下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

6/14阪神2回戦(in甲子園)理想の展開となる序盤から投打噛み合う。あとは援護止まるが、継投で逃げ切り勝ち! 今日の鷲鷹は沈み、交流戦限定ならパ球団の単独トップに踊り出る。残る4試合も1つずつ勝とう。

昨日は緒戦を落としたライオンズ。
チャンスをつくりながらも、
それをモノにすることができず
残塁&中軸三凡祭りで
流れをつかみ損ねたゲーム
でした。


今日は岡本洋を先発に立てて、
阪神の先発はベテラン能見。


能見は全盛期を過ぎており、
西武打線が打ち崩せない相手ではないから、
早々に得点を稼ぎながら岡本洋を援護し、
岡本洋が投げやすい環境を築くことが重要。


---------------
さて、試合については、
西武が先攻の有利さを活かし、
初回から動きます。


初回表は
金子、源田が倒れて二死状態。
しかし、
秋山、浅村が続けて与四球で出塁。
二死一二塁でおかわり君を迎えます。
B2S1の追い込まれる前の4球目、
外角高めから真ん中寄りに
甘く入ったシュート
逆らわず流して先制タイムリー右安打!


いきなり
相手が献上してくれたチャンスを
モノにして先制します。
1~2番は倒れたけど、
3~5番で稼いだ1点です。


-----------------
また3回表においては、
金子、源田が倒れて二死状態。
しかし、
 秋山、浅村が続けて連打で出塁。
秋山は6球目の高め直球を中安打。
浅村は初球の外角高め直球を左安打
二死一二塁でおかわり君を迎えます。
B1S0の追い込まれる前の2球目、
外角高めから真ん中寄りに
甘く入ったシュート

ライトスタンドへ3ラン弾!
初回のタイムリーと同じ球でしたね。


追い込まれながらも
自らで築いたチャンスを
モノにして追加点を挙げます。

1~2番は倒れたけど、
3~5番で稼いだ3点です。


3回までに
中軸で4点を稼ぎ、
岡本洋をしっかり
援護し、
理想的な序盤の展開
繰り広げました。


岡本洋も
猛虎打線を3回まで三凡祭り
完璧なピッチングを魅せます。


まあ高めの球なども目立ちましたが、
9人のうち4人はボール球で処理し、
荒れ球が相手を絞らせず武器になりました。
しかも、9個のアウトうち
6個がゴロアウト
ウルフのように打たせており、
球数も3回37球だからまずまず。


前までは、ストレートが
意図していないシュート回転して
致命的な欠点になっていましたが、
今はシュートとして意図して投げ、
自らの武器にできており、
それを活かしてゴロアウトも稼ぎました。


とにかく、
意図していないシュート回転するストレート
ストレートはきちんと真っ直ぐ、
シュートは意図して投げる、では
諸刃の剣であり、結果の差は雲泥であり、
この岡本洋や明日の十亀剣にとって、
大きな課題であります。


また今日の岡本洋の序盤は、
ストレートとスライダーの緩急
も効いていましたね。


--------------
ただ、その後は
西武打線が追加点を挙げられず
ゼロが最後まで並んでしまいました。


4回表はメヒア、外崎、銀で三者凡退。


4回裏は、岡本洋が
一死から大和に四球を与え、
次の高山には打ちやすい高さ、
ベルトの高さシュートを狙い打ちされ
ちょっとほころびが出てきそう
一死一二塁のピンチで福留を迎えます。
しかし、福留に対しては
フォークも駆使して
最後は低めスライダーで
1→6→1の併殺に打ち取り、
ピンチを凌ぎます。



5回表は、金子が与四球で出ますが、
源田がバントし損ねて三振し、
金子も盗塁を刺され
三振ゲッツーに。。。。
まあ足を使っての積極的な攻めなので、
ここはやむを得なく、
今後も果敢に攻めて欲しい
というところです。
ただ、これで阪神が盛り上がり、
流れを少し引き込むきっかけに
なりましたね。


