下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【投手陣戦力問題】洋介、意地の316球! 若手の台頭は必須ですが、大きく期待をするのは厳しいかもしれないが、洋介&小石の中堅B級層も1軍で貢献できれば、苦しい台所事情も助けられます。あと武隈、首脳陣から先発候補に挙げられる(朗報)。

岡本洋介316球を投げ込んだとか。
そんな報道が流れていました。
巨人へ移籍した野上を意識している
ようです。
野上は、例年、キャンプで一度は
限界まで多くの球数を投げ込んで調整します。
洋介は、
西武時代に野上と仲が良く世代も近いから、
なおさら意識するのでしょうかね。


ただ、翌日には野上が396球近く投げていて
あっさり抜かれてしまったけど。
で、その翌日十亀が野上を意識して
負けじとブルペンで約90分投げ続けて
342球を投げ込んだとか。


まあ球数合戦になっており、
球数を多く投げればいい
というものでもない
でしょうが、
野上が抜けて、
近い世代の洋介も、十亀も
高い意識を持って挑むことは
ありがたい限りです。

西武岡本316球の裏に野上への対抗心
2/12(月) 18:28配信(日刊スポーツ)
 投げても、投げても、終わらなかった。西武岡本洋介投手(32)が12日、ブルペンで投げ込みを行った。
300球を超えても、投げ続けた。310球目の後、「3球、良い球がいけば終わります」と宣言。結局、316球で終了した。毎年、この時期に投げ込みを行うという。「フォーム作りです」と狙いを話した。
  阪神岩田200球、ロッテ成田約220球、楽天岸273球等々。各球団にも、
今春キャンプで200球を超える投げ込みを行った投手はいる。だが、あくまで日刊スポーツの12球団担当が把握している限りだが、300球を超えて投げたのは、12球団を見渡しても岡本が初めてだ。その頑張りに「一番」を贈りたい。
  対抗心があった。「今日、野上が投げると聞いたので」と、
昨季まで同僚だった巨人野上が同じ日に投げ込むと聞いて、奮い立った。その野上だが、ブルペンで300球。やはり、岡本が一番、と思ったら、野上は紅白戦でも23球を投げていた。さらに、紅白戦前には70球を投げている。300球は、降板後にブルペンで投げた数だ。登板前、紅白戦、降板後の3つ全てを合わせると、なんと393球にもなる。
  とはいえ、通しでいっぺんに投げた数で言えば、岡本の316球が上…。どちらも「一番」ということで!
【西武担当 古川真弥】
 


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肩は消耗品に逆行?巨人・野上
恒例396球 理想のフォームを体で覚える

02月13日 08:53(スポニチ)
 巨人・野上亮磨投手(30)は12日、実戦初登板となった紅白戦を含めて計396球を投げ込んだ。体を限界まで追い込むことで、新たな感覚が生まれるという。昨季11勝をマークした右腕の独自の調整法に迫った。<後略>
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【西武】十亀が400球
「打倒・野上」に闘志を燃やす
2/13(火) 20:03配信(スポ放置)
 打倒、野上だ!
 西武の十亀剣投手(30)が13日、宮崎・南郷キャンプで342球の投げ込みを行った。前日12日には、巨人にFA移籍した野上が紅白戦やブルペンなどで約400球を投げたことに刺激を受け、負けじとブルペンで約90分。「野上とまではいきませんでしたが、そこに対抗した気持ちもあったと元チームメートに闘志を燃やした。
  「思ってるより多く数えてしまう。実際、そんなに甘くなかったですね…。とりあえず明日はゆっくり休みたいです」と疲れた表情で本音も明かしたが、今季は完投勝利にこだわるつもり。昨季は20試合で8勝7敗、防御率3・40だったが、完投はなかった。「(完投すれば投球練習を含め)結局200球以上投げる。そういう意味でもこうやって300球とかを放った」と意欲を見せている。
  土肥投手コーチは「たくさん投げるのはいいこと。崩れずにいいバランスで投げられていた。見ていて頼もしかった」と笑顔。「僕自身の成績がチームに直結すると思う。信頼される投球をオープン戦からしていきたい」と十亀。昨季、11勝を挙げた野上の穴は、十亀が埋める。(小林 圭太)


