下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【2017年西武ライオンズ10大ニュースvol②】先日の続きで、ちょっと間を開けてしまいましたが、今日は5~7位発表(勝手に決めて申し訳ありません)

今日は、西武ライオンズ
2017年の10大ニュース
第二弾
の記事として、5~7位を書きたいと思います。


ちなみに先日記載しました8~10位は、
【8位】ヤフオクで常にフルボッコ
【9位】雄星二段モーション問題
【10位】鷲との因縁
    岸ブーイング事件&雨鳥事件
を選びました。


それではその続きで7位から発表します。


【7位】若獅子・侍ジャパンでの躍進
今年は開幕前にWBCが開催され、
嶋の直前離脱で銀の代行参加
 おまけにキャッチャーミットで初ファースト。
足の指骨折でも強行した秋山
その他の参加選手らは
シーズン序盤で不振に陥る傾向
などありましたが、、、


今年は日本シリーズ終了後に
若手ばかりから成るU24侍ジャパン
韓国、台湾代表による戦い
アジアCSが開催されました。


まあU24侍ジャパンの選考方法に問題は有り、
シーズン途中で行われる東京オリンピック時の
代表選考方法に今後の課題を残しました
が、
今回のU24侍ジャパンには
西武の若獅子が6人も選出され、
台湾代表でも呉が選出されることとなり、
今後の野球人生において、
多くの若獅子らが
貴重な経験を積むことができました。
これはチーム(西武)にとっても
大きな糧になるのでしょうね。


その中で平井は唯一打たれましたが、
その悔しさをバネに、
来季の「勝利の方程式」入りを誓っていました。


緒戦は足で魅せた源田も、
その後が打てず、盗塁失敗し、
プロに入って公式の試合で
初めてスタメンを外れました
が、
彼のことですから、
何かを得て帰ってきているでしょう。


野田、多和田は大舞台で抑え込み、
自信になったんじゃないでしょうか。


そして、外崎が大活躍してMVPに選ばれ、
全国へ名を派手に売り出しました。
緒戦は打てませんでしたが、
2戦目、決勝戦では、
打って良し、走って良し、
あちこち守って良し
飛躍した今年の集大成
のような大活躍
を魅せましたね。
本人は
「こういう大会でこういう賞も頂いて、
 自分自身にも自信がついてきている」と。


また、外崎応援歌も全国へ知れ渡りましたね。
他ファンの皆さんも覚えてくれて球場は一丸となって
 駆け上がれ 夢の舞台へ♪
 無我夢中に 走れ早く♪
 みてみたいな 夢中になれる君♪
 いくぞ前進 その先へと♪
 ラーラーラーラーラーラー 外崎修汰♪
 ラーラーラーラーラーラー 外崎修汰♪
 ラーラーラーラーラーラー 外崎修汰♪
ランサム応援歌並のヒットになりそうですね。

侍ジャパン外崎がソロホームランで先制点!日本vs台湾アジアチャンピオンシップ

そして侍の4番で頑張った山川も
2戦目でエラーがありましたが、
1戦目で1発が、決勝戦でも2点タイムリーが出て
普段も大声を出してチームを牽引し、
チームを優勝に導く働きをしましたね。
チームリーダー的な存在になった
本人もその責務を果たしたこと
安堵していましたね。


今年は獅子の4番としてのみならず、
さらに若侍の4番、さらには年長者として
チームリーダー的な存在も勤めることができたことは、
4番打者・山川として
心身共に大きな成長を促す糧になりましたね。


ただ山川の場合、
図体が大きい割には繊細しすぎで、
ふざけているようで
真面目すぎ責任感が重すぎる感があります。
それ故、
昨年は2軍でガンガンにながらも
1軍に上がり始めたとき、
今年は飛躍を期待された序盤で、
そして初めて4番を任されたとき、
その重圧から力んで
一時不振につながりやすいです。


今回のアジアCSでも
緒戦に1発が出ましたが、
その後は11打席不発が続き、
焦りからの失策
もあり、
ようやく決勝戦で2点タイムリーが出たときは、
もの凄く安堵した表情を見せていました。

