下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

7/1オリックス10回戦(inMLD)打順の問題というより攻め方の問題。天敵・松葉を相手にいつもと同じように繰り返しやられる獅子軍団。明日も同じようにやられて泥沼三連敗に陥って3位の立場も危うくするか?

今日のオリックス10回戦を観戦しに来ました。


その前に森コーチの追悼献花会場に立ち寄らせて頂きました。
会場の中は撮影するのはどうかと思い撮影していませんが、
お写真が飾られており、それを囲むように
花、ビール等がお供えされておりました。
また多くの方々がいらっしゃっておりました。


安らかにお眠りください。合掌


さて、今日の試合のスタメンです。


先発投手は予告どおり
投げてみないとわからない十亀
こちらの天敵になりつつある松葉


で、驚かされたのは西武打線のオーダー。
上位打線
1番源田、2番水口のコンビに。

中軸は交流戦の頃のように
3番に秋山、4番に浅村、5番におかわり君
おかわり君が4番から下がりました。
そして6番にメヒアを入れて、
下位は7番岡田、8番外崎、9番木村文
金子を下げて木村文を入れてきました。


今の湿り気味の貧打状態を
今の流れがないチーム状況を
何とか打破したいという気持ちからの
打線入れ替えでしょう。


正直、打順入れ替えは別に良いと思います。
源田が1番というのは荷が重いでしょうが、
松葉に相性がいいということからの1番らしく
とりあえず、
1度は試す価値もあるでしょうから、
今回の1番源田、2番水口の采配には
何も言うつもりはありません。

また水口をスタメンで使うことも
いいことと思います。


おかわり君が4番から
5番に下がったのも文句はありません。


まあ木村文をスタメンで適用したことは
正直「大丈夫なの?」という疑問が残りますが。


しかし、今日の結果については、
先発の十亀が2回表に集中打を浴びて4点を失い、
西武打線の方は松葉を打ち崩せず、
打線が点になるだけで線にならず、
結局2点しか得点できなく、
オ4-2西この試合も落としました。


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今日の敗因については、
当然、十亀が打たれたことが挙げられます。
ただし、
十亀はやはり投げてみないとわからないタイプであり、
十亀が先発の試合なら
4失点くらいは想定の範囲内です。
まだ満塁ホームランでも追いつけない5点以上
の差をつけられなくて良かった
というくらいです。


やはり天敵となりつつある松葉に対し
淡泊な、雑な攻撃を仕掛けて
いつもの如く天敵にやられてしまった

ということが大きいでしょう。


今回、打順を変えたということが
響いたかもしれませんが、
一番の問題は
打順よりも攻め方にあった
と思います。


例えば、その象徴的な攻め方というと
打順が1番から始まった
1回裏と6回裏でしょう。
そのイニングは
源田→水口→秋山という攻撃でした。
それ故、一筋縄では行かない松葉に対して、
・カット等で粘って球数を放らせる
・選球眼を活かして与四球を狙う
・セーフティバント等により揺さぶる
・快足揃いによる内野安打のチャンスもあり
・走者が出れば足で揺さぶる
など
相手が嫌がることを
小賢しく行うことができ、
色々な攻め方が考えられる
イニングでした。


しかし、終わってみれば
闇雲な早打ち攻撃により、
1回裏は僅か7球で
6回裏は僅か6球で
あっさり三者凡退
でした。


せっかくの
色々と攻撃の選択肢がある1~3番の特性を
台無しにする雑な攻撃
でした。


今日の秋山においては、
決して楽ではない球にもかかわらず
全て初球~2球目に手を出しており、

秋山「らしくない」凡打を積み上げました。

1回裏二死で
 内角直球の2球目を投直
3回裏二死二塁で
 外角低めスライダーの初球を右飛
6回裏二死で
 内角低め直球の初球を二ゴロ
9回裏先頭で
 外角低めに外れたスライダー初球を一ゴロ


とにかく、今日は
いつもなら粘る秋山や源田まで
「らしくない」早打ちで沈む傾向。
でした。


一応、水口は8回裏に黒木を相手に
10球粘りましたが、、、


チームとして、一体、
どういう作戦を講じているのか?
どういう指示を出しているのか?


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辻監督のコメントを見ますと、
 俺も経験があるけど、ここで打たなきゃ、というときに打たなかったら、選手たち自身は面白くないと思う。バファローズ・松葉にストライクを先行されると苦しくなるし、打線が弱いときに先取点を取られると効いてしまう。
 こういう苦しい時期は必ずある。こうすればいいとかはないけれど、積極性をなくしたらいけない。初球から打ち上げたら淡泊に思われるかもしれないけど、それは狙いにいった結果だから。


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辻監督自身、今回の積極策が
淡泊な結果になったことを
重々わかっておられるようです。


確かに「積極性」といのは大事です。
苦しい時期には、弱気になるほど
萎縮してしまい、積極性を失いがちになりやすい
ので、積極的に攻めることは必要です。


ただし、積極的に攻めることと、
何でもかんでも早打ちしていくこと

は違うと思うのですが。


また上位や下位と中軸でも
攻め方は違ってくるとも思います。


まあ松葉はストライク先行の投球なだけに、
早めから打ち込みたくなるでしょうし、
(でも打ったら凡打の山を、ウルフのように)
追い込まれれば決め手を活かすので打ちにくくなる
というのもわかります。


例えば、おかわり君やメヒアの場合
追い込まれると、相手投手も
落ちる球を中心に投げてきますから、
打ちにくくなるので、
追い込まれる前で何とかしたい
という面はあると思います。


