勝手に考えてみた『2017年・西武の布陣(私案)【投手編1(先発)】』6月までの先発布陣(私案)も記載。
「もういくつ寝ると、開幕戦♪」
野球ファンにとって
待望の開幕戦まであと少し。
ワクワク感が出てきます。
各チーム、そろそろ布陣を整えて
開幕に向けて万全の準備を
進めている頃です。
ライオンズでも先発ローテには、
雄星、多和田、野上、ウルフが当確し、
残る1席を十亀、光成、ガルセスが争い、
まず十亀が脱落した、、、
などと報道があり、
そろそろ確定してきます。
ただ、勝手ながらですが、
今年の西武の布陣【投手編】について、
ここで私案(希望的妄想案)を書いてみます。
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ところで、
まだ新外国人などがわからない時点の
昨年11月末に、勝手に考えてみたときは、
次のとおりでした。
<昨年11月末時点の私案の概要>
◆先発陣
雄星、牧田、多和田が中心柱
野上、光成、ウルフ、新外国人が2番手集団
(試合を作ってくれる先発)
◆抑え・セットアッパー
まず増田
※ただ、長いシーズンを通じて
増田一人に頼るのも無理があるので、
ソフバンのスアレス、サファテのように
8回、9回の絶対的守護神という形も見据え、
武隈、野田、大石、
ブライアン・シュリッター(使えれば)
◆その他中継ぎ
左腕では、小石、南川
右腕では、藤原、豊田
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さて、開幕が近くなったので、
もう一度、精査して布陣(私案)を考えてみます。
でも、今回の修正私案については、
昨年11月末の私案から
大きくは変わらなさそう。。。と思います。
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◆先発勢について
最後に開幕から6月までの先発投手を
勝手に布陣した日程表を掲載します。
【基本方針】
◇6人体制を基本とします。
・開幕からしばらく5人体制でもいい
日程がとなりますが、ウルフなどは
ゆるいローテにした方が安定し続けます。
・ウルフは年齢的な面と肘に爆弾を抱えて
いますから、通年で安定して働くことを
見据えると、余裕のあるローテがベター
です。
・開幕から6人で考えることにより、
警戒すべきカードソフバンや日ハム戦も
柔軟に対応できます。
・確かに「いねぇんだよ!」という気持ち
もわかりますが、
優勝するには6人体制
を前提に駒を用意下さい。
(2人や3人で1人前でもいいですから。)
◇中6日以上は開けること。
・昨年は中5日は当たり前で、
序盤から中4日とかありました。
・短期決戦や終盤の優勝争いならともかく、
シーズンは長いわけで、その長い期間を
どれだけ安定して勝っていくか?がカギ
ですから、コンスタントに勝つために
必須事項です。
(特に夏を如何に乗り切るか)
◇中継ぎも重要ですが、
先発を第一に考えること。
・今まで中継ぎが崩れ、逆転負け!という
苦汁を何度も舐めさせられ、中継ぎ陣の
重要性を思い知らされています。
・また「魔の6回の被ビックイニング」も
多々あり、そこで交代できなかった後悔も
多く、中継ぎ陣の充実も必須です。
・でも、たまに終盤に逆転勝ち!というケース
もありますけど、終いの抑え布陣が確立している
現代野球では、そこで攻略するのが難しく、
序盤からセーフティーリードを守る方が基本
であり、そのためには、投手陣にとって
先発が試合を作ることは最重要事項です。
(もちろん打撃陣が点を入れることが必要ですが、
投手陣は相手に大きくリードされないことが必須)
今年、優勝していくためには、ハムも居ますが
やはり強敵・ソフバンを倒さないとダメです。
そのため、ソフバンを見て話を進めます。
下記は昨年のソフバン戦でのイニング別得点です。
ソ 西 ソ 西
1回 0.30 0.27 6回 0.91 0.55
2回 0.35 0.55 7回 0.52 0.45
3回 0.78 0.14 8回 0.43 0.32
4回 0.91 0.91 9回 0.21 0.32
5回 0.61 0.18 ※2016年の回平均
これを見ると、
西武は7~9回の得点が少なく、
一方、3~6回に失点が多いです。
すなわち、先発が点を許しつつ、
最後はソフバンのストッパー陣に
抑えられて、敗戦。。。という形です。
こうなったら、
西武の中継ぎ陣は役に立ちません。
そもそも、昨年のソフバン戦の場合、
スアレス、サファテの二枚看板守護神の存在により
野球は9回やるけど7回までにリードすることが
勝つための必須条件です。
(今年はスアレスが不調らしいけど)
7回までに3点差離されたら勝ち目は薄いです。
(1度だけ不調サファテからサヨナラ有ったけど)
それ故、打撃陣も点を取りにがんばるけど、
投手陣はリードを許さない展開に持ち込む
必要があり、そのためには先発が鍵になります。
それ故、
まずは試合を作れる駒(高QS、HQS)を
QS、HQSを見込める計算の立つ駒を
とにかく先発陣にかき集めることが必須です。
その次に中継ぎ陣の充実を図ることです。
あくまで考え方の軸は
中継ぎではなく先発の方に置くのが基本です。
ただし適材適所への留意は必須です。
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そこで、論じられるのが、
賛否両論のある「牧田論」でしょう。
牧田を先発で使う?
