下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【山川への来季の期待】今年下半期は山川の爆発的覚醒が尋常ではなかったでしたね。後半戦の三冠王ですから。来年は不動の4番としてさらなる飛躍が楽しみです。ただもう1つだけ、克服して欲しいことがあるんですが。

今年下半期の山川は、炎獅子の勢いに乗じて
爆発的覚醒が尋常ではなかったでしたね。
もし前期、後期の2シーズン制だったら
その後期において
打率.321で首位打者
ホームラン21本で本塁打王
打点56点で打点王
三冠王でしたからね。
得点圏も昨年と比べると
0.216→0.353の増です。
またOPSが0.925→1.081の増で
1を超えました。
相手から見れば
マジで脅威のやばい奴
化しましたね。
まあ雄星もソフバン以外では、
また浅村も調子が良いと
手が付けられぬやばい奴になりますが。


今年は78試合で本塁打23本
昨年は49試合で本塁打14本
通年でフル出場していたら
単純計算40本超のペースですからね。


で、今の山川の凄いところは
ぶんぶん振って
ヘルメットころころもありますけど、
ただぶんぶん振って
ただ力任せだけではないところです。
先日、山川が出演していた
TV番組「中居正広のプロ野球魂」で
山川のバッティングの話がでたとき
中居君が
「なんか大振りなんじゃないの、
 開いてばかりいるんじゃないの」
と仕掛けると、
オリの金子が
「ちゃんと外に届くし、
 右方向にホームラン有るし」
と褒めていましたね。


以前、ノムさんが
高めの球を豪快に打つ山川に対して
「高めを打つ天才だね」と称賛していました。
では、低めはどうなの?というと。
そこで、
山川のコース別打率を以下に示します。
(上段が今年、参考として下段に昨年を掲載)
※出典:©データで楽しむプロ野球さんの
    ホームページより。
今年の穴は打率0.136の真ん中低めですが、
まあ普通に落とされる球にやられており、
ここはしょうがないかな、という面があります。


参考に浅村のコース別打率を見ると、
典型的に高めに強い打者であり、
低めに散らされると穴が出やすい結果
になっているように、
浅村攻略の一つには低めへの投球があるでしょう。
3割以上をマークした浅村の昨年は
だいぶ穴が見られていませんが、
アウトローが攻め処になっております。


しかし、山川の場合、
ストライクゾーンでの穴が
今年は昨年より減っています。

今年はストライクゾーンでは
真ん中低め以外で穴が無く
3割程度、それ以上をマークしており、
凄くなりましたね。
アウトローで4割超、インローで3割超と
低め球にも強い結果を残しています。
結局、相手投手が山川を打ち獲るには
ストライクゾーンを外したアウトローで
勝負せざるを得ないであり、
大きく外せば見送られます。
相手にとって、際どく投げないとならず、
また配球を考えて上手く引っかけざるを得なく
山川攻略が楽ではないですね。


↓↓↓山川コース別打率
(2017年:打率0.298、242打数72安打)

※出典:©データで楽しむプロ野球さんのホームページより。


↓↓↓浅村コース別打率【参考】
(2017年:打率0.291、574打数167安打)

※出典:©データで楽しむプロ野球さんのホームページより。


そして山川が
昨年と比べて大きく変わったのは
ホームラン打者だけど、
四球も選べるようになったこと
でしょうね。
打率が0.259→0.298の増に対し
出塁率が0.335→0.420の増です。


当然ながら
来年はもっと調子に乗っちゃって
不動の4番として
さらなる飛躍が楽しみ
ですよね。
本塁打王&打点王の二冠くらい
奪取してくれそうな期待をかけたくなります。


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ただ1つだけ、山川には
克服して欲しいことがあるんですけどね。。。


現在、山川の守備はファーストで頑張ってます。
今や名ファースト(?)の如く一所懸命です。
バントシフト時は半分くらい前進しており
打者から見ると巨漢が迫って
圧迫感を感じるかもしれません。

【プロ野球】 山川穂高 ファインプレー集 改訂版


ただし、森が捕手として大成しない期間は
(森を捕手で使わぬ、銀・岡田を使うべき試合は)
山川がファーストであることにより、
山川、メヒア、森のいずれかは
スタメンから使えぬ
宝の持ち腐れ問題が生じます。


今年はメヒアが不振でしたから、
その問題は顕著化しませんでしたが、
3人とも好調時なら生じてくる問題です。


森を捕手で扱っているときは
捕手一本の使い方をすべきなので、
森は指名打者で使うしかなく、
一方、ファーストを山川とメヒアが争います。
もちろん、山川自身が
「メヒアに勝ってレギュラー定着を図る!」
と意気込み頑張っており、
いい相互効果が現れているので、
ある意味、
うれしい問題ではあります。
しかし、3人が好調だったら
ベンチに眠らせているのはもったいないです。
メヒアも山川、森と同様に
好調になると、
調子に乗っちゃってという勢いで
アホみたいに固め打ちします
からね。


もちろん、
森が1軍プロ捕手として大成するなら、
捕手・森、DH・メヒア、一塁手・山川と
3人のパズルが簡単にハマって
理想的な最強スタメンを敷くことができます。
しかし、森が大成するのは
現実的にそう簡単なことではない
と思いますから、
この宝の持ち腐れ問題は続きます。


