下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【2017年西武ライオンズ10大ニュースvol③(最終回)】先日の5~10位に続き、今日は残る1~4位を発表(勝手に決めて申し訳ありません)

巨人からの人的補償は、
15日に鹿取GMが
米国でのウインターミーティングから戻る
15日以降に返答する予定
と渡辺SDからコメントがありましたから、
来週には動きがあるんでしょうかね。


先日の続きで、今日は
西武ライオンズ
2017年の10大ニュース第3弾

の記事として、
残る1~4位を書きたいと思います。


ちなみに先日記載しました5~10位は、
【5位】CS4年振りに出場
    でもCS1で鷲に無念の敗退

【6位】野上FA流出、
    松井稼頭央&直人の事実上トレード

【7位】若獅子・侍ジャパンでの躍進
【8位】ヤフオクで常にフルボッコ
【9位】雄星二段モーション問題
【10位】鷲との因縁
    岸ブーイング事件&雨鳥事件



それではその続きで4位から発表します。


【4位】#源田たまらん、
    辻チルドレンらの活躍!
今年の西武流行語大賞と言っていいくらい
「#源田たまらん」はブレイクしましたね。
今までの西武は遊撃手が固定できず、
しかも昨年はエラーで負ける試合も続出し、
乱守状態でした。
そして今年入団してきたドラ3の源田壮亮
辻監督はキャンプ時から彼の才能に気づき
球団の新人遊撃手では81年の石毛氏以来となる
開幕スタメンで源田を使うことを決めました。
辻監督がキャンプで源田の凄さを判断したきっかけは?
守りを見たときに源田=正遊撃手と考えられたそうで、
その守りについて、辻監督曰く
普通にさばいてくれる。抜けたかな?と思っても
 正面でシラっとアウトにしてくれる。
 昨今、スライディングキャッチしてとか、
 僕は大嫌い
で、そういうのだけはするな
 と話をしているんです。より上の技術を目指すなら
 そういうのはやめなさい
と話している」
らしいです。
辻監督が入団時に監督だった広岡氏の哲学
広岡イズム辻監督が受け継ぎ、
それを源田らが引き継いで行くんですね。


広岡氏は巨人V9時代の名遊撃手であり、
ミスター長嶋が魅せる大げさな守備を嫌い、
 ※これはこれでプロ野球を盛り上げたい
  というお考えがあるからなんでしょうから、
  まあ派手派と地味派の双方の哲学の違いですね。
常に基本に忠実に、かつ堅実なプレーを、
どんな高レベルでもさらりとプレーするのがプロ
という哲学をお持ちでした。
これは野村氏も同じようなことをおっしゃっていましたね。
広岡時代、その差は
全日本で同チームで、同期入団でライバル同士になった
石毛氏原氏の違いにも表れていました。
石毛氏はプロ入り時に基本を徹底して叩き込まれました。
プロに入るレベルなのに何で今さら?
と思いがちでも徹底して身につけられたそうです。
逆に原氏の方は、下手では無いんでしょうが、
その基本が曖昧だから
いざというときの守備に穴が生じる
というような、、、こともありましたね。
まあ原氏の場合、ポジションが
定位置で決まらなかったこともあるでしょうが。


で、話を源田に戻しますと、
当初、走攻守の中で走守の期待をされていましたが、
正直、攻の面の活躍には不安はありましたね。
失礼ながら
永江とどっこいどっこい?とも思ってました。


ところがシーズン終わってみると、
フルイニング出場を達成。
打率2割7分、3本塁打、57打点、
リーグ2位の37盗塁を記録で新人王を奪取。

当初目標で掲げていた
プチトリプル3(打率3割、盗塁30、本塁打3)
には届きませんでしたが、
走攻守の3拍子で十二分の働きを魅せました。
そして何よりも彼の凄さは、
普段、田舎者のような素朴の素人感あるしゃべりですが、
プレーとなると、
ベテランのいぶし銀のような働きを魅せ
そのギャップの差がたまらん状態に。
鋭い洞察力で適切に状況を判断して
果敢に動いてくる源田。
それ故、ルーキーとはいえ、ベンチも源田任せ。


最初に驚かせてくれたのが
4/23の日ハム6回戦(inMLD)でした。
この日はウルフと天敵メンドーサの投げ合い。
逆転されて日ハムムードになりそうな展開で、
6回裏に先頭の源田が
ファースト中田の守備位置を見極め
セーフティーバントの奇襲を決めて
際どくギリギリで間に合い内野安打で出塁。
本当にルーキーらしからぬ
プロとしての立派な職人芸
でした!
これで逆転して流れも一気につかみ獲りました。

また源田は
セーフティーバントを6本決めており、
12球団1位のようです。
しかも相手の守備位置を見て
好きな方に転がして決める職人芸。
さすがです。


このようにルーキーながらも
何をやってくるかわからない神の子だからこそ、
そのギャップがたまらなく、
#源田たまらん、なんでしょうね。
まあ誰が作った言葉かがわからなく
著作権問題もあるかもしれないから、
西武球団が「#源田たまらん」を
使えないのが残念です。
使ってもいいだろうが、西武球団は
コンプライアンスを重んじているので。
日本シリーズ出場へ向けての
#もう止まら ん !!精一杯だったんでしょうね。


ただこれだけは頂けませんな。
お前らがパクるな!!

