下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

人的補償でなく金銭補償?? でも「高額外国人=活躍する」とは限らないから・・・今のフロントは短絡的に考えてそう。。。

FA流出の多い西武。
過去の補償については、
10ヶ年で見ると、次のような感じ

◇2007年
 (和田)人的補償で「岡本真」獲得
  →1年目は優勝に貢献
   2年目は戦力外
◇2010年
 (細川)金銭
 (土肥)海外。
◇2011年
 (帆足)金銭
 (ミンチェ)Cランクで補償無し。
◇2012年
 (中島)海外
◇2013年
 (涌井)人的補償で「中郷」獲得
  →活躍できず、もう居ない。
 (片岡)人的補償で「脇谷」獲得
  →活躍したけど、
   レンタル人的補償で
   返却済み(恥)
◇2015年
 (脇谷)Cランクで補償無し。
◇2016年
  (岸)補償????


10ヶ年で岸を入れないと9人流出。
海外、Cランクを除くと5名が補償対象となり、
2名が金銭補償のみ、3名が人的補償で対応。


その人的補償の場合、
・岡本真は1年目に活躍して優勝に貢献したけど、
 翌年不振で戦力外。
・中郷は全く活躍できず、戦力外。
・脇谷は活躍してくれたけど
 結局レンタルだったので返却。



人的補償では、岡真、脇谷の一瞬の活躍はありましたが、
全体的に考えると、いい思い出はあまり無いですね。。。


今回、岸ロスに伴う補償については、
金銭補償を狙って、
その岸マネーで外国人を雇う方向性
のようですね。
(相手が提出する補償対象名簿次第でしょうが・・・)



<記事転載>
 FA宣言して楽天に移籍した岸の補償について、西武の球団関係者は「(人的補償の)プロテクトのリストを見ていないので何とも言えないが、金銭補償で外国人獲得の資金にすることが現実的かもしれない」と明かした。
 年俸2億2500万円の岸はAランク選手で、金銭のみ(年俸の80%)の補償を求めた場合は1億8000万円。鈴木葉留彦球団本部長は「外国人補強を考えている」と話しており、新外国人を獲得する上で「岸マネー」は大きな資金になる。


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今回、期待薄のクズリストからなら
人的補償で選ぶより、現生の方がいい!
という考え方はわかります。


今回の補償については、Aランクのため、
(1)金銭補償(旧年俸の80%、今回1億8000万)
(2)人的補償1名および、
     金銭補償(旧年俸の50%、今回1億1250万)
です。
(1)と(2)の金額差は約7千万円。
(2)の場合、
それに人的補償1名の年俸がかかります。


もし松井稼頭央を補償で獲ったら、
年俸が7千万円に落ちたので、
(1)と比べれば1億4千万円の差なので、
外国人を1名雇えます(場合によって2名?)。


ただし、柿澤のような若手なら
年俸が1千万円以下でしょうから、
(1)との差は8千万円以下となります。
これだと外国人を1名雇えるかなぁ?
というところでしょう。


まあ松井のような高給取りは別として、
若手ならその差は1億円に達しないですから、
人的補償で1名もらってもいい気がしますが。。。
それでも年俸50%(1億1250万円)は
収入になるのだから。。。


人なら、後々にシーズン途中でも、
トレードとしての駒になるかもしれませんし。。。


そんなに金欠なのか?
ライオンズは自転車操業なのか?
という印象です。


確かに支配下選手の人数枠の問題はあり、
キムショーが支配下に戻れば
枠に余裕無くなりますけど、
そもそも今年、この成績なのに、
頭打ちの中堅処を戦力外にせず温存しすぎ
という印象はありますし、
あとはトレードにも消極的すぎます。


トレードによる戦力の入れ替えを
積極的に行うべきであり、
運が良ければ、相手1:西武2などの
わらしべ長者のようなトレードを狙ってもいいし。。。


また次年度以降にFA流出の危機にある選手を
含めた大型トレードをしてもいいし。。。



話は反れてしまいましたが、
「岸マネー」で新外国人を雇う
という考えは、
補強方法の考え方の1つとしていいと思います。


今回1億8千万円あれば、
先発タイプ2名を招聘すること
はできます。


メジャーで◆勝の38歳とか
招聘できるでしょう。


ただ招聘補強意味が違いますから、、、


そもそも外国人による補強は
ある意味、ギャンブル的補強ですから。。。


今年はバンヘッケン、CCリー、ポーリーノと
招聘しましたが、補強にはなりませんでした。
バスケス、メヒア(投手)もそうでしたし、
郭シュンリンも今のところは招聘状態のままです。


