下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

5/21:ソフバン9回戦(inMLD) 序盤の流れを掴めばもっと楽に戦えたでしょうが。でも劇的なミラクル弾による獅子の雄叫びで奇跡を呼んだ大きな勝利!そこに獅子たちの勝負根性を魅ました。

今日のゲームは、ソフバン戦のカードに
勝ち越しを決めるのに重要な一戦。
ホームが故に、是非とも勝ち越したい所です。


今日はメットライフDへ観戦に行きました。
試合前には、ファンクラブの抽選で当たった
サイン会に参加し、増田投手のサインを頂けました。
ありがとうございました。
今後も西武守護神としての大活躍を期待しています。
今日は松田に打たれてしまいましたが。。。


さて今日のスタメンは、次のとおりで、
栗山が6番DHで入りました。
相手には川崎が1番セカンドです。


投手はウルフvs寺原
寺原はそれほど手こずる感がなく、
西武打線には大いに期待できそう。

昨日と同様に、
5点以上を寺原から奪って
セーフティーリードを保ちたい
ですね。


◇西武ライオンズ

◇ソフバン


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さて、今日の試合を振り返る前に、
まずゲームの方は、結論から申しますと、
相手先発を攻略しつつリードするも、
脅威の鷹打線の集中砲火により
中盤で一気に追いつかれ・追い越される
が、
その直ぐにルーキーの速攻で取り返し追いつき、
奇跡的な一撃でもう一度一歩引き離す
ものの、
どたんばで熱苦しい奴の一発により再び追いつかれ
双方の意地の殴り合いでなかなか決着できずいた中、
最後の最後に、
栗侍の一撃必殺の一振りで鷹を完全に射止めました。


乱打戦と言えば乱打戦ですが、
獅子、鷹の双方が勝利への執念から
互いに譲ること無く殴り合い、
二転三転するゲーム展開、
追いつ追われつの大接戦からの
劇的・奇跡的な最高の一撃による勝利!


この試合は忘れることができないほど
強烈な感動と記憶をもたらしてくれ、
とにくかくうれしい試合の一つになりました。


サヨナラが決まって場内で流れる
「地平を駈ける獅子を見た」がまた最高でした。


まさに、
ミラクル元年 奇跡を呼んで♪
獅子よ 吠えろよ 限りなく♪

ライオンズ♪
ウォウォウォ ライオンズ♪
ウォウォウォ ライオンズ♪
ライオンズ♪


獅子の雄叫びを聴かせてもらい、
奇跡を呼んだ勝利でしたね。



さて、今日の試合を簡単に振り返ってみます。


まず西武の序盤の攻撃について、


1回裏に秋山、源田が連打して
無死一二塁のチャンスに。
そこで驚かせたのが
次の浅村が送りバント
一死二三塁のチャンスに持ち込みます。
浅村のバントは
浅村自身の判断だったみたいです。
ここからおかわり君、メヒアと中軸が続きます。
それ故、この浅村のバントにより、
狙うべき得点は2点、
源田までホームへ生還させること、

そこまで達成できれば
浅村の犠打が活かされる
というものです。


しかし、得点できたのは
おかわり君の遊ゴロの間に奪った1点のみ。
最低限、先制できたものの、
ここはもう1点奪っておくべき場面でした。


2回裏においては、
外崎のポテンヒット、盗塁成功、
木村文、銀の連続与四球で
一死満塁の大チャンス。
しかし、秋山、源田が凡退して
全く得点できずの痛い結果に。。。


3回裏まず先頭の浅村がソロ1発。
次のおかわり君が与死球、メヒアが与四球。
栗山がベンチのサイン通りバント成功。
一死二三塁から外崎が
2点タイムリー二塁打を果たします。
その後の木村文が三振で倒れますが、
その次の銀が与死球で
二死一二塁のチャンスに!
このとき、銀の頭(ヘルメットつば先?)に
球が当たったけど、負傷等が無くよかったでした。


このイニングは既に3点を奪取していますが、
その後も二死一二塁のチャンスになり、
打順は先頭の秋山に戻ったので、
さらに得点できる場面でした。


ところが、ソフバンの先発・寺原が
銀への危険球により退場し、
2番手の飯田が緊急登板になりました。


確かに飯田は緊急登板のため、
肩ができているのか?準備ができているのか?
ということが懸念され、
その隙を突く攻撃が期待されます。
しかし、
寺原、飯田の実力差や精神的状況の差を踏まえれば
ここで崩れかけていた寺原が引っ込んだ
というのは、
ライオンズにとって不利、
ソフバンにとって有利

