下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

①ソフバンを戦力外になった大隣・山田を左腕先発投手が欲しい西武が調査中。②郭俊麟再生計画(許銘傑氏の招聘)。目的は将来の台湾野球界のためかもしれないけど、とにかく再生できたら御の字。

①大隣・山田を調査中
西武の喫緊な課題として
先発陣の駒不足問題があり、
特に左腕不足である。
雄星も来オフには渡米濃厚なだけに
とにかく左腕が欲しいところ。
それだけに今回のドラフトでも
1位は左腕にこだわり、
最終的に斉藤君の交渉権を得た。
まあ田嶋君をハズした時点で
左腕へのこだわりから
即戦力の可能性の高さに重きを転換し、
キレのあるストレートに
落差のあるフォークを武器に
制球力も安定している

日立製作所の鈴木康平君が欲しかったですが。


そこで先日、ソフバンで戦力外になった
左腕の大隣&山田の獲得を見据えて調査が始まりました。
両人とも実績は、数年前に1軍でそれなりに活躍し、
特に大隣はWBCの代表入りするほどに。


【ハイライト】好調・山田は3連勝なったか!? 4月24日 ソフトバンク-西武
しかし、層の厚い鷹軍団ですから、
ちょっとやそっとでは活躍の場が無いだけに、
力があっても戦力外になりやすい?
という気がして、
普通の戦力外選手より、
何か期待感が持てそう

楽観的な希望的観測があります。


特に選手を粗雑に扱うブラック巨人あたりは、
そんな掘り出しモノが2軍に多そうで、
現に日ハムに行った大田なんかは、
水を得た魚のように張り切り一年生です。
また戦力外選手でも
元オリ現ヤクルトの坂口のように
チーム方針と適合せずの戦力外になったタイプや、
元ヤクルト現DeNAの田中浩のように
チームが変わって再起して1軍でがんばるタイプ
などもいます。
※昨年、第二で大崎が田中浩に声かけていましたね。
 大「どう、調子は?」
 田「う~ん、まあね。。。そっちは?」
 大「まあね。。。」


もし大隣や山田を獲得して再起・活躍してくれれば
安価で戦力アップできるので大戦果になります。
今年の年俸は
大隣が5500万円、山田が1400万円。
山田は1千万円前後、
大隣だって2~3千万円とかで契約できるのでは?
ただ、西武フロント陣の場合、
竹原、稀哲、キムショーのように
「勝ってあげるけど、中古のセール品ならね」
安売りに走り、安上がりで済ます主婦感覚の買い物

をしますからね。
(主婦の皆様、失礼な表現でごめんなさい)


まあソフトバンクはしっかりした球団なので
外国人以外で戦力外にする際の理由は、
それなりに分析した結果に基づいているでしょうから、
また特に投手はその答えが明瞭になりやすいから、
そう簡単に再起する
とは考えにくいのは否めません。
最近の戦力外で再起したというと、
細川【捕手】(2016戦力外)が楽天で一軍戦出場。
白根【内・外】(2015戦力外)がDeNAで一瞬再起。
的場【捕手】(2010戦力外)がロッテで一軍戦出場。
篠原【投手】(2010戦力外)がDeNAで中継ぎで活躍
くらい???


大隣や山田については、
層の厚さから出番が無かったかもしれませんが、
大隣の場合、気になるところは、
◇故障持ちですから、
 その故障のリスク、故障後の衰えの懸念
 過去に黄色靭帯骨化症、2年前に左肘手術
2軍成績も過去2年は厳しい結果に。
 2017:22試合6勝4敗 防御率5.20
    打者440,被安打113,被本2,
    与四球28,与死球2
 2016:20試合7勝7敗 防御率4.32
    打者398,被安打95,被本12,
    与四球29,与死球0


まだ山田の場合、2軍成績ですが、
 2017:22試合10勝5敗 防御率2.35
    打者546,被安打115,被本7,
    与四球24,与死球10
 2016:21試合9勝1敗 防御率1.49
    打者368,被安打70,被本5,
    与四球18,与死球4
まずまず。大隣よりは期待できそうです。
ただ、2軍でお山の大将という印象
ぬぐえませんが。。。


もし、狙うなら、
大隣より山田の方という気がします。
それでも、保険のために
2人とも見据えつつ、
他球団に奪われないよう、
2人とも、いち早く
手を付けて良いんじゃないですか?