これは、私自身の杞憂かもしれませんが、
なんか、今回、フロントサイドは、
岸クラスが流出したから、
その穴を埋めようといって、

また最近の外国人投手は
中途半端なレベルだから失敗したと誤解して、
メジャー級の高級外国人なら期待できる、
高い金額を支払えばいい外国人を期待できる
とか短絡的に考えてそうな
気がしてならないのですが。。。


「高額外国人=活躍する」
とは限りません
からね。


きちんと見て性格まで分析し、
日本でやれそうと判断した結果
ならいいですけど、
お金ができたからといって、
短絡的に肩書ばかりで判断
しなければいいですが。。。


外国人の場合、
実績や技術的な実力も評価対象になりますが、
よその国に来て馴染める性格なのか?
図太く、ある意味、鈍感な性格なのか?
(強欲、がめついとは違います)
ある意味、融通性がきく柔軟な性格なのか?
そういうことも考えながら
とにかく日本に馴染んで適合し、
実力を十二分に発揮できるタイプ

かどうかを判断して採用しないと。。。


ポーリーノや郭シュンリンのように
神経質、やわな精神力では厳しいです。


もちろん、球団側が
来日後に馴染める・適合できる環境づくり
をきちんとすることも必須です。


今のフロントは、
・その場凌ぎばかりの短絡的な対応ばかり、
・目先の得ばかり見据えての対応ばかり
という印象があり
・理念・信念に基づき、
 広い視野で、長期的な視野で
 賢く対応できているのか?
優先すべき課題およびその本質的要因を捉え、
 それを鑑みた適切な対応ができているのか?
というと、相変わらず懐疑的です。


やはり諸悪の根源となっている
鈴木葉留彦本部長の継続的君臨、
鈴木葉留彦王国のフロント体制

葉留彦派閥を守るための保身体制
ここ、フロント体質を改善しない限り、
変わらないんでしょうね。。。


でも、今回「金銭補償を狙う」と宣言しつつ、
実は楽天のプロテクトに油断させる?!
という作戦だったら、
少し見直しますが。。。


まあ今のフロントは、
駆け引き下手、交渉下手ですから、
そんな深く考えてないでしょうか。。。


いかんせん、あの本部長、
アホみたいにペラペラと
しゃべることが好き
ですからね。


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(追伸)
今回、人的補償で松井稼頭央を獲得というのは、
めちゃめちゃ実現性低そうですね。
もしプロテクトが外れていても
単に来年活躍は難しいという評価のみ
西武は獲らないだろうし。。。


個人的には、
松井稼頭央の出戻りを
望んでいますが。。。


もし松井稼頭央を獲得することができたら、
確かに来年以降、現役としての大いなる活躍
期待するのは酷ですが、
若手の意識改革・精神的支柱になる?
 よその野球を知っており、厳しさも伝わる?
将来の指導者候補として先行投資になる?
西武に残りたいという雰囲気の強化になる?
 生涯西武で最後まで現役を全うすると、
 たとえ一時的に出て行っても最後は戻ってくると
 (特にメジャー挑戦の場合等に備えて)
 いいことがあるぞ!という事例づくりになる?
 ※例えば、最後に立派な引退式を挙げてやり、
  引退後も指導者・フロント職員等の職があるなど
  安心感のある球団!というイメージ強化
◇松井グッズ等により、
 別のビジネス関係でプラスになる?
◇松井を手放すことになった場合、
 楽天の精神的支柱を低減させる?
 楽天の顔を潰すことにつながる?
 ※楽天は外様功労者を
  プロテクトから外した
   ↓
  最後まで面倒見ないぞ!
  という不安を楽天選手に
  極僅かでも煽ることができるかも?
などの
メリットがあるかもしれませんよ。。。


まあ、松井が出戻ってくるということは
九分九厘なさそうですが・・・