緒戦を獲って優勝が見えてきてからは、
よほどの重圧を感じていたんでしょうね。
終わって優勝が決まってからも
かなり安堵していましたから。


来年、おそらく
不振になったとき
優勝争いなどになったときの重圧などが
のしかかるときに試練となるでしょう。
そのときにどれだけ開き直れるか?
ただ、今の山川は本格化してきているだけに、
自信もだいぶついてきていますから、
一旦、重圧で落ち込んでも、
すぐに慣れて盛り返すようになってきています。
そして今の山川は
新たな扉を開けば開くほど
どんどんとスケールが大きくなっています。
ドラゴンボールの孫悟空のように。
今はピッコロ大魔王を倒したときのレベル?
次はスーパーサイヤ人に化してくれるでしょう。
だから、来年も様々なことを経験して欲しいですね。


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【6位】野上FA流出、
松井稼頭央&直人の事実上トレード
FA流出しやすいライオンズ。
今年もFAで野上を失い
FA問題が恒例化しています。


今回の野上ロスは
目前の戦力ダウンという短期的問題のみならず、
今後もFAしやすい環境作りを促進した
という中長期的問題ももたらしました。


フロントのとある人に
『お前なんか、評価する球団あるのか』と言われ、

FA権利を行使してみたら、
破格の金額(3倍増で億プレイヤーへ昇格)で
極高の評価をしてくれる球団が簡単に現れ、
『飛び込んで来い』という熱いエールがあった
ということでFA移籍を決意。
ある意味で、愚言するアホを横目に、
FAドリームを成し遂げた結果になりました。
※今オフのFA宣言選手層が薄く不作であり、
 増井が大金を蹴って
 黒い球団を選ばなかった不運が影響しましたが。


今回、銀の方は残留を決意してくれましたが、
本部長が「FA申請をして外部の話を聞きたい
というのはどうぞ、というスタンス。」
なんて愚言をしつつ、
評価額も1億円から僅か1千万円の微増
1億1千万円の複数年契約(2年?)。
そんなんじゃ、単年で様子を見て当然です。
残ってもらえただけでもありがたいくらいです。

お金も払えない上に、
フロントに心も無ければ
FAドリームに走るのは
自然の摂理
といえるでしょう。
当然、他球団はその隙を狙ってきます。
熱いエールで。。。


単年契約は、頑張れば頑張るだけ
次年の年俸も上がります。
銀も、浅村も
それをモチベーションに頑張るつもりでしょう。
そしてその結果がチーム悲願の成就につながるわけで。
ただ、最大の問題は、
FA権利というものがありますから、
次年の年俸アップ率はリミッターが外れ、
FAドリームが待っていることです。
そうなったら、
西武にとって金銭勝負は分が悪いです。


また野上の場合、岸や涌井と違って
球界を代表するエース級じゃないのに
FAドリームを成し遂げたことが厄介です。
というのも、今回の野上ロスは、
十亀らだってFAドリームに惑わされること
促進するきっかけになりそうですからね。


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今オフの人事は、
恒例化するFA問題限りませんでした。
もちろん牧田の米挑戦問題もありますが、
これはやむを得ないとして、、、
問題は人望厚く人格的にも優れている
将来、有意義な人材を失った
直人ロスがありました。
しかも、松井稼頭央との事実上トレードという形で
貴重な人材を因縁のある鷲へ引き渡す結果に。


経緯を考えると、
1)直人を戦力外通告。
  でも本人は
  救ってくれたライオンズで死ぬ覚悟があり、
  裏方でも誘ってくれたら引退して
  その裏方でライオンズを支えるつもりが、
  西武からはその後のお誘いが全く無し。
  まあ本人が現役を続けたがっている
  と思ったんでしょうが。。。
  相変わらず読みが甘いというか。。。
2)一方、松井稼頭央も楽天から
  指導者か、退団かの二者択一を迫られ、
  現役続行を熱望し戦力外に。
3)そのフリーになった松井稼頭央に
  西武が即食いついて獲得を打診。
  →松井稼頭央の古巣西武復帰が決定。
4)直人も完全に西武の裏方の道が途絶え、
  そのまま路頭に迷っていたことから、
  古巣の楽天が直人を拾う形に。
  →渡辺直人の古巣楽天復帰が決定。


