のない指揮官に対する期待値はそれほど高くなかったが、シーズン序盤の反省を生かしながら徐々にチームの勝ちパターンを作り上げ、球団初のCS進出という結果に繋げた。その明るいキャラクターとは異なり、選手時代同様に緻密なデータに裏付けされた采配が特徴。若手の起用にも積極的だった点も評価できる。「監督は選手より有名になるべきじゃない」が持論。名監督となる要素は多く持ち合わせている。


【阪神】金本知憲監督:45点
 シーズン序盤こそ抜擢した若手が結果を残す中で白星を重ねたが、それも長くは続かずに6月以降は失速してBクラスの4位。金本監督が掲げた「超変革」も、結局は「若手を起用しただけ」だとも言えた。また、7月の藤浪に対する161球の“懲罰采配”も物議を醸し、各所で「謎」と揶揄されているドラフト指名も含めて疑念が高まっているのが現状だ。この“我慢”が来年に花開く可能性はあるが、今年の采配に限って言えば低い評価となってしまう。


【ヤクルト】真中満監督:60点
 昨季はチームの負け癖を払拭して見事に監督就任1年目でのリーグ優勝を果たしたが、2年目の今季は5位に沈んだ。その最大の原因が采配云々ではなく主力のケガにあることは確かだが、変事の時こそ監督の手腕が問われることも確かなはず。結果として反省点が多く残ったシーズンになった。自主性を重んじ、選手自らが考える野球を目指す真中監督。1年目の成功2年目の挫折。3年契約の最終年となる来季は、チームだけでなく監督自身にとっても真の力が試されるシーズンになる。


【中日】谷繁元信監督:35点
 2年間の選手兼任監督から今季は専任監督となったが、その期待とは裏腹に黒星ばかりが連なり、8月9日付で休養(事実上の解任)となった。戦力不足選手の実力不足がチーム低迷の最大の要因ではあるが、投手リレーのタイミングや送りバントの指示など、作戦面に関しての批判も多く、就任当初に期待された世代交代も思うように進まなかったのも事実。気の毒な面はあるが、「名捕手」=「名監督」の定説は、谷繁監督には当てはまらなかった。