ストッパーで使う?
どっちがいい?
思案のしどころです。
勝手な個人的考えでは、
◇計算できる先発が6人揃うなら、
牧田は今まで通りストッパーで、
◇揃わないなら、視点を変えて
先発を視野に入れるべき
と思います。
牧田のストッパーとしての活躍は
昨年や1年目、WBCの働きを見れば
確実に見込めます。
ただしストッパーとして使うなら、
昨年のような「あれも・これも」ではなく、
勝負処を中心に使い、
確実にその場面を切り抜けるよう
そこに集中してもらう使い方が必須です。
もう一つ気になるのは、
牧田へおんぶに抱っこでは、
決して優勝は、チームの底力upありません。
増田だっていい年になりかけだし、
トモミも計算できない状況ですから、
チームの底力アップのためには、
大石や野田ほかもろもろの中から
ストッパーが育たないと厳しいです。
一方、牧田を先発に回す場合、
ある程度、試合を作ってくれる計算
が立ちます。
先発陣の組み立てもだいぶ楽
になります。
ただし、次の課題が残ります。
・1年以上、先発をしていないので、
WBCの疲れ+先発への慣れ調整必須のため
先発ローテ入りできるのは早くて5月から。
・先発としては意外と微妙な実績しか無い。
2012年13勝9敗 防2.43 QS率66.7%
2013年8勝9敗 防2.60 QS率65.4%
2014年 8勝9敗 防3.74 QS率65.4%
2015年 6勝10敗 防3.70 QS率66.7%
やはり牧田の長所は制球力等もあるけど
最大の売りは「変則投げ!」
このため、何巡もあたる先発より、
いきなりポッと出で、前の投手と違う
タイミングになる中継ぎの方が
本来、力を発揮できることを否めません。
でも、QSって当てにならない指標ですが、
3試合に2つQSを確保できるのは心強い。
昨年の西武のQS率は、高い順に
岸:78.9%、雄星:77.3%、ウルフ:75.0%、
野上:44.4%、光成:42.1%、多和田:38.9%
優勝した2008年の西武のQS率は、高い順に
岸:69.2%、帆足:69.2%、涌井:60.0%、
石井:52.0%、許:50.0%、西口:42.9%
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【先発陣(私案)】
◇既に報道があるとおり、
誰もが考えても、
雄星、多和田、ウルフ、野上
はローテ入り当確は当然です。
※彼らが沈んだら、確実に西武は轟沈します。
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◇6名体制を基本とすると残り2名が必要。
報道ではガルセスと光成が濃厚のようです。
まあガルセスは良いと思いますし、
彼の本来の課題はオープン戦では無く、
本気の公式戦で研究されてからも
使えるか否か?を見極めることです。
見極めるには早いに越したことはなく、
優勝争いのシーズンにするには、
5月前半までに見極めが必要です。
現時点の評価(オープン戦は予備試験)を
クリアしているのだから、
上記のことを鑑みると、
開幕からローテに入れて
本試験を受けさせた方がいいです。
一方、光成については、
先日のソフバン戦で
ぐちゃぐちゃ、なよなよ考えず
開き直って攻めの気持ちで
思い切り投げることができ、
気持ち一つで変わることを示しました。
彼の場合、高い素質を有するため、
気持ち一つでもの凄い活躍をしても
おかしくはありません。
しかし、元々、軟弱なメンタルがネックで
それが先日のソフバン戦1つだけで
「解消された!先発もOK」
と判断するのは早計です。
甲子園では先頭打者HR浴びたのが
響いたところもあり、
逃げの気持ちが強くなって
変化球が多くなり、自滅しました。
ソフバン戦でも、
柳田に二塁打を痛打された後、
二死二塁の状況で打席・明石に対して、
1つもストライク入らずの四球を
簡単に与えています。
一応、最後の上林に
内角低めをズバっ!と決めて見三振を奪い、
結果的にこの回を0点に抑えましたが、
明石の投球あたりを見ると、
まだ完全に開き直れていない。
昨年までもそうですが、
何かあれば、すぐに脆く崩れて自滅
というパターンが多く、
その懸念はまだまだ残っています。
そいう問題は気合いで
何とかなるものでもありません。
今の状況でローテに入れても、
もっと厳しい勝負になる公式戦では
同様の窮地が訪れるでしょうし、
状態はもっと悪化するかもしれません。
ここで焦って開幕ローテに入れるよりも、
じっくりと土台を作り直した方が
本人のためにもなるし、
チームのためにもなります。
まあ下の2軍監督にも問題もありますが、
じっくり土台を下で作りながら、
