下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

明日からは前回3タテ食らって借金嵩ましてくれたオリックス金融との戦い。なかなか打てないライオンズ。

火曜日の日ハム戦では、
十亀がだらだらと投げることになり、
結局、日2ー1西で点も獲れずに敗戦。


辻監督のコメントでは、
「十亀は序盤もったいない、
 5回で100何球も投げてリズムできないでしょ。
  踏ん張ったと言えば踏ん張ったが。
  攻撃にも影響するよ、リズムが大事だから。


確かに守備の時間も長くなれば、
野手陣にとっては、
集中力も維持できなくミスをしたり、
モチベーションも低下していき、
打撃のリズムも崩れて打てなくなりやすい

というのは十分理解できます。


ただ、ライオンズ打線が打てないのは
「リズムの悪さ」が主要因?
というと、それは疑問に思います。


ライオンズの打線については、
浅村、おかわり君、メヒアと言った強打者や
年間安打数の記録を持つ秋山などから、
やはり「強力打線!」という印象、
相手球団や相手ファンから見ても
「西武打線は1発があるから脅威」
というイメージがあるでしょう。


でも我々ライオンズファンから見ると、
「あと1本が・・・」という印象の方が強く、
同じ苦手投手(天敵)に何度もやられているから、
今のライオンズ打線=強力打線
胸を張って言い切れない悲しさがあります。


現在、西武は31試合を消費し、
14勝16敗1分けのチーム成績であり、
得点は135とリーグ3位、
打率は0.252とリーグ3位(かろうじて)
本塁打は29本とリーグ3位、
盗塁は23個とリーグ2位という感じです。


また次に31試合の結果一覧を示します。
(勝負、スコア、打撃成績、相手先発等を記載)
※プロ野球ヌルデータ置き場2017年度版さんの
 データから抜粋しました。


この結果を見ると
1試合平均の得点が4.4点8.6安打。
(※表中の値は小数点1が四捨五入されています)


16敗のうち1点差負けが5試合あります。
逆に1点差勝ちは14勝のうち3試合。
また5点差勝ちは14勝のうち9試合もあります。
すなわち、
競り合うと負けやすく勝つときには大差
の傾向にあります。
競馬で例えると、
ぶっちぎって独走するときは分良く突っ走り、
相手と併走で競り合うことになると
勝負根性が乏しいので簡単に競り負ける
という馬の印象です。


そして着目したいのが
西武の得点が3点以下の試合です。
その試合は全31試合のうち
16試合(全体の52%)もあり、
その勝敗は2勝13敗1分。
まあ投手陣の問題もありますが、
早い話、
4点以上得点しないと
勝つのが難しい

ということになります。


そのような西武の得点が3点以下の試合
における相手先発を見てみると、
メンドーサ、ディクソン、松葉(2度)、
和田、二木(2度)、涌井(2度)、
辛島、金子千尋、唐川、東浜、美馬、
岸、加藤となっております。


メンドーサ、ディクソン、松葉等の天敵、
和田、涌井、金子、岸等の各チームのエース級と
それなりの先発投手が相手だと
安打数は稼いでいても、得点は3点以下となり、
試合も負けやすくなっています。


しかも、二木、東浜、美馬、岸、加藤等
新たな天敵になりそうな雰囲気があり、
いずれ石川、武田等の本家天敵も復帰するときに
さらに苦しくなる懸念が十分あります。


結局、ライオンズ打線は、
高実力の投手に弱く、低実力の投手に強い
という、タケちゃんマンのような性格です。


※遠い星から やって来た♪
 ひょうきんマントをなびかせて♪
 今日は吉原、堀の内♪
 中州、すすきの、ニューヨーク♪
 強気を助け、弱気を憎む♪
 T.A.K.E. たけちゃんマン♪
 T.A.K.E. たけちゃんマン♪
 行くぞ 我らの たけちゃんマン♪



Takechan


早い話、ライオンズ打線は
当たったら大きいけど、
当たらなければどうということはない
という感じであり、相手投手から見ると
うかつに気を抜かなければ、
比較的、料理しやすいタイプに見えると思います。


機動戦士ガンダム第2話「ガンダム破壊命令」の中の台詞
ビームライフルを装備したガンダムに対して、
「スレンダー、来たか。敵のモビルスーツの後ろへ」
「しょ、少佐、武器が違います。あの武器は自分は見ていません」
「当たらなければどうということはない。援護しろ」



結局、ライオンズ打線の貧弱さは、
◇「好球必打」の方針で選手任せ。
 終いには大振り・振り回しのブンブン丸攻撃
◇野村ID野球の申し子の名コーチ等が好む
 早打ちによる淡泊な攻撃
現場首脳陣に
 上記2つ以外に策が無い懸念が大
◇点ばかりで線にならない打線
 特に下位打線の脆弱性の未改善
◇「1点を大事に獲りに行く」と言う割に
 目立つのは手堅い攻撃よりも雑な粗い攻撃
◇「全員野球」を推奨しながらも、
 代打を出さず、下からも上げず。
 ベンチでお休み、2軍でくすぶるパターン
   上本はコーチでしたっけ??? 
 ブランクがあるだけに腐ったミカンのように
 実戦感覚もだいぶ衰えてませんか?
 ※育成のつもりもあるでしょうが、
  あくまで守備面を重視しての起用。


などなどというようなところが
響いているように思えるのですが。。。


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さて、明日からはオリックス戦です。
前回、3タコを食らっているだけに、
明日以降はその借りを返上したいところ。


しかも、オリックスは福岡でソフバンに
3タテを食らっているだけに、
ホームに戻って気を引き締めて
西武に対峙してくる
でしょうから、
西武もオリから勝つのは
そう簡単ではないでしょう。


オリックスの先発陣は、
天敵のディクソン、松葉、
エースの金子が出てくることは無く、
西(予告済)、コーク、山岡の布陣が想定されます。
コークはよくわかりませんが、
西だってそれなりの実力投手であり、
(本来ならオリのエースに)
ルーキー山岡もいい感じで投げております。
(前回は早期降板しましたが)


今のライオンズ打線では、
下手をすれば、れれれのれ???
得点できない状態に陥る懸念は残っています。


ちなみに、
こちらの先発は表ローテに入りますが、
野上を来週の裏ローテに回すので、
雄星、佐野、ウルフの布陣。


まあ野上がここ2試合で微妙なので
何とも言いがたい面がありますが、
できれば、
まだ完調で無い相手のとき、
来週前半のロッテ戦、再来週前半の日ハム戦で、
実績に乏しい佐野など若手を登板させ、
彼らにまずは「1軍でもやっていける!」
という自信を持たせたく、
若手が覚醒するには
その自信を持たせることが重要であるので、
交流戦に入るまでは表裏を入れ替えず
の方が賢明な対応であると思いますが、、、


もちろん、獅子の子育ての如く
(自然界のライオンはこんな育て方はしませんが)
獅子の子を崖から突き落として、
這い上がらせる育成方針というのもありますが、
ライオンズの若手投手のダメなところは、
1軍に上がってくると、自信が無いために
制球を乱し、自滅してやられるパターンが多いです。


それを踏まえると、
交流戦前の週後半は、オリ、ソフバン、楽天
と好調の相手と当たる日程
であり、
そこに、佐野などの実績に乏しい若手を
敢えてぶつけても潰されることが濃厚
なだけであり、
まずは自信をつけさせる使い方、相手選びをした方が
彼らも大きな1歩を踏み出せると思うのですが。。。