でも、これは狙いすぎ。源田さん。


さて、源田の活躍だけだったら、
本来、7~8位くらいのランキングが妥当でしょうか。
ただ、源田を中心にしつつも、
木村文、田代、外崎、水口、山川らの
辻チルドレンらの活躍が
今年のライオンズを支えてきただけに、
辻チルドレンのくくりで4位に選びました。


炎獅子ユニ期間から
爆発的な活躍を誇る山川

ドラ5の平井も急成長です。

水口も奇妙なバッティングで魅せます。

外崎もアップルパンチです。

岡田は監督の遊び相手として活躍、、、
いやいや2番手捕手として成長・活躍しましたね。

記者:一緒に遊んでみたい選手は?
監督:岡田、外崎とやりたいね。
ある試合前に練習中の岡田に
「野球盤やろうよ」と声をかける
辻監督の姿があった、、、とか。

野田も本格化しつつあります。

野田というとTwiiterで
この動物がやたら出てきます。


また辻監督も、彼ら若獅子らを育てるんだ!
という覚悟
を決めていただけに
彼らを使い続ける
頑固かつ我慢の采配を下していましたね。
開幕当初から結果が出ない中、
誰が何と言おうと、我が信念に基づき、
木村文、田代、外崎らを使い続けましたね。
辻監督曰く
「他にいるわけではない。彼らを使っていく。
 その中でもいいところを見せるようには
 なってきているから
ね。そこを信じていくしかない


田代は最後まで結果は出せませんでしたが、
本人にとっては貴重な経験だったと思います。
でも前半打率1割台外崎は覚醒しました。
またCS1では、外崎の調子が落ちていましたが、
最後まで外崎に代打は送らず使い続けました。
そして辻監督は、最終戦終えてから、
「外崎は、今日の試合で
 最後のバッターになったけど、
 その悔しさが本人のステップアップに
 繋がる
んじゃないかなと思う」
早速、侍ジャパンで大活躍しましたね。


辻監督は、
「(優勝への)下地ができたか。
 それはわからない。来シーズンに入ってから
 選手たちがどう成長してくれているか。
 ただ、選手たちがどうなっていくか、
 楽しみではあります
」と。


ちなみに、
使い続けられた木村文、田代、外崎と
辻監督が気に入った点は、
やはり守備力に長けていたからかもしれませんね。
辻監督が入団した時の広岡時代は、
「たとえ打てる選手でも
 守れない選手はいらない

 指名打者なんていらない」
というのが広岡監督の信条でした。
それ故、指名打者で
強打者として活躍していた最年長の田淵氏は、
一生懸命、ファーストを守れるよう
徹底して練習していましたよね。
辻監督も「守れること」が必須と思います。
それを考えると、
年齢もベテランの域に達する坂田あたりは
来年も出番がないかもしれませんね。
やはり投手を獲得するトレードで放出した方が、
チームのため、坂田のためのウイン・ウイン
になる気がしますけど、、、


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【3位】炎獅子の快進撃
   (13連勝等)
夏開催のライオンズフェスティバル。
一昨年は西武鉄道100周年と併せて
黄色ユニで挑みましたが、結果は散々。
昨年はエメラルドグリーンで身をまとい、
結果はそこそこ。
岸あたりは縁起の悪い黄色よりマシ
とかほざいていました。
そして今年は炎獅子の赤

そしたら初日からは怒濤の勢いで
気づいてみたら
59年振りの13連勝を築ており、
炎獅子期間中
20勝4敗と神がかっており、
鷲の背中が見える位置まで一気に上昇します。

