下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【精査】超ビックプロジェクトL40:『西武ライオンズ 40周年記念事業メットライフドームエリアの改修計画』をもう一度読み直してみて、個々の計画について考えてみる。

1つ前の投稿ブログで
西武ライオンズ 40周年記念事業
メットライフドームエリアの改修計画発表
に関して、速報しました。


計画の説明資料が40ページにわたっています。
もう一度、読み直してみて、
個々の内容について考えてみたいと思います。

発表された計画に関する説明資料のPDFは
こちらのアドレスをご参照下さい。
http://www.seibulions.jp/cmn/items/40th/seibulions_40th.pdf


↓↓↓↓全体パース↓↓↓↓


まず実現性の見通しが立っているのは、
16ページにある
チーム/育成の強化
「室内練習場、若獅子寮の新設」
です。
これは来年6月に着工予定でしょうから、
見通しは立っているはずです。


またこれら新設に伴って
既設の寮や練習場の跡地が生じますから、
その跡地の整備も実現することが期待できます。
その計画は15ページにおける
第二球場スタンド、サブグラウンド等の新設です。
ただし、お金が無くなって
急遽、空き地のままもあり得ます
が。。。
パースほど立派で無くとも、
空き地にしておくわけにはいかないので、
何かしらの形では整備されると思います。


あと寮と室内練習場の新設に伴い、
駐車場が減少します。
それはどこに代替するでしょうが、
本計画では不明です。


---------------------
18~20ページの
40周年イベントの実現
九分九厘、大丈夫でしょう。
ただ、球団歌の40周年バージョン、、、
微妙だなぁ。。。
松崎しげるも若い特と比べて
声に衰えてるでしょうから、、、
その上で余計に飾って
癖を強化したりすると逆に痛くなるし。
こういうのって、
最初のモノを上回れないこと多いですからね。
ロード 〜第十三章とかもね。
レベッカも年取ってから
唱ったのを聴いてがっかりしたけど。
でも、ファン感ではCDを
きっと買っていると思います。


----------------------
5~13ページには
夢が膨らみそうなメニュー沢山の
ボールパーク化計画が描かれていますが、
実際の施工時における経済状況次第では、
途中で金欠になって

頓挫や規模縮小、質低下
という場合も出てくるでしょう。
それ故、球団側も、
優先度・実現性を見据えて
整備していく
でしょう。


まず6ページの
バックネット裏、BOXシートの大規模改修。
実現できなくは無いでしょうが、
その費用対効果がどうなんでしょうか。
すなわち、今以上の収益が見込めるか?
です。もしかしたら
値上げとともに買い手が減る
という懸念
があります。
また、現在のバックネット裏にある建屋と比べ、
今回の改築する建屋の重量が増えて、
構造的に配置できるか?も軽く気になるところです。


7ページ目の
外周エリアの拡張・改修のうち
コンコースと獅子ビルの間のデッキ設置については、
拡張スペースはどう工事するのでしょうか?
パースは、さらに外側へ広げて、
その拡張部分がフラットになっていますが、
現在は高低差もあったと思います。
この高低差をどのように無くしていくのか?
現在、L’sデッキシートの方から
外へ出ることができ、
ピザ屋とその奥に喫煙所があります。
想定される実際のイメージとしては、
そんな感じで土盛で対応すると思いますが、
今度の拡張規模が広すぎると面倒ですが、
今のL’sデッキシートから外に出た感じなら、
土工が主体なので大した工事にはなりません。
ただ、パースのような立派な感じとは
乖離があるかもしれません。
ただし、整備順番としては、
施工性&必要性を踏まえると、
9ページ目の3階層のオフィス棟新設
が先になりそう
ですね。


8ページ目の
12球団最大級の飲食店やグッズショップの
スタジアムインフラ増強計画は、
これって、計画立案した鹿島さんに
景観性を統一したいからと言われて
盛られていませんか??
施工は可能でしょうが、
そこまで必要性を感じませんから、
十分、後回しされる計画と思います。
まあ所沢市の条例もありますから、
市へ提出する表向きネタに相当しますから、
ここの整備は、最後の最後で余裕があったらで
良いのではないでしょうか?


