下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

6/6巨人1回戦(inMLD)零封の意気込みだったエース菅野に勝っちゃった?! だったらカード3連勝を狙って、黒い球団には13連敗のご馳走を味わってもらいましょ。

今日は大型連敗中の巨人を所沢で迎え撃ちます。
もし巨人が連敗を伸ばせば
球団ワーストタイ記録とか。。。


今日の巨人は
エース菅野を立てて
気合いで連敗ストップを狙います。
菅野自身も前回楽天にやられたので
今日は巻き返す意気込みで
西武打線に対峙します。
しかも、「0点に抑えれば
絶対に負けることはない」
“零封”を宣言する気合いの入れよう。


日本を代表するレベルの菅野
火をつけてしまったら、
打ち崩すのは厳しい展開
懸念していました。


巨人・菅野、11連敗阻止へ
「0点に抑えれば絶対に負けることはない」
6/6(火) 7:00配信

 西武戦(メットライフ)に先発する菅野智之投手(27)は5日、川崎市のジャイアンツ球場で登板に備え、「0点に抑えれば絶対に負けることはない」“零封”を宣言した。
  連敗に終止符を打つ。エースの出番が来た。菅野の胸には「勝利」の2文字しかない。
  「今こそ、一人一人がやるべきことを理解しないと。
僕の場合は0点に抑えれば絶対に負けることはない。その気持ちを、投手陣に浸透させていけるような投球ができれば」


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ところが、試合については、
獅子軍団が
その懸念を吹き飛ばす大暴れで
予想を覆す良い結果を
もたらしてくれました。


今日は残念ながら帰りが遅く、
試合を観ていないのですが、
Sportsnaviの結果とダイジェストを
見て整理します。


スタメンは、ヤクルト戦と同様に
9金子→6源田→8秋山
→4浅村→5中村→DH栗山
→3メヒア→7外崎→2銀

でした。


序盤の1回表、2回表では、
先発・野上が完璧な立ち上がりで
巨人打線を抑え込みます。
球数はこの2イニングで
32球とまずまず。


序盤の1回裏、2回裏では
どちらも
先頭打者が与四球で出塁します。
そのうち1回裏はバントで送って
一死二塁のチャンスを作ります。
一方、2回裏無死一塁から
栗山が併殺打となりますが、
その後のメヒアが中二塁打
二死二塁のチャンスを作ります。
しかし、どちらも
残塁となり無失点で終わります。
まあその2度のチャンスを潰し
その直後の3回表に先制点を許します。
しかし、相手は菅野ですから、
無失点もやむを得ないでしょう。
それでも菅野の球数を
1回裏18球、2回裏21球と
2イニングで39球を消費させ

菅野のリズムに持ち込まず
菅野攻略のお膳立てを築きます。


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ただし、3回表から試合は動きます。
先頭の石川、クルーズに連打を浴び、
その後、バントで二三塁へ送られ、
陽には、甘いど真ん中の直球を失投し、
2点先制タイムリーを許します。


結局、元パ球団に在籍していた
石川、クルーズ、陽に打たれます。
いずれにせよ、1~2回と違って
このイニングの野上は
球が高め・甘め傾向
なり、そこを叩かれまいました。


先制を許した直後3回裏は
残念ながら
僅か9球で三者凡退に終わり、
少し嫌な雰囲気が見られます。
おまけに
4回表もう1点失います。
この回は低めを打たれており、
元楽天のマギー、生え抜きの阿部が
上手く打った印象はあります。


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しかし4回裏一死から反撃に入ります。

浅村が内角に甘く入った2シームを
詰まらせながらも中安打で出塁。
おかわり君三振ながらも
7球を消費させます。
菅野の球も高いですよね。
栗山が2球で追い込まれながらも
B1S2から沈みきらない
外角フォークを中安打。

二死一二塁の場面メヒア
外角高めストレートを流して
タイムリー右安打。
二死一三塁の場面外崎

外角スライダーを流して
タイムリー右安打。


これで西2-3巨と
1点差に詰め寄ります。
菅野の球数は、
ここまで75球を消費させ
それなりの感じになっています。
菅野の球は高め傾向ですね。


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5回表裏は双方三者凡退に終わり、
6回表2失点と突き放されますが、
その直後6回裏に
一気に追いつきます。


6回表については、
先頭のマギー外角高め直球
打ち込まれます。
次の村田には与四球で塁を許し、
無死一二塁から
阿部には内角低めフォークを打たれ
無死満塁のピンチに陥ります。
まあ阿部には4回表の打席も、
6回表のこの打席も、
同じ沈みきらない外角低めフォーク
を打ち込まれましたね。


その無死満塁から石川を三振にするが、
クルーズには犠飛で失点1を許します。
そして、小林には
甘く外角高めに入ったスライダーを打たれ
さらに失点を許し、西2-5巨と
追撃中ですが、引き離されます。


