下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

辻野球「1点でも多く獲り、1点でも失点を防ぐ」への意識改革は浸透しつつあろうが、今年は接戦でどうだったのか? 鷲と対峙するCS1がロースコアの展開になるかもしれないから、確認しておきたい。

今年の西武の結果については、
79勝61敗3分(勝率0.564)でした。


優勝を逃した2009年以降の9年間で見れば、
勝ち星、勝率は9ヶ年で最高となりました。


09年 4位144試合70勝70敗4分 勝率 .500
10年 2位144試合78勝65敗1分 勝率 .545
11年 3位144試合68勝67敗9分 勝率 .504
12年 2位144試合72勝63敗9分 勝率 .533
13年 2位144試合74勝66敗4分 勝率 .529
14年 5位144試合63勝77敗4分 勝率 .450
15年 4位143試合69勝69敗5分 勝率 .500
16年 4位143試合64勝76敗3分 勝率 .457


さて、今年は辻監督の一年目。
監督就任時には、「球際に強い野球」
「1点でも多く獲り、1点でも失点を防ぐ」

という話をされており、
今年はその実現に向けた意識改革
も進んだでしょう。


ただ、今年の結果について、
接戦の場合、どうであったか?
確認してみます。


試合:1点差  2点差  合計(2点差以下)
ソフ:4勝3敗 2勝3敗 6勝6敗
楽天:2勝3敗 1勝2敗 3勝5敗
オリ:0勝4敗 1勝4敗 1勝8敗
ハム:2勝3敗 1勝2敗 3勝5敗
ロッ:4勝4敗 0勝2敗 4勝6敗
交流:2勝3敗 2勝0敗 4勝3敗
合計:14勝20敗  7勝13敗 21勝33敗
勝率: 0.412    0.350  0.389


今年の1点差ゲームは34試合
2点差ゲームは20試合ありました。
ただし、それらの結果については、
1点差が14勝20敗(勝率0.412)借金6
2点差が 7勝13敗(勝率0.350)借金6
であり、その合計(2点以下の差)は
21勝33敗(勝率0.389)借金12
全成績の勝率を踏まえれば、
1~2点差のゲームでは負け越している
すなわち、
接戦の展開は弱いという
傾向になっていました。


まあ、その要因については、
勝利の方程式が崩れて逆転負け
「あと1本が」野球で追いつけず
などのケースが考えられます。


対戦チーム別で見ると、
オリックスにだいぶやられていました。
オリックスの結果を除くと、
20勝25敗と勝率が高まりますが、
それでも負け越しています。


ただし、残る試合は鷲&鷹軍団。
鷲、鷹を相手にしたときの成績は


   1点差  2点差  合計
            (2点差以下)
ソフ:4勝3敗 2勝3敗 6勝6敗
楽天:2勝3敗 1勝2敗 3勝5敗
合計:6勝6敗 3勝5敗 9勝11敗
※全成績
 ソフバン戦 9勝16敗
 楽  天戦16勝 8敗1分


これを考えると、
ソフバン相手では
 9勝中6勝が
 16敗中6敗が2点以下差のため、
 勝つときは小差負けるときは差がつく
 という傾向です。すなわち、
 鷹相手では「勝つのがやっと」
 というような結果です。

一方、楽天相手では、
 16勝中わずか3勝が
 8敗中5敗が2点以下差のため、
  勝つときは差をつけ負けるときは小差
 という傾向です。すなわち、
 鷲相手では「接戦に持ち込まれると弱い」
 というような結果です。


ただし、まずはCS1ですが、
楽天側が誰を先発投手にするか?
次第ですが、則本や岸相手だと
ロースコアの展開になりやすいから
接戦でも競り勝つことが欲しいです。
(特にしっかり得点する)


このCS1については、
2勝した者勝ち超短期決戦ですから、
こちらのエースが1枚看板(雄星)に対し、
あちらのエースが2枚看板(則本、岸)なので
基本的にこちらの分は良くないから、
とにかく、
こちらの打撃陣が鷲2枚看板を
打ち崩すことができる
か否か
勝敗のカギ
を握りそうです。