これで稼頭央と直人の古巣復帰トレードが
事実上、成立。

西武がきっちり直人に声をかけていれば、
今頃は、直人残留&稼頭央ゲットの総獲り
が実現
していたかもしれません。


直人に関しては、
山川の覚醒に向けての貴重なアドバイスや、
自分もクビになっているのにも関わらず、
田代を奮起させて現役続行を決意させたなど、
誰も西武時代に重なっていない松井稼頭央より、
(金子が慕っていますけど)
直人の方が今の西武ナインから信頼が厚い状態でした。
おまけに、いぶし銀の職人スタイルから、
辻監督に「オレの分身のような存在」
言われていたタイプでしたから、
今、指導者になっても有効的だったでしょう。
本当に惜しい人材を失いました。


で、この問題でもう一つあるのが、
稼頭央と直人の年俸差にあります。


直人の方は今年が5千万円でしたが、
楽天との契約では1.5千万円(7割減)でした。
まあ戦力外通告選手ですから
その大幅な減額は当然と言えます。


一方、稼頭央の方は今年が7千万円でしたが、
西武との契約では4千万円(約4割減)
思ったほど減にはなりませんでした。
現役選手として、4千万円の価値があるか?
というと、正直、衰えている今では厳しいでしょう。
本人も入団会見で、コーチ兼務という肩書きについして、
指導者という立場もあるけど、
まずは現役選手として勝負する決意を語っていました。
もちろん西武としては、
松井稼頭央には指導者としいて期待しています。
それ故の「兼コーチ」の肩書きもつけたでしょうが、
肩書きが無くとも若手へは積極的に面倒を見るでしょうが、
どうみても、今回の「兼務の肩書き」は、
年俸を下げすぎないようにするための配慮
としか思えません。
それでいて、大貢献者の山川には、
倍増すらしない評価をしていたわけですから、
相変わらず、なんか
評価のバランスが悪いです。


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【5位】CS4年振りに出場
でもCS1で鷲に無念の敗退

昨年まで3年連続Bクラスにハマっており
CSとはしばし縁が無かったライオンズ。
しかし、今年は悲劇のゴールデンウィーク
4位に落ちる光景が一時見られましたが、
5月中旬に3位へ復帰すると、
上位に離されつつも、
また下から迫るオリを苦手としつつも、
そのオリが楽天等でやられていたこともあり、
オリを離してAクラス圏内を3位で確保していました。


それでも前半戦では
上位2チームとの差が十分開いていました。
しかし、炎獅子ユニ期間に入ると、
怒濤の13連勝を含めた快進撃
20勝4敗の勢いを持って上位を追従します。
一方、王者の鷹は風格を見せて
なかなか負けず地位をがっちり固める
反面、
昨年まで同じBクラスだった鷲軍団は
夏場の疲れもあってか、
優勝争いから脱落
してきました。
それでも鷲の照準は鷹一本
追撃してくる西武には目もくれず
エースを鷹戦につぎ込んでいきます。
しかし、結果は鷹の前に轟沈。

そんな落ちてくる鷲
炎の勢いで迫る獅子がついに捕らえます。
8月31日の宮城での鷲との直接対決で
二段モーション問題を克服した
エース雄星の完投勝ちにより
遂に2位へ浮上しました。
ただ、捕らえてからは、なぜか、
獅子、鷲ともに同じように負けて
同じように勝つ日々
が続き、
どちらかというと
双方でガス欠になって負けが嵩み、
双方とも足踏み状態に陥っていました。
双方の差がほとんどつかない状況の中、
逆に鷹のさらなる独走を許していきます。


結果として、2位争いは
なかなか楽天の可能性が消えきれず
最後までもつれて
西武が残り3試合となった
10月の直接対決で初戦を落とすものの、
楽天の天敵・雄星でその次でしっかり勝ち、
ようやく鷲を追い詰める形になり、
西武の最終戦の前日10/5に、
楽天がロッテに負けて
西武の2位が確定しました。
これで4年振りのCSをホームで開催できるようになり、
ホームでやれる地の利を期待できるとともに、
1試合3億円というCSの臨時収入も稼ぐことができました。