ここで野上が降板し、
その一方、平井が出てきて
1球でこの回を2失点でとどめます。


今日の野上については、
5回2/3 108球を投げ
被安打9、与四球1、失点5
と今一つでしたね。
1~2回は良かったですが、
それ以降は、
球の高め・甘め傾向が目立ちました。


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ところが、
6回裏の先頭おかわり君
三振しますが、
8球を消費させます。
次の栗山はフルカウントから
7球目の内角低めスライダーと
厳しい球ライトスタンドへ
ソロ弾を決めました。
ただ、菅野も6球目で
内角低めスライダーをファウルされており、
同じ球を立て続けに投げたら
さすがに打ちますね。
巨人の配球ミスです。
もし7球目が内角低め直球だったら
結果はわかりませんでしたね。


そしてメヒアは、
外角の甘いカットボールを
レフト方向のフェンスへ直撃する
二塁打を決めます。一死二塁に。
次の外崎粘って与四球で出塁。


そして一死一二塁のチャンス
カットと見送りで粘って
甘い真ん中のカットボールを誘い、
タイムリー中安打
を決めました。


さらに一死一三塁のチャンス
金子が甘く高めに入った
初球カットボールを叩きつけ、
遊ゴロに終わりますが、
その間に三塁走者・外崎が生還し、
ついに同点に追いつきます。
金子らしい打点です。


巨人リードしながらも
ここの6回裏で追いつかれ
流れを失います。


結局、菅野はこの6回で降板。
球数も125球消費させました。
ここで菅野を
引きずり降ろしたことが
大きな勝因になりましたね。


まだ6回終了時点で西5-5巨と
振り出しに戻りました
しかし、7回以降において、
巨人は菅野より格下
リリーフ陣を使わざるを得ません。
逆に西武は追いついたことにより、
牧田・シュリちゃん・増田の
鉄壁のリリーフ陣を使えます。


もし巨人が勝つためには、
7~9回の西武打線を無失点に抑え、
牧田・シュリちゃん・増田の
鉄壁のリリーフ陣を使い切った
延長戦に持ち込むこと

条件になり、6回終了時点で
巨人は追い込まれた状況になりました。


西武にとっては、
日曜日に増田がリードを
守れませんでしたが、
鉄壁のリリーフ陣の存在により
7~9回で得点して勝ち越せば、
だいぶ優位な展開となります。


今日の菅野については、
6回125球投げて失点5
(被安打9、与四球3、被本塁打1)
菅野は全般的に球が高め傾向であり、
甘い球も見られたほか、
配球ミスにより栗山に1発浴びるなど
もあり、気合いは入っていたけど
菅野の状態は良くなかったでしたね。


もちろん、その要因には、
西武打線がアホみたいな早打ち策
ブンブン振り回すようなことせず
菅野の球筋をきっちり見極め、
逃げるところはカットで逃げ、
とにかく粘りながら打ち崩しました。
この成果が、菅野を6回で
引きずり降ろした結果につながりました。


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そして、7回裏に
試合が決定づけられました。


巨人は7回表にチャンスを
メヒアの好守により潰された直後。


2番手の桜井が自滅します。
秋山、おかわり君、栗山を
与四球で自滅型満塁を築きます。
そして、一死満塁の場面で、
メヒアがフルカウントから
外角低めに外れた7球目で
バットを止めて四球を選び
押し出し勝ち越しを決めます。


桜井の方から見れば、
与四球の嵐により
独り相撲の自滅型失点
勝ち越しを許しました。


その後、3番手の西村から
外崎が右犠飛でさらに1点追加します。


これで西7-5巨と西武がリードして
優位な展開に持ち込みました。


これに対し、巨人の方は
貴重な7回表のチャンスを失い、
その後は、
大型連敗して悩みまくって
大不振に陥っているチームらしく
流れを完全に喪失し、
敗走一色の絶望的な展開
となりました。


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一方、7~9回の表は、
7回の牧田
橋本に甘い高めスライダーを打たれ
二死から寺内に
甘いど真ん中ストレートを打たれ
二死一三塁のピンチに陥ります。
しかし、阿部には
二遊間を抜けるところを
浅村がジャンピングキャッチで止め
メヒアへ送球するものの、
阿部をタッチできず
内野安打を許しますが、
メヒアが三塁走者の動きを見極め
好判断でホームへ送球し、
三塁走者・橋本をホームで刺し、

このピンチを無失点でクリアしました。


続くシュリちゃん、増田は
1つ出塁を許しますが、
結果的に無失点に抑えます。


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結果的には、
菅野先発の初戦について、
敗戦の見込みが高かく、
野上が轟沈して
苦しい展開を強いられましたが、
乱打戦を打ち勝って
逆転勝ちを決めて

