下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

5/30広島戦(inMLD) 「佐賀対決」なんて悠長なことを言っている場合ではなく、広島に実力差を見せつけられた完敗!このカードで3タテ食らう危機にあり、泥沼街道の入口門戸が開かれ足を突っ込む危機に。

今日より交流戦開幕。
ライオンズはホーム
昨年のセ王者・広島を迎えます。


今日はタイミングが合ったので
メットライフドームへ観に行きましたが、
「どっと」疲れの出る帰路でした。。。


今日は辻監督、緒方監督、
ともに佐賀県出身ということで、
同郷・佐賀県出身対決のイベント
 で盛り上げられていました。


県知事がイベントや始球式に参加し、
 (佐賀県ブースはしょぼかったですが)
 今日は内野指定Aで観ていたのですが、
 背広姿の佐賀県の方々?関係者?が
 たくさん観客席で観ていましたね。

今日のスタメンは
写真がぼやけていますが、、、


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 でも、試合の方は、
西武にとって、「佐賀対決」なんて
悠長なことを言っている場合ではなく、
広島に実力差を
見せつけられた完敗

であり、
このカードで3タテ食らう
おそれが濃厚になった危機、

昨年同様の
泥沼街道の入り口に
足を突っ込む危機

に陥りましたね。


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まず、こちらの先発・野上については、
全体的に球が高く、甘い球も目立ちました。
打たれている球もそんな感じです。
状態は決して良くありませんでした。


広島打線も二巡目から
その野上の状態の悪いところを攻め、
野上攻略を本格的に行ってきます。


とはいえ、そんな状態の中でも、
7回2/3で2失点とHQS達成
だから、
結果は仕事を十分果たした
と評価できるでしょう。


しかもです。
広島ファンの地響き鳴る応援の凄さに
野上も動揺していましたね。


昨年観戦したときの巨人戦や中日戦と比べても
平日というのに、こちらがホームだというのに、
得点が入ったとき、チャンスのときの
広島の応援は凄かったですね。
ロッテはもちろん、
巨人や中日も比ではなかったでしたね。
一塁側は全面的に真っ赤。
バックネット裏にも、
三塁側にも真っ赤が混じってます。

そして得点する度、
大チャンスが訪れる度、
地響きが鳴るほどの声援で
メットライフドームがジャックされた感じ
どちらのホームなんだ?という雰囲気


4回表に丸に先制タイムリーを浴びた直後、
スタンドがえらい状況に盛り上がり、
次の鈴木の打席の初球に、
野上がめずらしく力んで
外角高めにすっぽ抜けました。


2番手の武隈も
もの凄く盛り上がる8回裏に
野上の2失点目のみで防ぎましたが、
あの雰囲気の中だから、
表情にどっと疲れが出てましたね。


確かに武隈は、
最終回に先頭打者を出し、
致命的な3失点をもたらし
トドメを刺されました。


しかし、最終回の表は、
8回裏の西武打線がジョンソンに
完膚なき状態で完璧に抑えられたことで、
わずか2点差がもう永遠に
縮まらない雰囲気となり、
広島が流れを完全に吸い込みました。
8回終了時、
三塁側の観客もたくさん帰り始めましたし。。。
もう広島にとっては
トドメを刺すイケイケ状態で勢いに乗ります。
球場全体もそんな感じです。


ジョンソンは
球が高く、制球も怪しいのですが、
あの速球に全くついて行くことができず、
完全に打てそうな雰囲気がありませんでしたね。
そう考えると、
そこまで勝負(ビハインドの展開)引っ張れば
勝ち目は薄いということになります。


そして次の9回表には、
先頭の安部には低めを打たれ、
送られて二死になるものの、
會澤にも低めでタイムリーを浴び、
代打・新井には武隈の足にぶつかる強襲ヒット
まあ、ど真ん中投げたのが悪いんだけど、
もう天運に見放された状態、、、
そして田中に与四球となって
二死満塁で菊池が打席に入ると、
広島の応援は絶頂状態に!

