下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

愚行

今日からホームで日ハムの3連戦。


その前に、、、

今週のオリ戦で

超攻撃的オーダーを狙って

森君がスタメンで

マスクを被る?!とか・・・


本人は捕手として入団し、

巨人の阿部のように

打てる捕手になりたい

という願望があるでしょうから、

モチベーションが上がる???

かもしれないけど、

先日のポロポロとしたミスで

ガチガチ頭一杯になる方が大きいのでは?


フロントによる株主対応

あるでしょうが、

「超攻撃的オーダー」って、

現場の短絡的な考えが諸悪の根源!

としか思えません。


スタメンの段階で

森君を出すのは、

試合始めから

攻撃力アップのために、

大賛成です。


でもそれは、

ライト、森

ということが前提です。

(おかわり君が出なければDHもあり)


高校野球の立場と、

プロ野球の立場では

捕手の求められるレベルが違います。


高校野球もデータは必要でしょうが、

同じ相手ばかり、

しかも油断ならない一線級の

相手と戦うプロ野球では、

データが如何に重要で、

そのデータも日々更新され、

おまけにとっさの判断、

その都度その都度の心理的戦いもあり、

捕手にはそれが求められます。


他の守備は1軍でも鍛えれます

だから金子のサードはまだ許します。

しかし、捕手は投手にも影響するので、

基本からなら、また今の森君のレベルなら

まずは2軍から鍛えるべきです。


捕手はただ投手の球を

捕る壁じゃありません。

まだ試合の中でアクシデント含み、

誰もマスクを被れる人がいなくなり、

緊急登板はやむを得ないけど・・・

(熊代だってそれは大丈夫)


キャンプのときに見切りつけた

と思ってましたが、、、

そのときも二兎を追えなかったですよね。


正直申して失礼ですが、森君は

器用に二兎追えるタイプ

ではない、と思われます。

しかもプロ野球として、

捕手兼強打者と双方極めるタイプ

とは思えないのです(失礼ですが・・・)

多分、ガチガチの頭一杯になり、

打撃力ダウンとなり、

超攻撃的オーダーにならどころか、

どっちもつかずの懸念大です。

まだ熊代くんの方が見込みありますよ。。。


本人が希望してるかもしれませんが、

プロ野球チームの中で育成を図るなら

本人の適性・能力を重視して

行うべきです。


確かに若いから

大卒デビューと同様と思えば、

修業期間(2軍中心)に

あと1~2年は使えるでしょう。

これは大谷君の二刀流の場合もそうでした。

しかし、彼は天性もあるでしょうが、

並々ならぬ努力をしつつ、

球団からの完全な体制によるバックアップがあります。

※森君の二兎と大谷君の二兎を比較するのは、

 大谷君に失礼ですが・・・


球団の方針も場当たり的で、

本人の適性を考えたとき、1~2年後に

強打者の捕手になれるかは疑問です。


また本人も既にスター化しているだけに、

その上、本人の性格を加味して、

あと1~2年を2軍中心の

下積みに集中させて、

彼が精神的に耐えられますか?


元々、大物になる器をもちながらも、

最後は打、守でどちらもつかず、

結局、1~2年してコンバートになり、

そのときになってコンバート先の技術を磨く

では、本人が可哀想です。

またその1~2年を今までのように

捕手やライトを行ったり来たりだったら、

もう最悪です。


しかも西武の4番おかわり君も

年齢的に下降線であり

その後継者が早急に必要な中、

森君はその資質が十分あるのに。。。


また彼のライトは、

肩もいいし、

動きもいいものがあるから、

(今はまだまだですが、)

練習次第で捕手よりも

十分モノになります。


それこそ残り50試合を

スタメンで固定して使い、

高い意識をもちつつ、

毎試合毎試合を大事に

反省しながら学んでいけば

確実に上手くなります。


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目指すは、和田さんタイプであり、

西武にはその貴重な経験事例があるでしょ。


確かに当時は名捕手・伊東さんの存在により、

和田さんの打撃力を活かすためのコンバート

ということはあります。

また和田さんも

3年程度は捕手も見据えましたが、

途中から外野をやってなかったでしたっけ???


とにかく西武には既に

和田コンバート→大成功!

といういい参考事例があるじゃないですか。


森君も前述の通り、

残り試合の中で励めば

来年の今頃には

和田さんのようになっていても

不思議ではありません。


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また西武には田淵さんの例

あるでしょう。

それは当時、現役で一緒だった

鈴木葉留彦本部長がご存じのはず。


田淵さんは

阪神で打てる捕手として

活躍していました。


ライオンズに来てからは、

(確かにパリーグはDHがありますが、)

たまにマスクをかぶっても、

基本的に捕手じゃなかったです。

広岡さんに

「打てても守れない選手はいらない」

と言われたときも、捕手ではなく、

ファーストを熱心にやってました。

当時の選手登録も内野手じゃなかったかな?

小さいとき見た選手名簿の

記憶だから不確かですが。。。


いくら守備を熱心にやっていても、

田淵さんに

求められたのは打撃力です。

だから、それは

元々捕手の守備が上手くない中、

捕手をやらせることに伴う負担により
打撃力を下げるというのは
愚行そのもの

と考えていたからではないでしょうか?


当時、名捕手・伊東さんは当然いなく、

野村さんも年齢的なものもあって

半分くらいしか出ていなく、

2年目から大石さんが入団するけど、

ほかには大した捕手は居ませんでした。


それでも、

田淵さんを捕手にしようという愚行

を行う人はいなかったと思います。


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いずれにしても、

森君の適性や

そして将来の4番として

大いに期待できる素質

を考えると、

また他の投手への影響

(投手の成長阻害)

も考えると、

森君を捕手スタメンというのは

愚行そのものであり、

これからも捕手として

育てることは

残念ですが、賛同できません。


なお、今回、光成と組ませるのは

「同世代で息があうかも」

というもくろみがあるようですが、

小学校1年生の学芸会

にならなければいいですがね。。。


もし本気で捕手として育てたいなら、

岸のような

しっかりした投手と組ませるべき

です。

ソフトバンクも和田が

若手捕手を育てているように・・・


一方、若い投手の場合は、

ベテラン捕手の方が

成長するでしょ。。。


でも、万一、

ジャンボと組ましたら、

ジャンボはきっとブチ切れるなぁ・・・

バスケスは喜んで引き受けてくれそうだけど