2戦目以降の流れも掴みました。


これで
巨人戦カード3連勝
見込むことができました。


もちろん、明日、明後日が
昇格して1軍で未知数の岡本洋
投げてみないとわからない
暴れん坊・十亀
が先発ですから、
決して楽な試合運びは見込めず、
乱打戦になる可能性
十分、想定されます。


とにかく、
こちらの先発が
投げてみないとわからない
岡本洋と十亀の2人が先発であり、
相手先発は吉川光、池田ですから、
岡本、十亀らが楽に投球するために
西武打線が序盤から
得点を奪って猛火援護

を繰り広げて下さい。


乱打戦になろうが、ならまいが、
とにかく
巨人より1点以上を上回るよう、
徹底的に猛火で打ち勝つこと

ですね。


ちなみに、
今日は楽天が大敗し、
オリックス、日ハム、ロッテも負けました。
ソフバンがサヨナラ勝ちを
決めたのは残念ですが。


でも、シーズンを通して
ネックになる相手は
やはりソフバンですからね。
とにかく離されぬよう
ついていきましょう。


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なお、今日のお立ち台は
全打席で出塁したメヒアさまさま、
粘り勝って同点打を放った銀
でした。


メヒアはお子さんを連れての
ヒーローインタビューでした。
子供の力はもの凄く大きいでしょうね。


でも今日のヒーローは
メヒア、銀のみならず、
栗山、外崎、浅村らも
挙げられるでしょう。


とにかく、今日は
乱打戦を打ち勝ちました。
特に、栗山、メヒア、外崎、銀と
中軸から下位打線への並びが
大いにつながりました。


下位打線メヒアを中心に
つながるのだから
相手から見れば脅威です。


また打ち勝った要因には、
菅野に球数を嵩ましたこと
大きいでしょう。


例えば、おかわり君は
無安打で2三振と今一つの結果でしたが、
菅野に対して
21球を使わせました。
全投球数が125球ですから、
この21球は大きく貢献しています。


明日、明後日も
巨人に打ち勝って三連勝を
目指しましょう。


巨人には申し訳ないけど、
13連敗を味わって
もらいましょう。


記録というものは
破られるためにあるのですから。


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【追伸1】辻監督コメント
きっちり反省し、反面教師からも学ぶ。
そうやって大人になっていく。
いい傾向です。


◆辻監督コメント抜粋
(ノーヒットで勝ち越し、浅村のダメ押し弾について)
一昨日の教訓で1点でも多く点を取って
投手陣を楽にさせたいというのもあったと思う。
そういう意味では浅村のホームランは非常に大きかった。
その前の回のフォアボールもそう。

逆を言えばフォアボールが致命傷になるということ。


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【追伸2】後藤オーナー
今日、巨人のオーナーが
菅野なら連敗を止めてくれるだろうと
試合を観に来たようです。


試合前に巨人のオーナーが
西武の後藤オーナーに挨拶したらしく、
そのとき、後藤オーナーは
西武の13連敗の思い出話で励ましたらしい。


でもね、後藤さん、思い出にしてないで
先発の補強をフロントへ厳命して下さい。
明日は我が身であり、
決して他人事ではないです。



巨人・老川オーナー
「まいった」も明るい側面強調
「敗因は非常にはっきりしている」
6/6(火) 23:08配信
  老川祥一オーナー(75)がメットライフドームを訪れ、異例の敵地観戦。球団ワーストタイの11連敗を見届けた試合後にコメントした。
  老川オーナーは「まったく、まいったねこれはね。せっかく、久々に勝てると、連敗はきょうでストップと思っていたらこんなことになっちゃって。誠に残念。試合が始まる前に
西武)後藤オーナーといろいろお話ししてて、西武も過去にもっと連敗したことがあったと。そのときに“明けない夜はない”と“朝が来ないことはないから”と当時、チームのみんなに言ったという思い出話しを聞かせてもらった。きょうから夜が明けると、こう思っていたけど、まだ夜が続くと、こういうわけで…」と連敗が続いたことを嘆いた。
  しかし「きょう敗因は非常にはっきりしているというね。久々に5点入れたし、陽岱鋼も帰ってきたし。ということで、明日以降に希望をつなぐと、いうことしかないですよね」と明るい側面もあることを強調。
  さらにファンに対して「本当に申しわけないね」とし、「だんだん戦力も充実してくると思うけどね。そんな悠長に待っているわけではないんだけど、調子が挙がってきている人もいるわけだから。ダメなものは相変わらずダメだけどね。それを使わざるを得ないてところに今の苦しいチーム事情があるわけだけれど。しかし、同じ負けでも前みたいに完封負けとか、そういうことでははなくなってきているから、前向きに考えて行きたいと思いますけどね」と、奮起を促していた。