下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

6/4ヤクルト3回戦(in神宮) 勝てる試合をミスミス逃し負けに等しい引き分け。9回裏に連携ミス・打球処理ミス・送球ミス・采配ミスで追いつかれ、あとは葬式ムードの一色。やはり首脳陣の「勝負処の流れ」を把握できなかった采配が大きな敗因。

さて今日は神宮最終決戦。
 「つば九郎狩り」の最終局面。


今日の先発は
病み上がり復帰のウルフ。


一方、ヤクルトの先発はルーキー星。


スタメンについては、
 岡田と銀を入れ替えた初戦の形。


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さて、ゲームについて
詳細を最後まで書いていたけれども、
今日の話したいことがぼやけるので
そこはやめましょう。


今日の試合については、
メヒアの満塁弾、おかわりの2ラン弾
があって、
ウルフも5回を被安打5で失点2と
先発として試合は作ります。


ウルフはバレンティンに1発浴びます
リードもある場面の中
あくまでソロですから問題無しです。
5回裏も失点します
最小失点だからので問題無しです。
 
そもそも、ウルフという投手は
絶対的なエースのように
無失点に抑え続けるタイプではなく、


とにかく、先発として、
QSを達成(6回3失点以下)、
理想はHQSを達成(7回2失点以下)と
安定して試合を作ることでOKというタイプ。 
その「安定さ」
安心感があるタイプなので、
とにかく通年で安定して、
試合を作ってくれることが

計算できればいいわけです。


野上も同様なタイプです。
雄星や岸とは違います。


その後、武隈、平井、南川と継投し、
その継投も点差を考えたら問題ないです。


武隈は、最後、併殺できっちり処理しますが、
ピリッとしません。
7月頃になると
下降線傾向になりやすい
ので、
そろそろ暑くなった
この時期の疲れが気になります。


平井については、
経験を積んで慣れてきましたね。
今日は不運もあったけど、
ストライク先行で安定して
積極的に相手を攻めました
ね。
今後が楽しみです。


あと5回裏に
源田が逆シングルで
 ファーストに投げるはずが、
ウルフに投げちゃった送球ミス
がありました。
体制がとれず、手が滑りましたね。
まあ、ここはやむを得ない面も
ありましたね。


とにかく、今日の試合は
途中まで大量リードし
しかも失点の直後に得点も獲る
理想的な展開、、、


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しかし、今日のほころびは
7回裏から兆候が見られました。


一死一塁の場面で上田の打席のとき、
打球が三塁線上へ飛びます。
そこを目指して
ショートの源田とレフトの金子が
突っ込んできます。

どちらも足が速いので
「俺が捕る」という状態に。
最後は、前を見ながら突っ込む金子が
球しか見ていない源田にぎりぎり譲り、
源田が捕球し、アウトになります。
しかし、二人とも衝突する寸前であり、
下手をしたら
大怪我につながる展開であり、
このようなプレーは
極力回避することが必要です。


明らかに
連携プレーのミスです。
問題は
何でこんなプレーが出てくるのか?


(1)やはり、ポジションをころころ変えて
 意思疎通がきっちりできていないこと

(2)金子が久々に入り
 まだ守備のリズムが整っていないこと
 あるでしょう。


(2)については、
きっちり意思疎通ができれば、
問題はないです。
しっかり話し合って下さいと、
時間の問題
です。


ただし、(1)についてが気になります。
例えば、
金子の場合、元々は内野手であり、
昨年、送球への不安もあるほか、
極力、使える場面を増やすために
外野手転向という形をとりました。
ただ、よくわからないのが、
何故、レフトに金子、ライトに田代なのか?
金子は昨年、ライトは守っていたが
転向したばかりというのと、
基本的にそれほど守備がいいわけではないです。
なら、慣れているライトで中心に使うべきでは?
また田代は左右できるのでしょうが、
今年はレフト中心でやってきました。
それらを踏まえると、
普通に、ライト金子、レフト田代と思うのですが。


金子が昨年、失策が多かったのは、
本職のショートから不慣れなサード
をやらしていたことに一因がありました。
鬼崎もそうです。


あっちもこっちも守れるというのは
もの凄く使いやすく助かると思います。
しかし、不慣れなポジションでは
ミスが生じても当然
です。
また連携プレーもおかしくなりやすいです。


また、
終盤にメヒアを休ませるため、
外崎をセカンド、浅村をファースト
で使いますが、
浅村はもう完全にセカンド体質が
身に染みているため、
先日、ファーストを守っていたとき
セカンド気分で強引に球を捕りに行って
カバーミス、送球ミスがありました
よね。
そこも連携ミスです。


まあ積極的に自主的に
動くプレーをするのは
いいことですが、
何か焦っていませんか?
何を焦っているのですか?
という印象でした。


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そして、9回裏の4点リードの場面です。


①連携プレーのミス
一死の場面で
荒木の打球がライト寄りの右中間に
大きく飛びました。


そのまま田代が追いついて捕球しましたが、
秋山も打球を追いかけていて
田代に突っ込み田代が捕った球を落とし、
荒木の三塁まで進出を許しました。


結果も悪くしましたが、
下手をすれば、これも
大怪我する展開
になっていたかもしれません。


明らかに秋山、田代による
連携プレーのミスであり、
7回裏の金子、源田のプレーと同様に
何か焦っていませんか?
何を焦っているのですか?