あとは、もう菊池には
自然の流れのように、
運命・宿命に吸い込まれるように
ダメ押しの2点タイムリーを浴びます。


まあ、武隈も打たれてしまいましたが、
正直、責めることはできませんね。
最終回の失点は、
8回裏の徹底的な三者凡退
(広島投手陣にトドメ刺された)
の影響(流れの完全喪失)も一因ですから。


とにかく、今日の投手陣は
あまり責めることはできない
と思います。


昔々の話ですが、
阪神との日本シリーズのとき、
西武の旗が燃やされていた記憶があります。
まあ、広島はそんなことはしませんが、
広島戦は久々に観ましたけど、
平日の敵地なのに、
あの応援はとにかく凄かったですね。
正直、昔はこんなに凄かった?
という印象は無かったんですが、、、


昔、市民球場時代に出張中に
地元の方に連れてってもらい
中日戦を観戦したときには、
中日の応援団がすみっこに居て、
そのエリアを出て応援していたら
フルボッコになると聴きましたが、
確か中日に勝っていましたけど、
ここまで凄い印象は無かったですが、、、
昨年の広島での日本シリーズでは、
TV中継からしか観てませんが、
もの凄かったですよね。


それだけ、
今の広島の人気は凄いんでしょうね。


正直、明日のガルちゃん、明後日の十亀は
平常心で投げることができるんでしょうか?
ホームなんだけど、それは懐疑的であり、
おそらく動揺しまくりやられるでしょうね。
ただでさえ、実力通りでも危ういのに、
そんな状況も加われば、
フルボッコ濃厚、三連敗濃厚ですかね。


また今回、光成が右肩違和感で
予定を回避しましたが、
もし予定通り先発していたとしても、
あれだけ精神的に弱いタイプだから、
あの雰囲気ではまともに投げることもできず
自滅しつつ、フルボッコになっていたでしょうね。


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辻監督の試合後のコメントでは、
野上は頑張ったよね。良かったですけどね。
本当に一球というか、やっぱり一球が怖い。
 競っていたのに…。
ストライクを取ったあとの2球目を打たれてる。
特にカープ打線を考えると。
これだけ積極的に打ってくるチームに対してはね。
 結局打たれたらダメだからね。
 何でワンバウンドを投げないのかなと
こちらとしては思ったが、
それだけのピッチングを
これまでやってきたから、
そこまで彼を責められない。


(カープ先発の)薮田は的が絞れなかった。
良いのか悪いのかわからなかった。
チャンスで一本出てたら変わったかもしれない。
 中村もヒットが出たし、
メヒアも2本打ったしそんなに悪い感じではない。
 調子の悪い選手がこういう形で良くなってくれれば。


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辻監督は野上を責めていませんが、
失点を悔いております。


ただ野上という投手は、雄星と違って、
無失点で試合を作っていくタイプではなく、
彼に無失点のまま行け!というのは酷です。
(無失点で進めてくれれば最高ですが)
本来は、6~7回を2~3失点以内に抑え
試合を作ってくれればOKというタイプ、
すなわち、
QS達成(理想はHQS達成)すればOK
というタイプ
です。


やはり今日の敗因は、
相手の先発・藪田が良い投球したとはいえ、
西武打線が序盤から
何度もあったチャンスを
モノにできなかった
「あと1本が」野球
「残塁祭り」の展開
になったことです。


すなわち、今日のゲームは、
◇数多くのチャンスを
 潰しまくった西武、
◇1チャンスをモノにして
 先制し勢いに乗った広島
の差が出た結果でしたね。


序盤の重なるチャンスを踏まえると、
最初は西武に流れがありましたが、
西武はそれを掴み損ねました。
特に西武の攻め処は、得点チャンスは
先発の藪田がマウンドに居るまででしたね。
そこまでが勝負でした。
もう中崎弟やジャクソンの継投時には
得点チャンスを時既に失っており、
最終回には、もう試合を決しており、
息を吸うことすら許されない状態でしたね。


一方、広島は二巡目から攻勢に入り、
4回表の初チャンスを確実にモノにし、
終盤の2度目、3度目のチャンスも
きっちり得点を入れて
試合を決しました。


出塁したイニングについては、
西武は1、2、3、5、6、9回
とあり全て残塁無失点。
広島は4、8、9回
であり、全て得点奪取。
それでどうやって勝て!
と言うのでしょうか。。。