しかもその原動力になったのが
山川の覚醒でした。
楽天戦で則本から2発を含め
衝撃の3連発!とかもありましたね。


ところで、優勝したソフバンの達川コーチは、
優勝に向けた今年一番の試合は?と聴かれると、
8/5西武vsソフバン17回戦(inMLD)で
西武の14連勝を阻止したこと
を挙げられていますね。
達川コーチ曰く、
「このときの西武は手がつけられず、
 パの4球団全てに勝ち続け、
 最後の砦となるうち(ソフバン)が
 もしやられたらストレートフラッシュ
 になってしまい、もっと勢いをつけられていた。
 だから、西武の勢いを止めるのは
 もううち(ソフバン)しかいないと思っており、
 それを止めることがデキたのが大きかった。
確かにこの14連勝がかかった17回戦も、
完全にソフバンのワンサイドのムード
終盤に炎獅子打線が反撃しつつ、
最後はサファテを引きずり出し打ち込み、
最大ゲーム差6点差から
土壇場で奇跡の追いつきを魅せました。

最後は力尽きて敗れてしまいましたが、
獅子の脅威を見せ付けることができました。


まあとにかくこのときは
神っていましたね。


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【2位】森コーチの訃報
     全員が慎二とともに。。。
6月28日、森慎二コーチが福岡の地で急逝され
突然の訃報が衝撃的に知らされました。
チーム内、球界のみならず、
我々ファンらにも悲しみをもたらす知らせでした。

しかし、戦いは迫っていますから
悲しんでばかりはいられず、
その森コーチの想いを胸に、
チームが一丸となって戦い続けましたね。

試合の毎に
森コーチのユニフォームをベンチ
さらに森コーチの居たブルペンに飾り、
帽子には森コーチの背番号89を刻み込み、
とにかくチームが1つになって
森コーチとともに闘う決意
悲願成就に挑んだシーズンになりました。
ある意味、その結果として、
神がかる炎獅子の勢いを呼んだのかも
しれませんね。


ある意味で、森コーチの突然の死は
獅子魂を奮い立たせる起爆材・原動力になった
と言っても過言ではないでしょう。

ところが、残念ながら、今シーズンは
悲願の日本一、リーグ優勝は成就しませんでした。
それでも今年は様々な面で
いい方向に変わりつつありました。
来年も森コーチの想いを胸に刻み続けながら
是非とも、悲願成就を果たして欲しいですね。


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【1位】新生辻ライオンズの改革
CATCH the ALLつかみ獲れ!
今年は日本一、優勝という悲願成就こそ
果たせませんでしたが、
新生・辻政権のもと、
源田らの新しい風が吹き、
成績という結果のみならず、
野球の質が、各選手の意識が
大きく変わった年
になった
と思います。


このことは先日のブログで詳述しましたので、
今日はあまり述べませんが、
今年のライオンズ十大ニュース
1番といえば、この
「新生辻ライオンズの改革」
以外で無いと思います。



辻氏が監督就任時には
フロントが既にコーチ陣の布陣を
ほとんど勝手に決めてしまっており、
選手らも万年Bクラスらしく意識が低い中
苦しいところからのスタートだったと思います。
しかも岸というエースが抜けて
補強らしい補強もしてもらえず
(シュリちゃんくらい)
一時は昨年の田辺氏の
「いねぇんだよ!」発言の如く
投手陣が「いないもん!」発言
くじけそうになっていますが、
そんな苦しい状況下においても、
根気強く人心掌握術を巧みに使い、
選手やコーチらの意識改革に成功し、
昨年までと比べれば十分な成績をおさめ、
我々ファンをも魅了してくれましたね。


諸悪の根源は葉〇彦にあるかもしれませんが、
今年の諸善の根源
辻監督にあると思います。
今年のライオンズは、
辻監督が居たからこそ!

だったと思います。


来年はさらに戦力ダウンが予想され、
若獅子の台頭無ければ
戦力は崩壊寸前に追い込まれ、
かなり苦しい状況が強いられますが、
是非とも悲願達成を果たせるよう
粘り強く頑張ってほしいです。


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【番外編】40周年事業発表
来年でライオンズが所沢に来て
40周年と節目の年を迎えます。


それを機に、
老朽化した施設等の改築などの
インフラ再開発事業
MLドームエリアの改修計画
が発表されましたね。

2021年春完成予定
4ヶ年計画であり、
全体事業費が180億円。


まあ寮や室内練習場の改築工事は
既に予定され始動しているから
実現性も高いと思います。
ちなみに、
施工者は鹿島建設がメインですが、
その下請けに西武系列の建設会社が入り、
JV体制で決定しましたね。
これなら西武グループ内で
お金も動くのでやりやすくなります。


2年近く前に
堤義明氏らが損失を与えた220億円以上
私産から西武グループへ弁償する
という話を考えると、
そのプール金220億円から
捻出すれば、実現可能
と思います。


グッドニュースであり、
十分10大ニュースにランクインさせるだけの
価値があるニュース
ですが、
ただし、今後の経営状況に応じ、
絵にかいた餅で終わるおそれ
考えられないわけではないので、
番外編として入れました。