まあ森を外野手として育てる決断をすれば、
外崎はどこでも守れますので、
不振がちなおかわり君を使わなくとも、
右翼手・森、一塁手・山川、DH・メヒア
左翼手・金子、三塁手・外崎と
パズルがハマりやすくなります。


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ところで、サードに関しては、
おかわり君が軽快な(?)守備で
頑張っています。
まあ、今年、神宮で
インフィールドフライでよかったね落球をやって
めちゃ恥ずかしそうにしていましたが。
ベンチではみんな笑っている中、
辻監督のマジ顔が怖かったですけど。。。


おかわり君は、
守備が好きだから、
また守備をやることで気分転換できるので、
DHよりサード起用を望んでおり、
球団もそのつもりで使ってきました。
ただし、おかわり君だって高齢なだけに、
サード起用ばかりでは疲労が懸念されます。
まあそのときには、
外崎あたりがカバーするんでしょうが、
おかわり=DH起用となれば、
山川、森、メヒアの
宝の持ち腐れ問題過熱します。


あともう一つは
おかわり君の年齢的下降線傾向にあることです。
おかわり君の不振とメヒアの不振は
ちょっと種類が違うかな?
という気がしております。
おかわり君の場合、
外野フライと思ってもスタンドインしていたのが、
今ではそのまま外野フライで終わってしまうように
今までより飛距離が短くなっているとともに、
得意だった直球は、最近、
速いインハイで空ぶるように
速球に対応できなくなってきており、
年齢的な衰えを隠せなくなっています。
せめてイチローのように
体作りからストイックに鍛えていけば
わかりませんけど、
今までのおかわり本人を見る限り、
本人がそれをできるか?が微妙です。
自分に厳しい松井稼頭央の
いい影響を受ければいいですが。


一方、メヒアの場合、
年齢的な衰えによる不振というよりも、
功を焦って我慢できず
振り急いでいることが
大きく響いているように見えます。
とにかく
アウトローを我慢しながら対応できれば、
何かきっかけ一つで巻き返せる
というように見えます。


正直、このような推定される要因を踏まえると、
メヒアの方がおかわり君より期待しています。
おかわり君の方は、限界が見えている分、
来年良くて今年のちょっと良いくらい、
メヒアの方は
来年調子を取り戻せば
爆発的な活躍を期待できます。


もちろん、
メヒアが活躍すること前提ですが、
おかわり君が
頭打ちになっていることを考えると、
やはり、
相手が脅威に感じるオーダーを組むために、
山川、森、メヒアはスタメンで使いたいですね。


あとサードは
前述のようにおかわり君の年齢も踏まえると、
おかわり君のサード後継者が必要です。
無論、おかわり君に代わって外崎が可能ですが、
外崎はどこでも守ることがデキるので
足りないところを守らせること
を見据えると、
打てるサードを固定できる後継者が欲しいです。


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以上のことを踏まえると、
サードのおかわり君は
彼の調子次第で使う・使わないを選べますが、
森も捕手として、現実的に
そう簡単に大成できるわけでもない
ので
山川がファーストである限り、
山川、森、メヒアは
好調だったとしても、調子に関わらず
先発で1人使えない状態に陥り続けます。
そして、おかわり君が年齢的に
頭打ちになっていることも合わせると、
やはり山川はファーストのみならず
おかわり君の後継者として
サードもやれるように

頑張って欲しいです。


確かに昨年までは
第二でサードにトライしていましたが、
今は断念したようで
完全に守るのは一塁手です。
もしかしたら、
辻監督好みのサードになれない、
辻監督から、
適性無しと判断されたのかもしれません。


もちろん、サードをやるには、
捕球後の送球作業も含めて
打球の速度に応じた瞬時の動きが必要です。
送球作業の有無がファーストと異なり、
送球作業を見据えた動きが必要です。
そのため、当然ながら
送球の肩と制球力も求められます。
金子の場合は
その送球イップスに陥り
もうサード(内野手)が厳しくなっていますね。
またバントシフト時には、
今の山川は、ファーストで
巨漢により打者を圧迫するほど、
かなり前進して構える
一本槍の対策で対応しています。
でもサードの場合、
走者二塁時のバントにも対応が必要です。
このときは、打者、走者の双方を注視して
状況に応じて瞬時に動かないとなりません。


やはり、サードをやれるようになるには、
今のファースト以上に頑張らないとなりません。
まあ、プロ入りしていた頃の山川は
ぽろりぽろぽろ、股間通過とかありましたが、
サードで華麗に軽やかな動きを魅せたこと
もありました
からね。


もちろん努力が必須ですが、
森が捕手として大成するよりは、
山川がサードをこなせる方が早い
という気がするのですが。。。


来年、日本一になるための
チーム戦力を構築することを踏まえると、
是非とも、山川には
来シーズン開幕までに
サードをやれるよう
克服して欲しい
ですけどね。。。


打撃面はある程度大丈夫でしょうから、
このキャンプ中は
サードをやれるよう
頑張って欲しい
ですね。


目指せ、
4番サード山川穂高!




2014/06/18 西武 山川穂高 割と軽快なサード守備


まあ、こんなこともありますが、、、
2014.7.20。西武ライオンズ、山川トンネル。