先日の
ソフバン戦でのサヨナラ劇や
群馬、大宮での日ハム戦など、
最後はなんとか勝っている
ある意味、劇的な逆転ゲームがありました。
ただ、これらも序盤から点を
獲れそうにありながらも、

獲ることができず、
そのチャンスをきっちりと
獲っていればもっと楽に
ゲームを運べた展開になったのに、

ということがいくつかあり、
そのチャンスをなかなかモノにできない
チンタラ攻撃、すなわち「あと1本が」野球
が西武打線の脆弱さになっていました。


そこには、
選手そのものの問題に限らず、
首脳陣が自チーム、相手の特性、
勝負処(勝機のある場面、展開)を把握できず
適切な策を講じることができていない
首脳陣の無能さの問題も響いています。


・首脳陣の打撃に関する策の指示不足
 相手の特性を読み切っていないなど
・首脳陣のオーダーの組み方、代打などの
 采配、選手の使い方、、、


今日はそのチンタラ攻撃が
最後まで功を奏せず
最後まで「あと1本が」野球の展開になり
結果として、試合を落とした(負け)
と言えるでしょう。


相手先発・藪田については、
今年の球種が
ストレート、
シュート(2シーム?)
カットボール
を中心に投げています。


今日の球種も
その3種がほとんど
時折、昨年投げていた
カーブ(ナックルカーブ?)
も織り込んできました。


で、厄介だったのが、
精神力の高い藪田が強気に攻めてきたので、
辻監督がおっしゃっていたように、
球が絞れなかったようでしたね。


あの藪田の投球フォームからも
何を投げてくるか?
見分けがつきにくいですからね。


ただし、それは
橋上さん、嶋さんが
ぐうの音も出ず

対策を講じることが
できなかった
ということを言っているのと同じです。


藪田の球数は6回で93球を投げ、
イニング別では、
1回24球、2回13球、3回19球、
4回 6球5回12球、6回19球
でした。


正直、下位打線の早打ちは
相手を助けましたね。

やはり今のライオンズ下位打線では、
打力をそこまで期待できない面があります。
そこは百歩譲ったとしても、
球筋が読めていないのなら、
打てないなら

せめて早打ちではなく、
球を稼がせるよう対応しないと!
ですね。


またスタメンについて。
今日から金子が一軍に昇格してきました。
金子をスタメンで使わなかった采配
について、正直、疑問を残します。

おかわり君を4番サードで固定は
ライオンズの聖域だとしても、
少なくとも、下位打線については、
9木村→2銀→7金子
若しくは
7外崎→2銀→9金子
として、
木村か外崎のどちらかを
金子に替えてスタメン9番で使うべき
でしたね。


金子が病み上がりだから、、、
という理由があるかもしれませんが、
2軍で慣らしてきているのだから、
病み上がりも、くそもありません。
もしかして、代走要員だったのか?


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さて、重要な試合を落としたライオンズは、
明日がガルちゃん、明後日が十亀の先発
ですから、広島に昨年と同様に、
3連敗を喫する確率が
かなり高くなりましたね。


一方、今日は他のパ球団では、
上位に位置している
楽天ソフバンが快勝し、
上位との差が広がりました。


おまけに
1つ下のオリックスは
ヤクルトを下したので
1つ差を詰めています。


ただし、
その上位との差の広がりも
問題ではありますが、
気になるのは
楽天が巨人の菅野を
木っ端微塵にしたこと

です。


あの菅野が楽天打線に8失点ですからね。
試合の内容は観ていないのでわかりませんが、
報道ステーションで放送していた
初回の先頭・茂木の打席の全球では、
球が全般的に高かったでしたね。
ダイジェストでも
打たれている球は高いものが目立ってました。

状態も良くなかったんでしょうが、
もしかしたら、ここまで楽天打線が凄い
と思ってなかく、警戒心も濃くなかった
かもしれませんね。


しかし、菅野のことですから、
次はきっちり修正してくるでしょう。
しかも、めずらしく「やられた」だけに
次回は、用意周到に、より注意深く、
きっちりと好投してくる
でしょう。


で、問題なのは
次の菅野の登板は
来週火曜日の西武戦
が想定され、
野上との対決になりそう。
ということは、
西武は菅野にやられる
確実に仕留められる
おそれが高い???


奈落の底に
突き落とされそう???
崖っぷちにつま先で
立っている????