下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

10/3楽天最終戦(inMLD)多少のミスはありつつも、因縁のある鷲軍団に対してエースが絶対的な貫禄で絶望感を与え、獅子打線が充実した内容を魅せつつ先良し・中良し・終い良しの猛攻で撃墜し、レギュラーシーズンの直接対決を最高の形で締めて2位マジックを『1』に!あとはCS1の本番でも鷲を叩き潰すべし!ただしCS1の超短期決戦は決して優位であるわけではないから、勝って兜の緒を締めるべし!

昨夜はエースその2則本にやられましたが、
今日のこちらの先発エース雄星が
レギュラーシーズン最終となる登板。


その結果は
西10-3楽の完勝
2位マジックを1としました。


雄星は
エースとしての貫禄を魅せて
勝利数が背番号と同じ16個目
リーグトップタイとなりました。


一方、楽天の先発は美馬。
そのため、
今日の西武打線の先発オーダーは
美馬との対戦成績を踏まえて組まれたようで、
美馬に一番相性がいい外崎1番に据え
3番8秋山、4番3山川、5番4浅村、6番D森
で並べ、サードにはおかわり君がベンチスタート
7番に呉が入りました(サードの守備が不安)


過去3年間の対美馬成績は、
1番 外崎:13打数  7安打、打率0.538
2番 源田:18打数  2安打、打率0.111
3番 秋山:32打数14安打、打率0.437
4番 山川:  8打数  4安打、打率0.500
5番 浅村:32打数  6安打、打率0.187
6番 森 :17打数  7安打、打率0.417
7番 呉 :  4打数  3安打、打率0.750
8番 銀 :16打数  3安打、打率0.187
9番 金子:20打数  7安打、打率0.350


対戦成績を踏まえると、
外崎が出ても2番源田で止まるおそれがあるので、
2番は森で良かったのでは?とも思いますが、
山川の後ろのポイントゲッターが不在になります。
だったら、
1番外崎、2番金子3番秋山、
4番山川、5番森の並びにして、
6番浅村7番呉8番銀9番源田
という気もしました。


ただ、外崎は美馬に相性がいいのですが、
今日の1番外崎は
美馬に拙攻の打ち損じを重ねました。
1番の重圧により
功を焦る拙攻となってしまったのか?
しかし、初対戦の西宮になったら、
相手レベルの低下により気が楽になったのか?
打ち始め、最終回は調子に乗ってマルチとなりました。


また2番の源田も美馬には合わず打てず、
美馬の時には1、2番が機能せず、
今日は3番の秋山で
二死からのチャンスメイク
という形が目立ちました。


しかし、イケイケとなった8回裏に
源田、同じ新人・菅原から
左三塁打のタイムリーを放ち、
新人による安打数で
ミスターを追い抜く

という快挙を成し遂げました。


源田は残る1つをフルで出場すれば、
全試合フル出場を成し遂げます。
これは新人ということで「もの凄い」のですが、
新人云々関係なく、成し遂げる人も多くなく
大変なことです。
#源田たまらん
です。


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さて、今日の試合については、
失策や牽制死といったミスがありましたが、
全体的に見れば、
エースが状態が良くない中でも、
貫禄を見せ付け要所をしっかり抑え、
攻撃面は、
一発有り連打有り、盗塁有りにより、
獲られたらすぐに獲り返す形も有り、
相手がチャンスを潰した直後に、しっかり
点を奪って流れをつかみ獲る形もあり、
先良し、中良し、終い良しの攻勢を魅せ
充実した内容で鷲を砕きました。


まず今日の雄星については、
初回の立ち上がり以外で
制球にバラツキがあったり、
フィルダースチョイスもあったり、
不運な失策(走者と衝突)もあったり、
 ※負傷無くて良かった・・・
終盤にけいれんもあったり、
被安打6個、与四球5個と2ケタ出塁を許し、
先制をもらった直後に失ったり、
状態が決して良かったわけではなかったです。
鷲軍団もセーフティバントの仕掛けをしたり、
何とか攻略しようと試みていました。

しかし、失点を3点(自責点1)でとどめ、
エースの貫禄を魅せつけて、
走者を出しても要所をしっかり抑えました。


そして、雄星の最大の醍醐味が8回表です。
112球で8回表を迎え、けいれんも有り、
疲れが出てくる頃になっていました。
その中、先頭のウイラー、次の島内に
連続で四球を与え、次の銀次のバントで
自ら三塁へ投げて間に合わない
フィルダースチョイスにより
銀も「三塁へ」と指示出していましたかね)
無死で自滅型満塁を献上してしまいます。
点差は2点しかなく、
逆転の走者も置いてしまいました。
まあこれが十亀などであったら、
同点、逆転を許す可能性が高いでしょうが、
ここから雄星が
スーパーサイヤ人に化けます。
(まさに漫画)


まず鷲の方は、相性が悪いアマダーから
前回、雄星を打っている
一発期待の中川を代打に送ります。
しかし、雄星は中川に
一度もバットを振らせず三球三振を奪取。
(判定が甘かったところもありますが)

一死になって次に鷲軍団は
岡島に足立を代打で送ります。
確かに雄星は、岡島を今まで過去3年間で
16打数ノーヒットに抑えていましたが、
今日、初安打を浴びて
それが失点につながりました。
一応、足立は今年が雄星に8打数2安打ですが、
打撃の実力は岡島より劣りますから、
この代打は助かりました。
雄星は足立に対して内角をガンガンに攻めて
バットに全く当てさせず、
最後は内角低めスライダーで
連続「奪空三振」を決めます。

最後は嶋をストレートで攻めて
球威で押し切り中飛で処理しまし、
結果として、
無死満塁の大ピンチから
エースの魂投により
鷲軍団をねじ伏せて点許さず!


