下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

②嗚呼、郭俊麟も大炎上!

今日、WBCのA組では、
チャイニーズタイペイがイスラエルと対決し、
先発にライオンズの郭俊麟が登場しました。


生では見られなかったので、
Jsport2の録画再放送を見ました。
解説を聞くと、郭俊麟は
チャイニーズタイペイのエース的存在
のようです。


しかし、イスラエルは
ほとんどがアメリカ在住のメンバー構成で
メジャーや3Aで活躍する選手もいて、
前日の韓国撃破で勢いに乗り、
侮れない存在になっていますが、
とはいえ、郭俊麟、
連打連打の嵐で大炎上し、
結局、1イニング踏ん張れず
ノックアウトに!

では、さすがに残念ですけど、
話になりませんでしたね。
(ロッテのチェンも今一つでしたね)


郭俊麟の全投球内容は最後に示します。


さて、郭俊麟の内容については、
まず先頭打者に7球投げて、
何故か全てストレート
で叩かれています。


2人目、3人目とも
初球のストレートを叩かれる。
完全に1人目のストレートを
7球連続で見ていただろうから
タイミングも見抜かれていましたね。


しかも1~3番の3人とも
ライト方向に引っ張られる形
相手を完全に舐めている配球でしたね。
さすがにそれでは打たれますよ。


しかし、気になるのは、
先頭打者の最初の3球が
立て続けにボール外れた
ことから、
郭自身がガチガチになって
力みまくってしまていたから、
その状態を和らげようとして、
とりあえず「ストライクに投げろ!」
「考えずにど真ん中に思い切り投げろ!」
という意味で、捕手が誘導して
全てストレートという配球になり、
結果、高め又はベルトの高さで
打たれてしまった!
ということかもしれません。


↓捕手はど真ん中に構える。


今までの郭俊麟は、
ガチガチになってしまうと、
もう何も見えなくなって
一杯一杯になり、
力みまくってガタガタに陥る
(ある意味、パニック症候群
おそれがあり、
そのような精神的にもろさが欠点であり、
一杯一杯になっていた中、
清田に危険球を投げたときも、
もう頭の中が真っ白で
本人もわけがわからなくなっていましたからね。
(ある意味、事故を引き起こしてパニクる感じ)


とにかく、郭俊麟の場合、
精神的なもろさ
→動揺(ざわ・ざわ・ざわ)、恐怖・不安
→萎縮、力む、バランス崩れるフォーム
→制球定まらない
→自滅!嗚呼。。。
というイップス的なサイクルケースが多く、
そのようなもろさが
致命的な欠点になっていること
を否めません。


一方、今日の試合は、
最初からそこまで酷い感じに
なっていたわけでもなく
先頭打者の1~2球目は、
低めなどを投げようとして力んで外し
3球目は内の低めを大きく外し、
本人、思いっきりガックシという表情↓。


先頭打者の1~3球目では、
低め等を投げたくとも、
リリースポイントも違っており、
フォームのバランスが相変わらず悪く、
ストライク入らず、ガックシ来たところで
とにかく力まずにストライクが欲しく
4球目以降、真ん中を意識して痛打!
という感じで、、、

それでも、先頭打者を出したときには
まだまだ表情に余裕さがあって
気力は大丈夫そうに見えました↓。


しかし、次の2~3人目には、初球を狙われ
考える間も与えられず速攻攻めを食らって、
「あれれ??気づくと2点失っている」
という感じで、呆然とし始めましたね↓。


で、次の4人目には、
チェンジアップ、スライダーを
織り混ぜながらアウトローを攻め
ストライク先行で3球で
追い込んでいたけど、
5球目でワンバウンドして
捕手が前に落としてまったからか?
ランナーも背負っていた分、
暴投を怖がって気弱になったからなのか?
6球目ど真ん中に緩めの球を置きに行って
(完全に腕だけで投げた形)
甘くなったところをセンター方向に痛打されると、
欠点であった精神的なもろさを露呈しましたね。
痛打後の表情↓


5人目には、
初球がアウトローのチェンジアップが入り、
2球目は高めの外れ球をファールにしてもらい
一応、2球で追い込む形になり、
最後の5球目はアウトローぎりぎりに
入ったのを見逃してもらい、
見三振で、ようやく1アウト。。。


ただし、5人目のときは
逆球など捕手の構えとは違うが多く、
たまたま荒れ玉が武器になった
という感じですね。


一応、7人目には
思ったところに投げることができ
見逃し三振で2アウト目を奪います。


しかし、6人目、8人目で
ベルトの高さの外目を痛打され、
そこでノックアウト!


終わってみれば
打者8人相手に
被安打6、自責点4で
1回耐えきれず・・・


彼は、確かに外国人枠だけど、
大卒で社会人1年目のルーキーで、
知らない外国でやっているのだから、
長い目で見ていく必要はあるのですが、
もう今年で3年目であり、
さすがに崖っぷち。
もう結果を出さなければ
リリースはやむを得ない
という年です。


ただ、この大舞台でいい経験を積み、
自信を付けて
戻ってきて欲しかったですが、
現時点においても、
欠点を克服できていない、
昨年からあまり成長していないように見え、
今後、根本的に改善していかないと、
厳しそう
ですね。