下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

【練習試合・ロッテ戦in春野】新外国人投手カスティーヨ&ワグナーについて、フォームも含めながら勝手な考察を。2人とも今日は及第点でまずは一安心でしょうか。でも安堵するには、気になる面もあって試行部分がまだ残っているというところでしょうか。

今日のロッテ戦では、
新外国人投手2人がベールを脱ぎました。
まずカスティーヨが先発で3回を、
ワグナーが最終回に1回を投げました。


結果については、
カスティーヨ3回を無安打無失点。
(4奪三振、2与四球)
ワグナーの方は1回を三凡で無失点。
(1奪三振)
初のNPB対外試合として、
まずは第一歩目をクリアというところでしょう。
まあ、近年のハズれ外国人投手の中には、
5段階評価で1~2の者も多く、
彼らよりはまともそうに見える面はありますが。
ただし、相手は所詮ロッテであり、
ルーキー打者らにも助けられた面があり、
気になる点もまだ残しておりますから、
まだ安堵するのは早計です。


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まず自称166キロの
カスティーヨについて。
まあ166キロの話は
外国人特有の”No problem!”のような
信用できぬ挨拶みたいなものですから、
鵜呑みにできませんが、
自慢のストレートは、力強く
さすが自信があるだけのことはある
という印象です。
後述するフォームを見てもわかるように、
立ち投げのようなフォーム
あのストレートを投げるのだから、
ある意味で、大した物です。
おっ立って投げる全盛期の浅尾
似たような印象も。


土肥コーチのカスティーヨに関するコメントは、
◇ベース板でしっかりコントロールする
◇ただしボールが基本的にシュート回転する。
 それをどう使っていくかがポイントになる投手。
 右打者にそのシュート回転を上手く使えれば
 一つ売りになるんじゃないかな。
◇左足のステップが外国人にありがちな
 インステップするタイプではないので、
 左右のボールのずれで四球、四球と、
 コントロールで苦しむタイプではない
 んではないか。


カスティーヨの球種について、
 力のある真っ直ぐに、カーブ、
 2シーム、カット、スライダー
とある
とのこと。


今日の投球合計47球であり、
(1回13球、2回10球、3回24球)
そのうち、ストレートが18球、
2シームが16球、スライダーが13球と
結局、直球系とスライダーのみでした。
まあ、練習試合のため、
とりあえず通じるかを試した?かもしれませんが、
その球種の少なさから、
3回表に三木に粘られるという課題を残しました。
この三木の打席はポイントなので後述します)


土肥コーチが懸念する
シュート回転の球について、
今日は、丁寧に投げていたので、
あまり見られてなく、
これ?と思われるもの
(確証はありません)
3回表で田村に与四球を決めた5球目、
三木に粘られた4球目あたり?
という印象です。
ただし、3回表には、
そのようなシュート回転ぽいモノのほか、
田村の3球目や菅野の2球目と
抜け球が見られましたね。
田村の3球目は明らかに
リリースが早すぎました。


でも、今日は3回に2つ四球を与え
本人もそこは反省ポイントにしていましたが、
制球に注意して意識しながら
丁寧に投げていたことから、
比較的、コントロールできた投球
できていました。
また昨年の速球派のシュリちゃんと違って、
低めもしっかり突くことができていました。


ところで、
カスティーとのフォームについては、
直球系と変化球のときでの違いがありそうです。


次は1回表の藤岡と菅野の
打席でのフォームです。
左側の藤岡の打席は
3球目のストレートで空振りを奪ったとき
右側の菅野の打席は、
2球目のスライダーで見逃させたときです。
ともに走者無しの状態で、
このときに打者を追い込むことになります。

リリースするとき(上から7枚目)までは
基本的にこれだけでは差はわかりません。


7~8枚目の写真に
同じ高さの位置を示すのに
参考で桃色の線を引いてみました。
で、頭の位置を赤線で引いてみました。
リリース時の7枚目の写真では、
その赤線の違いはわかりません。


違いが出てくるのが8枚目のリリース後です。
変化球を投げた右側の方
頭の位置がやや低めになっている
すなわち、直球を投げる際には、
カスティーヨの特徴である
立ち投げっぽいフォームですが、
変化球を投げる際には、
もう少し全身を使っており、
投げきったときにやや前のめりになっている
違いが見られる印象です。


で、その前の7枚目の写真を見てみると、
参考までに水色の線を引いてみた
左肩の位置を見ると、
右側の変化球を投げるときの左肩が
左側の直球を投げるときより下がってます。
それだけ、変化球を投げるときは、
立ち投げの直球投球時より
前へ向かって投げ込んでいる可能性
が考えられます。


そのため、
変化球を投げるときは、
直球系を投げるときよりも
全身をやや使っているので、
その反動により
右足の上がり具合が大きいです。
(上から9~10枚目の写真)


まあリリースまでの上記写真では
あまり違いを見つけられませんが、
気になるのは、
打席からプロの打者が見たとき、
直球系と変化球の投げ方の違いから
癖を見抜いて打たれやすくなったりしない?
という懸念です。
(身体の開きとか、前述した左肩の位置とかで)