この直後の5回裏に失点を許し、
2点差まで追い上げられます。


先頭の中谷には
内角低めストレートで厳しく攻めるも、
上手く打たれて単打を許します。
次の鳥谷には、
フォークが抜けて外角高めに甘く入り、
鳥谷がそれをボテボテにしてくれましたが、
打ったコースが悪く、
二遊間抜けるところを
源田が追いつきそうも、弾いてしまい、
結局、記録は二塁打に。。。
阪神へ流れが吸い込まれつつあります。


無死二三塁
俊介を二ゴロに打ち取るも、
その間に1点を失います。
そして一死三塁で、梅津に
甘いど真ん中カーブを投げてしまい、
余裕の中犠飛でもう1点許します。


まだ、の甘いど真ん中カーブ
長打を浴びなくて良かったですが。。。


6回表は、おかわり君が
一死から与四球で出塁しますが、
次の栗山が二併殺。。。
ただ、ここは阪神2番手松田が
上手く攻めました。


で、問題の6回裏。
流れは併殺続きの西武より、
打線が二三巡目になって
岡本洋の突破口を見出してきた阪神の方が
有利になってきていました。


岡本洋は
先頭の高山を三球三振に沈めるも、
福浦、中谷が高めシュートを狙い打ち。
しかも中谷は左二塁打だったので、
リードは2点差の中、
一死二三塁のピンチになり、
阪神にとって
大きな同点・逆転チャンスに。


そこで西武陣営は、
岡本洋から武隈に切り替えます。
もちろん、武隈が好調なら、
武隈→牧田→シュリちゃん→増田と
6回から自信のある逃げ切り体制
を布陣することができます。


ただし、武隈については、
今年がいつもの夏より早く
現在、毎日の野球漬けから来る
心が折れる精神的疲労
露呈しています。

その影響によるものなのか、
昨日や広島戦のように
打ち込まれてしまう場面も見られており、
昨日の今日でもあったので、
「大丈夫かい?」という懸念
が生じました。


しかし、今日の武隈は、
後続の鳥谷、俊介を
低めできっちり処理し、
ピンチをあっさり凌ぎました。


牧田らがこの後に登板するので
阪神にとって、その結果は
絶望感が溢れてきそうな雰囲気
を生みます。


この6回終了時に、
流れは西武へほぼ傾きます。


その直後の7回表、
メヒアのヒット、銀のバント、
外崎の与四球、金子の単打により、
一死満塁の大チャンスを築き、
西武がダメ押し追加点を奪えそうな
西武にとって
絶好のウェーブ
押し寄せてきます。


と・こ・ろ・が、、、
源田が遊ゴロでホーム刺殺。
秋山が空三振。。。
結局、昨日に続き
満塁からの残塁無失点
嫌なチャンスロス。

しかし、昨日と違ったのは
◇こちら西武が
 リードしていること
直後の7回裏からは
 流れをこちらに引き込む
 
特効薬マキタ
 投入できること
です。


7回裏は、わずか10球で
特効薬マキタが
速効の効き目を発揮


-----------------
8回裏は、シュリちゃんが登板。
先頭の大和がB3S1からの5球目で
ボール先行気味のシュリちゃんに対し、
「ノーコンのお前なら与四球だ!」
という意思表示ような感じで、
投げきる前に構えを止めてしまい
全く打つ気のない姿勢を見せつけて
シュリちゃんを挑発します。
投げる前からボールに外れる
とはわかるわけなく、
外国人投手であるが故に、
相手を怒らせて力ませる作戦
と推測されます。
まあ気分は良くないですが、
勝負の世界ですから
「挑発」は立派な戦術です。
見習って欲しいですね。


その次には高山に中安打を浴びます。
次の福留は左中間へ飛ばすも中飛。
秋山がきっちり追いつき捕球。


ただし、次の中谷の初球、
シュリちゃんはいつもの通り投げるも、
セカンドの山村裕也審判員に
いきなりボークをとられます。
「おいおい」と言いたくなる判定。
ただ、こちらはシュリちゃんの投球を
普段見慣れているから何も感じなく、
見慣れていない審判からはそう見えた
のかもしれませんが、
二塁審判の判定は
???という気がします。