この無死満塁を凌いだ投球は、
まさに
鷲軍団に絶望感のみを

与える鬼投!となりました。
もう鷲軍団から見たら、
雄星は何をやっても攻略できず
と放心状態にさせる内容であり
これはCSにも響かせる
力投になりました。


お立ち台で本人は、この場面に関して
ここで自滅してしまったら
 前のぼくと一緒なので、
 なんとかがんばりました
とコメント。


今年の雄星は本当に成長・覚醒しました。
あとは苦手なソフバン相手に勝てるとね。。。
16勝のうち得意の楽天で8つ稼ぎました。
得意なところは絶対的な自信を持って抑え、
苦手なところは絶対的な不安を持ってやられる
このところをクリアすれば
もう大谷にも負けないんですが、、、
雄星にとって
精神的な課題はまだ残しています。


試合の話に戻すと、
その後、8回裏は、獅子軍団が
放心状態の鷲軍団を一気に猛攻し、
ダメ押し5点を奪取し、
試合を決しました。


も、無死満塁を抑えた勢い
調子に乗っちゃて2発目を放ち、
ダメ押しの先駆けになりました。


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一方、攻撃については、
◇銀のソロ弾で先制点奪取。
逆転された直後のイニング
 二死から秋山が二塁打でチャンスメイク
 次の山川が連打で逆転2ラン弾
 瀬戸際でも勝負強さを発揮する逆転打。
◇山川、浅村、森の三連打で2点奪取
 相手がチャンスを潰した直後
 相手を突き放して
 流れをがっちりつかみ獲る
 中押しの猛攻。
◇森が先頭で単打により出て
 永江がきっちり送って
 銀が2ラン弾でダメ押し開始。
 その後が外崎、源田、秋山の
 三連打で3点奪取(単打→三塁打→本塁打)
 相手が大チャンスを潰した直後
 相手をさらに突き放して
 試合を決するダメ押しの猛攻。


このように、
充実した内容で得点を奪うことができ
CS本番に向けていい形で締めました。


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今日は細かいミスは除いて
全般的にいい勝ち方で
因縁のある鷲軍団を沈めて
鷲との最終戦を締めました。

もちろん
まだ2位は確定していませんが、
CS1の本拠地開催権を奪取する
可能性をかなり高めました。


さて、これからの最大の焦点は
CS1本番でも鷲軍団を撃破し
CS2へ突破できるか?
です。


鷲軍団は、雄星に対して
なす術をもう尽くしています。
また鷲軍団の先発陣については、
3番手(美馬)以下の脅威は
だいぶ薄れております。


ただし、
CS1は2勝した者が勝つ
超短期決戦です。
楽天サイドは、当然ながら
岸と則本
その2勝を狙ってきます。


雄星を立てれば、相手が岸でも
楽天には勝ち続けてきましたが、
岸や則本が相手になると、
こちらの打線が完封される
懸念も残るので、
雄星で絶対とは言えず、
雄星を立てても勝負は
五分五分となる
と思われます。


もし初戦を雄星vs岸で勝っても、
次の十亀vs則本が昨日みたいに負ければ、
3戦目は野上(?)vs美馬で
公算はあっても流れ次第で敗れることもあり、
CS1の勝敗はやってみないとわかりません。


場合によっては、
レギュラーシーズンの中で見せた
金曜日の雄星を落としても、
土日でしっかり勝ち越す
というパターンような
楽天側は雄星の試合を捨て試合にして、
初戦を美馬あたりで落としつつも、
2戦目、3戦目を岸、則本で奪いに来る
という戦略で来るかもしれません。


ただし、この場合、楽天から見ると、
初戦で王手を仕掛けられるので、
2戦目は絶対に負けることができなくなり、
大舞台の経験が浅いことから
(西武の方も浅いですが)
追いつめられてガチガチになり
自分の首を絞めるおそれがあるとともに、
万一、CS1を突破した時、
CS2のソフバン戦でなるべく
岸、則本を投入したくとも
CS1で2、3戦目になる分、
間隔も必要になり、
1戦分後手に投入せざるを得なくなり
CS2でさらに苦しくなります。
そのようなリスクを考えると、
楽天側に立って考えれば、
正攻法でCS1の初戦から
岸、則本と投入した方が
ベターと思います。


とにかく
2勝すればOKのCS1において、
絶対的な信頼をおける先発の駒所有数
西武は雄星の1つに対し
楽天は岸、則本の2つある

ということがどう左右するか?
がカギになると思います。
すなわち、
西武打線が岸、則本を
潰せるか否か?

がカギになると考えます。


残念ながら、十亀や野上は、
信頼をおける先発陣の一人ですが、
「絶対的な」となるレベルまではない
ですからね。