ただし、CSになれば、リーグ戦の順位争いとは違って
CS1なら先に2勝した者が勝つルールですから、
わずか3試合しかない超短期決戦が故に、
計算できる柱となる先発投手の駒数
大きく響いてきます。


CS1については、1戦目こそ絶対的な強さで
鷲を食い殺す若獅子エースが立ちはだかり、
打撃も則本を木っ端微塵に打ち飛ばして
圧巻な勝ち方で緒戦を制しました。
ただし、獅子軍団には
計算できる先発陣の駒数が少なく、
その反面、3本の矢を揃えている鷲軍団。
それ故、緒戦は勝って当たり前
(負けていたら一巻の終わりでしたが)、
問題は2~3戦目でしたね。


ところが、その肝心の2~3戦目で
岸や美馬を打ち崩せなかったこと
CS敗退に大きく響いていましたが、
最大の敗因は、
絶対的なエースを有していても1人しか居なく
開幕時から懸念されていた
先発陣の駒不足問題が露呈
したことによるでしょう。
まあシュリちゃんが
被弾したことも大きかった
ですが。。。


2勝した方が勝つCS1ですから、
計算できる先発陣の数は重要です。
楽天の方は則本、岸、美馬と3枚有り、
CS1の試合期間を全て埋め尽くせますが、
西武の方は雄星1人だけですからね。
当然、西武の方に分が悪い戦いであり、
それが結果として明瞭になりました。


また、炎獅子ユニ再着用の許可
楽天にお願いしたことが、逆に
楽天サイドから見て、
「なんで付き合わなければならないのか?」
反感を買い、
岸へのブーイングも相まって
逆に楽天を奮起させる材料
を与えてしまいました。



【パCS】楽天が怒りのパワーで大逆転
10/17(火) 16:45配信 (東スポ)
  パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦が16日、メットライフドームで行われ、シーズン3位の楽天が2位の西武に5―2で勝利。ソフトバンクが待つファイナルステージ進出を決めた。崖っ縁からの2連勝の裏では何があったのか。
戦前、楽天ナインを奮起させた西武による“挑発行為”があったという。
  たまりにたまったウップンがもっとも大事な一戦で結実した。9回二死から守護神・松井裕樹投手(21)が外崎を一ゴロに仕留めると楽天ベンチに歓喜の輪が広がった。第3戦を5―2で制し、楽天がCSファイナルステージ進出を決めた。
  これまでパCS第1Sで初戦を落としたチームの敗退率は100%だった。さらに西武との今季の対戦成績は8勝15敗1分けと楽天に圧倒的に不利だったがチーム一丸となってすべてをはね返した。
  その原動力は相手への怒りパワーだった。1つ目は
西武が最後までこだわった真っ赤な「炎獅子ユニホーム」。シーズン中は楽天が気を使い西武ホームの試合でもわざわざ上下白のホームユニホームを持参し、相手の企画に付き合った。その結果が今シーズン、赤ユニの西武には8戦全敗とV逸の原因となった。
  
西武はゲンを担ぎ、CSでも着用を希望。楽天にホームユニホームの着用を求めてきた「そこまで付き合う必要はない」球団関係者)とはねのけ、楽天側も上が赤、下が白のビジターユニホームを着用。両チームの色がかぶる珍事となったが、楽天は一歩も引かなかった。
  2つ目は今季からチームの一員となった岸への古巣・西武ファンによる執拗なヤジとブーイングだ。第2戦(15日)前、先発の岸が一塁側ブルペンで投球練習を始めると西武ファンから心ないヤジが飛ばされ続けた。ブルペン担当の森山良二投手コーチは「自分も選手時代は西武だったけどあまりにもひどい」と
怒りを隠さなかった。
 「もちろん一部のファンということは分かっているけど…。岸が気にしていないのがせめてもの救い」と同コーチ。投手陣のリーダー的存在の岸に対する冷たい仕打ちに、楽天ナインの怒りは頂点に達したという。
 
「だったら勝って黙らせる」(楽天ナイン)とブルペン陣も一致団結。この日も6投手による継投で西武を振り切った。シーズン中、西武にやられ続けた楽天がすべてをチャラにする大きな白星を挙げた。