そのような違いの傾向は、
セットポジション時も同様のようです。


今後、クセを研究されたときに、
他チームも慣れたときにどうか?
ですね。


次は二塁に走者を置いた状態
クイックで投げています。
左右どちらも三木に対しての投球ですが、
左はストレートを投げたときの3球目、
右はスライダーを投げたときの6球目です。

ちなみに、
次は三木に対する4球目で
ストレートを投げたときの
横から見たフォームです。
参考までに示します。

ところで、セットポジションになると
球速が落ちたりする投手も多い
ですが、
カスティーヨに関しては、
2シームの頻度を減らして
速いストレートを増やしましたので、
球速はむしろ速くなりました。
これは三振を奪ったり、
打ち獲りたいときはいいんですが、
2シームを減らすことで
球種も減って単調化するときもあるので、
状況に応じて
変えていけば良い
と思います。


ただし、外国人投手らしく、
走られやすいところはあると思います。
まあ牽制球は高めになってしまい、
一瞬、逸らしそうでしたが、
山川がジャンピング捕球でフォローしました。


あと、気になったのは
前述した三木の打席です。
まあ今日は球種が少なかったのもあり、
銀が言っていた他の球種をつかったときは
わかりませんけど。


次に3回表一死二塁の場面で
三木の打席時の投球内容を示します。
◇三木 3回表一死二塁
初球、 真ん中ストレートを
    振り遅れてファウル
2球目、外角低めストレートを外す
3球目、外角一杯ストレート見逃す
4球目、内角ストレートをファウル
    (シュート回転?)
5球目、内角高めにスライダー外す
6球目、外角にスライダー外す
7球目、外角低めスライダーをファウル
8球目、外角ストレートをファウル
    振り切れず、粘られる。
9球目、外角低めにストレート外し
    粘り負けて四球を与える


このときは二塁に走者が居たのですが、
ボールゾーンの球は
明瞭にストライクをハズレており、
あとはスライダーも決め手になってなく、
三木を僅か3球で追い込んで、
カスティーヨ主導の展開のはずが、
決め手無く振り切ることができず、
粘り込みまれる苦しい展開、
相手主導の展開に持ち込まれました。
ストレートも初球は振り遅れて
タイミングもあってませんでしたが、
決め手が無いからカットで粘られ、
最終的に、カスティーヨの方が
粘り負けして四球を与えてしまいました。


このような状況は、
鷹軍団はもちろんのこと、
他の鷲、牛らと戦っているとき、
三木なんかよりも
数多く居る優れた打者を相手にしたとき、
懸念される問題であり、
相手も当然狙ってくる策になります。
簡単に粘り込まれて
相手の展開に持ち込ませないよう

努めていかないと、
自分のリズムを崩され、
打ち込まれてきます。


なお、三木を歩かしてからは
一死一二塁のピンチになりますが、
相手のルーキー藤岡、菅野が
戸惑って合ってなかったので、
それにだいぶ助けられ
ピンチを凌げました。


カスティーヨに関して、
試行すべき課題は
まだまだ残されており
モニタリングがまだ必要です。


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一方、最後に1回を投げた
ワグナーについては。


正直、立ち投げの印象があった
カスティーヨ
よりは期待できる?
という感じはありました。


土肥コーチのコメントは、
真っ直ぐはスピン量があって
 コントロールされている。
◇変化球についてフォークが楽しみで、
 NPBでどれだけ通用するか。


次がワグナーのフォームです。
二死から細谷に対して
ストレートで空振りを獲った3球目です。

軸はしっかりしており、
右腕を後ろへ振りかぶるとき
溜め込んでおり、
体重もしっかり乗せて投げております。


ストレートについては、
紅白戦と違って
低めをあまり突けてませんでした。
(シュリちゃんとは違うようですけど)
ただし、回転数はわかりませんが、
力強くノビ・キレがある良質な感じでした。
細谷から連続で奪った2つの空振りも
手もとで伸びている(?)
初速と終速があまり変わらない印象も。
(実際はわかりませんが)
大木や中村を打ち獲った球も
ストレートが高かったですが
球威で抑え込んでいました。


注目のフォークについては、
細谷の2球目で空振りを奪いました。
それなりに落差もありました。


今日は細谷が相手だったので、
他打者でどうか?という疑問
まだ残りますが、
シュリちゃんと違い、
セットアッパーとして
空振り(三振)を奪えそう
というのは楽しみです。


まあ今日はまず抑えて一安心です。
あとは、
相手のレベルが高くなったときどうか?
 (鷹、鷲、牛軍団相手に)
もっとフォークを織り混ぜて
 どうなるか?
紅白戦では低めを突いていましたが、
 きっちり突くことができるのか?
 そのときの制球力は?
まだ試行すべき課題は残っています。


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さて、明日もロッテとのゲームがあります。
明日も投手陣が注目です。
ただ、明日は仕事があるからなぁ・・・
パTVで合間に観たいですけど・・・
仕事に集中しろよ!というところですけど。
まあ夜、録画を観るしかないかな・・・
仕事の荒れ具合次第かな・・・