夏季になれば、へばってくる選手が
必ず出てくるので、そこで入れ替わって
活躍しても遅くはありません。
場合によっては、相手の情報が足りない
交流戦あたりから復活し、
そこで好成績をおさめて自信につなげ
後半戦に挑んでいくこともあると思います。
ただし、そこに1つ課題を残すのは、
「光成自身も暑い夏に弱い」ということ。
そこは本人が体質改善を図るしかないのですが、
「夏に弱い」ということを鑑みれば、
神経を使う1軍で開幕から使っていって
苦手の夏に疲れが蓄積するより、
疲れを溜めずに夏を迎えてから
疲れを気にせず上で使った方が
後半の活躍が期待できます。
でも2軍監督に酷使され続けたら
この戦略はおしまいですけど。
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となると、ガルセスのほかにあと1名は、
「牧田」と言えば、
それでコンプリートです。
でも牧田が先発で行くとしたら、
WBCでの疲れもあるだろうから
4月に先発で使うのは絶対NGです。
そんなところで無理使いすれば、
今年一年、牧田が戦力にならなくなる
懸念が大です。
じっくり先発として下で調整しつつ、
若しくは登板決め打ちで
2~4イニングの中継ぎをこなしつつ、
(でも調整最後は下で先発をやる)
上でローテに入ってからは、
まずイニングを徐々に増やす形
から始める必要があります。
日ハムの増井の場合、下に落ちている間、
どうしていたか知らないけど、
6月末に抹消され、8月頭に戻ってから
先発に変わり、イニング数は徐々に
5回→7回→7回1/3→9回増やしています。
となれば、開幕時点からは、
やはり牧田以外でもう一人必要です。
そこに誠や佐藤、佐野などの若手が
出てくればいいのですが、
現時点で若手で期待できるのは
本田くらいです。
まあ先日、9日の広島戦、また教育リーグの
14日巨人戦で打ち込まれており、
もう一皮剥けたいところですが、、、
使いながら育てても良いと思います。
でも、上で5イニング投げれるか?
の心配・疑問がありますから、
まだローテに入れるのは厳しそうです。
それならベテラン岡本洋は?
確かに9日のDeNAとの教育リーグで
6回投げて1発込みの4被安打1四球で
自責点2と微妙な成績を残しましたが、
その前の4日巨人戦では1イニングを
冷静沈着にあっさり片付け、
その後の19日日ハム戦では、
6回パーフェクトの成績を残してます。
第二球場の4日巨人戦で観たときには、
1イニングでしたけど、
だいぶ落ち着いてきた感があり、
上で試す価値がありそうな印象でした。
もちろん、岡本はA級投手ではなく、
シュート回転が顔を出すとヤバく、
まあ防御率は4点台を覚悟しますが、
(相手見ての登板なら、3点台突入も?)
そこそこの活躍を見据えるなら、
先発でも、第二先発でも、中継ぎでも
使い方に幅のあるタイプです。
1軍でのデータは古くなってますが、
比較的、相性の良いオリックス戦※を
中心にしたローテを組めば、
頭数として期待できるかもしれません。
※2014~2015年でオリ戦に
4先発9救援で33回1/3投げて防御率0.808
残り数少ないオープン戦で
使って試してみてどうか?はありますけど、
今の台所事情を考えると、
経験のある岡本を
6人目の先発として選びたいですね。
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以上のことから、
雄星、多和田、
野上、ウルフを軸に、
ガルセス、岡本を加えて
で先発を回し始めていく。
という私案でまとめます。
その後は、上記6名や
牧田や本田、その他もろもろの状態
も見ながら変えていく形でしょう。
上記の私案を基に
開幕から6月までの先発を
勝手に書いてみました。
それを最後に示します。
引き続き、中継ぎ陣や打撃陣も
書いていきたいですが、
長くなったので、
改めて書くことにします。
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【開幕~6月までの先発(私案)】
※完全に勝手に決めた個人的見解・妄想案
ですのであしからず。
(すでに開幕2戦目から、報道の予想と違いますけど)
※今年は、楽天など強くなっているかもしませんが、
一応、警戒すべき相手はパでソフバン、日ハム、
セで広島、巨人と考えて、そのカードにはなるべく
チーム内の実力者(雄星、多和田、ウルフ、牧田)や
相性が比較的いい者(野上)
をぶつけていくローテで考えています。
※もちろん、
雄星、多和田、ウルフ、牧田だって
相手との相性はありますけど、
それを考え出すとソフバンと当たる人が
いなくなりますので。