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また洋介は、下半身を意識して
練習にも取り組みました。


洋介は、
昨年、多和田、光成離脱で
先発ローテに穴が開いたとき、
洋介や泰雄がその穴を埋めました。
しかも、勝ちも味方に付けて
打たれたとしても、
先発した試合はチームが7連勝
(うち6勝は自らの勝ち星に)
となりました。


元々、便利使いタイプ
田辺政権時代には、
岸故障でローテが狂う中、
オリ戦で先発予告されていた前日に
リリーフでも出てくる
とか、
結局、翌日の先発時は
2回を投げて打たれてましたが。


洋介自身、以前と比較すると、
致命的だったシュート回転を克服しつつ、
自ら意図してシュートを投げることが
できるようになっていました。


ただし、実力的には
B級感を否めないのも確かです。
適切に制球しないと苦しいタイプですが、
甘い所に入っての1発被弾
比較的、多いです。
HR/9も2.11と小さい値ではなく
2年前の1.58より増えてます。
※野上0.63、十亀0.77、多和田1.02
 泰雄0.38、光成0.69、ガルセス1.45


もちろん、スタミナにも
大きな課題がありますが、
少なくとも先発して5回投げて
試合を作ってくれれば御の字です。
中継ぎで行ったときも、
第二先発並みにロングで
行ければ御の字です。


とにかく、若手らの台頭も必須ですが、
洋介も昨年と同程度できれば昨年以上
を投げてくれれば、
苦しい台所事情も助けられます。


洋介自身は
コントロールで勝負するしかなく、
いかにコントロールミスを無くすか?
が課題になるでしょうけど、
チームで不足する穴
埋める存在として活躍して欲しいです。


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中堅の便利屋というと
小石も同様です。
こちらも洋介と同様に、
実力的には
B級感を否めないのも確か
です。


それでも、
先発でも、中継ぎでも投げることができ、
中継ぎでも、
第二先発やロングも可能なタイプです。
それ故、洋介と同様に
そこそこを投げてくれれば、
苦しい台所事情も助けられます。
イニングを消費するだけでも助かります。


2014年には二軍で
イースタンリーグ最多勝となり、
一昨年の2016年は、防御率も3.74
褒められる数字までに至りませんが、
50試合登板、74回2/3を投げて。
キャリアハイの成績を残し

便利屋としての貢献を果たしました。
岸が故障で途中降板のとき、
スクランブル登板でマウンドに上がった
小石はロングで試合をしっかり作りました。

ところが、
昨年2017年は活躍できず
2軍でくすぶりました。

2軍成績は、
19試合登板で39回を投げ
防御率2.31、被打率0.255、被出塁率0.351
と、ファーム戦であることを踏まえれば
正直、微妙、、、という印象。


小石は小さいテイクバックから
ギリギリまで左腕を隠し、
球の出所が見えづらい投球フォーム
タイミングを外しながら
打ち獲っていくタイプです。
その反面、
投球そのものが凄いわけではないので、
見抜かれてしまうと厳しい面はあります。


そこで、
投球フォームが2016年と2017年で変わった?
と思って確認してみました。
しかし、角度が違うので何とも言いにくいですが、
2016年と2017年で大きく変わった感じ
はしませんでした。
2017年は
リリース時の左腕の出し方、
左腕が体から離れている?
とも思いましたが、
以前とはそう大きく差異はありません。


微妙なモーションの問題はあるでしょうが、
基本的なフォームの問題では無さそうだから
逆に厄介でしょうね。


2016年


2017年は登板数が少なかったですが、
球種構成2016年と比べてみると、
      2016年  2017年
ストレート:約45%  約51%
スライダー:約29%  約30%
チェンジU:約21%  約14%
カ ー ブ:約 4%   約  6%


昨年はストレートが増えており、
チェンジアップが減っています。
もっと変化球を駆使して
球種をばらつかせて
読みにくくして相手打者を翻弄させないと
持ち味が活かされにくい
のでは?
と思います。


なお、過去2年で数字差で目立ったのが、
相手打者の左右別被打率・出塁率。
対右打者
 2016:被打率0.256、被出塁率0.386
 2017:被打率0.417、被出塁率0.500
対左打者
 2016:被打率0.223、被出塁率0.335
 2017:被打率0.280、被出塁率0.357
とにかく昨年は右打者に打たれました。


