下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

テレビ岩手製作・特番『球界No.1左腕へ!~菊池雄星~』(テレ玉で1月8日放送) 「雄星終わったな・・・」と言われた時期から球界No.1左腕へ!

テレビ岩手で製作された
特番『球界No.1左腕へ!~菊池雄星~』
テレ玉で1月8日にを放送していました。


そこでは
雄星へのインタビューや
花巻東高校の監督などのコメントを入れて
今までの雄星がやってきた想い、
これからへの想いなどが
語られていました。
今年大活躍の雄星。
そこまでに8年が経過していました。


◆プロ8年を振り返って?
雄星
しんどいことが多かったですね。
「もう終わったな」と言われた時期もあった。
「雄星終わったな・・・」って。
悔しかったですし、
今に見てろという思いもあったし、
そこで励ましてくれる同級生、恩師もいたし、
最初の4年間が一番苦しかったな。
世間が求めるところと
自分とのギャップというのが。
そこを苦しんだ4年間でした。
でもしんどいかったことも多かったので
その分、勝ったときの喜びも大きいし。
順調に行かなかったからこそ
見えてくるもの、共感できるもの
なんかあるので、
人それぞれペースがあっていいのかな
と思います。
アナ
ペースですか。
雄星
1年目から活躍して
右肩上がりの曲線を描くのが
一番望んでいたことですけど、
そうじゃない選手も必ずいて
いつ花が咲くかわからないですけど、
でも必死に毎日練習をしていれば
報われるときは必ず来るんじゃないかな
と思ってますね。


恩師である花巻東高校の佐々木監督
そのころの雄星について、
「表情や口調、振る舞いも
 本来の雄星ではないなぁ、
 苦しんでいるというのは
 すごく感じ取れました。
 会話の中で
 菊池雄星という人間や投手は
 こんなもんではないぞ!
 とずっと言ってました」
とコメントされてました。


「雄星は終わった」と言われた時期から
どのような思いで今に至ったのか?

雄星
僕は野球が好きで、
部活の延長なんですよね。
野球は仕事だと言われますが、
僕は一度も思ったことが無いですね。
(小学生)見前タイガースで野球を始めて
野球が楽しい、誰よりも練習したい
という思いで中学、高校とやってきて
その延長なので
楽しんでいるからではないですか。


◆(飛躍の要因は)
 どこが変わったのか?

雄星
技術で言うとストレートの
コントロールと質、そこは
自信を持って投げれましたね。
ストレートで獲る三振は増えたかな
と思ってます。
一時期、ストレートが140キロ台しか
出なかった時期もありましたが、
そこで変化球に逃げるんじゃなくて、
もう1回ストレートを絶対復活させる
という思いで練習してきたので
自信を掴みましたね。
アナ
160キロは出るのかな?
と期待しますが。
雄星
難しいところですし、
左投手では誰も100年の歴史の中で
出していない数字ではあるので、
そこに挑戦することはしていきたいな
と思います。
体力的にはまだまだ課題が多いので
そこを克服していけば
もう一回りスピードが上がるんじゃないかな
と思ってます。


◆変化球については?
雄星
スライダーに関しては
本当に自信を持って投げています。
アナ
今までと比べて曲がりとか
何が違いますか?
雄星
高校生の時は曲がりの大きさで
振ってくれますが、
プロの打者は
いかにストレートに見せかけて
曲げる、落とすか、シュートするか
手もとで曲げられるかが大事です。
それが今年は出てきましたね。
球速もスライダーとかは
10キロくらい上がってきたんで。
3年前は125キロくらいでしたが、
今は140キロくらいで
小さく曲がるスライダーになってきました。


◆二段モーションについて
雄星
正直、とられたときは
今シーズンは終わったと思いましたけど、
だけど、そこも積み重ねでしょうかね。
過去の野球日誌等を見返すにつれて
何か行ける気がしてきたぞ
と思うようになりましたね。
自転車を乗ったら忘れないのと同じで
体が覚えているんでしょうね。
昔の投げ方を。
なので焦ることはなかったでした。


この雄星の変化について、
楽天・銀次選手
「修正能力がすごく上がったのかな
 と思いますね。
 雄星はちょっと悪くなると
 コントロールが悪くなるけど、
 自分で工夫してどこかを変えて
 また立ち直るというのが
 見ていてそこがわかりましたね。
 相当ステップアップしてますね。
 外の制球力がすごく良くなりましたね。
 左打者からしての
 外の制球は良くなってますね。」
とコメントしていました。


花巻東高校・佐々木監督
「これだけ結果が出たのは
 2つの要素があると思います。
 技術的にはテイクバックの時に
 力が抜けてフォームが軽くなったところ。
 もう一つは素敵な奥さんを
 もらったことが活躍につながった
 と思います(笑)。」
とコメントしていました。


◆結婚して?
雄星
結婚して地に足がついた
頑張らなければ、という思いになって
生活面で支えてもらっているので
野球に集中できています。
アナ
奥様はフリーアナウンサーでしたが、
奥様の生活も変わったのでは?
雄星
仕事は一線を引いて
今は家庭のことをやってくれているので
なおさら僕が外で頑張らないとと、
本当に良い環境を作ってもらっています。


なお、今オフは
地元岩手の皆さんに育ててもらったという思い、
良いときも悪いときも応援してくれた
岩手の皆さんへの感謝の気持ちから、
東京のテレビ局の
出演依頼の多くを断った一方で、
地元メディアの取材や出演は
積極的に受けて地元へ貢献したそうです。


◆試合への思いについて
雄星
本当に負けず嫌いなので
打たれるのが大嫌なんですよ。
いつも誰にも打たせないという気持ちで
ノーヒットノーランしてやると思いで
毎試合投げています。
僕、試合中に疲れたりしないんです。
そのくらい体力に自信があって、
8割で投げた球を打たれるのが嫌なので、
100%全力で投げています。


◆メジャーについては?
雄星
高校1年生から監督と一緒に
メジャーを目指そうとやってきて
11年が経ちますが、
今でもその想いは変わりませんし、
いつかは行ってみたい場所ですね。
まず9年間ライオンズが優勝してないので
10年振りの優勝を今年目標にして
頑張りたいと思います。


◆今雄星が持っている力は何%?
花巻東高校・佐々木監督
「65~70%じゃないかな
 と思ってます。
 160キロは出ていないですけど、
 間違いなく160キロは超える
 素材を持っていますし、
 変化球ももう少し確実なものが増えると、
 もっと相手は手が出せない投手に
 なると思います。」


◆今年の想いは?
雄星
去年以上のボールを投げて
去年以上の成績を残して
また一つ大きくなりたいと思います。


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【感想】
何かNHKのようなタッチで制作された番組でしたね。


今年は当然ソフバンにも勝ち越して
是非、最低限20勝以上は挙げて
リーグ優勝&日本一を実現化して下さい。


まあアメリカに行くときには、
マー君のような
チームを牽引しての大活躍を魅せてからとか、
ダルのように
「もう国内には敵はいませんから」
と言うことができるような形で
球界を代表する真のエースに進化して
渡米して欲しいですね。


あとメジャーから帰国して
NPBで再び戻る場合は、
岩手への故郷愛は深いでしょうが、
一応、西武で育ててもらったということを感じて
Kのように故郷愛(?)でR球団へ行くのではなく、
第二の故郷、所沢に帰ってきてもらいたいですね。