という印象でした。


②打球処理のミス
→ピンチ拡大

バレンティンの執念の出塁により
二死一塁の場面で
雄平がレフト前へヒットを打ちました。
ところが、金子打球を弾いてしまい、
そのまま一塁走者は三塁へ。


浅い所で追いついたのは良かったが、
焦って捕り急いだため、
打球のバウンドを処理できず弾きました。
当然、捕っていれば
ピンチは一二塁のままでした。


何を焦っているのですか?
という印象
でした。


③送球ミス→同点劇
グリーンのタイムリーにより
二死一三塁で同点ピンチの場面、
大引を遊ゴロに打ち取り、
ぎりぎり逃げ切れそうな感じも、
まさかあの源田による
悪送球のミス?!
これで同点に追いつかれ、
二死一三塁のさよならピンチに!


神宮でヤクルトの追撃ムードが高まる中
でしたから、
さすがに源田だって
ルーキーです。
雰囲気に呑まれましたね。。。


ここはそこまで
ぎりぎりになってしまった
展開に持ち込んだ問題です。


④采配ミス、ベンチの油断
今日の増田は、
全体的に球が高め傾向にあり、
相手にはそこを打たれました。


その上、ミスも連発し、
球場はツバメ追撃ムードもあり、
厳しい展開に。


まだ牧田、シュリちゃんも
残っている状態
でした。


明らかに状態が
良くない増田を
しかも、

雰囲気がどんどん
厳しくなる展開で、
そのまま引っ張り続けて
最後は同点まで

追いつかれました。


明らかに、
牧田やシュリちゃんに交代すべき場面は、
いくらでもありましたが、
また牧田、シュリちゃんで
抑える計算は簡単にできる
のにも関わらず
ベンチは全く動かず、
ブルペンでは誰も準備せず
増田と心中しました。


確かに今日の敗因には
上記のミスやヤクルトの外国人らの闘志
もありましたが、
最大の要因は、首脳陣が
勝負の流れを把握できない、
勝負処を理解していない

無能振り!
増田なら大丈夫という
油断そのものの采配
にあるでしょう。


そもそも、牧田をリリーフで
使うメリットとしては、
こういう厳しい流れを
止めてくれること
があったはずです。


どう見ても、
勝負処は延長戦になく、
9回裏が全ての状況でした。


追いつかれれば、
当然、ヤクルトのホームであり、
相手もリリーフの駒を残していますから、
こちらの勝ち越しは厳しくなり、
相手のサヨナラの公算が高まるわけです。


それだけに、
何が何でも9回裏は
逃げ切らなければならない場面

その中、
駒があるのにも関わらず、
何故、牧田やシュリちゃん(特に前者)
を使わなかったのか?
宝の持ち腐れの采配を
しているのか?


だったら、
牧田を先発で使え!とも
言いたくなりますね。


ベンチ首脳陣が
鉄壁な3枚リリーフ陣の
勝負の流れに応じた

使いどころを見誤り、
それが今日の大きな敗因でしたね。


【辻監督コメント】
今日は勝たないといけない試合だった。
これが野球だな。

それぞれ反省するところは反省しないと。
 選手が一番よくわかっている。

次はこのようなことが無いようにするだろう。


あなた方、首脳陣も
十二分に反省しないとね。


あと一つ気になるのは、
選手らは何か焦っていませんか?
ということです。


一番怖いのは、
今回のミスを
いつまでもぐちゃぐちゃと
悩みすぎることです。
(特に秋山、金子、源田)
こういうことが
イップスにつながっていきます。


とにかく、忘れなさい。
忘れて切り替えなさい!
で次の時に、気をつけよ!
と意識すればいいのです。


ただし、
連携プレーだけは、
きっちり話し合って
修正してください!
大怪我につながりますから。


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【9回裏】
◇守護神・増田が登板
  ここで増田を出すことになるとは。
  やむを得ないか。。。まあ明日はお休みだし。
◇藤井
 初球、 高めストレートをファウル
  2球目、内角低めに縦スライダー外す
  3球目、内角高めスライダーをファウル
  4球目、内角低めスライダーを二ゴロ
◇代打荒木
  初球、 中の高めストレート空振り
  2球目、中の高めにストレートが抜ける
  3球目、内角低めにストレート外す
  4球目、外角高めストレートを大きな当たりも
   右飛も秋山が田代に突っ込み田代が捕った球を落とす。
   荒木は三塁まで走る。
◇山田
  初球、真ん中スライダーを見逃し
  2球目、低めストレートをファウル
  3球目、高めストレートを外す
  4球目、高めストレートを
   ライトスタンドに2ラン被弾
    今日は増田も球が高い
◇坂口
  初球、 バントの構えも
    内角低めの縦スライダーがワンバン
  2球目、外角高めストレートを左飛
◇バレンティン
 初球、内角ストレートをファウル
 2球目、外角スライダー空振り
 3球目、外角高めにストレート外す
 4球目、外角低めにスライダー外す
 5球目、外角高めストレートをファウル
 6球目、内角高めストレートをファウル
 7球目、真ん中ストレートをファウル
 8球目、中の低めストレートをファウル
 9球目、真ん中カーブを三遊間抜けそうも
   源田が止める。
    しかし深すぎて送球間に合わず内野安打。
    ただ、気迫で走ったバレンティンが足を痛めたか?
◇雄平
  初球 内角低めストレートを左安打
    金子が打球処理にミスが。
    一塁走者がそのまま三塁へ
◇グリーン 二死一三塁
  増田は続投。
  初球 内角高めストレートをファウル
  2球目、高めにストレート外す
  3球目、内角高めストレートを右安打タイムリー
◇大引 二死一三塁
  初球、 外角高めストレートをファウル
  2球目、中の低めにスライダー外す
  3球目、外角高めスライダーを遊ゴロも
   悪送球で同点に追いつかれる。
◇中村 二死一三塁 
  初球、 真ん中スライダーを中飛
◇まさかの同点劇
  ミスが連発し、高め傾向の増田を引っ張りすぎ
 追いつかれ、最後はサヨナラのピンチに。