と考えられます。


ライオンズにとっては、
そのまま寺原が続投してくれた方が、
ピンチから招く精神的動揺もあったので、
十分打ち崩しやすく、
さらなる得点を見込めた
でしょう。
そこは昨日の中田攻めと同じです。
寺原には、十二分に点を奪ってから
降板してもらう展開がベストでした。


早い話、ライオンズ投手陣に例えると、
先発の光成や多和田が危険球で早々に降板し、
その代わりに武隈や大石が出てくるようなものです。


結局、飯田が登板してからは、
秋山に対しては、肩慣らしの意図も含めてか
1球もストライク入れない(敬遠気味?)与四球
二死満塁にして源田と勝負。
結果、源田がファウルフライで終了し、
この3回裏はもっと点が期待できる展開でしたが、
結果的に3点止まりに終わりました。


その後の2イニングは、
3年前のドラ1松本が登板し、
出塁しながらも得点できずに残塁しました。
4回裏二死から四球で一塁→無得点
5回裏一死から木村文、銀の2安打あるも、
木村文の盗塁失敗、秋山凡打で無得点


結局、昨日と同様に、
序盤からライオンズが勝てるムードがあり、
5~6点以上を奪える流れにあり、
本来なら、最後の最後までもつれる戦い
にはならない展開でした。

しかし、チャンスをモノにしつつも、
手ぬるい攻め、チンタラ攻め
かつ、寺原の早期降板という意外性もあり、
結果的に4点しか奪えず、
最後の最後までわからない展開・大接戦、

9回裏には、
延長戦になれば投手力の差から

敗戦濃厚の状態になる
という危機まで追い込まれた展開
になってしまいました。


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次にこちらの先発ウルフについては、
ウルフのバロメータとなる
ゴロアウトを積み重ね、
出塁を許してもきっちり併殺で乗り切り
状態そのものは悪くなかったです。


上林が3回表に
ウルフ攻略法の一つ・バントヒット狙い
をしますが、失敗に終わっております


しかし、5回まで55球しか消費してませんが、
6回表になって急に崩れます。
先頭の上林に外角を上手く引っ張られ左安打。
次の甲斐には粘られて与四球となり、
次の川崎に送られて一死二三塁のピンチに。
そして今宮には内角を逆らわず引っ張られ
三塁線上の2点タイムリー二塁打を浴び、
柳田には甘い高めをライト前に運ばれ
今度は一死一二塁のピンチに。
そして最後は、
内川に外角を逆らわず流され
タイムリーを浴びます。


ウルフの球は微妙に動くことが武器のため、
「打ちたい」という一心で強引に行くと
ウルフ劇場へようこそ!とウルフの術中にハマります。
それ故、ウルフを攻めるには、
合気道のように、力を入れず打つことが重要であり、
流すときは流すことが有効。
もし引っ張りやすいなら引っ張る方が有効。
いわゆる、
自然の流れに逆らわず、身を任せる攻め方
がベターです。


上林には上手く打たれましたが、
その後は球筋に逆らわず連打されて崩れました。
しかも、今宮や内川には
低めを投げて攻められましたからね。


でも、今宮には上手く打たれた感もあり
やむを得ないところがありましたが、
内川は最初から流し打ちが明瞭でしたから、
外角では無く、内角を攻めるべきでしたね。


ソフバンは、前回4月に、
ウルフ攻めが中途半端になり失敗しましたが、
(内川と松田の個人行動でチーム一丸に攻め切れませんでした)
今回は三巡目にしてきっちり攻めてきました。
さすが強豪のソフバンであり、
他チームとはそこが違います。
当然、今後のウルフ攻めに対し
どう対峙していくかが課題
です。



あとはウルフ自身が、内川の打席後、
脇腹を抱えて降板しました。
その後の情報が不明のため、
降板理由がよくわかりませんが、
ウルフは西武の中で雄星の次に
安定性を計算できる存在ですから、
今後に向けて
ウルフの状態が心配されます。


ところでウルフの次に登板した武隈
デスパを与四球で出塁を許し、
松田に2点タイムリーを浴び、
逆転を許しました。


デスパの与四球は、
肩ができていなかったのでしょうかね?
ただ6回表ならいつでも出番があるから、
準備不足と言うことは無いでしょうが、、、
ただし、松田のタイムリーでは
松田が大好きな外角低めを投げました。
そうです、
金曜日に雄星が1発浴びた球と同じ球です。
同じ相手に
同じ球でやられるのは