しかし、ミートが上手い秋山などは、
追い込まれても渋太く粘れますから
難しい球や楽ではない球はカットで逃げながら
甘い球や与四球を狙っていけばいいです。


また上位、下位打線においては、
同じアウトになるにしても、
相手投手に何かダメージを少しでも残したいです。


まだ早めの投球において、
真ん中や高めといった甘い球が来る
というならば、早打ちも有効です。
しかし、積極策ということから
楽ではない早めの球に手を出していくこと
はあまり得策ではありません。


相手だって
早打ち好きの西武打線に対して、
外国人を相手にするときのように
初球は警戒して甘い球を多くは投げてきません。
まあ、カウントを稼ぎに来る初球の甘い球
とかだったら狙っていっていいと思いますが。
ただ、そういう球は見逃しがちにあります。


とにかく、
松葉も含めた天敵投手に対して、
「自分で打てそうと思ったら
 勝手に積極的にドンドン打っていけ!」

の作戦が通用しないことは、
昨年までも含めて数多く経験済みであり、
そのような粗雑な闇雲の早打ち攻撃により
三凡祭り、残塁祭りを多く開催し、
そのような攻撃が天敵の餌食となり、
相手投手を助けていきましたよね。


天敵投手には
何度も何度も同じ対応を繰り返して
何度も何度も封じ込められてきました。


天敵相手では無いけど、
昨年の最終戦(日ハム優勝決定時)は
その象徴的なゲームでしたね。
大谷を相手に、
ガムシャラに闇雲に早打ち攻撃で
大谷をだいぶ楽にさせてしまいました。
確かに、あのときの大谷は凄かったですが、
そんなに凄い投手を相手に
戦略も作戦も何もない、体当たり特攻のような
ぶんぶん振り回すだけの闇雲な早打ち攻撃では
当然、打てるわけがありませんでした。
(試合を早期に終わらしたいなら別ですが)



明日のオリックスの先発投手は
相変わらず苦手な天敵ディクソンです。
とにかく、
明日もその天敵を打ち崩さないと
勝ち目はありません。


明日も同じことを
繰り返していくのでしょうか?
もし繰り返していくようなら、
明日の勝算も低く、危ういですね。


現在、このオリックスのカードは連敗中です。
もし、明日の日曜日も敗れることがあれば、
オリには2度目のカード3連敗を喫することになり、
ゲーム差も3.5差まで詰められることとなり、
CS出場圏内(Aクラスの3位)争いが熾烈となり、
万年Bクラスのリスクが高まってきます。
(※本カードの戦前は6.5ゲーム差)
それだけに、明日7/2(日)の11回戦は
負けられない重要な一戦になります。
(※勝てば5.5ゲーム差だからまだ余力残る)


いずれにしても、
明日は苦手な天敵ディクソンを打ち崩し
試合に勝っていかないと
ヤバい立ち位置に追い込まれます。


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ところで、今日の先発の十亀については、
5回(75球)を投げて
被安打9、与死球1で自責点・失点4
その失点は2回表の集中打により獲られましたね。


とはいえ、十亀は
相変わらず投げてみないとわからないタイプであり、
正直、4失点くらいなら想定の範囲内です。


とにかく、2回表の失点については、
無死一塁の状態から中島に死球を与えたこと
すなわち、余計な走者を出してピンチを広げたこと
が大きく響きました。
理想は併殺にするか、最低でも一死を得ること
でしたが、
結果はアウトを獲ることできずピンチ拡大に。


辻監督のコメントを踏まえると、
またそのピンチを拡大させたほかに、
死球をおそれる意識が生まれ
内角攻めが甘くなった
ようです。


ただ、昨年、オリのホーム京セラで
牧田が中島に死球を与えたとき、
中島がもの凄く怒り、
一瞬、乱闘になるのでは?
ということがありましたね。
このとき、中島は
中島を止める岡田に対して
もの凄く暴言を吐いていましたね。
それにより岡田もビビリまくりに。
もしかしたら、
今日の岡田は、それを思い出したか?
そのため、内角を攻めにくくなったのか?


↓ぶつけられて岡田に怒鳴る中島

 (2016.9.21京セラ)



とにかく、今後の試合に向けて
その課題は修正していく必要があるでしょう。


辻監督のコメント
十亀は(死球を)当てたからといって外一辺倒ではね。いま一番勢いのあるピッチャーだからいけると思ったが。インコースを狙っても甘くなるし、腕を振ってそこに投げきらないと。当てることを怖がっていたら生きていけない。十亀はそこを乗り越えていかないといけない。


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なお、十亀以降のリリーフ陣については、
平井→野田→大石→武隈と並べ、
オリ打戦をきっちり抑え込み、
ゼロを並べました。


平井あたりは、
場数をこなしていく度に場慣れしてきたのか、
安定感が増してきましたね。


また亡き森コーチの愛弟子
のような存在だった大石は、
昨日に続いて登板してきました。


昨日は無失点に抑えましたが、
被安打1、与死球1でした。
しかし、今日においては、
2奪三振を含む三者凡退で凌ぎ、
見事な投球を魅せました。


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【追伸】新応援歌発表
  (源田、岡田、外崎)


今日の試合前に
源田、岡田、外崎の新応援歌が発表されました。


源田は「らしい」歌詞ですね。
岡田は格好いい感じです。
外崎も格好いいですが、難しそうです。


まあ今日は浸透していないから
なかなか歌声は聞こえませんでしたが。