まあ再起しない確率の方が高そうですが、
安価で効果を発揮できればお得ですからね。


支配下人数枠については、
FA流出懸念の牧田、野上、銀、おかわり
継続契約が済んでいないウルフと
現時点でグレーゾーンにあるのが5名を除くと
支配下人数は53名。
これに支配下の新人6名と松井稼頭央を含めると、
現時点で支配下人数は60名です。
そこから、外国人投手が3名追加で63名、
一応、野上、銀、おかわりが残って66名、
(彼ら流出の代償である人的補償を獲得しても)
他球団のFA組みは増井、大野が狙い目ですが、
日ハムは若手を人的補償で獲りそうな気が。。。
もし補償がお金だけなら支配下人数は最大68名。
大隣、山田が入る余地は残るでしょう。
もし大隣、山田がダメなら
シーズン途中でリリース又は育成枠降格もありです。


ただし、西武フロント陣には
中古のセール品ばかりでは無く、
増井などのFA行使者・高級品にも
視野に入れてもらい
たいです。



西武が大隣&山田を調査へ ソフトBで構想外
10/31(火) 9:30配信(西日本スポーツ)
  
西武が、ソフトバンクから来季構想外を通告された大隣憲司(32)、山田大樹(29)両投手の調査に動くことが30日、分かった。来季10年ぶりの優勝を目指すチームは先発左腕の補強が急務。現役続行を希望している両左腕の状態を確認した上で、獲得するかどうかを最終判断する。
 今季登板は大隣が1試合、山田が2試合。選手層の厚いソフトバンクで活躍の機会は得られなかったが、ともに過去の日本シリーズで白星を挙げるなど実績、経験は申し分ない。西武は今秋のドラフトで即戦力と期待する明大の左腕、斉藤大将を1位指名。さらに層を厚くするため、エース菊池に次ぐ先発左腕の補強を目指す。


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②郭俊麟再生計画
(許銘傑氏の招聘)
杉山氏に続いて許銘傑氏が
台湾野球界から指導者として西武に帰ってきます。
西武グループと台湾の親密度は深いですからね。
それはそれでいいですけどね。
ただし、許銘傑氏の最大任務は
郭俊麟再生のようです。


郭俊麟については、
もう三年が経過しており、
本来ならリリースされて不思議でありません。
しかし、台湾との親密度からか、
ある意味、特別枠で残留です。
でも今年の残留の目的については、
もう西武での活躍することよりも、
レベルの高いNPBで経験を積んで
台湾野球で活躍できるよう、
留学的な意味合い
変わっているような気がします。
もちろん、
西武で活躍できれば御の字ですが。


郭俊麟は来日すぐにソフバン戦含めて
一瞬、活躍しました。
ただ、このときのコメントで
「ソフトバンクは怖かったけど、」と
発していたように
ちょっとビビりタイプの片鱗を見せていました。
まあその後はNPBで通じなくなって
不振が続く転落街道を歩んでいきます。
でも、まだ1年目は
第1回WBSCプレミア12に選出されて
イタリア戦でしたが好投振りを見せていました。
そのオフの終わりに彼女と別れてしまい、
(それがどこまで影響したか知りませんが)


2年目は中継ぎもやるようになるけど、
完全不振に陥ってしまい、
終盤にはロッテ清田への危険球で撃沈し、
(この年2度目の危険球)
とどめがWBCでのめった打ちで
奈落の底へ突き落とされました。


そのWBCでロッテのチェンが
爪か指かを痛めましたが、
郭は特に痛めること無く代わりに登板なども。


その後の3年目は
ロッテのチェンが
WBCの大舞台での経験が活かして
成長ぶりを魅せてきたのに対し、
郭の方は二軍でも全く登板せず。


今回の許銘傑氏復帰の記事によると、
(最後を参照下さい)
今年、全く出場できなかったのは、
『原因不明の不調を訴え』によるらしく、
昨年から懸念していた
イップスによる影響が濃厚
になった気がします。

おそらく(推測ですが)
◇力通じない日本野球への恐怖
 (清田への危険球でそれが致命的に)
◇WBCのフルボッコによる
 自信&闘志の完全喪失
によりマウンドに立てなくなった
という気がします。


もともと技術面の低さも影響していますが、
崩れ始めると、頭が一杯一杯になってしまい、
萎縮してしまい、
もう自分を制御できなくなります。
そして自信を喪失しつつ不安ばかりが募り
負のスパイラルに陥っています。


弱点である「精神的なもろさ」から
動揺(ざわ・ざわ・ざわ)、恐怖・不安
萎縮、力む、バランス崩れるフォーム
制球定まらない
自滅!嗚呼。。。
というイップス的なサイクルケースが多いです。


※ちなみに、
 光成もそのような面が否めないことから、
 大成するまでにはまだ時間がかかるでしょうし、
 大成するには自信と心の余裕が必要です。
 もしかしたら雄星のように数年かかる?