絶対に避けなければなりません。


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それでは、
回裏以降について振り返ります。


まず1点ビハインドになった直後の6回裏。
先頭の源田
いきなり左中間へ打ち込み
一気に三塁まで駆け込みます。
そして、次の浅村が
打ち損じて浅いレフトフライとなるが、
三塁走者の源田が
強引に一気にホームへ駆け込みます
送球のタイミングはアウトでしたが、
送球が逸れたので、
源田がその隙を突く最高のスライディングで
同点となる1点をもぎ取ります。


確かに浅村の犠飛はありましたが、
逆に浅いフライでその1点への貢献度は低く、
この逆転された直後に追いつく貴重な1点は
源田の走攻により獲得できた
と言っても過言ではないでしょう。


その前にチャンスも潰していますが、
源田という男は一体?
源田の凄さを物語った貴重な1点でした。


正直、逆転された直後に
同点に追いついていなければ、
7回以降は完全にソフバンの流れだったでしょう。
この同点劇は6回裏だったから意味があり、
流れを再び均衡状態に戻した、
ソフバンへ流れを引き渡さなかった

と言えるでしょう。


#源田たまらんです。


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その後、牧田、シュリちゃんがきっちり抑え、
8回裏銀による奇跡的1発で勝ち越します。


もちろん牧田やシュリちゃんの働きにより
西武へ流れが傾きつつありそうになりますが、
正直、銀の1発ミラクルだったと思います。
(本来は銀が上手く打ったのですが。。。)


まさに
ミラクル元年 奇跡を呼んで♪
と、松崎しげるの声が聞こえて来ます。


ただ9回表
守護神・増田が熱男・松田に
一発浴び振り出しに戻されました。


ど真ん中のストレートでしたね。
おそらく、昨日が直球中心の三者連続三振
そして、今日の先頭・中村にも奪三振
だったので、松田にも
ついつい直球勝負に行ってしまい、
返り討ちに遭ったということでしょうね。


これで
西6-6ソの同点の状態
9回裏を迎えます。


問題は9回裏が無得点で
延長戦になった場合です。
ソフバンの投手陣には
サファテと石川が余っており
岩嵜も2イニング行けそうでした。
まあサファテはもの凄いけど、
その凄さはリードしていることが前提なので、
サファテは同点の場面では
気分が乗らないため、隙があります。
とは言っても、
サファテはリードした裏に出てくるし、
西武は石川から打てないし、
岩嵜だっていい投手
です。


一方、西武に残る投手陣は、
藤原、ガルセス、誠、田村
敗戦処理組のみです。
あとは増田のイニングまたぎです。


延長戦での投手力は
明らかにソフバンの方がはるか上でした。


そう考えると、
もし延長戦になれば、
ソフバンの方が断然有利となり、
西武の勝ち目はだいぶ薄くなります。


それ故、9回表に追いつかれた時点の
試合の流れについては、
西武が勝つためには9回裏サヨナラが必須
厳しい状況になっていました。


それだけに、栗山の一発は
一攫千金に値する一撃でしたね。


本当に今日の試合について、まとめるならば、
序盤が勝てるムードにあったものの、
ライオンズがその流れを掴みきれず、
流れが二点・三点しながら、
9回表終了時点で
ソフバンに流れが傾きかけ、

延長戦になれば敗戦濃厚の危機でしたが、
その嫌な流れを吹き飛ばす栗侍の一撃により
紙一重の差で貴重な勝利を得ることができました。


でも、
この勝利からは
獅子たちの
粘り強い勝負根性

魅せてもらった
気がします。


とにかく、今は楽天も好調ですが、
やはりリーグで最強のチームはソフバンです。
そんな強い相手に勝つことは容易ではありません。
とはいえ、その強敵に勝てなければ優勝はありません。


それ故、今日のような序盤の攻めは、
ロッテ等が相手なら問題視すべきであり、
勝ったときの内容も評価すべきと思いますが、
ソフバンと戦うときには、
勝つには余力なんか残らないのが当たり前なので、
泥くさそうが、内容がボロボロであろうが、
とにかく何でもいいから
勝てれば全てOK
というところがあると思います。


このため、今回のホームでの3連戦は、
前回福岡でのツケを考えると3連勝が理想でしたが、
とにかく2勝1敗で勝ち越し、
ソフバン戦を4勝5敗と
鷹からの借金を1まで縮めたのだから
まずはこれで良しすべきなんでしょうね。


ただし、
接戦の方が面白いドラマになり、
今日は大いに盛り上がりましたが、
相手が強ければ強いほど、
チャンスが多いわけではないので、
本来、得点を獲れるときには
確実に獲っていく
ということが重要になり、
それができないと勝つ確率は下がります。
それ故、
今日の序盤の攻めは
十分反省が必要と思います。


今後は着実に勝ち越しながら(2勝1敗でいいので)
鷹からの借金を消して貯金を作っていきましょう。


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