9ページ目の
屋外こども広場設置、3階層のオフィス棟新設。
屋外こども広場は何ら問題無いでしょう。
今だって十分な空間はあるので。
一方、オフィス棟新設については、
13ページ目を見ると、
球団の新事務所になるようですね。
「多岐に渡るビジネス顧客に対応」
という言葉は盛りすぎですが、
今の建屋も老朽化していますから、
寮や練習場の建設工事と並行してか、

それらの完成後に、とか
早めに手を付けるかもしれませんね。


10ページ目のドーム前広場の刷新、
入場ゲートを設置、大型グッズショップ新設。
入場ゲートは大したことないから、
実現しやすいでしょう。
一方、大型グッズショップの方は、
前述の3階層のオフィス棟新設に伴って
今のライオンズストア・フラッグスも
移転が必要になるので、
新たに設置するのでしょう。
ただ、実際に整備するときになって、
今のフラッグスのように、
新設するオフィス棟1階に設置
という計画に変わる可能性はあるでしょうね。
整備時の経済状況によっては、
それはやむを得ないでしょうね。


あと、3ページ目の全体パースを見ると、
狭山スキー場はそのまま残るんですかね。
いずれどこかで改修はあるでしょうが。。。
一方、C駐車場やテニスコートの方は
描かれていませんでしたから、
計画対象外になっているんですかね。


--------------------
さて問題の11ページ目のその他改修です。
観客席の全面改修、大型ビジョン、
Wi-Fi充実等も問題無く進んでいくでしょう。


一番の問題は、
緊急懸案事項になっていた暑さ対策です。
まだ具体的な計画はないでしょうが、
今、挙げられている方針案では、
グラウンドレベルでは、
1、3塁側のダグアウトに空調ダクトを新たに通し、
冷気をグラウンド内に運びます

また新設する◇◇◇など屋内環境を充実させ、
暑さから回避できる環境を提供します。
となっています。


すなわち、
グラウンドレベルでは、
冷房でダグアウトをガンガンに冷やし
グラウンドはその冷気で温度を下げるというもので、
結局、開放空間へ拡散させるだけで、
その上、冷房規模もたかだかしれているので、
効果が全く期待できないでしょう。
サードを守っているおかわり君に冷気が届かない!
一方、観客席レベルでは、
建屋内を冷房でガンガンに冷やしておくから、
暑さに耐えられなくなったらそっちへ移動して!
というものであり、
何の解決策になっていません。


今後の具体的な計画案がどうなるかですが、
今回の方針では、
大型扇風機パートⅡ
みたいな感じで終わりそうです。


確かに完全密閉されていないので、
対策は技術的に難儀であることが否めませんが、
ここはしっかり考えていかないとならない
重大な問題ですから。。。


大空間が対象になりますから、
とにかく循環流が要になると思います。
その循環流には、
鉛直方向の気温差に伴う密度差などを
活かしたものなど、あるでしょうが。。。


素人考えなんですが、以前、
適当にあれこれ考えてみて投稿したブログです。
もしよかったらご参照下さい。


---------------------
23ページ以降は、
会社としての今後の事業ビジョンを示してます。


24ページ目にあるように
今年10月からIT戦略室を設けたらしいですね。
データに基づき現場の戦術・戦略を立てて
試合に活かしていくことは良いと思います。
ただし、データも様々ですから、
使い方を誤れば失敗するし、
あと、コーチ、選手陣らが自らの頭にたたき込まず、
戦略室任せになり、直前でデータを聴けばいいや
などは避けなければなりません。
日常から戦略室と現場でコミュニケーションを
取り
ながら、現場も頭の奥底にたたき込んで
おかなければなりません。

でも、ちょっと気になるのは、
「10月から」、「データによる定量化」の言葉で、
まさかトラックマンのデータ整理だけ
やる部署ではない
ですよね。


ちなみに、本事業計画の基本方針が、
西武ライオンズブランドの再強化を目指して
(28ページ目)


ビジョンが29ページ目の


夢は広がりますなぁ・・・
まあ、個人的な事情ですが、
我が家はすぐ近所なんで、
本当に実現したら
最高に嬉しいです。
一時は、もし球団が売却されたら、
この地域はどうなるんだろう
なんて考えた時期もありましたからね。

一応、2021年春完成予定
4ヶ年計画であり、
全体事業費が180億円。
問題はかなりの高額ですから、
絵に描いた餅にならねばいい
ですが。
予算を確保しているのでしょうかね?
そういえば、2年近く前に
堤義明氏らが損失を与えた220億円以上を
私産から西武グループへ弁償する
という話がありましたが、
このプール金も使うんでしょうかね?
それなら実現性も高まるでしょう。
でも、これはあくまで
西武グループ全体のお金ですし、
現ナマじゃなくて株とかじゃなかった?
よくわかりませんが。。。


まあ次の40年間
のための投資へGo!ですね。
この次の改修は80周年だったりして。
そのころは86歳でっせ(生きていりゃ)。


ちなみに、これを鹿島さんが
一手に請け負うんでしょうかね。
180億円ならそこそこの商売になりますね。


そういえば、
西武鉄道が100年アニバーサリーの一環で、
25年ぶりの新型特急を来年度2018年度に投入する

って言ってましたよね。
その新型特急が「透明電車」でした。
このパースが来年、どこまで実現しているか?
ある意味、試金石になるかもしれません。
なんか、ただのシルバー電車
という気もしますけど。。。