********************
1戦目はエースが最後までゼロで抑え、
キャプテンが、4番が打ち、
おまけに、おかわり君までどさくさに打ち、
大勝しました。


しかし2戦目になると、
十亀が茂木に初球先頭HRを被弾。
その次回も3安打をくらってスクイズで失点し、
その一方では岸の前に風前の灯火で抑えられ、
完敗の形で1勝1敗のタイに持ち込まれました。


まあここまでは雄星が投げて岸が投げて
でしたから、1勝1敗までは想定通りであり、
最後の3戦目完全なガチンコ勝負が見込まれました。
ところが、初回から野上がガチガチになっていて、
(中堅クラスだけど大舞台の経験不足からド緊張
3与四球からの自滅型満塁をつくって
先制点を許しました。
さらには何とか踏ん張り続けるも、
4回に暴投でもう1点を失いKOに。
やはり緊張度が抜けなかったんでしょうね。
こんなんで黒い球団の重圧に耐えられるか?
知りませんが。。。


で、問題は相手の先発・美馬に
いいように抑えられてしまったことでしたね。
これで流れをつかみ損ねてしまいました。
相手は早めの継投策を講じていたため、
すぐに打たれ始めると5回途中で継投に入り、
美馬は4回2/3しか投げませんでしたが、
初回先頭の秋山による
無死三塁打のチャンスをモノにできず、
その後も4回までチャンスが作れず、
ようやく5回に1点を返しますが、
攻撃がチンタラしているうちに
流れを手中につかめないまま時間が経つうちに
こちらの投手陣(シュリ)が崩れてしまいましたね。


この第3戦は
点差こそ1点差で展開されましたが、
楽天が流れを終始つかんでおり、
こちらが好む展開(5回までに攻め切る)に持ち込めず、
最後は接戦の弱さを露呈してしまいました。


確かに因縁のある鷲を相手にした敗北は
現場のナインや首脳陣、その他の球団関係者、
我々ファンの皆が相当悔しい思いを強いられましたね。
西武ナインらも
歓喜に溢れる楽天の姿を見ること無く
さっさとベンチ裏へ去ってしまい、
かなり悔しい思いをしたことでしょう。


当然、その悔しさが来年のバネになります。
しかも、今年の悔しさは、
悲願を賭けた戦いからわき出たものであるが故に、
今までのBクラスに終わる
優勝争いの実感無き悔しさ
とは全く違います。
しかも、若手らにとって、
直接味わされたこの苦い経験
大きく残る糧になるでしょう。


それだけ、
いつもと違う実感迫った悔しさなだけに、
それがいつも以上の威力を増す起爆材になる
と思います。


あとこのCSでは様々な課題も残しました。
もちろん大きな問題は
短期決戦でモノを言う柱となる先発不足ですが、
岸の前でぐうの音も出なかった打線
今後の天敵増加という面で大きな課題でしょう。


でも少なくとも、第3戦で露呈した
接戦の展開になると、
流れをつかみきれず
苦戦を強いられること
大きな課題を残しました。


もちろんどんなチームも
そこに課題がありますが、
強いチームになるなら
優勝を狙うなら、そこをクリアしないと。


第1戦のように
勢いに乗ったらとことん乗って大差で勝つ野球
いつもの西武が得意とする野球ですが、
緊迫感のある大舞台
さらに緊張度が高まる1点差勝負の展開
勝っていけるようにならないと、
王者ソフバンは倒せません。


それこそ辻監督のおっしゃる
『球際に強い野球』の徹底ですね。
今年はその野球をやるよう努めてきましたが、
今シーズンの1点差ゲームは
14勝21敗(勝率4割)
7つの借金と負け越しております。


今年は79勝61敗ですから、
まあソフバンがアホみたいに勝っていますけど、
61敗の1/3は1点差負けだった
ということになります。
それだけまだまだ接戦に弱く
『球際に強い野球』が徹底するのに
まだまだ発展途上ということでしょう。


ちなみにソフバンについては、
全成績が94勝49敗で、
1点差ゲームは
25勝16敗(勝率6割)
でした。
そこで貯金9を作っています。


とにかく、
勝星を多く集めるが勝ちであり、
試合は1点多ければ勝つわけで、
大勝でなくてもいいわけですから、
来年は接戦でも勝つ
勝負強い野球
を魅せて下さい。