ただしBB/9は
2016年が4.70、2017年が4.76であり、
昨年2017年2軍戦でも4.38と
2016年も含めて
与四球率が大きいのは
重要な課題です。


やはり変則投球による
タイミングで勝負するタイプですが、
本来ならそれに加えて
制球力も無いと辛いです。


ある意味で、本来なら
勝負するポイント、武器は
牧田に似たところはあります。
本来、小石が
目指すタイプは牧田だと思います。
(もう近くに居ませんが)
その牧田は、
タイミングもハズしますが、
BB/9は2016年が0.34、2017年が0.72と
得意の制球力により与四球率が低かったです。


変則投球というと
昨年、ガルちゃんがいましたが、
ガルちゃんは制球難で
BB/9は5.23と高かった
でした。
ただ変則だけというガルちゃん
その変則も簡単に見破られてしまい
昨年の成績の通りです。

小石もガルちゃんに
似たところはあるでしょう。


読まれてしまう、
タイミングが狂わず、

おまけに制球厳しいでは
小石のようなタイプは苦しくなります。


小石が1軍で働けるようになるには
1にコントロール、
2にタイミング&

 ポーカーフェイス
 (隠す。配球組み立て。)
を精度良くでいるかが課題です。


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いずれにせよ、
現在の投手陣の戦力事情を鑑みれば、
猫の手も借りたいくらいの状態であり、
将来のチーム事情も併せて踏まえると、
今居る若手の台頭絶対的に必須になります。
ただし、
洋介や小石のような、あっ!藤原もですけど、
頭打ちは否めなく大活躍することは厳しくとも、
先発でも、中継ぎでも、
中継ぎ時にはロングでも、第二先発でも、
どこでも行けるタイプの中堅勢、
すなわち、
年齢・実力面では中堅B級層ですが、
何でもかんでも使い勝手の良い便利屋タイプ
1軍で働いてくれることは
苦しい台所事情の改善につながっていきます。
最低限、負け試合の消化で
イニングをこなしてくれるだけでも助かります。
(本来、それだけでは辛いですけど)
洋介、小石、藤原の3人を合わせて
野上+αの働き(貢献)でも構いません。


もちろん彼ら中堅B級層も
崖っぷちであることは確かなので、
彼ら自身も覚悟を決めて
やらねば身が危ないですからね。


あっ、十亀さんは活躍=絶対ですからね。
そうじゃないとこのチームは終わります。


また状況に応じてでしょうが、
武隈、平井も先発への視野があるようなので、
そのあたりは少し先行きが明るそうですね。


もしそれが実現すれば、
先発陣は
雄星、十亀、多和田
高木勇、武隈、平井の6人が揃い
第二候補集団として
光成、カスティーヨ、泰雄


中継ぎ陣は
増田、ともみ、野田、大石
第二候補集団として、
ワグナー、中塚(ストライク入れば)、
その他、前述の洋介、小石等々
という感じの布陣でしょうか。


ルーキーは読めませんので
含めません。


中継ぎ陣が手薄になりますが、
試合を作る先発陣は揃います。
あとは洋介、小石もちゃんと働けば
第二先発的な使い方も出てきます。




武隈、先発に配置転換も=プロ野球・西武
【西武】3年連続で50試合以上投げている中継ぎの武隈が、先発に配置転換される可能性が出てきた。土肥投手コーチがオープン戦で先発させる考えを明かした。適性について「緩急を使える。チェンジアップがいいので、(打者の)右左関係なく、というところもクリアしている」と説明した。
 貴重な救援左腕が先発に回るためには、昨季けがから復帰した高橋朋と3年目の野田の両左腕にリリーフとして、メドが立つことが条件。チーム事情を見ながら、オープン戦で適性を見極めていく。 (日南)(2018/02/14-19:36)




西武の先発問題をこの男が解決する?平井克典、新球で「自分の仕事」を。
2/8(木) 11:31配信

 
今シーズンは先発起用という期待もかかるが、平井の可能性について辻発彦監督はこう語る。
  「当然、先発の候補の1人に入ってきます。そのために今、課題に取り組んでいるところでしょう。彼の課題は左バッター相手の被打率。それを克服できれば、もちろん先発転向の可能性は0ではない。先発の駒が揃わなければ、平井に限らずこれまで中継ぎだった投手の先発転向もあると言えます」