それでもシュリちゃんは、
1球目が動揺して力んで抜けますが、
中谷をきっちりと遊ゴロに打ち取りました。


------------------
あとは最終回守護神・増田が登板。
ただし、先頭の鳥谷には、
2球で追い込みますが、どちらも見逃しと、
相手は打つ気満々というより、様子見の状態。
その中で、3球目の
ワンバン・フォークには手を出しません。
さすがにベースよりだいぶ前で
ワンバンしたら振ってもらえるわけ
はありません。
結局、4球目のど真ん中ストレート
右安打を浴びて先頭の出塁を許します。


次の俊介は内角高めストレートを詰まらせ右飛。


次の上本には、追い込んだ直後に
スライダーで緩急をつけます
外角高めの甘い処だったので空振りません。
むしろファウルで助かった。。。
最後は内角一杯のストレートで見三振。
正直、外れた?と思いましたが、
審判がストライクで判定してくれて
助かります。


最後の打者となる糸井(代打)には
ストレート勝負も
2球目に低めスライダーを投げますが、
明らかなボール球のため、無駄球に。
次の内角低めストレートも明瞭なボール球。
カウントを無駄にやや悪くしました。
しかし、4球目に外角ストレートを見逃し、
これでB2S2と追い込みます。
そして最後の5球目、
外角低め一杯一杯にストレートを決め
糸井を見三振で片付け、守護成功に!
この5球目は
前の上本への最後の球より遙かに良く、
文句の無い素晴らしい一球でした。


これで増田は抑えますが、
最後の最後まで冷や冷やモノで
ハラハラドキドキさせてくれました。


今の西武で守護神を任せられるのは、
やはり増田しか居ません。
後継者として大石がいますが)
ただし、今の増田は
昔の雄星の以上に、
ほとんどストレート中心で
たまにスライダーという
二者択一のストレート濃厚投球
と単調系タイプです。
ただ、そのストレートが
高めや真ん中も散見しています。
そこに増田の課題が残る
と思います。
シュリちゃんのように
角度でもあればまだいいですが。。。


せめて、
フォークの精度を向上させて
そのフォークを要所で
投げ切って欲しいです。


さすがに鳥谷に投げたような
だいぶ手前でワンバンしていたら
そこに打者は釣られないです。


でも、もう少し向上したフォークなら、
持ち前のストレートが凄いだけに
ストレート、フォークで
相手を翻弄しやすいと思いますが。。。
何か、もったいないです。


----------------
今日のゲームは、西4-2神
理想の展開となる
序盤から投打噛み合う。
あとは援護止まるが、
継投で逃げ切り勝ち!

ちなみに今日の他パ球団は、
西武と日ハム以外は負け!
このため、
上位の楽天やソフバンに差をちょっと縮め、
直下のオリックスの差をちょっと広げます。


これでパ・リーグ成績では、
楽天に4.5ゲーム差、
ソフバンに2.0ゲーム差と
射程内に入れたままです。
おまけとして、
交流戦ではパでトップ、
順位も僅差の単独2位です。


それでも西武のビハインドだから、
このまま日曜日までの残る4連戦を
突っ走って全て勝ちきって欲しい

です。


---------------
さて、明日は苦手意識を残す
メッセンジャーが先発です。


とにかく課題は、
速いストレートと緩いカーブによる

緩急差に翻弄されること、
キレのあるフォーク習得→対応

です。


落ちる球でやられる
メヒアやおかわり君(出否不明)の場合は、
追い込まれればフォーク、カーブ攻め
になりやすいので、
追い込まれる前にストレートで
何とかしたいですね。


非力な上位、下位打線については
球威のあるストレートでは力負けしやすいので、
そこは流し打ちに徹し、
カウントを稼ぎに来るカーブや
ストライクゾーンに入るフォークなど
変化球を狙い打っていくか。


できることなら、上位、下位には
早打ちでは無く、ボール球は見極め
厳しいところはカットで逃げ、
粘って球数を放らせて欲しい
ですね。


一方、こちらの先発・十亀
「投げてみなければわからない」
タイプです。


とにかく「お願いね!」というところ。。。