さて、郭の話に戻すと、
極めつけが昨年2度目の危険球となった
シーズン終盤のロッテ清田への危険球
でした。

この清田の頭にぶつけたとき、
清田に謝ること無く背を向けてしまい、
大ブーイングも生じました。
まあ帽子くらいは下げるべきでしたし、
周囲の批評もやむを得ませんでした。


このときは、
久々の1軍での試し登板でした。
2軍戦で投げてから
中4日で登板したこともありますが、
既に打ち込まれている状態で、
清田にも打たれていたから、
「もうこれ以上打たれたら
 やばい、どうしよ。」という
気持ちが先行しすぎ
内角を狙いますが、
もう萎縮して力んでいるから
あっさりすっぽ抜けて清田の頭に直撃。
その瞬間、頭が真っ白になってしまい、
謝るなどのゆとりはもう頭には皆無
『嗚呼、やっちまった!!』
という感じでした。
事故を引き起こしてパニクる感じ
ですかね。


これにより
内角へ投げることへの怖さは無論、
NPBで投げることへの怖さ
生んだでしょう。


WBCのときは母国チームだった分だけ、
楽しく参加することができたのか
緒戦のイスラエル戦でも
最初は気丈に振る舞う表情で挑んでいました。
ただし、捕手の構えはど真ん中ばかりで
投げる球は全球ストレートのみ。
当然ながら
ファーストストライク等の甘い球を
連続して痛打の嵐。
もうこうなったらボロボロ轟沈。
しかも、このとき
1球も内角高めに
投げていませんした。
完全にイップスの症状です。


とにかく郭俊麟を再生するには、
当然、技術的な向上も必要ですが、
その前にその精神的弱点を克服しないと
プロ野球選手としてThe End!になる
でしょうね。
そのために、効果があるかはわかりませんが、
許銘傑氏の招聘はいいかもしれません。


もしかしたら、今回の郭残留は、
このまま帰国すれば
台湾でも使い物にならぬおそれがあるから、
自信を喪失したNPBでその病を克服させたい
(2軍戦でもいいから)
ということから、
政治的特別枠により
留学的に再生計画を実施していく
というものかもしれませんね。
それなら育成枠に入れて欲しいですが、
政治的な関係からそこまでできないのか?


まあ少なくともチームに影響を及ぼさぬ範囲で
宜しくお願いします。


西武がFA流出OB“帰還”作業進行
二軍投手コーチ招聘・許銘傑氏の任務
10/31(火) 16:45配信 (東スポ)

 西武がOBで今季、台湾・中信兄弟で投手コーチを務めていた許銘傑(シュウ・ミンチェ)氏(40)を二軍投手コーチとして招聘することが30日、分かった。
  許氏はかつてのオリエンタル・エクスプレス「郭泰源2世」として2000年に西武入団。11年までの12年間所属し、FA権を行使してオリックスへ移籍して2年間プレーを続けた。日本球界在籍14年で計301試合に登板し49勝49敗2セーブ、防御率4・20の成績を残し13年オフに台湾球界に復帰。16年シーズン終了後に現役引退し、中信兄弟球団の投手コーチを務めていた。西武は前楽天・松井稼頭央外野手(42)の再獲得にも動いており、
相次ぐFA流出OBの“帰還作業”となる。
  西武はすでに左腕用の二軍投手コーチとしてOBの杉山賢人氏(48=前台湾・ラミゴ)の招聘を発表しているが、右腕用となる
許氏に求められる最大の任務は同郷の台湾人右腕・郭俊麟(カク・シュンリン)投手(25)の再生となる。
  チーム在籍3年目となる今季、郭はWBC台湾代表として初戦のイスラエル戦、3戦目の韓国戦に登板するもいずれもKO降板。その後、所属する西武に合流後も
原因不明の不調を訴え一軍はおろか、二軍でも登板機会のないまま3年目のシーズンを終えていた。
  チーム関係者は「
内向的な性格のシュンリンには通訳以外に技術的、精神的にケアできる存在の人間がいた方がベター」と心配していたが、7年ぶりに古巣復帰する同郷の先輩は心強い存在となりそうだ。